商社で内定が出る志望動機の書き方とは?正しい例文とNG例文を比較しよう!
商社を志望する動機は、海外を股にかけて仕事がしたい、語学力を活かした仕事がしたいなど様々だと思います。
実際、外国語を駆使して海外を飛び回って仕事をしている方はかっこ良く見えます。しかし、既卒だからこそ他の志望者と差をつけるためにも、もう少し深く志望動機を考えてみましょう。
商社とは?
商社とは、簡単に言えば商業を営んでいる企業のことを指します。そのままの内容ですが、基本的に商社は輸出入貿易や国内でのモノの販売業務を行なっています。
また、商社には総合商社と専門商社が存在します。
総合商社
総合商社は簡単に言えば、いわば何でも屋さんです。総合商社という言葉はよく耳にしますが、これは世界的に見ても日本独特の形態であるといわれています。
総合商社は取り扱っているサービスや製品がさまざまな分野にわたり、その品目数も無数に存在します。具体的には住友商事、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、豊田通商、丸紅、双日などになります。
専門商社
さて、専門商社とはある特定のフィールドにおいて事業投資やトレードを行なっている専門家商社のことです。
総合商社とは扱うサービスや品目数が違い、顧客層も大手だけでなく中小企業も多く含まれます。
志望動機を考える前のチェックポイント!
なぜ商社で働きたいのかを明確にしよう!
志望動機を考える前にチェックしておくべきまずひとつめのポイントは、自分がどうして商社に就職したいと考えているかについてです。
どうして自分がぞこに就職したいのか、明確な理由がなければ志望動機に信憑性が生まれません。
また万が一就職できたとしても日々の苦労が募るほどに仕事を辞めたくなってしまいやすくなり、自分の心の負担になってしまいます。
だからこそまずはなぜ自分が商社に就職したいと考えているのかを明確にしましょう。
そしてこれといった確固とした理由が見当たらなければ、自分が仕事に何を求めているのかを把握し直して、仕事選びの段階からやり直してみましょう。
自分が商社に向いているかを知ろう!
語学力を活かして仕事で海外に行きたいのであれば、商社ではなくても仕事はあります。商社は顧客が欲しがるものを調達して、それを売る仕事です。
顧客は日本だけ、英語圏だけとは限りません。アジア、アフリカなど、扱うものに応じて世界中に取引先があります。
商社での仕事に向いている方は、いろんなところにアンテナを張れる、好奇心旺盛な方です。
そして、どんなところに行っても商談をまとめて来ることができるぐらいのコミュニケーション能力が高くバイタリティのある人です。
そして、柔軟性のあるタイプが向いている仕事とも言えます。仕事は忙しい場面も多いようですが、やりがいや、うまくいったときの達成感は大きく、大きなお金を動かすことのできるビッグビジネスも多い仕事です。
自分の性格や傾向が商社での仕事にそぐっているかを今一度考えてみましょう。
商社で自分に何ができるか考えよう!
語学力に自信があるのなら、それは大きなアドバンテージです。外国語で話すことが得意ならば、商談に通訳なしで挑むことができます。
話すことは苦手でも、書くことが得意なのであれば、メールを使っての取引に役立つでしょう。日頃からスポーツなどで体を動かしているのなら、海外を飛び回ることができるタフさに繋がります。
部活動などで、何かを成し遂げた自信を持ってらっしゃる方なら、ハードな交渉時にも、心が折れることなく成し遂げることができます。
これらをバランス良く兼ね備えた人が商社の仕事に向いています。商社で働きたいと思ったら、自分にはどんな仕事ができ、どんなことが実現できるのか、具体的に考えてみることが必要です
企業が既卒の志望動機で見ているポイント
さて、商社の採用担当者は以上のような傾向のある応募者を優先的に採用していく傾向にあります。やはり商社で働くに向いている人材の方が、例え未経験者であっても仕事を吸収するのが早いからです。
しかし、既卒者の就職の場合にはこれにプラスで企業が懸念していることがあります。それは、努力を継続できるかどうか、そしてやる気がどれくらいあるかです。
既卒者は卒業後すぐに就職せずに一定期間を過ごしている人が当てはまります。
商社としては、その人がしっかりとした根拠をもって既卒となったのか、それともなんとなく就職したくなくて既卒となったのかで採用すべきかどうかの判断に大きく影響してきます。
というのも、なんとなく既卒になったという人には通常だらしない印象が強かったり、やる気や覇気がないイメージが先行するからです。
そこで既卒者が志望動機や面接でアピールすべき点は、既卒となった理由が一般的に正当なものである点と、やる気や努力を継続することができる点についてです。
ただし、なんとなく既卒になってしまったという方は理由を偽装するのはよくありません。その場合は自分の過去を反省している旨と、どのように改善していくかを具体的に述べるようにしましょう。
また、商社の中でもなぜその商社を選んで受けているのかを明確にしておかなければ、「それなら他の商社で働けばいいことですよね?」「ネームバリューを重視している人なんだな」などと厳しい視線を向けられれてしまいます。
ただ、中には三菱商事などのように「なぜ商社で働きたいのか」についてを重視する企業もあるためイチ外にはいえませんが、最低限、なぜその商社を選らんだのかの理由を自分の口で明確に説明できるくらいに準備する必要があります。
