プログラミングの仕事には未経験でも就ける？

手に職をつけることができ、将来性も期待できるプログラミングの仕事ですが、中でも未経験の方には｢自分でも働けるような仕事なのかな？｣｢今からでも遅くはないのかな･･･｣といった不安があるかと思います。

しかし心配は無用です。結論から言ってしまえば、未経験からでもプログラミングの仕事に就くことは可能です。理由は主に下記の2点になります。

みずほ情報総研株式会社｢－IT人材需給に関する調査－ 調査報告書｣によれば、国内の労働人口が年々減少していく中でIT需要は今後も拡大していくことが見込まれ、2030年には約79万人ものIT人材が不足すると予想されています。

現時点でもIT人材の不足に悩む企業は多く、未経験からでも採用しようという動きが多く取られているのです。そしてそれに伴い研修制度を充実させている企業も多いため、未経験者でも安心して学べる環境が期待できます。

未経験からプログラミングの仕事に就きたいと考えた場合には、必ずしも実務経験や具体的なスキルが求められるわけではないため、思い立った今こそチャレンジすべきタイミングだといえます。

ただし、未経験者を歓迎している職場が多いとはいえ、ライバルに採用枠を奪われないためには最低限プログラミングの基礎知識を把握しておくことが望ましいです。

プログラミングの仕事6選

では、プログラミングの仕事には具体的にどういったものがあるのでしょうか？ここでは6つの職種をピックアップして、それぞれの仕事内容や年収目安、メリット･デメリットについてご紹介いたします。

プログラマー

まずはプログラマーです。プログラミングといえばまずこの仕事をイメージする方が多いのではないでしょうか？

これはシステムエンジニアなどが作成した設計書に基づいてプログラミングを行い、システムやソフトを制作するもので、プログラミングだけでなくAPI(アプリケーション･プログラミング･インタフェース)の開発やテスト作業などを行うこともあります。

プログラマーの年収目安は400～500万円程度と言われており、売上に応じた報酬の増加制度を採用している職場か否かによっても水準は異なります。そのほか、メリット･デメリットは下記の通りです。

Webデザイナー

次にWebデザイナーです。これはWebサイトのデザインを作成する仕事で、多くの場合、HTML、CSSなどの言語で実際のWebページを組み上げる｢コーディング｣の業務も含みます。

Webデザイナーが作成するWebサイトは企業や個人などのクライアントから依頼を受けたもので、クライアントの要望をよく聞いたうえで、その目的に合ったものを作り上げていく必要があります。

年収目安は350～450万円程度と言われています。未経験からでもチャレンジすることが可能ですが、プログラミングの基礎知識はもちろんのこと、UI/UXといったWebデザインに関する知識もあらかじめ養っておくことが望ましいです。

そのほか、メリット･デメリットは下記の通りとなります。

サーバーエンジニア

次に、サーバーエンジニアです。サーバーとは、データや情報といったコンテンツを提供するコンピューターを指し、サーバーエンジニアはこれを一から構築、設計し、保守･管理を行う仕事です。

サーバーの種類はWebサーバーやメールサーバー、ファイルサーバーなど様々で、担当するサーバー次第で求められる知識が異なりますが、WindowsやMac OS、LinuxといったOSやネットワークにまつわる知識はどのサーバーにも必要です。

保守･管理業務においては、負荷を軽減させるためのチューニングやウイルス対策などを行い、サーバーを監視して何かしらの不具合が生じた場合にスピーディーに解決できるよう備えます。

年収目安は450～500万円程度と言われており、そのほか、メリット･デメリットは下記の通りです。

セキュリティエンジニア

次に、セキュリティエンジニアです。これはクライアントの情報セキュリティを担当する仕事になります。

クライアントに必要なセキュリティの企画･提案、セキュリティシステムの設計･実装、テスト、システムの運用、保守といった業務を担い、それぞれの工程に専門で携わるか全般的に携わるかは職場によって異なります。

セキュリティエンジニアになるために必要な資格は特にありませんが、求められる知識が膨大なため、｢シスコ技術者認定｣などの資格の取得に向けて勉強するのも一つです。

セキュリティエンジニアの年収はスキルや環境によって差が生まれやすいですが、目安としては450～550万円程度と言われています。そのほか、メリット･デメリットは下記の通りです。

データベースエンジニア

次に、データベースエンジニアです。データベースとは大量のデータを一定の形式で整理して検索しやすくしたもので、図書館の本棚をイメージするとわかりやすいでしょう。

たとえばスーパーの商品情報を商品コード別に分類して整理したものがデータベースです。

データベースエンジニアはこのデータベースに情報を記録、保存したり、必要に応じてすぐに情報を得たりできるようにデータベースのシステムを設計、開発、管理、運用する仕事となります。

年収目安は500～600万円程度と言われており、経験を積んでプロジェクトマネージャーを目指す、あるいは統計学を学んでデータサイエンティストを目指すなどのキャリアアップの道があります。

