ニートからの就職を成功させるコツ4選!|おすすめの職種6選も解説
現在ニートの方の中には、「就職したいけど不安・・・」「できるだけ失敗せずに就職したい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事ではニートから就職しやすい職種6選をご紹介!ニートの方におすすめの就職方法もお伝えします。就職で失敗したくない方必見です!
他のニートの人が就職を考えるきっかけは?
まず、一般的にニートから就職を目指す方はどういったことがきっかけで行動を起こすようになるのでしょうか?ここでは実際にニートから就職した方のお話をもとにまとめました。
経済的な危機感を感じた
1つ目に挙げられるのは、経済的な危機感や不安から就職を考えるケースです。特に親御さんやご家族の収入で生計を立てているというニートの方に多いものです。
たとえばこれまで生活費を稼いできてくれたご家族がケガをしてしまったり、病気になってしまった時、自分のために働いてくれる人がいなくなった時、自分の生活が成り立たなくなることを実感するわけです。
そのため、自分の今後の生活を守るために就職活動に踏み切ろうと考える方が多いようです。
うしろめたさを感じた
2つ目は、ニートとして生活している事実に後ろめたさを感じたというケースです。
特に自分の生活に特別な変化が起きたわけではないけれど、なんとなくずっと「働かないとなぁ・・・」ともやもやした気持ちだった方や、日頃から周りに働くように言われていた方などに多いです。
堂々とした心持ちで生活していくためにも就職しよう、と決心するケースとなります。
社会的信用、地位が欲しくなった
3つ目は、社会的信用や地位が欲しくなったというケースです。
年齢を重ねるほどにSNSで同級生の発信を見て「あいつ役職就いたんだ・・・」「あの子結婚して子供も生まれるのかぁ」など、周りの変化に焦りを覚えたり、憧れを抱いたときに就職を考えるニートの方もいらっしゃいます。
どれだけお金をもっていても就業していなければローンを組むのが難しいなど、生活していくうえでの不便もありますし、自信を持って生きていくためにもニートからの脱却、就職を考える方は少なくありません。
自由に使えるお金が欲しくなった
最後に、ニートとして生活している方の中には使えるお金が限られている方も多いです。
湯水のごとくお金を使えるような環境に身を置いている方は一部で、基本的には月数万円のお小遣いでやりくりをしているという方が多いです。
使えるお金に制限があると、買いたいものを買いたいときに買えないなどフラストレーションがたまってしまいます。
そのため、もっと自由に使えるお金がほしいと就職に対して意欲的になるニートの方も多いです。
ニートが早く就職すべき理由
しかし、なぜ世間の方はニートの方は就職すべきだと言われるのでしょうか?ここではニートの方ができるだけ早く就職すべき理由をご紹介いたします。
30代に入ると一気に就職のハードルが高まる
ニートが早く就職すべき理由の1つ目は、30代に入ると一気に就職へのハードルが高まるという点です。
採用担当としては、同じ能力・条件であれば、より若い人材を採用する傾向にあります。というのも、若い方が吸収力が高く今後の伸びしろがより大きいと考えられるからです。
その点でいくと、同じような条件、人間性であれば、20代前半の方が後半よりも採用されやすいということになります。
そして、30代に入ると就職へのハードルはより一層高まります。特に30代でニート期間があると、採用担当としては今後しっかり働いて行ってくれるのだろうかとより心配になってしまうのです。
そのため、採用担当に将来性を感じてもらいやすい20代までにはニートを脱却し、就職することをおすすめします。
就職への恐怖心が増す
また、ニート期間が延びれば伸びるほど、就職への恐怖心は一層強まっていきます。
「この年齢で就職なんてできるんだろうか・・・」「かなり長い間働いていないから、就職できてもちゃんとやっていけるか不安・・・」などのネガティブな思考になってしまいやすく、より就職に踏み切れなくなってしまうのです。
そのため、自信をもって就職活動に臨むためにも、就職への恐怖心が高まってしまう前に踏み切ることをおすすめします。
ニートが就職できる職種6選
就職活動では、どのような職種を選ぶかによっても内定の得やすさが変わります。特に職歴のない方の場合には、この点が重要になってきます。
中途採用では経験者を優遇する業界や企業が多くあるため、そうでない場合には応募できる求人が限られるためです。
