学歴・企業規模別の賃金の差

学歴や企業規模で、賃金はどれくらい違うのでしょうか。調査で発表されている数字を見て、比べてみましょう。

高卒の生涯賃金はどれくらい?

生涯賃金とは、一人の人が新卒から定年までの間に稼ぐ収入のことです。
一生の中で受け取る給与・賞与の総額を指します。

この生涯賃金は、学歴別でどれくらい違うのでしょうか。大学・大学院卒の場合と、高卒の場合で比較してみましょう。

以上は、学校卒業後にフルタイムの正社員を続けた場合の 60 歳までの生涯賃金（退職金を含めない）です。男性で、6000万円の差があることがわかります。

学歴別！賃金の差

続いて、ひと月の賃金の差を見てみましょう。

平成28年の厚生労働省の調査では、一般労働者(短時間労働者以外の労働者)の平均月収を算出しています。大学・大学院卒と高卒の学歴別賃金は以下の通りです。

上記から、大学・大学院卒の賃金の方が10万円以上高いことがわかります。

企業規模での月給の差

企業規模別の賃金統計も出ています。大企業、中小企業、小企業別にみてみます。

こうして見てみると規模間で差がみられます。企業の規模が大きいほど、ひと月あたりの賃金が高いことがわかります。

賃金を上げるにはどうしたらいい?

学歴が高卒の場合、大卒・大学院卒より賃金が少ないことが数字からわかりました。高卒の人が学歴を変えずに賃金をアップさせるには、より大きな企業に就職することが大切です。

今、小企業で働いている人は、中小企業、また大企業への転職を考えてみてはどうでしょうか。

高卒で給料の良い仕事は？稼げる職種や業種、有利な資格を紹介

学歴における強みを持っていないという意味で高卒は中卒と同じく難しい就職活動を強いられています。「高卒だから給料の良い会社に就職できない」「稼ぐことなんてできない」と諦めていないでしょうか？

たしかに、中卒や高卒よりも大卒の方が社会的に優遇されていることは明確な事実です。しかし、実際に社会に出てからお金を稼げるかどうかは「学歴」よりも「本人の努力次第」です。

現代は人材不足に嘆く業界が多く存在し、そんな業界には若いパワーを求めている企業が多くあります。ではどんな業界なら就職の可能性があるのでしょうか。

例えばコミュニケーション能力に秀でている方は｢営業職｣がぴったりでしょう。営業の業界は結果を出すことが何よりも大切なシビアな世界ですが、学歴に関係なく努力次第では大卒をもしのぐ高収入を得ることができます。

また体力仕事の現場では学歴などは一切関係なくいかに動けるかで評価が変わってくるため、やる気のある中卒者や高卒者には最適です。

さて、このコラムでは学歴に強みがなくても高収入を得られる業界･業種や、そういった仕事を探す際に必要なことなどをお伝えしています。もっと読みたい方はこちらをCheck!

名古屋の県民性や企業特徴とは

転職するには、相手のことを知る必要があります。名古屋での転職のため、どういう性質の人が多いのかを確認しておきましょう。

意外にも、堅実な県民性

名古屋人が派手好きだというのは、よく知られています。ですが、実は「一安二量三味（いちやす、にかさ、さんあじ）」という言葉があり、安いことが一番いいことだとする風潮もあります。

そして次に大切にされているのが、量の多さだそうです。安くたくさん手にいれるのがいい、という価値観を持っている人が多いようです。

つまりは堅実な県民性を持っているといえるでしょう。

倹約をビジネスでも生かす

名古屋は、倹約家な人が多いことで知られます。その性質は、ビジネスにも生かされています。

バブル崩壊やリーマンショックにより他の日本企業がダメージを受ける中、名古屋企業は他の地域にある企業ほど打撃を受けなかったとされています。

投資をし過ぎずに、いざというときのために貯蓄しておくという性質が功を奏したのでしょうか。全てを自己資本内でまかない、銀行から融資を受けないようにしている企業も多くあるようです。

保守的でリスク嫌い

名古屋の人は、リスク嫌いとしても知られます。保守的で、新しいものへの感心は他地域よりも低いといわれているようで、実利性に富んだことを好むとのことです。

そのため、ビジネスでも新しいことに手を出すのをためらう場合も多くあります。他人を信用するのに時間もかかる県民性とされているため、新規採用には少し慎重かもしれません。

