仕事選びを始める前に知っておくべき3つのポイント

フリーターと正社員では仕事内容が違う

フリーターが正社員になるときに、今まで経験してきた仕事の中から興味があったものを選ぼうと考えるケースが多々あります。

アルバイトで携わってきて楽しかったり、やりがいがあったりした仕事なら、正社員になってもきっと高いモチベーションを持って働けると考えるのはもっともなことでしょう。

しかし、実際にはこのような仕事の選び方をして後悔してしまった人も大勢います。

正社員登用制度が設けられていて、アルバイトから正社員にしてもらえる現場もありますが、この制度を利用して失敗している人もいます。

正社員とアルバイトでは社内での立場がまるで異なり、従事する業務内容も責任も違うのが主な原因です。

例えば、飲食店でホールスタッフやキッチンスタッフとしてアルバイトをしていて楽しかったから同じ飲食店で正社員になろうと考えたとしましょう。

しかし採用されてみると実際に従事するのはチラシ作りやコマーシャルの企画などの宣伝広告を主とするものだったり、他の企業などへの営業活動だったりして飲食店の現場では働けないこともよくあります。

店長や副店長として現場で働ける場合もありますが、調理や配膳などをするのではなく、現場にいるアルバイトに仕事を割り振って現場を動かすことが重要な任務になるでしょう。

このような形で正社員とアルバイトでは仕事に大きな違いがあります。したがって正社員になってからも同じような仕事ができるかどうかはしっかりと見極めておくことが必要です。

現場で働いていると正社員がどんな仕事をしているかを見て取ることができます。何かの機会に正社員の人に他にはどんな仕事をしているのかを聞いてみても良いでしょう。

十分に違いを理解した上で同じ仕事を選ぶのかどうかを決めるのが大切です。ちなみに正社員とフリーターの違いについてはこちらのコラムに詳しくお伝えしていますので、気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください。

アルバイト経験は社会人経験に入らない

アルバイトのときと同じ仕事をしようと考えている人にもう一つ気をつけておいてほしい点があります。

アルバイト経験があると、同じ種類の仕事であれば応募したときに有利になるのではないかと考えるかもしれません。

フリーター歴が長い人ほど就職が難しいのは確かで、少しでも強みがあった方が良いと考えるのは合理的だと言えます。

しかし、現実的な問題としてアルバイトと正社員の仕事には落差があるので、企業としてはアルバイト経験を社会人経験として見なさないことが多いのが実情です。

一部の業界ではアルバイトと正社員の仕事にあまり大きな違いがなく、アルバイト経験があるなら即戦力だと考えて優遇してくれることもありますがこれは一般的な事情ではないので、基本的にはアルバイト歴を生かすのは難しいと覚えておきましょう。

ただし、アルバイト歴ではなく、アルバイト中で活躍した経験をアピールすることは可能です。

大きな成果を上げて会社にとって利益になるような貢献ができたという場合には就職に有利なアピールポイントにできるでしょう。

そのような経験を正社員としていきたいという気持ちで同じ仕事をしようとしているのであれば問題はありません。採用もされやすく、自分のやりたいこともできて満足できるでしょう。

ただし、やはり気をつけておきたいのが正社員になると立場が変わってしまい、アルバイトと同じような形で会社に貢献できるとは限らないことです。

仕事を選ぶときには正社員として働いたときに何をするかを考えておく必要があります。

若さをアピールできるうちに踏み切るべき

フリーターが正社員になりたいと考えたら若いうちがベストです。たった一年の差で採用されるかどうかが変わってしまう可能性もあります。

平たく言ってしまえば、大半の企業からはフリーターは社会人経験がない新卒と同じ扱いになってしまうからです。それなら若くてこれから先ずっと働いてくれる人を選びたいと考えるのが妥当でしょう。

性格や適性などの問題もありますが、概して年齢は採用の可否を分ける重要なポイントになります。

年齢を重ねるごとに仕事の選択肢も減ってきてしまうので、思い立ったらすぐに仕事を選び始めましょう。

ちなみにこちらのコラムでは25歳の女性がフリーターから正社員に就職した実話を紹介しておりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

フリーターの仕事選びのコツ

さて、仕事選びをはじめよう！と思い立っても、自分には一体どんな仕事が向いているのかわからないものですよね。

そこで、ここでは仕事選びの選択肢がほとんど定まっていないフリーターの方向けに仕事選びに使えるｺﾂをご紹介します。負担なくできそうなものからトライしてみてください。

｢好き｣を仕事にしてはいけない

｢え？｣と思った方は少なくないはずです。

近年よく目にするCMには｢好きを仕事に｣などのキャッチフレーズでおなじみのアルバイト求人サイトもあるくらい、”好きなことを仕事にする”という発想は現代人の思考に色濃くあるため無理もないでしょう。

かの孔子の残した言葉の中にも｢自分の愛することを仕事にすれば、生涯で一日たりとも働かなくて済む｣というものがあります。

確かに好きなことを仕事にすることができたらそんなに嬉しいことはないですよね。毎日好きなことに携わることでお金ももらえるなんて、最高な人生に感じられることでしょう。