しかし、未経験者を積極的に採用する職種であれば、働いていなかった期間が長くても未経験者として細かい指導を受けられるため、ニートの方におすすめです。
そこでここからは、ニートが就職できる職種6選をご紹介します。
介護職
介護職は、ニートや未経験から正社員として採用されやすい職種のひとつです。
理由としては、高齢化により増加した高齢者に対し介護職に従事する人が少ないことが挙げられます。
資格を取得すれば、就職時期が遅くても十分キャリアアップしていける職種なので、就業経験がない方にもメリットが大きいと言えるでしょう。
高卒・大卒問わず、新卒で介護職に就く人が少ないという点もニートにとってはプラスになる点かもしれません。
つまり、介護職を目指す場合、多くのライバルとは未経験・中途採用候補同士で競うことになります。
他業界では、経験者と採用枠を争うやや厳しい状況となりますが、介護業界の場合は職務経歴がない場合でも勝ち目は十分あるといってよいでしょう。
介護職に就くのであれば、資格を取得してステップアップを目指すことも大事です。
施設介護もデイサービスも資格のない状態から始められますが、収入を増やす・仕事上で信頼を得ることを目指すならば資格の取得は必須といっていいでしょう。
中でも、介護職員初任者研修は、介護の仕事をする上で最低限取得しておきたい資格といえます。
スクールへの通学、あるいは通信+通学の形で130時間の研修を受けることで受験可能になり、取得も比較的容易な資格です。
働きながらの取得に自信が持てない…という方は、ニートであり時間に余裕があるうちにまず資格の取得を目指してみてもよいかもしれません。
ドライバー職
車の運転が得意であれば、ドライバー職を目指しても良いでしょう。
インターネット通販の利用者が増加している影響もあり、流通業界でも慢性的な人手不足が続いています。
未経験者を採用する企業も多いため、ニートから正社員として活躍できるチャンスが大きい業界です。
もしも人と関わることが苦手なら、ルート配送の仕事が特におすすめできます。
荷物の積み下ろし時の報告は必要ですが、それ以外の場面ではあまり人と関わらずに済む仕事です。
また、長距離の運転をする必要がないため身体的な負担が少ないことも特徴として挙げられます。
ただしトラックの運転をする場合には、車両の積載量によって必要な運転免許証が異なりますので注意が必要です。
応募する際には求人票を確認し、どの免許が必要なのかしっかりと確認しておきましょう。
「準中型免許」までであれば免許を持っていない状態からの取得が可能ですが、中・大型免許の取得には運転の経験年数が受験の条件として提示されています。
既に普通運転免許証を持っていて、運転経験も十分にあるという状態なら、中型あるいは大型自動車免許証を取得しておくと有利に働くでしょう。
清掃
清掃員もニートから始めやすい職種のひとつです。
清掃業界は人数を必要とするため採用されやすく、清掃そのものもコミュニケーションをあまり必要としない仕事です。
業務内容が基本的に難しくなく、「掃除」という日常生活で行うことの延長である点にも注目したいところです。
いきなり慣れないことをするのではなく、徐々に社会へ順応したい…と考えている場合に、はじめに選ぶ仕事としてもよいでしょう。
勤務時間や働き方の選択肢が比較的多く、自分のペースで取り組みやすいことも始めやすい点といえます。
ただし、どこを掃除するかによって仕事の手順や時間配分が大きく異なってきます。
求人を探す際には、どのような場所で、どのような清掃を任されるのか?という点を確認しておく必要があるでしょう。
具体的には、ビル清掃、ホテル清掃、商業施設、医療施設などの施設清掃、ハウスクリーニングなどがあります。
ビルや商業施設の清掃は夜間に行うことが多く、ホテル清掃はチェックアウト後の昼間に行うのが一般的です。
難しい作業が少ない分、スピードとクオリティの両方を求められる側面のある仕事ではあります。
しかし、裏方で人を支えたり、コツコツ作業したりすることが好きな人には向いている仕事と言えるでしょう。
工場作業員
人とのコミュニケーションが苦手という理由でニートになった人であれば、工場作業員の仕事を選ぶのもおすすめです。
工場で勤務する際には、周りの従業員と頻繁に接する必要がありません。
同じグループで作業をする人や上司にあたる人とは時折会話する必要がありますが、作業中はミスを防ぐため、むしろ黙々と作業することが求められる環境です。
