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面接の入室・退室の流れ&マナー!よくあるQ&Aと共に見る入退室の重要性

「面接の全体的なマナーはわかるけど、入室の時って具体的にはどうすればいいんだろ」「面接室から退室するときってどのタイミングでお辞儀すればいいの?」 このように、面接の入室や退室について具体的なマナーを知りたいと感じている方は多いのではないでしょうか?

面接対策においては聞かれやすい質問やそれに対する回答にフォーカスして準備をしがちですが、入室や退室もそれと同じくらい重要視すべき大切な部分です。

そこで、本記事では面接の入室や退室の基本的な流れやマナーをまとめました。よくあるQ&Aも掲載しておりますので、少しでもお役に立てば幸いです。

面接の入室・退室は非常に重要。第一印象はここで決まる!

面接は、企業の人材と応募者が初めて顔を合わせる機会です。だからこそ、面接での第一印象が非常に重要となります。

第一印象が良くないものになってしまった場合、その後その人材がどんなに素敵な受け答えをしても面接官の心には届きにくくなってしまうからです。

また第一印象を悪くしてしまった場合、「この人材は社外の方へ失礼な態度を取ってしまうかもしれない・・・」と面接官を不安にさせてしまうことになります。

そのため、面接の中でも第一印象を構築するきっかけとなる入室については、特に慎重に準備・対策を行う必要があります。第一印象の良さが、面接官による入室の最重要チェックポイントなのです。

しかし、面接官は入室のタイミングで他にもチェックしていることがあります。それは、入室時とその後の態度に良くない意味でのギャップがないかどうかです。

面接室への入室時は面接において最も緊張しやすいタイミングであるため、自然と表情や姿勢がピシッとし、第一印象を良く保つことはさほど難しくなくなります。

しかし、集中力の欠如や緊張による疲れが出てきてしまうと、気が緩んで失礼な態度を取ってしまうこともあります。

たとえば退室時に挨拶をすべきところでうっかり忘れてしまったり、「終わった~!」という開放感からドアを丁寧に閉めることを忘れてしまうことは往々にして起こり得るのです。

そのため面接中はもちろんですが、面接の入室や退室時も常に細かい部分に気を配り、社会人の模範となるような振る舞いを心がけることが大切です。

入室の流れ&マナー

さて、次に面接室への入室の流れとそれぞれの段階におけるマナーをご紹介いたします。ひとつひとつ見ていきましょう。

ドアは3回ノック

面接室に入室する際にはノックから始まります。ノックを軽く3回し、面接室の中から「どうぞ」「お入りください」などの声が聞こえたらドアをゆっくりと開け、「失礼いたします」と声をかけ一礼してから入室しましょう。

このとき、ノックが強くなりすぎると面接室内に圧迫感を与えてしまいますので注意しましょう。

ちなみによくノックを2回行う方がいらっしゃいますが、面接にふさわしいのは3回であるとされています。2回のノックはトイレでのマナーになってしまいますので、面接時には注意するようにしましょう。

なお、ノックをしたのに面接室の中から反応がない場合には、5秒ほど開けてからもう一度ノックし、それでも反応がなければ5秒ほど待った後ゆっくりとドアを開きましょう。

ちなみに、企業によってはそもそもドアがなかったり、ドアを開けたままにしている場合があります。

そういった場合にはノックなしで問題ありませんので、面接室の前で「失礼いたします」と声をかけてお辞儀をしたあと入室しましょう。

入室したらドアの方を向いて閉める

入室したら、ドアの方向を向いてゆっくりとドアを閉めましょう。面接官に背を向けてはならないと後ろ手でドアを閉めるのは、品が感じられにくいため推奨できません。

ただ、そうはいっても面接官に対して完全に背中を向けるのは忍びないため、ドアに対して多少斜めに立つことで、失礼になることを防ぎながらドアを丁寧に閉めることができます。

面接官の方を向いて挨拶&お辞儀

ドアを閉めたら面接官の方向に向き直り、姿勢を正して「本日は宜しくお願いいたします」と挨拶をし、お辞儀をしましょう。

椅子の横に立つ

その後、目の前に用意されてある椅子の横に立ちます。この際、ダラダラとなってしまわぬよう機敏に動くように心がけましょう。また、椅子の前を横切らないのが基本マナーです。

