転職したいけどスキルがない20代が未経験でも狙いやすい仕事7選と成功のコツ
「転職したいけどスキルがない・・・」とお悩みではありませんか?強みとなるスキルがないと納得のいく転職ができるか不安になりますよね。
そこで本記事ではスキルがなくても転職できることをお伝えしたうえで、未経験でも転職しやすい仕事7選をご紹介いたします。転職したいけどスキルがない20代が転職を成功させる3つのコツもお伝えしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。
20代ならスキルがなくても転職できる
転職したいなと考えている20代の方の中には、他社でやっていけるだけのスキルが培われていない、あるいは未経験職種にチャレンジしたいものの強みとなるスキルがないことから転職が難しいのではないかと感じている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、中でも20代前半の人材に対しては即戦力となるスキルが身についていないことを前提に選考を進める企業が多いです。
20代前半の人材はその若さゆえの伸びしろや、前職の社風に馴染み切っていないことを根拠とした柔軟性が期待できるほか、基本的なビジネスマナーを身につけていると考えられることから企業にとっては基礎的な教育にかかるコストを抑制できるという利点があります。
スキルがない未経験者を採用するにあたって企業は一から人材を教育する必要性がありますが、その分応募数を増やせるためより自社にマッチした人材を採用しやすくなるほか、未経験者だからこその斬新な意見やアイデアを得やすくなります。
特に人手が足りていない企業など、スキルがない未経験者層を積極的に採用する企業は一定数存在するため、中でも20代前半の方であれば十分に転職が可能であるといえます。
スキルがない20代後半の選考対策のコツ
一方、20代後半の場合は一般的に即戦力となることを期待されるため、20代前半の人材に比較するとより厳しい目でチェックされる傾向があります。そのため、下記のような工夫が有効です。
【スキルがない20代後半の選考対策のコツ】
・志望動機をより細部までこだわって考える
・即戦力となれるような自己PRを過去の経験から考える
・今後のビジョンを通してその企業とマッチしていることをアピールする
企業は特別強みとなるようなスキルが見られない人材を雇うにあたって、その人材の新しい仕事に対する意欲が高いかどうかを細かくチェックする傾向があります。
というのも、たとえ即戦力となれるようなスキルがなくても「未経験者だからこそいち早く周りに追いつきたい」「早く一人で成果を出せるようになりたい」という意欲があれば、より短期間のうちに戦力となってくれることが見込めるほか、既存社員たちの刺激にも繋がるからです。
そのため、スキルがない20代後半の方は志望動機を細部までこだわって考えることで、より意欲が伝わるよう工夫するのが大切です。
また、過去の経験を細かく棚卸しして自分の能力や傾向を細分化し、今までの仕事と新しい仕事で活かせる能力の共通項を考え、より短期間で戦力となれるような想像がつきやすい自己PRを考えることも重要です。
さらに今後のビジョンをできるだけ明確にして、いかにその企業が求める人材像とマッチしているかをアピールすることができれば理想的です。
ただ、20代前半であっても後半であってもアピールできるスキルが見られない場合にはポテンシャル採用となるため、できるだけ早い段階で転職活動を始めて若さをアピールできるうちに転職先を決めるのがベターであるといえます。
未経験でも転職しやすい仕事7選
では、スキルがない20代でも転職しやすい仕事には一体どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは無資格でもチャレンジできる仕事に絞り、手に職をつけられる仕事や今後他の業界への転職がしやすくなるような仕事を中心に”未経験でも転職しやすい仕事7選”をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
営業職
まずは営業職です。これは顧客のニーズを汲み取ったうえで自社商材を提案して購入を促す仕事になります。提案する商品やサービスは勤め先によって異なり、商材によっては細かいアフターフォローや追加提案も行います。