また、業務内容が複雑でない場合が多いこともおすすめできるポイントの一つです。
流れ作業が行われている工場では、各工程で行う作業が限られています。覚えることは決して多くはありません。
毎日決まった作業を行うことが多いため、これまでほとんど仕事をしたことがない場合でも、ストレスなく始めることができるでしょう。
工場で製造しているものによってはかなり重いものを運ぶ必要があるため、ドライバー職と同じくフォークリフトの免許を持っているとよい待遇を受けられることがあります。
そして、職場は大手企業の自動車工場や食品工場を選ぶことをおすすめします。
大手企業の工場は世間にも名の通った大手企業の子会社であることが多く、福利厚生も手厚い傾向にあります。
自動車など大きなものを組み立てる場合は体力が必要になることもありますが、食品工場などは身体的な負担が軽い環境であるといえます。
決められた作業を黙々とこなすことが苦にならないのであれば、ハードルが低く始めやすい仕事でしょう。
工場勤務は2交代、3交代制になっていることが多く、シフト勤務の場合と昼間のみ・夜間のみの場合がありますので確認が必要です。
夜型で生活を続けていた場合は、まず夜勤を選んでみると良いかもしれません。
夜勤手当を出す企業も多くありますので、生活リズムの面を鑑みても夜型の生活習慣が身についているとお得に仕事ができる珍しい環境と言えるでしょう。
プログラマー
私たちが生活の中で利用するものやシステム、サービスの多くには、利便性が高まるようなプログラムが組み込まれています。
そのようなプログラムを専門的に組み上げるのがプログラマーの主な仕事です。
プログラマーと一口に言っても、どのようなシステムを作成するのかによって、プログラマーとしての分類や細かい仕事内容などが変わってきます。
プログラマーが関わる分野は多岐にわたります。最も連想されやすいのはWebに関するプログラムでしょう。
例えば、ショッピングサイトで商品を検索し、選び、購入手続きへ進む…このような流れは、プログラマーが作ったプログラムが作動することによって可能となっています。
Webサイトに関するプログラムを主に行うプログラマーは「Webプログラマー」とも呼ばれます。ゲームのプログラムを組むのもプログラマーの仕事です。
ゲームのプログラムを専門的に行う場合「ゲームプログラマー」とも呼ばれます。また、私たちが日々さまざまな場面で利用するアプリを作るプログラマーは「アプリケーションプログラマー」に分類されます。
なお、画面やネットワーク上で利用するものだけでなく、物理的に使用する製品のシステム構築もプログラマーの仕事です。
このように、プログラムを行ってどのようなものを作るのかによって、プログラマーの中でもさまざまな分類がなされています。
ニートの方の中でも特にネットサーフィンが好きな方や、PC操作が得意だという方はプログラマーへの適性があると考えられます。
プログラミング業務については一人での作業がメインとなるため、地道な作業が得意、または好きな人に向いています。
また、プログラミングはどこか一か所でもミスがあると最終的にシステムが正常に動作しなくなってしまうため、細かい部分にも気づける方も向いています。
コツコツ作業して働いていきたいと考えているニートの方におすすめの仕事です。
警備員
最後に警備員です。警備員は、ショッピングモールなどの商業施設やオフィスビルの警備を行ったり、交通整理を行うなどして人々や財産の安全を守る仕事です。
主に、警備会社に就職して業務を行います。
具体的なすみ分けとしては、施設警備を行う1号警備、交通整理を行う2号警備、輸送警備を行う3号警備、身辺警備を行う4号警備が挙げられます。
求人ボックスの給料ナビ、警備員の仕事の年収・時給・給料情報によれば、警備員の平均年収は約314万円となっており、日本の平均年収を大きく下回ってはいますが、資格の取得などによって採用時に優遇されたり、昇給や昇格のチャンスがあります。
実際に事件が起こらないと動けない警察よりも身近なところで人の命や財産を守れるやりがいや、感謝の声を直接かけてもらえるメリットがあります。
また先ほども軽く触れましたが、通常資格の取得を必要とされない警備員の仕事ですが、率先して資格を取得することで優遇されたり、給与や階級がアップすることもあります。
地道に勉強すれば着実にキャリアアップしていくことができるため、目標とすべき道が明確になりやすく、やりがいに繋がります。
