大学をやめたい時に知ってほしいこと。幸せになれる進路や就職すべきかをリサーチ
大学をやめたいと考えている人は、本当に解決策がないか、また、後悔しないかをよく考える必要があります。
そこで、本記事では大学を中退しようとしている人向けの解決策を紹介していきます。また、大学を中退することになった際の進路や就職活動についても触れているので、悩んでいる人は最後までチェックしてみてください。
・経済的理由での中退が最も多い
・中退して就職を希望する場合、就職支援サービスの利用がおすすめ
大学中退者はどれくらいいるのか?
「大学を辞めたい・・」「辞めて就職したい・・」と考えた時、自分と同じように考えている人がどのくらいいるのか気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、実際に大学中退者がどのくらいいるのかを紹介していきます。
また、中退する理由として多いものをあわせて記述していくので、退学を決断する前に一読してみてください。
大学中退者の割合
日本国内だけでも大学の数はかなりあるため、全体でどのくらい大学中退者がいるのか想像しにくいものです。そこで、まずは大学中退者の人数がどのくらいいるのか、文部科学省が公表しているデータに基づいて紹介していきます。
平成26年9月に公表された文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について 」によると、日本国内には国公私立大学や私立短期大学、高等専門学校は1,191校あります。
そのいずれかに通う学生は299万1573人おり、そのうち中退者は7万9311人にものぼる結果がでました。
これは全体の2.65%を占める割合で、休学者6万7654人を含めると、大学に通えない状況にある学生はもっと多くいることが分かるでしょう。
しかし、2.65%も大学の中退者がいるといっても、全体の2%というと50人に1人の割合なので何となく少なく感じるかもしれません。
そこで、少しでも実感しやすくするために、高等学校の1クラスあたりの人数に置き換えて考えてみましょう。1クラスあたり20~50人程度クラスメイトがいるとすると、1クラスに1人、あるいは2クラスに1人が大学を辞めている計算になります。
こう考えてみると少しは実感しやすく、意外にも大学中退者は多くいることが分かるのではないでしょうか。
どうして大学をやめたいのか?その理由とは?
上述した通り、実際に大学中退する人は多く、現在進行形で大学をやめたいと考えている人は少なくないはずです。では、どうして大学をやめたいのか、中退する理由として多いものを挙げていきます。
経済的理由
まず、一番多い理由としては、経済的な理由により大学に通えなくなってしまったというものです。
文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について 」によると、経済的な理由で大学を中退した人は1万6181人で、中途退学者のうちおよそ20.4%を占めています。
この結果は、平成19年度の経済的な理由による中退者の割合14.0%と比べると、6%の増加がみられます。
上述したことからも分かるように、大学に進学したにもかかわらず、経済的な理由で通うのを断念せざるを得なくなってしまう人は年々増えているのです。
それでは、経済的な理由で大学を中退しなくてはいけない背景には何が影響しているのでしょうか。この背景には、日本国内の景気が停滞していることも理由の1つとして挙げられます。
厚生労働省「平成19年 国民生活基礎調査の概況」によれば、平成19年度の日本全体の平均世帯収入は556.2万円でした。同年の大学進学率は47.2%と、この当時は過半数を下回る進学率となっています。
一方で、平成26年度の日本全体の平均世帯収入は541.9万円となっています。
バブル崩壊以降、低迷した景気は少し改善しましたが、その後は世帯収入がほとんど変動していません。それにもかかわらず、同年の大学進学率は51.5%と上昇しているのです。
2人に1人が進学している状況をかんがみても、大学への進学は常道だといっても過言ではありません。ほとんどの企業が学歴による収入差をつけているため、少しでも生涯年収を上げようと大学に進学する人は増えています。
しかし、進学する人が増えているからといって経済的に豊かになっているわけではなく、世帯収入は依然として平行線をたどっています。
そのため、子どもの将来を考え進学させたものの、経済的な苦しさから通うことを断念せざるを得ない状態になってしまう家庭が出てしまうと考えられるのです。
留学や転学、学業不振
さて、上記のように経済的な理由で中途退学を選ぶ学生がいる一方で、留学や学業不振で退学する人も一定数います。
留学など転学で中途退学する人の割合は15.4%と、経済的な理由に次いで多くなっています。さらに学業不振が14.5%、就職が13.4%の順に多いのです。
将来を考えて転学という道を選ぶのであれば、就職活動にもその体験は生かせるかもしれません。しかし、高校とのギャップに対応できず、学業についていけないためにやめるという選択をする人もいます。
上記の理由でやめる人が多いなか、なかには明確な退学理由がなく将来に漠然とした不安を感じ、やめるかどうか悩んでいる人もいるかもしれません。
大学をやめたい理由が明確になっているかどうかでも、できる対策は変わってきます。自分がなぜ大学をやめたいと考えているのか、今後の方向性を決めるためにももう一度よく考えてみてください。
大学をやめる前に原因を解決するには?