営業職はどの業界にも欠かせない職種のためニーズが高い分求人数も多く、営業スキルを身につけておけば異業界への転職もしやすい利点があります。
業界によっては専門知識が必要になる場合もありますが、そのニーズの高さから営業職の人材が不足している企業も少なくなく、未経験者を歓迎している企業が非常に多い傾向があります。
インセンティブ(成果に応じて支給されるボーナスのようなもの)を用意している企業も多く、実力に応じた報酬を得たいと考えている方に嬉しいポイントです。そのほか、メリット・デメリットは下記の通りとなります。
【メリット】
・実力次第でしっかり稼げる
・どの業界にも転職しやすい
【デメリット】
・顧客の都合に合わせなければならない
・顧客と職場の板挟みになるケースがある
・インセンティブがない場合には稼ぎにくい
中でもコミュニケーションスキルに自信がある方、接客経験がある方、顧客と直接触れ合いながら働きたい方、実力主義の現場で働きたい方に向いています。
医療事務
次に医療事務です。
これは病院やクリニックといった医療機関において、受診しに来た患者への応対や保険者へ医療費を請求するために作成する診療報告明細書(レセプト)を作成するレセコン業務のほか、カルテの管理などを行う仕事です。
医療業界の基礎知識は必要になりますが、働きながら知識をつけていくことができるため未経験からでもチャレンジすることが可能となっています。
医療機関で働くことから安定性が見込めるのがこの仕事の嬉しいポイントです。その他、メリット・デメリットは下記の通りとなります。
【メリット】
・働くエリアに縛られない
・働きながら専門知識が身につく
・ワークライフバランスを保ちやすい傾向がある
【デメリット】
・覚えることが多い
・接客に近い業務がある
中でも医療に携わりたい方、サポート業務に従事したい方、ワークライフバランスを保ちやすい仕事に就きたい方に向いています。
プログラマー
次にプログラマーです。これはシステムエンジニアなどが作成した設計書に基づいてプログラミングを行い、システムやソフトを制作する仕事です。
プログラミングだけでなく、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の開発やテスト作業などを行うこともあります。
プログラマーは、”納期までに質の高い成果物を納品できるか”が重要視される傾向にあるため、自分の裁量で仕事を進められる魅力があります。職場によってはリモートワークも可能(研修期間は除く)で働く場所に縛られにくい利点もあります。
プログラマーというと専門知識やスキルが必要となることから未経験者には難しいと感じられるかもしれませんが、需要が高いことから未経験者を歓迎している求人が多くなっています。その他、メリット・デメリットは下記の通りです。
【メリット】
・キャリアアップしやすい
・スキルアップしやすい
・比較的年収が高めである
・在宅ワークも可能である
【デメリット】
・納期に追われやすい
・求められる能力・スキルが幅広い
・常に勉強する必要がある
中でもIT業界にチャレンジしてみたい方、モノづくりに携わりたい方、安定的な仕事に就きたい方、常に勉強し続けられる方に向いています。
インフラエンジニア
次にご紹介するのはインフラエンジニアです。インフラエンジニアはサーバーやネットワークといったITにおけるインフラの基盤を担う仕事で、企業の情報システムの設計、構築、運用、保守を行います。
具体的にはサーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、クラウドエンジニアなどの職種があり、担当領域についてはサーバーやネットワークやセキュリティなど様々なものがありますが、業務は大きく下記の二つに分かれます。
【インフラエンジニアの担当領域】
▼上流工程
要件定義・設計・構築
▼下流工程
運用・保守・監視
一般的には下流工程から携わり始め、経験とスキルを培いながら少しずつ上流工程も担当するようになっていきます。
ITインフラは365日、24時間体制で稼働させる必要があるためニーズが高く、インフラエンジニアを求めている企業が多いことから未経験者にも間口を広げて募集をかけている傾向があります。
サーバーやネットワーク、セキュリティやクラウドサービスにまつわる知識を身につけなければならない難しさはありますが、その分未経験から手に職をつけられるメリットがあります。