さて、気になる職種はあったでしょうか?少しでも参考になっていれば幸いです。
中には「もっといろんな仕事が知りたい」「自分に合った仕事を教えてほしい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこでぜひ知っておいていただきたいのが就・転職エージェントの存在です。
【就・転職エージェントとは?】
専属のキャリアアドバイザーが就・転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。
カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。
中でも私たち第二新卒エージェントneoでは、ニートの方など就業経験のない方や、しばらく働いておらず空白期間がある方向けにも手厚いサポートをさせていただいております。
未経験者を積極的に歓迎しており、教育制度が整った企業をご紹介することもできます。
入社まで完全無料ですので、一人では就職活動を始めるのが怖いという方はぜひ、一度私たちにお話しをお聞かせください。
ちなみに「出来る限り人と関わらずに働きたい」とお考えのニートの方もいらっしゃることと思います。
そういった方には「一人でできる仕事20選」を下記の記事にまとめておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。
ニート脱却の流れ
では、具体的に就職活動を行ってニートを脱却するにはどういった手順で進めれば良いのでしょうか?ここではニート脱却の流れをご紹介いたします。
生活リズムを整える
ニート脱却のためにまず行うべきなのは、生活リズムを整えることです。生活リズムは、ニートの方と働いている人との間でもっとも大きく違いが出る部分といえるでしょう。
雇用形態に関わらず、決まった時間に出勤・退勤する生活をしていれば、それに合わせた生活リズムになりやすいものです。
しかし、ニートの場合、基本的に時間を自由に使うことができます。寝たい時に寝て、起きたい時に起きる生活を続けている場合、生活リズムが乱れてしまっている可能性があります。
ニートを続けているうちに生活リズムが乱れてしまっている…という人は、まず仕事に支障がないリズムに変えていきましょう。
週に5日働いている人でも、連休や長期休みに入ると生活リズムが乱れがちになってしまいます。
ですが、休み明けにはきちんと出勤している人がほとんどです。
つまり、生活リズムは自分で考えるよりもずっと柔軟に変化するものなのです。
支えてくれる人を見つける
ニートの方が、働きたいと考えるきっかけはさまざまです。親の収入をあてにできなくなった、将来を考えて不安になったなど、事情は人それぞれでしょう。
しかし、就活が難航してしまう人の多くには一つの共通点があります。それは「ひとりで何とかしようとしてしまう」ことです。
誰にも相談せずに就職活動を頑張りすぎると、少しのつまずきでネガティブな考えに支配され、挫折してしまう可能性があります。
在職中に転職活動を行う人も気をつけたいポイントではあるのですが、ニートは自由な時間が多くある分、考えことをしがちです。
なので、思ったように就職活動が進んでいない時、「なぜうまくいかないのだろう」「この先も受からないのでは」と深く悩みすぎてしまう人が少なくないのです。
無職・在職中にかかわらず、就活を成功させるために大切なのは、途中で自信を失わないようにすることです。
そのため、就活においては「不安な気持ちを受け止め、的確なアドバイスをくれる人」が心強い支えになります。
就職活動を始めるにあたって、何から手をつけるべきかわからない…と困っている方は、相談相手を探すことから始めてみましょう。
就活を成功させるために、思い切って「人に頼る姿勢」を持ってみてください。
もしも相談できそうな人が周りに見当たらない、身内や知人に頼むのは気が引ける…などの場合、先ほどもご紹介した就・転職エージェントへの登録をおすすめします。
就・転職のプロである担当カウンセラーと相談しながら就活を進めていけるため、1人で悩みを抱え込む心配がなくなります。
自己・業界・企業分析
ニートとして過ごしてきた場合でも、基本的な就活の流れは一般的な転職活動と大きく変わることはありません。
しかし職歴がない場合や長期間のブランクがある場合、職歴の途切れていない応募者に比べると企業に対してアピールできる事に限りが出てきてしまいます。