上記のような理由で、大学を辞めたいと考えている人は多くいます。しかし、大学を辞める前に解決できる問題であるなら、原因を解決しておくことがおすすめです。
原因について深く考えずに、そのまま退学をしてしまうと後悔してしまうかもしれません。これより先は、それぞれの場合の解決方法と注意点を紹介していきます。
大学に通っても無駄に感じる場合
大学に通っていても、習ったことが身についている気がしないという人は多いのではないでしょうか。大学といってもそのレベルはピンキリで、大学にさえ入学できれば社会に出てから役立つ知識が身につくというわけではありません。
受験偏差値の低い大学では、高等学校卒業までに学習するようなレベルの授業を行っているところもあります。
計算力や語学力は身につけておくに越したことはありませんが、専門的な知識を身につけてないと選べる仕事が限られることもあるのです。
それでは、受験偏差値の高い大学に入れば社会に出て即戦力として働けるかというと、そうではない場合が多いでしょう。
なぜ、偏差値の高い大学を出ても知識が身についてないと不安に感じるかというと、大学といえど授業だけでは学習できることが限られているからです。
大学の授業を理解しても、社会に出てからその知識を生かすことができるとは限らないのです。単位のために授業内容を学んだところで、それらがどう生かせるのかその術を勉強していなければ、宝の持ち腐れで終わります。
その点でいえば、世界的にレベルの高い大学では、知識を詰め込むよりも討論や発表などの知識を使って対処する授業に重点を置いています。
こうすることで、ただ知識を持っているだけでなく、知識を使える人間になるのです。もし、今大学で学んでいることが無駄だと感じているなら、自分から意欲的に学び、実践してみてください。
学んでいる分野が向いていないか、はたまた向いているのかは深いところまで学んでみないと分かりません。表面上のことだけ学んでみて自分には向いていない、やりたいことではないと判断するのは早計だといえます。
何事もやってみないとそれが無駄になるかどうかは分からず、やらないで終わればやりたいことと出会える機会に巡りあえないでしょう。
とにかく大学に通いたくない。うつかもしれない場合
人間関係や学業不振でとにかく大学に通いたくない、うつかもしれないと気持ちが落ち込んでいる人もいるかもしれません。
甘えでそう思うだけなのか、本気で通学するのが困難なのかによって対処方法は全く異なります。誰でも今日はさぼりたいなと感じる時や、授業に出るのが面倒だなと思う時は必ずあります。
大学に行くまでは気が重いけれど、授業に出れば案外平気であるという人は前者の可能性があり、まずは出席することを心掛けましょう。
しかしその一方で、常に大学のことで頭がいっぱいになり辛い、震えや吐き気など日常生活に支障をきたしているという場合には注意が必要です。このような自覚症状がある時は、うつ病や不安障害などを患っている可能性があります。
自分だけで何とかしようと苦しんでいるうちに重症化していくことも珍しくないため、早期治療が望ましいとされています。
不安が払拭できない、あるいは精神的に不安定な状態が続いているなど、自分ではどうしようもない状態にある時はカウンセリングを受けてみましょう。
日本ではあまり普及していませんが、海外では不安なことがあるとカウンセリングを受けるのは当たり前となっています。
精神的な負担の感じ方の差はあるものの、思想も価値観も多様化する現代においてはストレスも溜まりやすいので、誰でも心のケアが必要だといえます。
そのため、自分の体調や精神状態に少しでも異変を感じたら、なるべく早く病院にかかりましょう。
そのうえで、医師と相談し大学に通うのが困難であるとの判断に至った場合は、休学を視野に入れて検討してください。今大学に通えない状態だからといっても、今後もずっと通えなくなるとは言い切れません。
精神的な病はいつ治るとも分からないものですが、だからといってすぐにやめるのはできれば避けたいところです。ただし、休学するにもお金はかかるものなので、家族に相談して休学をするかどうかをよく考えましょう。
金銭的に困窮してきた場合
金銭的に困窮してきたから退学を決意したという人は、退学をする前に他の方法を模索してみませんか。たとえば、奨学金を利用している人は、支給額の変更を申し込むことができます。