椅子の横に立つと面接官から「お名前をお願いいたします」と指示が出るので、そこでフルネームを名乗り、お辞儀をしましょう。

指示されたら着席

お辞儀を終えると面接官から「どうぞ、お座りください」と声をかけられますので、その指示を受けてから「失礼いたします」と声をかけて着席しましょう。

着席する際、男性は両膝の手前に両手をそれぞれ軽く握って置き、女性は膝の手前で両手を重ねて添えておくと美しい姿勢を保ちやすくなります。

また、椅子に深く腰掛けてしまっては姿勢が崩れやすくなるため、テニスボール一個分程度の余白を開けて軽く腰掛けましょう。

退室の流れ&マナー

さて、次に退室のマナーです。退室時は面接の中でも最も気が緩みやすくなるタイミングですので、より気を引き締めるよう心がけましょう。

面接官からの終了の指示を待つ

面接官から「本日は以上となります。お疲れ様でした」などと声がかかるので、面接官からの合図があり次第「本日はお忙しいところ、貴重なお時間をありがとうございました」と声をかけ、一礼してから席を立ちます。

この時、合図を待たずに席を立ったり、面接官よりも先に席を立ってしまうと失礼にあたりますので注意しましょう。

椅子から立ち挨拶&一礼

そしてそのままドアに向かうのではなく、椅子の横に立ち、改めて「失礼します」と声をかけてもう一度お辞儀をします。

その後、カバンやコートを持って面接室を後にします。この時、コートは面接会場を出るまで腕に掛けて持っておくよう意識しましょう。

ドアの前で再度お辞儀

ドアを開ける前に面接官の方に向き直り、もう一度「失礼します」と声をかけてから一礼します。

お辞儀のし過ぎではないかと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この一連の動作は最低限守っておくべきものですので、面接が和やかな雰囲気の中で終わった場合でも徹底しましょう。

ドアをゆっくりと閉めて退室

最後、ドアをゆっくりと閉めて退室します。この時、必ず面接官の目を少し見つつ静かに閉めるようにしましょう。

さて、ここまでで面接の入室や退室のマナーについて見て参りましたが、面接の入室や退室の流れやマナーを理解しただけでは面接本番で完璧に実践することはできません。

面接中のマナーや質問への受け答えのポイントも押さえておく必要があるため、対策には骨が折れることでしょう。

しかし、一人ではなかなか対策が思うようにいかないものです。特に面接に慣れていないという方にとってはなおさら不安が大きいことでしょう。

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面接の入室・退室で大切なポイント5つ

さて、ここからは面接室への入室や退室でぜひ押さえていただきたい大切なポイントを5つご紹介いたします。今まで気に留めていなかったことがないかチェックしてみてください。

笑顔が非常に重要

これは面接全般に言えることでもありますが、第一印象を決めるカギはズバリ笑顔です。

緊張してしまい受け答えがたどたどしくなってしまっても、ほどよい笑顔を心がけてさえいれば良い第一印象を目指すことができます。

逆に、どんなにしっかりとした印象があって社会人の模範となるような態度を心がけていても、表情が硬く笑顔がほとんど見られない人材には人間味を感じられず、せっかくの魅力が伝わりにくくなってしまいます。

特に接客業や営業職など、お客様と直接関わる機会が多い仕事についてはそういった笑顔の少ない人材の採用を避ける傾向にありますので、自分の表情には十分に注意しましょう。

とはいえ、面接は誰しも緊張するものですし、緊張すると表情が硬くなってしまうのは仕方のないことです。だからこそ、面接ではいかに緊張をほぐしておくかが重要となります。

そこで、以下の記事では緊張をほぐすコツを詳しくご紹介しておりますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。

姿勢は意外と崩れやすい

なお、入室時や退室時には立っている状態を面接官に見せることになりますので、足がだらっとしていたり猫背になっていると非常に目立ちます。

面接での印象は姿勢によるものも大きいため、少しでも良い印象を残すことができるよう姿勢には十分注意するようにしましょう。

分かりやすい大きさでハキハキ話そう

面接官の視点に立って考えてみると、応募者が面接室に入室してきた時、挨拶の声が小さくもごもごとしていたら何を言っているのか聞き取れませんよね。もちろん、印象も悪くなってしまいます。