就職が困難というわけではありませんが、適切に対策し、ライバルとの差を埋める努力をしっかりとしたいところです。
さまざまな経歴を持った人が同じ土俵で転職活動を行うわけですから、いっさい対策をせずに就活を始めてしまう事は危険です。
具体的に就活を始めるにあたって行わなければならないことは、自己分析、業界分析、企業分析の3つです。
まず自己分析とは、「自分がどのような経験から、どういった性格を形成してきたか」を洗い出す作業のことをいいます。
自己分析を行うことで、自分の強みと弱みを知ることができるので、どの業界、どの職種で自分の力を活かせるかが明確になるはずです。
自分を深く理解したうえで目指す分野を定めると、就職後に起こりがちなミスマッチも防ぎやすくなります。
せっかく決まった就職先を、自分の適性との食い違いから辞めなければならなくなる事態は避けたいところです。
そのためにも、自己分析をしっかり行っておくことが重要となりますので意識しておきましょう。
自己分析を通してどの業界への就職を目指すかが決まったら、次はその業界についての研究が必要です。
何を扱い、どのような取引を行う業界なのかはもちろん、業界の将来性や強み、弱みなども確認しましょう。
自分の力が、その業界でどのようなポジションに就いたときに活かせるかが徐々にわかってきます。
自己分析・業界研究を通して、自分が力を発揮できそうな業界や職種が絞れるようになったら、就職先として狙いたい企業をいくつかピックアップし、その企業についても調べましょう。
自分を売り込むためには、まず相手が何を必要としているかを知る必要があります。
企業の分析までしっかり行ったうえで応募することが、就活を成功させるうえではとても重要です。
履歴書対策
一般的な就活では、どの企業に応募するかが決まったら、履歴書や職務経歴書を提出して応募します。
多くの就職希望者が集まる企業では、応募者全員に対して面接を行うことはできません。
履歴書や職務経歴書などの書類のみで一次選考を行い、通過した応募者に対してのみ面接を実施することがほとんどです。
書類選考の段階で落とされてしまうと先の選考には進めませんので、提出書類は採用担当者にきちんと目を通してもらえる書き方をすることが大事です。
履歴書は学歴を含めた、これまでの経験の略歴を書くもの。職務経歴書は、今まで従事した仕事の詳しい内容や業務を通して身につけたスキルを記載するものです。
長期間にわたってニートをしていた場合、職務経歴書を充実した内容にすることが難しいケースがあります。
職務経歴を重視する企業に応募した場合は、書類選考の通過はあまり期待できないかもしれません。
ですが、「未経験可」の求人であれば話は違います。「この人に会ってみたい」と採用担当者が感じてくれれば、面接に進むことが可能となるのです。
採用担当者に関心を持ってもらうために、履歴書の方をしっかりと記入できるようにしておきましょう。
履歴書は「それまでの経歴を書く」だけのものではなく、志望動機や取得した資格など、自分をPRする内容を記入する欄もあります。
文字だけで行う自己PRだからこそ、気を抜くことができません。
複数の履歴書を見比べると、業界や企業に対する理解がきちんとできているか、仕事に対する意欲があるかという点の違いは一目瞭然です。
このようなアピールに使える部分を適当に記入したり、空欄で提出したりしてしまうと、就職への意欲が感じられないネガティブな印象を与えてしまいます。
しっかりと記入するように心がけましょう。
どのように自己PRを行うか迷ったときに役立つのが、先に行った自己分析や業界分析、企業分析の結果です。
分析結果をきちんと整理し、応募先企業が求める人材であることをアピールできるようにしましょう。
念入りに準備を行うことで自信も生まれ、採用担当者の目に留まるような自己PRをすることも難しくなくなります。
面接対策
書類選考を通過すると、いよいよ面接が行われます。面接は1度で終わる場合と、2回、3回と複数回にわたり行う場合があります。
面接の回数は企業の規模や採用方針、応募者の数にもよります。
ですが、初めから複数回あるものだと考えて対策しておくことで、再度面接に呼ばれても慌てずに済みます。
面接の形式も様々です。1対1で行う場合もあれば、複数対1人や複数対複数で行う場合もあります。
事前にどのような形の面接になるかがわかっていれば安心できますが、たとえわからなくても不安に思う必要はありません。
複数人で同時に面接を受ける場合は、他の応募者の発言にも耳を傾ける必要があるというだけです。