【例文つき】商社の志望動機の書き方・ポイント
基本的な志望動機の作り方
基本的な志望動機の作り方についてです。まずは、商社で働きたい理由を次の順番で整理してみましょう。
①志望理由
②そのために、今何をしているのか
③商社でどんな風に働いていきたいか
④そのためにすべきと考えていること
⑤意気込み
以上のことが自分の中で整理ができたときに、うわべだけではない力強い志望動機になります。それに加えて、同業他社ではなくその企業でなければならない理由も付け加えるとよいでしょう。
また、英語力向上のために努めていることや、コミュニケーションスキルをあげるためにどのようなことをしているのかなど商社で働くという目標を達成するために、現在どのような取り組みを行っているのか記載することは熱意を伝える上で重要です。
商社の志望動機・例文
私は個人と個人や企業とモノのをつなげる架け橋となることで経済を活性化させたいと考え、貴社を志望しました。
私は昔から自分の両親が「不況だから」と口癖のようにつぶやしているのを聞いてきました。特に父は自営業を営んでおり、不況の影響を直接受けるのだと言われました。
そして大学に進学して地域の活性化に関しての学習を行なっていましたが、地域や経済を活性化させるにはやはり人間の力が必要であるということや、広範囲な人間同士のネットワークの必要性を知りました。
貴社は総合商社としいて多種多様な分野において事業を展開し、世界を相手にネットワークを広げてらっしゃいます。
私は貴社で数多くの人に触れ、ネットワークを構築することで、経済の更なる活性化に携わることができたらと考え応募させていただきました。現代社会を変えていきたいと強く考えています。
貴社に入社させていただいた際には学生時代に続けてきた野球で培った精神のタフさと、セールスのアルバイトで培ったコミュニケーション能力を糧に貢献していけると考えております。よろしくお願いいたします。
この志望動機では自分がなぜ商社を志望したのかを、具体的なエピソードを交えて明記している部分がポイントです。過去の経験談を元に志望動機を作成すると信憑性がグッと増すためおすすめです。
そして、今回の志望動機の後半には自分がこの商社でどんな能力をもって貢献していけるかが書いてあります。
これもまた明記しているとしていないとでは採用担当者が感じるプラスな要素に差がついてきますので、ぜひこちらも参考にしてください。
【NG例文】商社を受ける際のNG志望動機
私は商社で働いて世界で活躍したいと考え御社を志望しました。御社は国内でもTOPクラスの業績を誇っており、ここでならスキルアップを目指すことができると考えたからです。
また御社は様々な分野において事業を展開されているため、自分が最もパフォーマンスを発揮しやすいフィールドで活躍できるのではないかと考えました。
コミュニケーションの能力や体力には自信があります。よろしくお願いいたします。
さて、この志望動機のまず最初にNGなポイントは「御社」と書いている部文です。「御社」は話し言葉で用いる相手の企業へ敬意を表す表現です。書き言葉で正しいのは「貴社」ですので注意しましょう。
そしてこの志望動機の中盤には「この商社なら自分の希望通りに働けそうだから志望しました」のような、あくまで個人の表面的な希望を全面に押し出した動機が書かれています。
こういった表記の仕方をすると自分勝手な印象を与えてしまったり、企業側の要求に応えようとする姿勢がほとんど感じられなくなってしまうため、もっと内面的な要素を書くようにしましょう。
そして最後に、自分がその商社で貢献できることについて触れていますが、なぜコミュニケーション能力や体力に自信があるのか、その根拠が明かされていません。
根拠のない主張では信憑性が欠けてしまうため、このような書き方になってしまわぬように注意しましょう。
商社の志望動機について知りたい方に人気のコラム一覧
コツコツ真面目をアピールできる自己PRの書き方&ポイント公開!志望動機例文も!【既卒必見】
既卒者が就職活動をしていく中でよく質問として聞かれるものには「志望動機」や「自己PR」、他にも「今までどんな経験をしてきたか」などがあるかと思います。
中には自己PRに「コツコツ真面目な性格です」と書いてる方もいらっしゃることでしょう。しかし、この言葉はそのまま使っても大丈夫なのでしょうか?
このコラムでは特に既卒の方に向けて自己PRの書き方やコツ、注意すべきポイントなどについて例文を交えてお伝えしていきます。
【既卒の面接で聞かれやすい質問TOP2】企業から見られているポイントとは?
面接とは企業の採用担当者がと向き合って質疑応答をし、選考を行う場です。しっかりと自分で考えたPR、志望動機を整理して話せるようにしておきましょう。
また、その企業で自分が何をしたいか、どうなりたいかも考えておくと良いでしょう。
まとめ
大事なのは、貴方自身のやりたいと思う気持ちです。その目標を見失わないようにしてください。
うわべだけで取り繕った言葉は、面接官に見抜かれますし、なぜその仕事がしたいのか、強い心を持っていないと続けることが難しい仕事です。そして、世界を股にかけて活躍するビジネスパーソンになってください。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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