そのほか、メリット･デメリットは下記の通りです。

フロントエンドエンジニア

最後にご紹介するのが、フロントエンドエンジニアです。

フロントエンドとはWebサイトの画面やアプリの入力画面といった｢ユーザーがシステムと接触する、目に見える部分｣のことで、フロントエンドエンジニアはこの部分のプログラミングを行う仕事になります。

基本的にはデザイナーが設計したデザインを元にプログラミングを行いますが、職場によってはWebサイトのデザインに参画することもあります。

年収目安は450～550万円程度と言われており、HTMLやCSS、JavaScriptを一から記述できるスキルが必須となります。そのほか、メリット･デメリットは下記の通りです。

プログラミングの勉強方法

さて、ここまででプログラミングの仕事の具体例をご紹介いたしましたが、｢未経験OKと言われても本当にやっていけるか不安｣という方もいらっしゃるかと思います。

そこでここでは簡単にプログラミングの勉強方法についてご紹介したいと思います。

完全未経験の場合

完全未経験の場合には、まず基礎的なプログラミング言語を学ぶところから始めましょう。プログラミング言語の種類は多用なため、自分が目指している仕事で使用することが想定される言語を選んで勉強します。

たとえばJavaは中でもニーズが高い言語であり、これはデスクトップ向けアプリやAndroid向けスマホアプリ、Webサービスの開発、IoT機器など様々なものに使用されています。

またWeb関連の仕事ではWordPressを使用する可能性があり、これをカスタマイズするためにはPHPの知識が必要なため、Web関連の仕事を目指している場合にはPHPを学ぶのも良いでしょう。

そして完全未経験の方がプログラミング言語を学ぶには、下記のような方法がおすすめです。

書籍を活用する際には、まずプログラミングの仕組みを学べるものを購入し、基本を理解できてから学びたい言語に特化した書籍を購入してみましょう。

この際、購入した一冊を繰り返し読み込み、必要に応じてメモを書き込むなどしてより自分が理解しやすいようにカスタマイズしていくのがコツです。

またウェブサイトを情報収集のツールとして活用するのも手軽です。ただし、物事はただインプットするだけではなかなか定着しないものです。

学んだ内容をSNS上で定期的に投稿したり、掲示板で困っている人を見かけたら自分の知識を共有してあげるなど、積極的にアウトプットしていくこともポイントとなります。

基礎知識はあるもののスキルに不安がある場合

一方で、プログラミングに関する基礎知識はあるものの、実際に働くとなるとスキルに自信がないという方もいらっしゃるかと思います。こういった方はプログラミングスクールに通って実務スキルを身につける方法が効果的です。

講師から直接レクチャーしてもらえるため、独学でスキルを培うよりもスピーディーに成長することが期待できます。

簡単なプログラムを作れる程度の基礎的なレベルであれば、大手スクールの場合1ヶ月程度で習得できるプログラムが組まれていることが多いです。

一方で、マンツーマンオンラインプログラミング塾「侍エンジニア塾」のアンケート調査｢エンジニアになるまでの1日の平均学習時間｣によれば、実務的なスキルを身につけるには毎日数時間ずつ勉強したうえで一年以上かかるという調査結果が出ていますが、同調査によれば独学で学んだ場合の方が学習期間が長かったという結果も出ているため、スキルを細かく身につけたうえでプログラミングの仕事に就きたい方は、スクールに通うのも一つです。

プログラミングの仕事に就くには？

さて、本記事ではプログラミングの仕事についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか？少しでもお役に立てていれば幸いです。

ちなみに先ほども触れた通り、プログラミングの実務スキルを身につけてから転職活動を行うとなるとそれ相応の時間が必要になります。

しかし未経験の業界や職種にチャレンジする場合にはより若い人材の方が需要が高い傾向にあるため、｢転職のしやすさ｣という観点で見れば、勉強に時間を割きすぎるのはあまり得策とはいえません。

未経験者を歓迎しており、かつ教育制度が整っている職場を狙ってできるだけ早く転職活動を行うことをおすすめします。

｢でも今の自分じゃ採用してもらえるようなスキルもないし･･･｣とお悩みの方には、転職エージェントを経由して企業へ自分を推薦してもらう方法がおすすめです。

転職エージェントでは専属のキャリアアドバイザーが希望や性格から｢本当に合った仕事｣をカウンセリングしてもらえるほか、必要に応じて書類･面接対策～入社までを徹底サポートしてもらえます。

中には求職者を企業に推薦する制度がないエージェントも存在しますが、私たち第二新卒エージェントneoでは求職者お一人ずつに対応した推薦文を作成して企業側へ推薦させていただいているほか、このようなメリットがあります。

ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。

｢プログラミングの仕事に就きたい｣｢自分が活躍できる仕事を知りたい｣という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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