どんな企業においても、業務をスムーズにこなせるようなシャキッとしている人材を採用したいと感じており、逆に仕事をダラダラとこなすような人材は極力採用したくないと考えています。

そして、はっきりと話すことができない人材はダラダラとした印象を与えやすくなり、また声が小さい人材はシャキッとした印象を与えることができません。

そのため、面接室に入室する際には面接官にこちらの言葉がしっかりと伝わるよう、わかりやすい大きさでハキハキと話すように心がけましょう。

お辞儀の角度は基本45度

面接室への入室や退室ではお辞儀をする機会が多くありますが、お辞儀には大きく分けて3種類あるため、ここではその使い方を意識する必要があります。

お辞儀は会釈(15度のお辞儀)、敬礼(30度のお辞儀)、最敬礼(45度のお辞儀)に分かれ、面接においては最敬礼がふさわしいと言われています。

最敬礼は深い感謝や謝罪の他、冠婚葬祭やお客様のお見送りの際に用いることを推奨されていますが、面接ではこの最敬礼を心がけることによって、より丁寧な印象を面接官に与えることができます。

ちなみに、面接前に受付を済ませる際などは別ですが、間違っても面接中は会釈程度の軽いお辞儀をしてしまわぬように注意しましょう。

面接官によっては「軽い雰囲気の人材だな。場をわきまえていないのか?」などと厳しいジャッジをすることも考えられますので、面接では少なくとも30度から45度のお辞儀を心がけるようにしましょう。

なお、お辞儀を行う際には頭を下げきったところで2秒ほど静止しておくと、より丁寧な印象を与えられるため効果的です。

ドアの開閉は丁寧に

また、特に退室時に気が緩んでしまいがちなのがドアの開閉です。入室時、退室時共にドアの開け閉めは丁寧に行うように心がけましょう。

もちろん、カバンを持っているでしょうから片手で問題ありませんが、上記にもお伝えした通り閉める際には必ずドアの方を向いて丁寧に閉めることが必須です。

ドアを雑に閉めてしまったり大きな音を立ててしまっては、それだけで面接官に不快感を与えてしまいかねませんので、十分注意しましょう。

面接の入室・退室でよくあるQ&A

さて、最後に面接の入室と退室でよくあるQ&Aをご紹介いたします。より細かい部分まで把握して、最大限不安を取り除いた状態で面接に臨みましょう。

カバンはどこに置く?

まず、面接室に入室した直後によくある疑問がカバンの置き場所についてです。基本的には椅子に腰掛ける際に椅子の横の床に置くようにしましょう。

このとき、書類の出し入れを行いやすいように自分の利き手側にカバンを置くのがおすすめです。

ちなみに、面接室によっては椅子がたくさん並べられていることもありますが、その場合には隣の椅子にカバンを置くことが可能です。ただ、許可を得ないままカバンを置くのはマナー違反です。

そのため面接官から特別な指示がない場合には床に置くようにし、その後指示があった場合には「ありがとうございます。失礼します」と一声かけてから椅子に置くようにしましょう。

なお、丁寧な企業ではカバンの置き場所としてわざわざ椅子を用意してくれていることもありますので、その場合にも上記と同様の対応を心がけましょう。

コートはどこに置く?

カバンと同じく困りやすいのがコートの置き場所ですが、必ずカバンの上に重ねて置くようにしましょう。椅子の背などに掛けるのはマナー違反ですので注意が必要です。

大きな荷物の置き場所はどこ?

また、遠方から面接を受けに来たという場合には、大きな荷物があることも想定されるでしょう。その場合は可能な限り宿泊先や駅のロッカーにしまい、面接にはビジネスバッグのみで赴くようにするのがベストです。

しかし、中にはそれがどうしても難しい場合があるでしょう。その場合には企業の方へ許可をもらった上で、面接室の外のドアの横など、通路やドアの開閉の邪魔にならないところに置かせてもらうのが良いでしょう。

お辞儀をするときの手の位置は?

