そもそも「既卒」って何？第二新卒・新卒との違いは？

就活の世界では既卒や第二新卒、新卒などさまざまな言葉が使用されています。これらの言葉はもともと存在した日本語ではなく、就職の採用市場において誕生した言葉です。

採用市場で使われているこれらの言葉は、似ているようで意味が異なります。では、これらの言葉はそれぞれどんな意味を持ち、どのような違いがあるのでしょうか。

既卒とは「高校や大学、専門学校や短大などを卒業後、企業に就職して正社員として働いたという職歴がない求職者」と定義されています。

「在学中に就活をしていたが、自身の望む企業の内定を取ることができず、卒業をむかえてしまった」というイメージが一般的です。

学校を卒業後フリーターとして働いている人は正社員としての就職ではないため、働いていても社会人経験があるとはみなされません。

次に、第二新卒は「卒業後に就職して1～3年以内に退職した求職者」を指します。正社員としての経験があることが既卒との大きな違いです。

新卒は、「今年度中に大学などを卒業する予定の求職者」になります。企業によって、在学中であっても年齢によっては新卒扱いしないところもあるのが、新卒の特徴です。

22〜23歳は新卒扱い、何年も留年をしている人は新卒扱いをしないというケースもあります。

なぜ「既卒は就活に苦戦する」というイメージがあるのか

卒業後に就職できなかった人は、就活において不利であるといわれています。その理由は、卒業しても企業に所属する気がなく、フリーターや無職で気楽に生活をしているというイメージがついてしまうからです。

第二新卒や転職希望者などは、ある程度の社会人経験とそれによってつちかわれたスキルや人脈を持っている人もいるため、採用すれば即戦力になる可能性があります。

しかし、そうでない人間は真っ当な社会人経験もないため、即戦力となる可能性は期待できないと見られるでしょう。

また、新卒で正社員になれなかったのは社会に適応できないなどの事情があるのではないかと、企業の人事担当者から見られることも少なくありません。

しかし、卒業後に企業に所属できなかった立場でも、自分は新卒や第二新卒とは異なる立ち位置にいることを把握して、ポイントをしっかりと押さえれば正社員になることは可能です。

そのためには、新卒や第二新卒とは異なる、独自のアプローチをすることが大事といえます。

「なぜ既卒になったのか」を、まず考えよう

卒業して正社員にならなかった人が就活をした場合、企業との面接時に「なぜ既卒になったのか」「卒業後、何をしていたのか」といった質問をされることが多いです。

この場合「特に理由はなく、気がついたら卒業の時期になっていた」「卒業しても、もうちょっと遊んでいたかった」という答えをしてはいけません。

このような受け答えをしては「働く意欲がない」とみなされ、不採用になるでしょう。しかし、既卒の場合、違う視点から見てみると「新卒の正社員と違う経験をしている」という言い方もできます。

卒業後はこのような経験をしたということを材料に、面接の人事担当者が納得するような自分なりの答えを用意することが大事です。

例えば、卒業後にフリーターをしている人の場合は「新卒とフリーターは収入的にはそれほど差がないので、卒業後も納得のいく就活がしたかった」など前向きな答えをするようにしましょう。

卒業後に正社員経験のない人は、面接時に厳しい内容の質問を受けることもあります。

しかし新卒とは異なる経験をしたというポジティブな理由に変換して、事前に「なぜ、自分は卒業しても企業の正社員にならなかったのか」という考えを、しっかりと固めておくことが重要です。

不安な面接はもう嫌だ！既卒就職のための面接攻略五箇条

既卒の人が就職しようと活動を始めたときに大きな難関となるのが面接です。書類選考をようやく通過できても面接ですぐに落とされてしまい、就職活動を諦めてしまう人もいます。

そうならないようにするためにはしかるべき対策を練っておく必要があります。まず既卒者にとって面接対策は非常に大切な事柄です。というのも、既卒者の面接対策は他の学歴の人とその内容が異なるのです。

既卒者はまず間違いなく｢学校を卒業してからの空白期間は一体何を過ごしていたのですか？｣という質問を投げかけられます。これに対する応答で採用者側はその求職者がどんな信念の持ち主であるかを吟味、判断するのです。

