「やりたいことない」人がやりたいことを見つけてそれを仕事にする方法
「やりたいことが見つからない」とお悩みの方は多いことと思いますが、それには大きく4つの原因があり、特に幼少期の親子関係や周りとの人間関係が影響していることが多いです。
本記事ではやりたいことを見つけてそれを仕事にする方法をご紹介いたしますので、やりたいことを見つけるお手伝いができれば幸いです。
ポジティブな感情をたくさん経験している人ほど「やりたいこと」がある
まず大前提として、やりたいことの根底にあるのは人の「感情」です。
たとえば「旅行に行きたい」「漫画を読みたい」というちょっとしたWANTは誰しもあると思いますが、旅行も漫画も「面白い」「楽しい」という感情(あるいは感動)があるからこそ求めたくなるのではないでしょうか?
逆に言えば、旅行も漫画もそれによって感じる感情が無だったら、わざわざお金と時間をかけてまでやりたいとは思わないですよね。「やりたい」という気持ちは何かしらのポジティブな感情を感じることが前提になるのです。
そのため、過去にポジティブな感情を体感した経験が多い人ほど「やりたい」という気持ちを抱きやすい傾向があります。
たとえば、趣味で書いていた漫画を友達が読んで「すっごく面白いよ!才能あるんじゃない?」と褒めてくれたとします。
それが自分にとても素敵な感情を生み出したとしたら、趣味にとどまらず、仕事として漫画を描いていきたいと思うようになるかもしれません。
人によって何にどんな感情を覚えるかは異なりますが、何かを「やりたい」というきっかけとなる感情を得るには、「体験」を通して「ポジティブな感情をたくさん経験する」ことが必要なのです。
そのため、これまでに楽しいと思えるような経験をあまりしていなかったり、新しいことを始めることに抵抗がある人はなかなかやりたいことを見つけにくいということになります。
やりたいことが見つからない原因
では、具体的にはどのようなことが原因でやりたいことが見つからないのでしょうか?ここでは4つの観点からご紹介します。
自分自身がやりたいことに「フタ」をしている
やりたいことが見つからないなという方は、ひょっとすると自らやりたいことに「フタ」をしてしまっている可能性があります。
たとえば「将来海外暮らしをしたい」と思っても、「英語できないし」「英語なんてどうせ習得できない」「海外って治安が不安だし」「そんなに貯金できないし」など、「できない理由」を探しては自分自身でやりたいことを封印してしまってはいないでしょうか?
特に頭の回転が速く先を瞬時に予測できる人ほどこういったできない理由を探して自分のWANTを抑え込んでしまう傾向があります。
しかし、先ほどもお伝えしたような過去にポジティブな感情をたくさん経験している人は、新しいポジティブな感情を求めているためまず実行します。
「失敗しても軌道修正すれば良い」「やるだけやって失敗しても、そこに後悔はないはず」と、「できる理由」を探してどんどん突き進みます。
たしかに失敗は怖いことだと思いますが、よっぽどのことでない限り命の危険はないでしょう。
「将来海外暮らしをしたい」なら、思い立った瞬間に目標の時期を決めてそれまでに必要なことを洗い出して、「いち早く実行に移す」ことを徹底してみましょう。一度やりだしたら、案外走り続けられるものです。
過去に否定された経験がある
ちなみに過去に親や先生、周りの友達などから「そんな夢みたいなこと言ってないでさっさと勉強しなさい」「そんなのできるわけがない」「身の程知らずだ」など、何かを始めようとしたりやりたいという意思をネガティブな言葉で否定された経験がある人は無意識のうちに自分のWANTを抑え込むようになってしまいます。
特に親が与える影響は大きく、厳しい家庭に育った子供や自分に無関心な親に育てられた子供は将来無気力になりやすくなります。
テストで90点を取っても、
「なんで後10点を取りこぼしたんだ」
「もっと勉強量を増やしなさい、友達と遊ぶのもしばらく禁止です」
一方で満点を取っても、
「お母さん今忙しいから向こう行ってて」
「急いでるのわかるでしょ!?話しかけないでよ」
このように親に自分を認めてもらえないという感覚を常日頃から味わっている子供は、「自分は何をしても認めてもらえないから、もう全部どうでもいいや」と無気力になっていくか「いつか認めてもらえるようにもっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むようになります。
自分には価値がないと思い込んでいる
このように親に認めてもらえなかったことで「何をしても意味がない」と感じるようになる人は多いです。価値のない自分が何をしたところでその全てに価値がない、だからこそやる気が出ないというループにはまってしまいます。
この時、やる気が出ないということも起因していますが「価値のない自分がなにかをやりたいと思ってもどうせ成功するはずがない、だって自分には価値がないんだから」という意識が根底にあるため、やりたいことを無意識のうちに考えないようにしていることも考えられます。
他人の敷いたレールに乗ってきた
一方で、親から認められなかった経験が「いつか認めてもらえるようにもっと頑張らなきゃ」という方向にスライドした子供の場合、親が望む学校に入り、親が望む友達付き合いをし、親が望む企業に就職することになるでしょう。
全ては子供の頃に感じた「親に認めてもらいたい」という気持ちから。しかし、ここに親のWANTはあっても自分自身の純粋なWANTはありません。
たとえ自分のやりたいことを親に投げかけても「そんなのお前にできるわけがない」「そんなこと言ってる暇があったら勉強しろ」などと頭ごなしに否定されてしまいます。
特に厳しい家庭環境の場合、やりたいことを否定されたことに加えて親に対する恐怖心も影響し、少しずつ自らWANTを感じないように環境に適応していってしまうのです。