需要が高い分安定性があり、プロジェクトマネージャーやITアーキテクトといったポストへのキャリアアップも可能な点も魅力です。その他、メリット・デメリットは下記の通りとなります。
【メリット】
・需要が高く安定性がある
・キャリアプランが充実している
【デメリット】
・常に勉強する必要がある
・基礎知識を身につけておくのが望ましい
・トラブル対応が生じる
中でもIT業界にチャレンジしてみたい方、安定的な仕事に就きたい方、常に勉強し続けられる方に向いています。
CADオペレーター
次に、CADオペレーターです。CAD(キャド)とはComputer Aided Designの略で、建設・製造の現場においてこれまで手作業で行われていた設計や製図をコンピューター上で行えるよう開発されたツールを指します。
そしてCADオペレーターはCAD図面の編集や修正、手書きの図面のトレースといった設計を補助する役割を担っています。
CADオペレーターも人手不足に陥っている傾向があるため、未経験者でもチャレンジすることが可能となっています。建設や自動車製造、インテリアといった幅広い分野で求められているため間口も広い傾向があります。
ただし、CADオペレーターとして働く場合は図面に関わる業務だけでなく資料作成や電話対応といった事務作業も任されるのが一般的であるため、最低限、Office製品の操作ができることが望ましいです。その他、メリット・デメリットは下記の通りとなります。
【メリット】
・仕事の成果が形として残る
・設計の知識が身につく
【デメリット】
・残業が多い傾向がある
・細かい作業が続くため精神力を要する
中でも集中力がある方、細かい作業が得意な方、一つの作業に打ち込むことが得意な方に向いています。
Webデザイナー
次にWebデザイナーです。これはWebサイトのデザインを作成する仕事で、多くの場合、HTML、CSSなどの言語で実際のWebページを組み上げる「コーディング」の業務も行います。
Webデザイナーが作成するWebサイトは企業や個人などのクライアントから依頼を受けたもので、クライアントの要望をよく聞いたうえで、その目的に合ったものを作り上げていく必要があります。
未経験からでもチャレンジすることが可能ですが、UI/UXといったWebデザインに関する知識はもちろんのこと、プログラミングの基礎知識もあらかじめ養っておくことが望ましいです。そのほか、メリット・デメリットは下記の通りとなります。
【メリット】
・将来性がある
・具体的な数値として成果が見える
・Webやデザインの幅広い知識を得られる
【デメリット】
・最初は覚えることが多い
・常に勉強する必要がある
・ワークライフバランスを保ちにくい
中でも地道な作業が得意な方、自ら率先して学び続けられる方、細かい部分に気が付きやすい方に向いています。
イラストレーター
最後にご紹介するのがイラストレーターです。これは雑誌やWeb、商品パッケージやソーシャルゲームなどで使用されるイラストを制作する仕事で、依頼者のニーズを細かく汲み取る力が求められます。
制作会社に所属して働くケースが一般的ですが、フリーランスとしての働き方もあります。
特別な資格は求められないものの、イラストレーターの仕事は時代の流れに左右されやすいため、常に最新のトレンドや技術、観点をインプットし続ける必要があり、イラスト制作スキルだけでは成り立たない仕事です。
未経験者でもチャレンジできる仕事ではありますが、選考時にポートフォリオ(ここでは”自分の力量を評価してもらうための作品集”を指す)を作成して提出するケースが多いため留意しておきましょう。
その他、メリット・デメリットとしては下記が挙げられます。
【メリット】
・成果が目に見えるためやりがいを感じやすい
・好きな分野を仕事にできる
・好きな場所で働ける
【デメリット】
・納期に追われやすい
・常に勉強する必要がある
・フリーランスの場合は収入が不安定になりやすい
中でも絵を描くことが好きな方、コミュニケーションスキルやヒアリングスキルに自信のある方に向いています。
転職したいけどスキルがない20代が転職を成功させる3つのコツ
さて、ここまでで未経験でも転職しやすい仕事についてお伝えして参りましたが、スキルがない20代が実際に転職を成功させやすくなる3つのコツがありますので、それぞれ簡単にご紹介いたします。
自己分析で自分の強みを明確にする
まずは自己分析で自分の強みを明確にすることです。
