サービス業にはどんな仕事がある?仕事内容や向いている人の特徴を徹底解剖!
サービス業といえば接客業と近い印象をお持ちの方が多いことと思いますが、実際のところは明確な違いがあります。では、サービス業とは一体どのような業種を指すのでしょうか?
本記事では、サービス業の定義とその中に含まれる業種を一挙ご紹介!中でも比較的ポピュラーな業種・職種については業務内容もお伝えいたします。少しでも参考になれば幸いです。
サービス業とはどんな業種を指す?
サービス業に対して、皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか?
やはりサービス業と言うだけあって、飲食店などでお客様に食事の提供や接客などのサービスを行う場面が想像できるかと思います。
しかし、サービス業とは接客業だけを指すものではありません。
英単語としてのserviceには「奉仕」や「奉公」「力添え」などの意味があるように、サービス業とはお客様に奉仕という名の”形のない働きかけ”を行うことによって、満足感や安心感、感動を提供する業種全般を指します。
しかし、形のない働きかけといえば接客業もそれに該当しますよね。
接客業とは顧客と直接コミュニケーションを行うことによって満足感や感動を与える仕事ですが、こういった観点からサービス業に内包されるものであると認識して相違ないでしょう。
【業務内容&平均年収】サービス業にはどんな仕事がある?
では、サービス業には具体的にどのような業種が存在しているでしょうか?日本標準産業分類によれば、サービス業に該当するものは以下のように大別されます。
業種 | 例 |
---|---|
情報サービス業 | 新聞・出版・ゲームソフトウェア関連 |
インターネット付随サービス業 | ポータルサイト運営(いわゆるIT業) |
運輸に付随するサービス業 | 貨物運送取扱業・運送代理店 |
専門サービス業 | 事務系代行業・メンテナンス業 |
技術サービス業 | 土木建築・商品検査 |
宿泊業・飲食サービス業 | ホテル・旅館・レストラン |
生活関連サービス業 | レストラン・配達サービス |
娯楽業 | テーマパーク・パチンコホール |
複合サービス事業 | 郵便局 |
サービス業(他に分類されないもの) | 廃棄物処理・自動車整備・機会等修理・職業紹介 |
このように、サービス業と一口に言っても様々な業種が当てはまるため、それらのすべてを見ていくと膨大な数になってしまいます。
そこで本記事では、サービス業の中でも比較的ポピュラーな業種をピックアップしておおよそどのような業務が行われているのかをご紹介いたしますので、是非仕事選びの参考にしてください。
代表例1.出版社
まずは、情報サービス業に該当する出版社の仕事についてです。出版社といえば書籍や雑誌を制作、販売しているイメージが強いかと思いますが、それだけではありません。
出版社で行われている業務は大きくわけて3つあり、「編集」「制作」「営業」に分かれます。
まず「編集」の分野においては、各出版物の企画・立案から編集作業を行います。
企画会議を経て案が通ったものについて情報収集を行い、雑誌であれば記事の作成や、書籍であれば作家とのやり取りが発生します。
編集といえばデスクで黙々と作業しているような印象が強いですが、編集者と編集者、あるいは編集者と作家など、人とのやり取りが重要となります。
そして「制作」においては出版物の刊行スケジュールの管理が発生します。印刷所や製本所への発注、価格交渉などの業務を行います。
そして次に重要なのが「営業」の仕事です。出版社における営業では、これから発売が開始される書籍や雑誌を各書店等に売り込みをかけます。いかに発行部数を稼ぐかが勝負となります。
出版社ではざっとこのような業務を行っています。
代表例2.タクシー会社
次にタクシー会社についてです。タクシー会社ではさまざまなシーンにおけるタクシー業務の運営管理を行っています。
たとえば私たちがタクシーを利用する際、タクシー会社に電話をかけたりスマホアプリを利用するなどすれば数分でタクシーが自分のところへ来てくれます。
これについてはタクシー会社の中でも配車係りというポジションの従業員が、指定時間と指定場所、そしてその時の自社タクシーの運行状況を迅速にチェックして、最短時間でお客様を迎えにいけるようにと工夫しています。
他にもタクシー会社の運行管理業務においてはタクシーが事故やトラブルに遭遇した場合の対応を行います。お客様とドライバーの間に発生したトラブルを解決するのも運行管理業務に含まれます。
ちなみに、タクシー会社は近年さまざまなサービスを展開しており、ガイドつきで刊行名所を回ってもらうことができる観光タクシーサービスや女性ドライバーを指定できるサービスなど、顧客に対して細かい配慮を行っているタクシー会社もあります。
代表例3.不動産会社
不動産業界においてもさまざまな業務が存在しています。たとえば仲介業務です。戸建てやマンション、土地の賃貸または売買の仲介業務を行います。
土地や建物の販売業務もこれとは別に存在していますが、これは広告を見て問い合わせがあった場合に対応したり、住宅展示場へ訪れた顧客への販売営業になります。
仲介業務においては他にも、土地や建物の賃貸や売却希望者を探す業務も行っています。
また、商業施設や複合施設、大規模なマンションなどの建設に適した広い土地を探し、建設の企画や開発、収益性を検証する不動産デベロッパーという職種も存在します。
代表例4.飲食店
次に飲食店です。飲食店はホール業務、キッチン業務、発注業務、レジ業務、勤怠管理、シフト管理などが主な業務として挙げられます。
飲食店の詳しい業務内容は想像に易いと思うためここでは割愛いたしますが、飲食店の多くは従業員の大半がアルバイトで構成されているところがほとんどです。
そのため、飲食店で正社員として働く場合には、そのアルバイトメンバーのシフト調整や勤怠管理など、事務的な業務を任されやすくなります。
サービス業に向いている人の特徴
さて、ここまでサービス業に該当する業種について見て参りましたが、ご自身に合いそうなものはあったでしょうか?