どのような形式であっても、まずは自分に対する質問にきちんと答えられるようにしておきましょう。
面接が何度行われる場合でも、最初の面接では自己PRや志望動機の確認をされることがほとんどです。
その際、履歴書に書いた内容と話す内容とのズレが大きいと「どっちが本当なのだろう?」と、面接官の信頼を損なうことになるかもしれません。
ですので、自分が履歴書に何をどのように書いたかを覚えておくことが非常に重要です。
面接に備えるためにも、履歴書は提出する前にコピーを取っておくと良いでしょう。
複数の企業の選考を同時に進める際には、なおのこと、履歴書の控えが欠かせません。
他の企業と混同した受け答えをして失敗する可能性があるため、「それぞれの企業に対してどのような内容で提出したか」を面接前に確認する必要があるのです。
しっかりと準備して面接に臨むことができれば、不安に思う必要はありません。
面接官を前にして緊張したとしても、事前にしっかりと準備できていれば、自信を持って受け答えできるでしょう。
内定
面接に通った場合、企業から内定通知が届きます。内定通知は正式な採用のお知らせではありません。ですが、これはまだ入社の意志を確認する段階であるためです。
「採用通知に劣るのでは?」と、ネガティブな意味に捉える必要はありません。
企業が内定を出すということには法的な拘束力があり、一旦出した内定を、正当な理由がない状態で覆すことはできません。
内定が出た場合には、よほどのことがない限り入社できると考えて差支えないでしょう。
ただし、内定の連絡をもらったら、内定を承諾するか、辞退するかなるべく速やかに返事をする必要があります。
内定の通知を受け取ったまま放置した場合、内定を取り消されてしまう可能性もゼロではありません。
内定者が採用を辞退した場合、企業は引き続き採用活動を続けなければなりません。
採用活動にも費用や時間がかかるため、「辞退するときほど早めの返事が欲しい」と企業側は考えています。
辞退の連絡はしづらいかもしれませんが、「相手に迷惑が掛からないように行動できるかどうか」という点もチェックされていることを意識しましょう。
「思いやり」の面でもこのような気遣いは重要ですが、業界内外を問わず、多くの企業は独自のつながりを持っているものです。
一カ所でした失礼な行為が他社に伝わってしまい、その後の就職活動が不利になる可能性もありえるのです。
加えて就職した際にも、企業のルールに沿い、ビジネスマナーに則って仕事をしていくことになります。
その時になって失敗しないためにも、就活時から最低限のマナーは守るように心がけましょう。
最初は内定に対して、承諾あるいは辞退の返事をすることを面倒だと感じるかもしれません。ですが、こうしたやり取りに慣れていくことも、就活をするうえでは重要なポイントです。
ニートからの就職を成功させるコツ4選
ニートの方も就職することは十分可能ですが、ブランク期間があるためより細かい対策を行わなければ内定獲得までに時間がかかってしまう可能性があります。
そこでここでは、ニートからの就職を成功させるコツ4選をご紹介いたします。
自分の得意、不得意を明確にする
ニートの方が就職活動を始めるにあたって、まず仕事選びを行いますが、その際に押さえておきたいポイントは、自分が得意なこと、苦手なことを明確にすることです。
苦手な分野がハッキリしていれば、その分野の仕事を除外した仕事探しがスムーズにできます。
高望みした職探しはよくないとよく言われますが、自分に合う仕事を見つけやすくするためには、ある程度選択肢を絞ることも必要なのです。
また、仕事を選ばずに就職活動をして内定を得られたとしても、苦手な分野に無理やりチャレンジすることになってしまうと早期離職に繋がりやすくなります。
自分に向いていること、自分にできることを見極めて、得意分野で勝負することが肝要です。
そして、自分の得意分野を見極めるためには、自己分析が不可欠です。
過去を振り返って、どのようなことをしたときに喜びを感じたか、逆に嫌だと感じたかを洗い出していきましょう。
自分が興味を感じることや、やっていて楽しいと感じることがハッキリすれば、続けられる仕事が何なのかもわかるはずです。
仕事を通じて在りたい自分の姿に近づける経験が得られる仕事選びをしましょう。
履歴書&職務経歴書対策を行う
ニートからの就活で悩むことが多いのは、履歴書や職務経歴書の書き方でしょう。
無職だった期間がネガティブに働くのでは?と気になり、仕事をしていたり、学校に通っていたりしたように見せかけたくなることもあるかもしれません。
