セールスエンジニアの志望動機・例文!アピールポイントや書き方、面接での伝え方とは?
セールスエンジニアに転職を希望する場合、履歴書やエントリーシートの志望動機欄にはどのようなことを書けばよいのでしょうか?
志望動機はポジティブであることが大前提であると共に、そのなかでどのように自分をアピールし、他者との差別化をしていくかが肝心です。
そこで本記事では、セールスエンジニアを目指す際の志望動機の書き方のポイントや注意点を、3つの例文を交えてご紹介いたします。少しでもお役に立てれば幸いです。
セールスエンジニアの仕事内容とは?
セールスエンジニアとは、自社の製品に対し技術的な知識をもちつつ、その製品の販売・サポートといった営業活動を行う職業です。
つまり、営業とエンジニア、両方の顔を持つ仕事といえるでしょう。
たとえば、お客様に自社の製品について技術的な質問を受けた際に、一度会社に持ち帰って技術者に質問し、その内容をお客様に伝えるのが営業職です。
しかし、セールスエンジニアの場合には、その製品について技術的な専門知識があることが前提となっているため、技術的な質問にもその場で対処しなければいけません。
そのため、お客様はスピーディーに技術的な質問、要望に対応してもらうことができます。
また、セールスエンジニアが営業とは違うもう1つの点は、製品を売って終わりではなく、その後の技術的なサポートを継続していく点です。いわば企業とお客様との信頼関係を保つキーパーソンといえる職業です。
ちなみに、セールスエンジニアの平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
1日のスケジュール例
セールスエンジニアは自ら顧客のもとに足を運び、製品の販売やサポートを行います。ですから、当然外出が多くなり、1日のスケジュールは流動的になりがちです。
通常は、スケジュールをお客様の都合に合わせ、空き時間にお客様への説明資料やレポートなどの作成を行うことが多くなるでしょう。営業に出向く時間はいわゆる定時が中心です。
そのため、企業によってはセールスエンジニアにはフレックスタイムを適用していることがあるでしょう。
また、自社の定時内にはセールスエンジニアに不可欠な技術的な知識のフォローアップのために技術会議、セールスの対策・報告のために営業会議に出席することがあります。
営業と技術を一人二役でこなすこの職種は多忙です。時には、顧客先でのトラブルに緊急に対応しなければならないこともあるでしょう。そんな時には、残業を余儀なくされることもあります。
セールスエンジニアの志望動機のアピールポイント
先述のように、セールスエンジニアは営業とエンジニアを掛け持ちするような職種です。そのため志望動機は、なぜ営業でもエンジニアでもなくセールスエンジニアなのかをアピールすることが大切です。
大学などではビジネスやエンジニアリングについて学ぶことはあっても、それを組み合わせたセールスエンジニアについて学べる所はほとんどないと言っていいでしょう。
つまり、セールスエンジニアは社会に出てから身につける職種です。現職でエンジニアをしている人なら、なぜセールスに興味を持ったのかを具体的にアピールしてみましょう。
また、現職が営業で技術的な開発や保守に携わったことがない人には、セールスエンジニアの職は敷居が高いかもしれません。
しかし、なぜ技術的なサポートをしたいと思うようになったのかを経験談を交えながらアピールすることで採用してもらえるチャンスも高まるでしょう。
【例文】セールスエンジニアの志望動機の書き方
では、履歴書ではどのような点に気を付けて志望動機を書けばよいのでしょうか?