現在第二種奨学金を利用している人は、支給額を一度だけ変更することが可能です。ただし、奨学金を増額した場合は卒業まで増額したままとなるため、よく考えてから申し込む必要があります。
もし、第一種奨学金を利用しているなら、支給額の増額には審査が必要です。しかし、審査によっては認められないケースもあるので、その場合は他の方法を考えなくてはいけません。
場合によっては第二種奨学金と併用できる可能性もあるので、まずは学生課並びに大学の先生へ相談をしてください。
奨学金の増額が見込めないならば、保護者に固定金利の教育ローンを申し込んでもらうという方法もあります。
奨学金と併用ができて、さまざまな用途に用いられるので在学費用が払えなくなったときにおすすめです。
子ども1人につき最大350万円まで借入れが可能で、最長15年の返済が認められています。審査は必要ですが、幅広い世帯年収に対応しているローンなので借りられる可能性はあります。
入金自体は申し込みから20日程度で完了するため、即決しなければならない状態ではなく期間に余裕があるなら、試してみる価値はあるでしょう。
教育ローンよりも金利が高い銀行の多目的ローンやカードローンは、教育ローンが借りられなかったときの手段として残しておくことが望ましいです。就職後に奨学金と一緒に返済していくことを考えると、少しでも金利が低いほうが経済的な負担は軽くなります。
上記の奨学金やローンの審査が通らなかった場合は、最終的に休学制度の利用をおすすめします。
大学の定められた期間に休学制度を申し込むと、在籍費や授業料の一部などの最小限の支払いで休学することができます。在籍費などは各大学によって金額が異なりますが、10万円以下の費用負担で済むところも多いです。
金銭的に困っているなら、休学期間にアルバイトなどでお金を貯めて、復学したら貯金でまかなうというのも1つの手ではないでしょうか。
大学をやめたあとの進路とは?
大学をやめたあとの進路として、どんな選択肢があるかを紹介していきます。それぞれの道を選んだ際のメリットやデメリットについても触れているので、自分の進路を決める指標の一つとしてください。
心の休養
うつ病など精神的な負担が大きくて大学をやめたときは、まずは心の休養に専念しましょう。大学の休学制度を利用しても、一般的に休学期間は上限が2年間と決まっていることが多いのです。
そのため、休学制度を利用するなどして復学に向けて努力をしてみたものの、猶予期間がなくなって退学の道をあえなく選ぶ学生もいるでしょう。
もしも、病気が理由で退学したのならば、治療して完治させることを目指すべきです。
心の病気は完治にかかる期間が人それぞれであり、途中で治療をやめてしまうと再発したり、症状が進行したりする可能性が高い病気といえます。
大学を中途退学したことで家族や親族からは就職をせかされるかもしれませんが、医師の判断に従って行動を起こすようにしてください。
症状が重い場合には、まだ就職活動を始められる状態ではないと判断させることがあります。無理をして行動をしたばかりに、その後就職しても病気で働けない状態に陥る可能性も考えられるのです。
大学をやめたからもう大丈夫だろうと自己判断での行動をせずに、家族から病気に対する理解を得てください。
うつ病などの心の病気が世間に認知され始めているとはいえ、心の病気に対する知識の不足から来る差別や偏見は未だに存在します。
自分の目で確認できる外傷のある病気には理解できても、心の病気のように外傷のない目に見えない病気に対しては少なからず理解できない面があるのです。
それは家族も同様であり、家族だからといって無条件で信じ病気を受け入れてくれるわけではありません。
特に心の病気は、原因から切り離された状態にあるときは他人からは元気に見えるものなので、家族からの理解が得られない可能性があるのです。
元気なように見えても危険な状態にあるので十分な休養が必要だということを、家族によく知ってもらう必要があります。
医師に相談をして、家族から理解が得られるように一緒に面談してもらうなど、治療に専念できる環境を整えるところから始めましょう。
アルバイト(バイト経験がない場合)
学業不振や経済的な理由で大学をやめる場合に、就職活動を始める人も多いことでしょう。ただし、今まで一度もアルバイトをした経験がない場合は、アルバイトをするところから始めるのも1つの手です。
バイト経験がないからといって就職活動に不利に働くわけではありませんが、バイト経験があればその分面接でのアピール材料として使うことができます。