たとえ転職希望先での新しい仕事に直接役立つスキルがなかったとしても、すでに備わっている自分の強みを何かしらの形で活かせる可能性があるため、それをいかに自己PRなどでアピールできるかが重要となります。
自己分析で洗い出せる自分の強みの例としては下記のようなものが挙げられます。
・行動力がある
・忍耐力がある
・集中力がある
・発信力がある
・文章力がある
・企画力がある
・交渉ごとが得意である
・臨機応変な対応が得意である
もちろん、実際に選考の中でこれらの強みをアピールするにあたってはその根拠となるエピソードがなければ信憑性が薄れてしまうため、その強みについて客観的に説明しやすい具体的なエピソードも一緒に洗い出しておくのがコツです。
改めて自己分析を行うことで、「自分には特別なスキルがない」と感じていた方にもプレゼンスキルや情報収集スキル、分析スキル、ファシリテーションスキルといったスキルが備わっていることがわかる可能性もありますので、ぜひ十分に時間をとってトライしてみましょう。
細かい職務経歴書対策を行う
次に、細かい職務経歴書対策を行うこともスキルがない20代が転職を成功させるコツとして挙げられます。
というのも、職務経歴書を通して”自分がどこでどういう能力を培ってきたのか”をアピールすることで、少しでも採用したいと思ってもらうことが重要だからです。
職務経歴書を書く際に留意したいポイントは複数ありますが、特に抑えていただきたい点は下記になります。
【職務経歴書のポイント】
・読みやすい書類にする
・無理に枚数を絞らない
・経歴のほか、”行った工夫”を明記する
・自己PRにはCANとWILLを明記する
採用担当者への負担を軽減させるためにも、職務経歴書は読みやすさを第一に考えて作成することが大切です。
その観点から職務経歴書は一般的に”A4の用紙2枚分”に収めることが理想的であるとされていますが、もしアピールする内容がたくさん挙げられる場合には(わかりやすい構成や文章を考慮したうえで)3枚以上用意しても問題ありません。
また、経歴を書く際にはどのような工夫を行ってきたかについてもセットで記載するのがポイントです。ただ経歴を書き連ねても、自分がこれまでどのような業務を行い、どのような能力を培ってきたのかが明確に伝わらないからです。
なお、自己PRの部分にはただ自分のスキルや魅力(CAN)を記載するだけでなく転職後どうなってきたいのか(WILL)についても一緒に明記することで、その企業が求める人材像に沿っているかを先方に把握してもらいやすくなります。
そのほか、細かい職務経歴書対策については下記の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。
未経験者に強い転職エージェントを利用する
最後に挙げられるのが、未経験者に強い転職エージェントを利用することです。
転職エージェントとは専属のキャリアアドバイザーが転職活動の準備から入社までをサポートしてくれるサービスのことで、カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらえたり、選考対策や面接日程の調整を代行してもらえたりすることができます。
転職エージェントにはハイキャリアを目指す層に強いものやIT業界に特化したものなど様々な種類がありますが、自分のスキル面に自信がない方は中でも未経験者に強いエージェントを選んで利用することで、未経験者を積極的に採用している企業を優先的に紹介してもらうことができます。
サービスによっては企業へ推薦してもらうこともできるため非常に便利です。複数社を並行して利用するとより仕事の選択肢を広げやすくなりますが、まずは一社登録してみるところから始めてみるのも良いでしょう。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは未経験者を積極的に採用している企業と多く取引を行っており、利用していただくとこのようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
「スキルがなくても条件が良い仕事を知りたい」「一からスキルが身につく仕事に就きたい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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