実際に企業に応募する際には、なぜその職種なのかだけでなく、なぜその企業でなければいけないのかも、重要なポイントになります。
これらを踏まえ、次の3つのパターンについて具体的な志望動機の書き方と、その要点について紹介します。
同業界・同職種からの転職の場合
「私は、クラウドPBX(Private Branch eXchange、構内交換機)のセールスエンジニアとして3年勤務しております。主に、コールセンターの立ち上げや保守・管理について提案を行ってまいりました。
お客様へは、従来のPBXからクラウドPBXへと遷移することのコスト的、そして機能的メリットをご説明すると共に、導入・運用の際の技術的サポートを行っております。
この度貴社のセールスエンジニアに応募させていただいたのは、最新技術であるAIやAPIを駆使した貴社の製品に興味を持ったからです。
今後は、エンジニアとして最新技術に触れながら、お客様により満足のいくサービスを提供できる営業を行っていきたいと思っております。」
同業界・同職種からの転職の場合は、即戦力となり得るどのような技術や知識を持っているのかをアピールするのが重要です。
また、なぜ今転職をしようとしているのか、なぜその会社に興味を持ったのかをポジティブに説明することで、採用担当者の印象がよくなるでしょう。
同業界・異職種からの転職の場合
「私は、会計ソフトの開発エンジニアとして3年従事し、ユーザインタフェース(UI)の開発を担当しております。
UIは会計ソフトを利用するお客様が直接操作を行う画面で、操作性や利用していただく企業にマッチした拡張性が求められます。
そのため、直接お客様からの要望を聞き、製品に反映する機会に恵まれました。そのような環境の中、自分の適性をお客様とのコミュニケーションに見出すことができ、セールスエンジニアの職に興味を持つようになりました。
貴社の主力商品であるRPAはオフィスワークの効率化という意味で、現職と共通するものがあります。
今後はこれまで培ったソフトウェア開発のノウハウを生かしつつ、カスタマーソリューションを提案できる営業スキルを身に着けることを目指しています。」
同業界・異職種からの転職の場合、なぜ今までと違う職種を希望するのかをクリアに説明しましょう。
また、同じ業界の経験でセールスエンジニアの仕事に生かせる部分があれば、積極的にアピールしておきましょう。
異業界・異職種からの就・転職の場合
「私は大学で機械工学について学び、その後半導体メーカーで設備担当として2年間従事しました。
半導体技術は緻密な設備調整が必要なため、サービスエンジニアの方に協力していただくことがあり、その仕事に興味を持つようになりました。
セールスエンジニアの仕事は、技術的でありながらお客様と直接コミュニケーションして要望やニーズに応えていくという点が、私にとってとても魅力的です。
そこで、貴社の3Dプリンターのセールスエンジニアに応募させていただきました。
もともと機械には強く興味もあるので、できる限り早く技術な知識を習得し、また、セールスについては学生時代に語学留学で培ったコミュニケーション能力でお客様に信頼されるセールスエンジニアになりたいと考えています。」
セールスエンジニアの場合、異業界・異職種からの転職は珍しくはありません。
営業職よりは開発系エンジニアなどから転職する場合が多いので、コミュニケーション能力をどのようにアピールするかがポイントになります。
ちなみに、「志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい」という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
セールスエンジニアの志望動機・NG例文
「以前半導体メーカーに勤めていた際、半導体技術は緻密な設備調整が必要なため、セールスエンジニアの方に協力していただいたことがきっかけでセールスエンジニアの仕事に興味を持つようになりました。
そこで設備調整はもちろんのこと、細やかに対応いただいた貴社でお世話になりたいと考え、今回志望させていただきました。
半導体に関する知識には自信がありますので、少しでも早く貴社に貢献できるよう努めて参ります。」
上記の例文ではまず、なぜその企業を選んだのかという部分について言及していますが、その企業ならではの特徴や魅力が明記されておらず、信憑性に欠けているといえます。
この場合には、「前職でお世話になったことがきっかけで貴社について調べさせていただいたところ、特に貴社の社員教育に力を入れている点や、”顧客第一”というスローガンを掲げていらっしゃるところに魅力を感じました。」など、その企業ならではの魅力を伝えると説得力が増します。
そして志望動機のまとめ部分について、ここでは「半導体に関する知識には自信がある」というアピールを行っていますが、これでは少し不足しています。
半導体に関する知識だけでいえば、本気で勉強すれば誰しも基礎部分を培うことが可能です。
そのため、知識に加えた業務上で活かせるスキルや能力面など、自分だからこそ発揮できるポイントについてもアピールできれば、より良い志望動機になるでしょう。
面接で聞かれやすい質問
面接対策では、志望動機や自己PRなどの準備ばかりに意識が向きがちですが、他にも志望動機に関連した聞かれやすい質問ああります。
そこでここでは、セールスエンジニアを志望する際に未経験者が聞かれやすい質問と、経験者が聞かれやすい質問をそれぞれご紹介したいと思います。