しかし、実際はそんなにうまくいきません。ここにひとつの研究結果をご紹介しましょう。

ミシガン州立大学が2015年に｢好きなことを仕事にする者は本当に幸せか？｣というテーマで研究を行いました。何百という職業を対象に聞き取り調査を行い、被験者を以下の2種類に分けました。

普通に考えればAのタイプの方の方が楽しく仕事をやっていけそうですし、仕事に対する満足度やキャリアアップのスピードの高そうですよね。しかし、結果は意外なものでした。

長期的(1～5年)な視点で見るとAのタイプの方々が仕事に対して高い満足感を得ることができるのは最初だけで、Bのタイプの方の方が仕事に対する満足度も、給与も、キャリアレベルも高いことがわかったのです。

仕事をしていく上では人間同士のトラブルや予測のつかない事態が起こるものであるため、｢好きなことを仕事にしたい｣という意識の強いAのタイプの人々は理想と現実のギャップに苦しみやすかったのです。

その点、Bのタイプの人々は仕事に特別な思い入れがない分トラブルに強いと考えられ、最終的に感じる幸福度などに差が出たようです。

そのため、難しいかもしれませんがまずは｢好きなことを仕事にする｣という発想から離れてみる工夫をすることをおすすめします。

仕事の幸福度を決定する7要素を基に

さて、仕事を行っていくにあたって楽しさや面白さなど、一言で言えば｢幸せ｣な気持ちを持って取り組みたいものですよね。しかし、そんなこと可能なのでしょうか。

実は仕事の幸福度を決める7つの項目が存在するといわれています。以下のラインナップです。

これらが含まれている仕事を選ぶことができたら、仕事選びの失敗は防ぐことができるでしょう。

就職エージェントを複数利用する

とはいえ、気になる求人を見つけたとしても上記の内容を網羅しているかどうかはなかなかわかりません。HPをひたすら調べても真の内容には辿り就くことが難しいものです。

そこで近年20代の若者に人気なのが就職エージェントの利用です。実際、私たちのサービスを利用される方の多くも選ぶ仕事の範囲がほとんど定まっていないケースが多くあります。

就職エージェントとは、求職者に対して提携している企業の求人を紹介することを主なサービスとして展開している民間の就職支援サポートです。

求人の紹介の他、企業の細かい説明や仕事探しのアドバイスを受けることができます。

しかし、就職エージェントを利用すれば良いというだけではありません。重要なのは複数のサービスを利用して自分の可能性を広げながら仕事探し、就職活動を行うことです。

ちなみに私たち第二新卒エージェントneoでは第二新卒者をはじめとした若者を対象にサービスを展開しております。

お一人お一人をプロの転職アドバイザーが担当させていただき、個人の希望条件や性格、適性に沿った求人をご紹介いたします。またその他履歴書の添削やアドバイス、本番さながらの面接対策も行っています。

加えて面接後のフィードバックや入社後のケア、個人では行いにくい企業との交渉ごとも第二新卒エージェントneoではすべて代行しており、就活が非常にスムーズだったとのお声を多くいただいております。

なお、第二新卒エージェントneoの強みはなんと言ってもアドバイザーの丁寧さと人柄のやわらかさ。｢人見知りで対人が苦手･･･｣という方にも高評価をいただいております。

ご相談からでもかまいません。私たちのサービスはすべて無料で就職、転職どちらにも対応しておりますので、一人での仕事探しでお悩みの方はぜひ利用を検討してみてください。

フリーターが就職しやすい仕事5選

フリーターから正社員に就職したいと考える場合には、常に高いモチベーションを持って働ける仕事を選ぶのが大切です。

フリーターが就職に失敗したと思うケースとして、働き始めてからあまりに自分が活躍できない状況が続いてしまったというのが代表例の一つです。

すぐにでも活躍する機会が与えられて、やりがいを感じられる仕事を選ぶのが正社員になるときのコツと言えます。

フリーターでも活躍しやすい仕事はこれだと一つに絞り込めれば良いのですが、実際には適性があるので一概に言うことはできません。

ただ、共通して言えるのは、努力した結果として達成感を得られるものにした方がモチベーションを上げやすいということです。ただ努力を高次元に求められるのが窮屈だという方も少なくないかと思います。

そこでここでは、エネルギッシュに働きたいフリーターの方、また安定した毎日を送りたいフリーターの方向けに、より内定を獲得しやすい職種についてご紹介いたします。

ぜひ自分に合った仕事がないかチェックしてみてください。

エネルギッシュに働ける職種

まずエネルギッシュに働ける職種には営業職と飲食店勤務、介護職が挙げられます。

まず営業職は実力主義の職種で、適性があるかどうかが非常に重要です。フリーターで職歴がなくても、営業向きだと判断されれば、ポテンシャルを見込んで採用してもらえることもあります。

不動産業界など実力次第で大きく稼ぐことも可能ですが、不向きな人には厳しい職種です。商品やサービスを迷いなく売り込む必要があり、積極性が求められます。

営業職に関しては、応募条件に資格は特に必要がないことがほとんどです。ただ、扱う商品やサービスの知識については勉強する必要があります。

営業職は営業先に車で向かうことが多いため、普通自動車免許が必須の求人も多いです。普通自動車免許は営業職だけでなくさまざまな職種で必要とされるため、取っておいて損はありません。