もし、あまり興味を惹かれる仕事がなかったという場合には、そもそもサービス業そのものに向いていない可能性も否めません。
そこで、ここからはサービス業に向いている人の特徴を7個ご紹介。サービス業への就職や転職をお考えの方は、ぜひご自身に当てはめて考えてみてください。
人のために働くことが好きな人
まず大前提として、サービス業に従事していこうと考える際には人のために働くことが好きだと感じるかどうかがその後の自身のやりがいにも繋がっていきます。
もちろん、飲食業でも自動車修理の仕事でも、それを求める人がいるからこそ仕事は存在するものですが、サービス業は特にお客様のために尽くすという要素が強いです。
飲食店であればお客様においしい料理を提供し、心地よく過ごしていただくための接客応対や店内の内装・清潔感への兵慮も欠かせません。
また、自動車修理の仕事であればお客様に注文された場所以外にも不具合がないかどうかをチェックすることによって、更なる満足感を得てもらうことが大切です。
サービス業はいかにライバル店(社)よりもお客様の視点に立って思考し、工夫を行い、より笑顔になっていただけるかを考えることが何よりも大切です。
だからこそ、人のために働くことにやりがいを感じることが出来たり、お客様の笑顔を見て自分も幸せな気持ちになれるという方はサービス業に向いているといえるでしょう。
笑顔が得意
インターネットを通じてサービスを提供する仕事の場合にはそこまで重要視されませんが、特にお客様と直接接する機会が多いサービス業においては、笑顔が得意な方が向いているでしょう。
特に、サービス業の中でも接客業については常に初見のお客様と接することになるため、初対面の人とも問題なく笑顔で接することができる方が向いているでしょう。
接客業の場合、人見知りの方は少々ストレスが溜まるかもしれません。
気が短くない
サービス業は、いかなる時でもお客様を優先・尊重した行動や言動を行わなくてはなりません。そのため、理不尽なクレームを受けた場合であっても、お客様として尊重した対応を心がけなくてはなりません。
そこで、感情的になってしまったり言い返してお客様の機嫌を損ねてしまうような対応をしてしまった場合、本来店や会社には非がなかったことでも、大小問わず責任を取らざるを得ない場面が出てきてしまいます。
そのため、感情的になりそうなところをグッとこらえて冷静な対応が出来るような、気が決して短くない方はサービス業に向いているといえるでしょう。
身だしなみに気を遣える
サービス業の中でもお客様に直接接する仕事の場合には、身だしなみに気を遣うことができる方が向いているといえます。
冒頭でもお伝えしたように、サービス業とはお客様に満足感や安心感、感動を提供する業種ですので、清潔感のある身だしなみを徹底することで、お客様により心地よい環境で過ごしていただくことが大切です。
そのため、身だしなみに気を遣うことが苦でないという方はサービス業に向いているでしょう。
ある程度の体力がある人
意外だと感じる方も多いかもしれませんが、サービス業は体力を要する仕事が多いです。ホテル勤めの場合にはお客様の荷物運びや清掃ももちろんですが、常に姿勢を正して起立した状態を保つ必要があります。
飲食店や自動車修理などは想像に易いかと思いますが、インターネット関係の仕事においても集中力と精神力を要する業務が多いため、こちらもまた体力がなければ継続することが難しいでしょう。
ただし、元々運動部で鍛えていたような人でないと出来ないほどの体力が必要になるとは限りません。あくまで選ぶ仕事によってその度合いは変わります。
そのため、ある程度体力に自信があればサービス業全般に対しては向いているといえるでしょう。
コミュニケーションが得意
なお、サービス業においてはコミュニケーションが得意である方も向いています。
お客様と直接接する機会の多い仕事については、コミュニケーションを円滑に行える人材の方がよりお客様の希望や要望をキャッチアップすることができ、それがお客様の満足度に直結するからです。
人と接することが好き
こちらもまたお客様と直接接する機会が多い仕事にいえることですが、人と接することが好きだという方もまたサービス業に向いています。
サービス業は人に満足感や安心感、感動を与えることが主な仕事ですから、人と接することが好きだという方であればおのずとお客様に提供するサービスの質も向上しやすいでしょう。
反対に、人と接することが苦手だという方の場合には、必要最低限のサービスしか行えない可能性があり、これはお客様の満足度の低下につながってしまいます。
自分に合ったサービス業を見つけるためには?
さて、本記事ではサービス業に含まれる業種をはじめとしたさまざまな情報をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?少しでもお役に立てていれば幸いです。
ただ、上記まででお分かりいただけたようにサービス業に含まれる業種、職種は多岐に渡ります。
今後就職や転職をお考えの方は、それらの中で一体どれが最も自分に合った仕事であるか、一人で判断することがなかなか難しいのではないでしょうか。
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サービス業に従事する者として、よりリアルな視点を持って仕事選びをサポートさせていただけたらと思います。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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