親の言う通りに行動しなければ「どうして言う通りにやらないんだ!」「だからこうしとけって言っただろ」などと強い言葉を浴びせられるため、次第に自分の意思でチャレンジするよりも大人の言うことに従っておこうと考えるようになります。
また家庭環境が起因していない場合でも、塾の先生や周りの生徒のプレッシャーが強くてなんとか成績を上げなければと自分を追い込んでいたり、いじめや仲間外れにされた経験から周りの空気に敏感になった方もいらっしゃるでしょう。
そのようにして親や周りの顔色をうかがって生活していくうちに、社会に出てもなお周りの人の顔をうかがって生きていくことになります。
異常なまでに緊張してしまったり、人と顔を合わせると焦ってしまうという方はこういった環境や経験が影響しているかもしれませんね。
こうなると人に認めてもらえる、人が求める自分を創ろうと奔走してしまうことになり、しかもそれは「やらなければならない」というMUSTの意識が先行するためポジティブな感情になりにくく、より一層自分のやりたいことが見つからない状態になるのです。
やりたいことが見つかる3STEP
では、そんな状況かでやりたいことを見つけるには一体どうすれば良いのでしょうか?ここでは3STEPで見ていきたいと思います。
誰の役に立ちたいかを考える
過去にポジティブな感情をあまり経験してこなかった人がいきなりやりたいことを見つけようとしてもなかなかうまくいきません。そこでまずおすすめなのは、誰の役に立ちたいかを考えてその人(たち)のためにアクションを起こすことです。
人は自分に意識を向けているとネガティブな感情になりやすいですが、一方で「この人のために役に立ちたい」と考えている時には逆にポジティブな感情になりやすいです。
人の役に立てていることを実感できれば、「自分には価値がある」と思えるからです。
親に認められたいという感情で親のために生きてきた人もたしかに親の役には立っているかもしれませんが、それはそうせざるを得なかっただけの話で自分の意思ではないはずです。
まずはどんなことがしたいかではなく誰の役に立ちたいかを考えてみましょう。
「できること」からポジティブな感情を得る
誰の役に立ちたいかが明確になったら、次はそのために自分ができることを考えてみましょう。やりたいことが見つからないのはポジティブな感情の経験不足が原因です。
まずは自分ができることから始めてポジティブな感情を経験することによって、できることにやりがいを感じるようになり、結果それがやりたいことに変化していくでしょう。
人の喜びを実感する
今触れたように、人はやりがいを感じることでできることがやりたいことに変化していきます。そこでやりがいを感じることが重要になるわけですが、人がやりがいを感じるのはこのような時になります。
(1)人の役に立てた時
(2)自分の成長を実感できた時
自分がやったことで人が喜んでくれて「ありがとう」などと声をかけてもらえると、人の役に立てた!というやりがいを覚え、次第にそれが自分のやりたいことに変化していくのです。
人間、自分のためだけに行動していてもなかなかモチベーションを保つことができませんが、自分の力で人に良い感情を与えられたとなれば、「もっと素敵な気持ちになってほしい」「もっと自分にできることはないかな」と自ら行動を起こすようになっていきます。
やりたいことが溢れてなかなか消化しきれないほどに心が充実していくのです。
まとめると、やりたいことがないという方はまず誰の役に立ちたいかを考え、そのために自分ができることから始め、それが実際に人の役に立てているということを実感することが近道となります。
やりたいことを仕事にする方法
「やりたいことがない」とお悩みの方は、それが原因でなかなか仕事選びが進んでいないのではないでしょうか?今お伝えしたように、やりたいことを見つけるには人の役に立てることをし、人が喜んでいる姿を実感するのが近道です。
そこでやりたいことを仕事にするには、人の役に立てていることを実感しやすい仕事に目を向けてはいかがでしょうか?たとえば下記が挙げられます。
<公益>
国家公務員
地方公務員
警察官
団体職員
準公務員
<人・生活>
介護
保育
登録販売者
ウェディングプランナー
インテリアデザイナー
インテリアコーディネーター
<美容・ファッション>
ネイリスト
セラピスト
美容部員
アパレル店員
<接客>
ツアーコンダクター
ホテルマン
ペットショップ
内勤営業
サービス業全般
それぞれの仕事内容や具体的に得られるやりがいについては下記にそれぞれリンクを掲載しておきますので、気になったものがあればぜひチェックしてみてください。
仕事選びが上手くいかないなら
もし仕事選びがうまくいかずに悩んでいるという方は、就・転職エージェントに相談することで「自分が何をやりたいと感じているか」「どんな仕事ならやりがいを感じられるか」をカウンセリングしてもらうことができます。
【就・転職エージェントとは?】
専属のキャリアアドバイザーが就・転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。
カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。
就・転職エージェントの専属キャリアアドバイザーに相談することで、自分がやりがいを持って働ける仕事を紹介してもらえる他、必要であれば応募から内定までを徹底サポートしてもらえます。。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは若年層に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
「やりたいことを見つけたい」「本当に自分に合った仕事や職場を見つけたい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!