履歴書で重視されるのは志望動機や、どのようなことができるかという部分です。嘘をつくのはやめるようにしましょう。
また、就業経験のない状態から就職活動を始め、職歴欄に書くことが何もない・・・と悩んでしまう方もいるかもしれません。
履歴書はなるべく空欄を少なくしたいものですが、実際になければ無理に埋めなくてもかまいません。
学生時代にアルバイトをしていたのであれば、その時のことを書いても良いでしょう。
職歴の部分が空欄になってしまったとしても、職歴欄に理由を書くことはよい印象を与えません。
「所定の形式を守らない人」と捉えられ、不利になる可能性がありますので、職歴欄にはあくまで職歴のみを記載するべきでしょう。
職歴がないことについては、面接の際に直接聞かれます。そのときにどう答えるかをあらかじめ考えておけば十分です。
また、職歴がなかったとしても、その間に資格を取るための勉強をしていた、留学していたなどの理由があれば、その点を評価してもらえることがあります。
そのような理由がある場合は、職歴欄ではなく、自己PR欄に記載するようにしましょう。
面接マナーを把握する
面接では、働く意欲を最大限アピールすることが必要です。
「ニート=働く意欲が弱い」というイメージを持っている方も少なくないため、ニートとして過ごしていた期間についてどのように反省したかを伝えたうえで、今後どのように生きていきたいかを志望動機や自己PRなどで伝えるようにしましょう。
もちろん、面接は身だしなみも重要なポイントです。面接は、ビジネスの場に適切な服装・髪型で受ける必要があります。身だしなみがきちんとしているかどうかは、第一印象に関わる大事な部分です。
最初の印象がマイナスから始まってしまうと、なかなか挽回ができません。身だしなみのマナーはしっかり守って面接に臨みましょう。
面接時の服装は基本的にスーツです。着る前に汚れやシワがないか確認をしておきます。
色は黒、紺、グレーなど落ち着いた色がおすすめです。派手なデザインや色は見た目の印象を損ねますので避けるようにしましょう。
また、カバンも就活に適したサイズと色、デザインがあります。
大きさは資料を折り曲げずに入れられるA4サイズが標準的でしょう。色は黒、飾りの少ないシンプルなものがおすすめです。
靴はデザインや色のほか、レディースであればヒールの高さにも気を配る必要があります。
判断基準は業界にも左右されるため一概には言えませんが、低すぎるとだらしなく見え、高すぎると歩きにくいうえに派手すぎるという印象を与えがちです。
最後に、身だしなみで特に重要なのは清潔感です。特に髪は色や長さによって不潔な印象を与えてしまう可能性があります。
ニートが面接に臨む場合、「なぜニートになったのか」「ニートの間何をしていたのか」「なぜ就職を考えたのか」という質問をされがちです。
いずれに対しても、「ニートの期間はあったが、今後はしっかりと仕事に取り組みたい」という熱意をアピールすることが重要です。
確かに「無職であること」そのものはあまりポジティブな要素ではありませんが、自信が持てないからと小さな声で話すとよい印象を与えません。
自信を前面に出し、はっきりと話すことで、働く意欲があることを面接官に伝えていきましょう。
就・転職エージェントのプロに頼る
そして、特に就職活動に不慣れなニートの方は、就・転職エージェントで就・転職のプロに頼る方法が非常に便利です。
【就・転職エージェントとは?】
専属のキャリアアドバイザーが就・転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。
カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。
就・転職エージェントには経験者層に特化したものやIT業界のみ対象にしているものなどさまざまなサービスがあるため、自分に合ったエージェントを利用するのが良いでしょう。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoではニートの方を含めた若年層に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
もし就職の進め方がよくわからなかったり、短期間で就職したい方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
ニート向けの就職方法とは?