社会経験が少しあるだけでも、忍耐力やコミュニケーションの能力などきたえられるものや得られるものはたくさんあります。
企業によってはバイト経験がない人よりも経験がある人を評価するケースもあるため、まずは試しに働いてみるというのも自信をつけるのに有効な手段です。
特に、中途退学しているということで、企業によってはマイナスのイメージを持たれることも少なくありません。
中途退学者が就職活動をする時は、なぜ大学をやめたのかと面接で必ず聞かれることとなります。
働き始めてからも合わなければすぐにやめてしまうのではないかと、企業に負のイメージを持たれやすくなるため、就職活動が難航することも考え得るでしょう。
退学した理由について上手な切り返しができれば良いのですが、圧迫面接などでは言葉に詰まってしまう危険性があります。
また、いくら大学に通った期間があるとはいえ、卒業できなければ高卒と同じ扱いです。
さらにいえば、高校のときに就職活動を始めれば高卒枠で受けられる求人も、高校卒業後ではそのカードさえ使えず状況的にはかなり不利だといえます。
就職
学生時代にアルバイトの経験がある人は、大学をやめたと同時に就職活動を始めるのが良いでしょう。大学をやめた後の空白期間が長くなればなるほど、就職活動は不利になります。
資格取得に向けて勉強していたり、アルバイトをしていたりするわけでもなく無職の期間が長くなると、企業からは働く意欲について疑問視されるでしょう。
企業の採用担当者も、中途退学後すぐは資格や職務経歴がないのは、ある程度仕方のないことだと考えてくれます。しかし、数年経っても何もない状態であれば、企業に働く気がないのだと勘違いされても文句は言えません。
中途退学者は就職活動が大卒や高卒に比べて難しいとはいえ、就職活動の支援サービスを利用すれば自分に合う仕事はきっと見つかります。
大学を中退したことで良い仕事に就けないのではないかと不安になる気持ちは分かりますが、きちんと探せば仕事はたくさんあるので決して諦めないでください。
万が一希望条件に合う企業が見つからなかったとしても、希望条件を落とした企業で経験を積めば、より良い条件の企業へと転職することもできます。
大学を中退後に、職歴を気にして専門学校へ進学する人もいますが、専門学校を卒業した場合は大卒よりも給与が低く設定されているケースが多くみられます。
そのため、やりたい仕事や目標が決まっていないのなら、無理に奨学金や教育ローンで借金を増やすよりも就職活動を始めるのが良いでしょう。
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ご相談からでもかまいません。私たちのサービスはすべて無料で就職、転職どちらにも対応しておりますので、一人での仕事探しでお悩みの方はぜひ利用を検討してみてください。
おすすめの就職方法
これより先は、大学を中退した後に就職活動を始める人のために、おすすめの就職方法を紹介していきます。
就職方法ごとにメリットとデメリットを記述しているので、実際に就職活動を始めるときに下記のサービスの利用を検討してみてください。
求人サイト
求人サイトは数多くありますが、サイトによって募集している対象者が異なります。未経験者や経験者、資格保有者や大卒者など細かく募集者が分けられているので、初めて利用する人でも分かりやすいというメリットがあります。
また、同様の求人が多く掲載されているので職種ごとの給与額の相場が分かりやすく、応募する際の判断材料にしやすいという側面も持ち合わせているのです。
また、求人サイトは比較的他の求人媒体に比べて掲載情報量が多く、都心だけでなく地方の求人もたくさん紹介されています。
求人サイトによっては登録情報を基に条件に沿った求人情報を多数紹介してくれるため、どの仕事に就きたいか決まっていない人でも選びやすいでしょう。
しかしながら、求人サイトの利用にもデメリットは存在します。求人サイトの多くは、そのほとんどが転職者用と新卒者用のサイトの二つに分けることができます。転職者用のサイトも新卒者用のサイトも、どちらも大学中退者であっても利用は可能です。
ところが、転職サイトは現在働いている人を対象にしたつくりとなっているため、なかなか利用しにくいと感じる人も多いようです。