ちなみに、免許合宿を利用すれば最短2週間で取得することも可能なため要チェックです。ただし、教習所に通う場合には繁忙期に教習の予約が取りづらくなることに注意しておきましょう。

営業に関する知識を得ておきたいなら、「営業士検定」という資格もあります。この資格を取れば、営業業務やマネジメント、マーケティングに関する知識を習得したとアピールすることが可能です。

営業士として認定されるためには、テキストや通信講座で学び、筆記試験に合格する必要があります。

さて、次に飲食店で働く場合についてです。求人数がダントツに多いため、フリーターから就職を狙いやすい職種です。

ホール業務やキッチン業務から始まり、徐々に発注管理や勤怠管理などの事務系の業務も任されていくようになるでしょう。飲食店でのアルバイト経験があればハードルもさほど高くはないはずです。

なお飲食店での勤務には明るくやわらかい印象の方が向いており、基本的なコミュニケーション能力やわかりやすい説明をするスキルが求められますが、これらは練習すればできるようになりますので心配は無用です。

そして最後に介護職についてです。介護業界は少子高齢化の流れによって人手不足となっており、未経験でも積極的に採用を行っています。

中でも体力に自信があり、コミュニケーション能力に長けている人が向いています。

介護職として働く場所としては、ホームヘルパー、特別養護老人ホーム、デイサービス施設などです。深刻な人手不足のため、20代でなくても正社員として採用される可能性があります。

ただし、まったく知識がない状態から介護職の採用を目指すのは難しいでしょう。そこで、事前に有利になる資格を取得しておくのがおすすめです。

介護職の資格としては「介護初任者研修」があります。この資格を取得するためには、130時間の研修を終え、筆記試験に合格する必要があります。

個人差はありますが、毎日通学すれば約1か月、通信講座の場合は3か月程度かかる場合が多いです。ただし、自宅でおこなう通信講座だけでは、実技の研修を終えることができません。

通信講座であっても、通学による演習が必要であることに注意しましょう。介護職で採用されたら、その後は働きながら、ケアマネジャーや介護福祉士を目指すことも可能です。

人手が足りない業界ですので、介護職の資格があると正社員として雇ってもらいやすく、重宝されるでしょう。誰かの役に立つことが好きで、社会貢献をしたいと考える人におすすめの職業です。

安定・落ち着いて働ける職種

まずは事務職についてです。この仕事では書類の作成･処理、ファイリングなどの整理、電話応対・来客応対、その他データ入力などの業務全般を担う、その組織にとって必要不可欠な業務を行います。

また事務職は扱う内容によってさまざまな種類が存在し、一般事務、営業事務、経理事務、人事事務・労務事務、総務事務、医療事務、学校事務などが存在します。

事務職は基本的に資格が不必要な場合が多いため、未経験のフリーターで特に学歴に強みがなくても転職することが可能です。

ただし事務職は他の正社員の方のサポートをすることが主な仕事です。したがって回りに気を配ることができる能力が必要です。

また、事務職の場合は複数の業務を同時にこなす必要がありますので、物事を並行して同時進行させることができる人はかなり向いていると考えられます。

さて、次に施工管理の仕事についてです。

｢管理｣と聞くと経験が必要なのではないかと感じるかもしれませんが、施工管理は基本的に図面通りに建物や設備を作る仕事であり、ルールを少しずつ覚えていけば決して難しい内容ではないため、未経験の方も十分転職が可能です。

施工管理と聞くと男性が多いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では女性も多く目指している業種ですので女性でも踏み込みやすい業界となっておりおすすめです。

また未経験でも施工管理でキャリアアップを目指して年収を増やすことは可能ですので、その場合はぜひ資格を取得しましょう。

中でも年収の高い仕事を目指したい方は、1級または2級施工管理技士の資格を取得することを目指すのが確実です。

施工管理の仕事はビルや大規模なマンションの建設現場、そして公共事業などに多く必要とされるため、高待遇で迎えられるケースが多いのが魅力です。

フリーター･未経験でキャリアアップまたは高収入を目指している方には狙い目の職業です。

仕事選びに迷う若者に人気の就職エージェント

とはいえ、仕事選びの方法はわかっても｢自分一人ではどうにも自信がない、でも仕事選びに失敗する
のは怖い･･･｣という不安はぬぐえ切れないかもしれません。

そういったときこそ就職エージェントの利用をぜひ検討してみてください。みなさんの何十年後の後悔をなくすためにも、エージェントが全力でサポートいたします。

【体験談】フリーターから就職を成功させた人はこんなにいます！

｢今までずっとフリーターだったからまともな職歴もないし、正社員に就職できずに失敗するんじゃないか･･･｣と不安な気持ちでいっぱいの方も少なくないと思います。

しかし、実はこんなにたくさんのフリーター出身の方が正社員就職に成功しているのです。ぜひ体験談を読んで安心と勇気をもらいましょう！

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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