就職や転職でよく利用されるサービスには求人サイト、ハローワーク、エージェントの3つが挙げられます。
単独で利用する場合も、複数を組み合わせる場合もありますが、自分に合う方法を選べるよう、それぞれのメリットとデメリットをあらかじめ理解しておきましょう。
就・転職エージェント
就・転職エージェントは、求人情報の提供をするだけでなく1人1人に合わせた就職支援も行うサービスです。
求職者に担当のアドバイザーがつき、キャリアプランに関しての相談や応募書類の添削、面接対策なども行います。
また、面接の日程調整、労働条件や賃金の交渉など、応募企業とのやり取りも代行してくれます。
つまり、自分ひとりではどのように就活を進めていけば良いのかがよくわからない…という人にとってメリットが大きいのがエージェントなのです。
ニートが正社員を目指す場合、大事なポイントが2つあります。
1つは「職歴がなかったり、長い空白期間があったりしても歓迎してくれる求人を探し出すこと」です。
これはニートからの就職でなくても同様ですが、応募資格を満たさなければ、応募しても選考通過はまず困難です。
経歴よりも、やる気やポテンシャルを重視する企業を探すことがまず第一といえるでしょう。
また2つ目のポイントとして、企業へ履歴書や職務経歴書を提出する際には、不利になりやすい経歴の部分をカバーする対策が必要になります。
ニートが就活をするうえでは、適切なアドバイスをしてくれるエージェントの存在が大きなものとなるでしょう。
未経験から応募しやすい求人が多く集まるエージェントで、サポートも手厚いエージェントを選ぶ必要があります。
エージェントサービスの中には、確固たる実績を持っている求職者でなければ求人紹介を利用できないものもあります。そのようなエージェントを避け、ニートに対する就職支援が手厚いエージェントを選べばメリットは大きくなります。
そこでニートの方には、未経験者歓迎求人を多く紹介しているエージェントや、若年層を対象にしたエージェントがおすすめです。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoには、ニートの方にも手厚いサポートをさせていただいていることの他、下記のようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
もし就職することに不安があったり、短期間で就職したい方はご相談だけでもかまいません。ぜひ私たちにお話をお聞かせください。
求人サイト
求人サイトとは、インターネット上で求人に応募ができたり、就活についての情報を得られたりするサービスのことです。
ハローワークやエージェントよりも広い範囲で求人を探すことができ、応募できる求人数も多いという点は大きなメリットといえます。
しかし、掲載数が膨大であるため、自分に合った求人を見つけるのは容易ではないかもしれません。
また、サイトによっては検索機能が使いづらい場合もあるので、使い勝手を確認して複数サイトを平行して利用するのもおすすめです。
求人サイトへ登録する際は、志望業種や職種や働きたい地域などもあらかじめ入力しておくので、条件に合う求人があれば企業からオファーが届くこともあります。
ただし、オファーが来る場合は、条件に合致する登録者全員が対象になることがほとんどです。
自分だけが紹介されている…というわけではありませんので、選考通過が確実とはいえません。
また、求人掲載数が多い求人サイトは、登録者数も多い傾向があります。
営業でよい成績を残したり、業務の効率改善に努めたりと優れた経歴を持つ転職希望者が登録している可能性もあります。
ライバルの数が単純に多いうえ、経歴の面でも優れた人と競う可能性が高いという点は、職歴のない人・ブランクのある人にとってはデメリットといわざるを得ません。
ハローワーク
家から近い場所での就職を希望している場合、ハローワークでの職場探しを検討することも良いかもしれません。
民間のサービスでは都市部を中心とした求人紹介を行います。
ですが、ハローワークはそれ以外の地域も網羅しているため、求人のカバー率がずば抜けて高いといえます。
拠点の数が多いため、自宅近くだけではなく日本全国を対象に求人情報を探すことも可能です。
また、若年~中年層の求職者だけでなく、高齢者や障がい者、子育て・介護中の人など様々な人へ向けた求人紹介を行っている点も特徴です。
多様な層へ求人を紹介している点はニートにとってもメリットですが、ハローワークを利用するデメリットについても認識しておかなくてはなりません。
もし優良企業ばかりが求人を出しているのであれば良いことづくめですが、実際はそうであるとは言い切れません。
ハローワークは求職者の利用も無料ですが、企業側が求人を掲載するのにも費用がかかりません。
つまり、採用活動にお金をかけられないほど経営が傾いた企業も、ハローワークにだけは求人を出せるという状況なのです。
ハローワークの求人をじっくり見ていくと、中には驚くほど労働条件が過酷な求人も含まれています。
もし利用する場合は、公的機関だからと盲信せずに、自分の目でしっかりと求人を見極めていくことが大切です。
一人で不安な就活ならエージェントがおすすめ!
ニートからの就活におすすめしたいのは、やはりエージェントの利用です。
就職をしよう!と考えた時点で登録し、自分に合う仕事をカウンセラーと一緒に探すところから始めるのが効果的でしょう。
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上手に活用して、的確に就職活動を進めていきましょう。