つまり名古屋の企業が好む人材とは

堅実、倹約、保守的な名古屋の県民性から、名古屋の企業では実直な人材を好んでいるといえるのではないでしょうか。

自分勝手でなく、コツコツと真面目に仕事に取り組める姿勢を見せれば、名古屋企業への転職は有利になるのではと考えられます。

名古屋の高卒転職における要注意ポイント！

名古屋人の県民性や好まれる人材像を確認できたら、次はそれをどう面接に生かすかを考えなければなりません。注意すべき点を、就職・転職活動の前にチェックしましょう。

身なりに気を付ける

倹約家が多い県民性から考えて、身なりは派手にならないようにしておいたほうがよいでしょう。

高そうなスーツを着ていくと、散財しているような印象を与えてしまうかもしれません。しかしだからといって、安すぎるスーツでは貧相に見えてしまいます。

したがって一般的な値段のスーツを購入し、質素でありながらも品のある身なりで面接には向かいましょう。

アピールしすぎに注意！

保守的な人が多いため、自分のことをアピールしすぎると嫌悪感を持たれる可能性があります。自信満々に「これが得意です！」と言うだけでは、本当にそうなのかと疑われてしまうかもしれません。

面接では、もちろん自己アピールをしなければなりませんが、長所はさり気なく話しに盛り込むようにしましょう。

例えばこれまでの実績を話す際に数字で客観的に示す、周りの人からの評価を話すなど直接的で独りよがりな判断ではなく、客観的に「こういういいところがある人」だと分かるように、工夫してアピールしましょう。

退職理由は慎重に

リスクを嫌う名古屋の企業が最も気にしているのが前職の退職理由です。転職の人は、退職理由を上手く話せるようによく考えておきましょう。

まずネガティブな理由を上げるのは避けましょう。印象をムダに悪くしてしまいます。

また、賃金や休日など条件面アップが転職の目的である場合にも、直接企業に言うのは辞めた方がよいかもしれません。

名古屋は堅実な人が多い風土といわれるため、あまり上昇志向が強すぎると企業と合わない人材だと判断される可能性が出てきます。

条件面より、やりがいや会社への興味を転職理由にあげた方がよいでしょう。

その会社自体に興味を持っていることをアピールして、リスクが嫌いな名古屋人にも「この人ならきちんと勤めてくれそう」と認めてもらえるような人材を目指しましょう。

賃金交渉は慎重に

せっかく就職・転職するなら、賃金は高くしてもらいたいと思うかもしれません。中には賃金交渉を行いたいという人もいるでしょう。

しかし、倹約をビジネスにも生かしている名古屋企業では慎重に交渉した方が上手くいきやすいかもしれません。

強気に交渉するのは避けて、譲歩をしながら自分も企業も納得できる金額を探っていきましょう。

高卒からブランクを経て就職する際に面接で準備すべきこととは？

「高卒でブランクがあるけれど、やっぱり自分も就職して働きたい」と考えている人も少なくないでしょう。ブランクがあると、その分だけ選考や就職試験に対する不安も大きいものです。

しかし現代は学歴よりも技術やスキルを重視している企業が多く存在しています。したがって高卒でブランクがあっても正社員に就職することは十分可能なのです。

就職と聞くと、すぐに仕事探しをするイメージがあるかもしれませんが、ブランクがある場合はその前に準備しておくことがあります。まず最初に、最終目標としていつまでに就職するかを決めましょう。

これは面接で聞かれることもあります。初めに大きい目標を決めてから、それを実現するために小さい目標を何個か設定するイメージです。全てに期限を設けて、就職するためのスケジュールを組むことが重要です。

そして面接においては若い人ならではの熱意や意欲を伝える自己PRが有効ですので準備は丁寧に行いましょう。また｢どうしてブランクがあるのか｣｢その間は何をしていたのか｣などのネガティブな質問を想定して準備しておくと更に安心して面接に望むことができます。

さて、このコラムでは高卒からブランクを経て就職する際に面接で準備すべきことを検証しています。続きはコチラ!

より多くの求人情報を知りたいならエージェントがかなり便利！

以上、学歴や企業規模による賃金の差や、名古屋に適した転職活動について説明しました。

高卒だからといって今のままでいいやと諦めるのではなく、よりよい企業への転職を目指してみましょう。大きな企業に転職できれば、賃金のアップも期待できます。

転職活動は、まず情報を集めることからはじまります。今の仕事を変えたいと思ったらどんな会社があるのか、そこがどのような風土なのかを調べてみましょう。

ただ自分で調べるだけでは情報に限界があるので、求人サイトを見たり転職エージェントに相談してみるとより多くの情報を得ることができます。

地元企業を多く紹介しているサイトであれば企業の特徴にも詳しく、よりマッチングがしやすいでしょう。地元での転職活動のコツも教えてくれるかもしれません。

転職に迷ったら、情報収集のための相談から、ぜひ一歩を踏み出してみましょう。

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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