ちなみに、お辞儀をする際の手のやり場に困った事があるという方も少なくないのではないでしょうか。

面接では出来るだけ美しいお辞儀を心がけることが大切ですので、男性であれば両脇へまっすぐにおろし身体にそっと添えておき、女性であればおへそのあたりで両手をクロスさせるような形(左手が上、右手が下)にしておくと、美しいお辞儀を目指せるでしょう。

挨拶とお辞儀ってどっちが先?

また、細かい部分まで注意してお辞儀について考えている方は、挨拶とお辞儀はどっちを先にすべきかがわからないと感じることもあるでしょう。

明確なルールはありませんが、どうしようか迷った際には先に挨拶をしてからお辞儀を行うと、相手の目を見ながら挨拶をしやすくなるためおすすめです。

ちなみに、挨拶とお辞儀を同時に行うのは面接官に対して雑な印象を与えかねないため推奨できません。

たとえば「本日はどうぞよろしくおねがいいたします」と伝える場合であれば、「本日はどうぞよろしくおねがい・・・」くらいのところでお辞儀をし始めれば見た目としても美しくまとまります。

名刺を渡されたらこちらからも渡すべき?

ケースとしてはあまり多くありませんが、中には面接官から名刺を渡されることもあるでしょう。

その場合は机などの障害物を挟んで受け取ることがあまり好ましくないため、すぐに移動できるような空間であれば面接官の隣まで移動してから「ありがとうございます」と一言伝え、両手で受け取るようにしましょう。

しかしこの際、転職者の中でも在職中の方であれば名刺の提示を求められることがあります。

その場合にはこちらから名刺を渡さなくてはならない規定やマナーはありませんので、気が進まない場合には「本日は現職の名刺を持参しておりません。申し訳ございません」と伝えておけば問題ありません。

ちなみに、面接官が名刺の提示を求めてくるのは、履歴書や職務経歴書の信憑性を確かめることが主な目的です。

どちらにせよ応募書類には現職の情報を記載してあるため、名刺交換によって何かしらの弊害が起こることは考えにくいでしょう。

面接室で面接官を待つ場合はどうする?

さて、場合によっては面接室で面接官を待つケースもあります。特に指示がない場合にはカバンを持ち、立ったまま待つようにしましょう。もし指示があった場合には椅子に腰掛けていて問題ありません。

面接官が面接室へ入ってきたらすぐに立ち上がり、「お忙しいところお時間をいただきありがとうございます。**と申します。本日は宜しくお願いいたします」と一声かけると好印象を狙うことができるでしょう。

その後「どうぞお座りください」と面接官から指示をもらったら着席します。

ちなみに、面接官が来るまでの間、どんなにその時間が長く感じられてもスマートフォーンをチェックしたり書類を確認するなどの行為は控えましょう。

面接室に入室したらその時点から面接はすでに始まっているも同然ですので、静かに待っておくのがマナーです。

また、スマートフォンについては面接会場に入る直前で電源を切っておくのが最低限のマナーですので、その点も忘れないよう注意しておきましょう。

エレベーターホールまで見送ってくれる場合はどうする?

丁寧な企業の場合、面接が終わった後わざわざエレベーターホールまで見送ってくれることがあります。

その場合にはエレベーターに乗り込む前に「本日はありがとうございました」と声をかけて一礼し、エレベーターに乗り込んだら面接官に向き直り、再度「ありがとうございました。失礼いたします」と挨拶をして、エレベーターのドアが閉まるまでお辞儀をし続けましょう。

ビルの出入り口まで見送ってくれる場合はどうする?

他にも、ビルの出入り口まで見送ってくれる企業が存在します。

その場合には「本日はありがとうございました。お見送りまで感謝申し上げます。失礼いたします」と声をかけてお辞儀をしてから会場を後にします。

ただしこの時、応募者の姿が見えなくなるまで見送ってくれる企業もあります。わざわざ振り返る必要はありませんが、いつまでも見られているという意識を心がけ、気の緩んだ行動を慎むよう留意しておくのが大切です。

さて、本記事では面接の入室・退室の流れやマナーについて見て参りましたが、いかがでしたか?少しでもお役に立っていれば幸いです。

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