志望動機の対策と共にこちらもチェックしていただけたらと思います。
セールスエンジニア未経験者の場合
まずは、セールスエンジニア未経験者が面接で聞かれやすい質問を見ていきましょう。
*セールスエンジニアに就きたいと思った理由
企業サイドがまず確認したいと考えるのは、どうして未経験からセールスエンジニアになりたいと思ったのかという点です。
その職種を目指した理由やきっかけを質問してチェックすることで、企業サイドはその人材が入社後に長く活躍してくれるのかを見ようとしています。
人を一人雇うことには莫大な予算がかかります。だからこそその職種を目指す理由に信憑性があり、より熱意の感じられるものかどうかで、その後早期退職する可能性が低いかどうかを見ているのです。
これについては、基本的に志望動機の中に盛り込むのがスムーズです。前職や学生時代の経験から、セールスエンジニアになりたいと思った理由を洗い出して、具体的なエピソードと共に伝えましょう。
*その企業を選んだ理由
次に、数ある企業の中からその企業を選んだ理由もまた企業サイドはチェックします。その企業を選んだ理由の信憑性によってもまた、早期退職の可能性を図っています。
同じ業界の他の企業にはない、その企業ならではの特徴を把握し、なぜその特徴に魅力を感じたのかを具体的に伝えましょう。
*数年後の目標
中には「10年後の目標を教えて下さい」「10年後にはどのようになっていたいですか?」などと、数年後にどうありたいかを質問されることも多いです。
人は目標を持たないまま何となく働くよりも、何かしらの目標に向かって働いた方が、より効率的かつ意欲的に働くことができます。
「10年後にはこうなっていたい」というビジョンが明確であればあるほど、5年後にはどうなっておく必要があるのか、そのためには今どうすべきかを逆算して考えることができるからです。
まずは自分の理想的な姿を想像して、人生の目標を立ててみましょう。
*転職理由
そして、必ずと言っていいほど面接では転職理由を聞かれます。ここでは「残業が多かったから」「仕事がつまらなかったから」などとネガティブな理由を伝えないようにしましょう。
ネガティブな転職理由を伝えた場合、企業サイドから「転職後も同じようなネガティブな理由で転職してしまうのではないかと」捉えられてしまいかねないからです。
「実力で判断してもらえる職場環境で自分を鍛えたかったから」など、ポジティブな理由を伝えるようにしましょう。
とはいえ、中にはネガティブな理由で転職したという方も多いことと思います。そういった場合にはネガティブな理由を展開させてポジティブなものにするのがおすすめです。
たとえば「残業が多すぎた」という場合には、「勉強する時間が欲しかった」など、ポジティブな理由にすることができます。ぜひチャレンジしてみてください。
セールスエンジニア経験者の場合
次は、セールスエンジニア経験者が面接で聞かれやすい質問を見ていきましょう。
*これまでの業務内容
経験者の場合はまず、これまでの具体的な業務内容について聞かれることになります。
経験者とはいえ、採用側が「これぐらいは経験しているだろう」と想定しているよりも初歩的な業務しか経験していない人材が応募してくる可能性もあります。
現時点でどれくらい活躍できるのか、どれくらい教育に時間がかかるのかを把握し、採用すべきかどうかを判断したいと企業サイドは考えます。
そのため、転職後にどの程度の仕事であれば最初からある程度任せても問題がないかを企業側はチェックしておく必要があるのです。
そのため、企業サイドがある程度理解しやすいように、前職での業務内容を具体的にまとめて伝える必要があります。
*前職の実績
また、前職での具体的な実績もまた企業は知りたいと考えています。職場が違えど、具体的な数値で成果を伝えることができれば、大きなアピールポイントとなります。
自己PRをお願いされる時に盛り込むのもひとつですが、質問された時に備えて準備しておきましょう。
*転職理由
次に、必ずと言っていいほど面接では転職理由を聞かれます。ここでは「残業が多かったから」「仕事がつまらなかったから」などとネガティブな理由を伝えないようにしましょう。
ネガティブな転職理由を伝えた場合、企業サイドから「転職後も同じようなネガティブな理由で転職してしまうのではないかと」捉えられてしまいかねないからです。
「実力で判断してもらえる職場環境で自分を鍛えたかったから」など、ポジティブな理由を伝えるようにしましょう。
とはいえ、中にはネガティブな理由で転職したという方も多いことと思います。そういった場合にはネガティブな理由を展開させてポジティブなものにするのがおすすめです。
たとえば「残業が多すぎた」という場合には、「勉強する時間が欲しかった」など、ポジティブな理由にすることができます。ぜひチャレンジしてみてください。
志望動機で困ったら・・・
セールスエンジニアの志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。
「本当にこれでいいのかなぁ・・・」と不安を抱いたまま応募するのは、内定の可能性を狭めてしまうようで気が引けますよね。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
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