また、新卒者を対象とした求人サイトの場合も応募者の多くが大学生であり、中退者はなかなか採用までこぎつけないなどのデメリットがあるでしょう。
さらに、求人サイトは担当者がいるものの利用者数が多いのでサポート体制が万全ではないこともあります。
採用担当者と直接連絡する必要があったり、自分で面談までの調整をしなくてはいけなかったりと、自分が主体となり活動しなくてはいけません。
スムーズに就職活動を進めるには、自ら効率よく応募していかなくてはならないのです。
求人サイトは自分の都合で好きなときに求人に応募できる魅力がある一方で、落ちても受け続ける根性がないと難しいといえるかもしれません。
ハローワーク
就職活動でハローワークを利用するメリットは、就職活動の相談ができるというところにあります。
自分が提示している条件に合う企業があるのか、現実的な話をしてくれるので、自分の置かれた立場や就職活動の現状について知ることができます。
ハローワークは企業が無料で求人を出すことができる公共職業安定所なので、求人サイトにはないような地元の求人も多く取り扱いがあります。
利用するハローワークがある地域の求人を探しているならば、一度相談してみても良いでしょう。
しかし、一方でハローワークの利用にもデメリットがあります。それは、どうしても相談員の人柄や経験によって、紹介してもらえる仕事やサポートなどに差があるということです。
ハローワークを利用する人は実にさまざまで、転職を考えている人や無職の人、生活保護受給者など一日中いろいろな人の相談を受けています。
なかには、働く意欲が感じられない人や高すぎる条件を希望する人など、対応に困る利用者もいるのです。そうした人たちの対応を多くしているためか、利用者のことを考えてシビアな現実を突きつける職員もいます。
しかしながら、シビアな現実に向き合わなくてはいけないと分かっていても、現実を突きつけられて挫折してしまう人も少なくありません。
また、求人が無料で出せるハローワークは採用条件を企業側が作成しているので、実際に入社してみて条件と違ったというトラブルが発生することもあります。
そのため、自分で応募する企業について調べる必要性があります。このように利用に関して注意点はありますが、仕事を求める様々な環境に置かれる求職者に対して支援を行っておりますので、自分の置かれた状況を把握したいという場合にはハローワークを利用するのも良いでしょう。
エージェント
求職サイトと似たようなサービスに、エージェントサービスというものがあります。エージェントサービスを利用するメリットは、就職活動時のサポートが手厚いということです。
担当アドバイザーがつくので、勤務地や勤務時間、職種など自分の希望条件を詳細に伝えることができます。
また、求人サイトのようにネットで応募が完結するのではなく、アドバイザーが電話やメールで相談に乗ってくれることが多いので初めての就職活動でも安心です。
希望条件を聞いたうえで希望に沿った企業を紹介してくれるため、どこに応募したら良いかが決められないといった悩みを解消することができるでしょう。
応募手続きから面接日程の調整、面接に対するアドバイスに至るまで全てエージェントがしてくれるので、空いた時間を面接対策に当てることが可能です。
就職活動は何かと忙しいものですから、面倒な手続きを任せられるのはとても重宝します。
ただし、エージェントの利用にもデメリットはあります。エージェントから自分に合った企業が紹介される仕組みなので、求人サイトのように自分で自由に応募先を選択できるわけではありません。
また担当者との相性などもあるので、就職活動に不安があるけれどうまく相談できないということもあり得ます。
つまり、担当するアドバイザーの腕や相性次第で、就職活動が左右される面があるというわけです。
万が一担当者との相性が悪い場合は、利用しているエージェントサービスに相談することで、違う担当者に変えてもらうこともできます。
また、エージェントサービスはサービスによって保有する求人も異なる為、複数のサービスを併用して利用することをおすすめします。
その過程で担当アドバイザーとの相性や求人のマッチ度などから利用するサービスを選択していけるとよいでしょう。
自分一人で就職活動をするのに限界を感じているなら、エージェントサービスを利用してみるというのも1つの選択肢でしょう。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!