したがって、たとえば俳優や声優、アーティストなどを志してそれを実現させるために時間を使っていたのなら全く問題はありません。説明の内容の濃さによっては好感すら持つことができるでしょう。

しかしなんとなく過ごしていたなどの回答をしてしまうとその時点で不採用の方向に一気に傾いてしまうため、そういった場合にはすべてを正直に答えすぎる必要はありません。

さて、このコラムでは既卒者が面接を通過するためのポイントを徹底解説しています。もっと読みたい方はこちらをCheck!

自己分析をすれば、やりたい仕事は見つかる！

就活においてよく聞かれることは、自分の長所・短所などです。自分がどのような人間であり、どのような能力が秀でているかを、面接時にしっかりとアピールすることが重要といえます。

そのためにするべきことは、自己分析です。自己分析をすることによって、自分がどのようなことに適しているかが浮き彫りになり、その結果どのような仕事が向いているかという方向性が見えてくるでしょう。

自己分析をしっかりと行うには自身の過去を振り返ることが大事です。卒業後、企業に所属していない日々も、就活においては新卒・第二新卒の人との差別化を図るうえでは、立派な経歴となります。

そこで得た経験をもとに「自分はこのような経験を経て、こういう考えになった」「過去に活動したことで、このような仕事に向いている」という答えが固まるでしょう。

それでも、やりたい仕事が見つからない場合は、自分の好きなことや、過去の経験で気持ちが高まった出来事などを思い出すと良いかもしれません。

どのようなことが自分にとって楽しい時間となったかを考えることによって、自分がやって楽しい仕事・自分に適した仕事が見えてくるはずです。

また、自己分析は自分で行うものですが客観的な視点も重要といえます。友人や家族など身近な人に、自分はどういう人物像と捉えられているかを聞くことも大事です。

【既卒就活の教科書】履歴書の書き方

履歴書は面接官があなたから印象を受ける最初の場です。この時の印象が良ければ、面接での評価をプラスでスタートさせる事ができます。

しかし履歴書で悪い印象を与えてしまうと面接での評価がマイナスからスタートしてしまいます。 選考通過率を高めるためには作戦を立てて効率的に動く必要があります。

さて、企業や採用者サイドが履歴書を見るときは一体どんなところをチェックしているのでしょうか。

当たり前のことといえば当たり前ですが、まず一文字一文字が丁寧に書かれてているか、そして顔写真がビジネスの場にふさわしいものになっているか。

顔写真についてはもし剥がれてしまっても誰の写真かわかるように、履歴書に貼る前に写真の裏に氏名を書いておきましょう。

また履歴書自体が汚れていないか、書かれている字に誤字脱字がないか、全て黒いペンで書かれているかなどのポイントがあります。

中でも最も注意したいのが履歴書を使い回していないかどうかで、加えて日付も見られているポイントですので気をつけましょう。

このコラムでは以上のような履歴書作成における大切なポイントを履歴書のサンプル画像と共に解説しています。もっと読みたい方はコチラをCheck!

求人を見つける方法は？

自己分析ができて自分のやりたい仕事を把握できたら、次にやることは具体的にどのような企業が求人を出しているかを探すことです。

梅田およびその近辺であれば大阪の主要都市であるため、企業もたくさんあり、求人もたくさんあることでしょう。仕事を探す方法のひとつが、全国にあるハローワークを利用する方法です。

ハローワークは全国どこにでもある機関で無料で利用できるため気軽に求人探しをすることができます。

全国それぞれの地域にあるハローワークは、地元に特化した求人情報を揃えています。大阪在住で梅田の職場を探す場合は、梅田に絞って職探しをすることができるのです。

また、求職者の支援に特化した支援サイトも就活をしている人の強い味方となります。支援サイトのメリットは、スマホなどネット環境さえあれば、いつどこにいても簡単に仕事探しができることです。

サイトを通じて、あらゆる条件での求人情報が検索可能となっています。私たちが運営している就活支援サイトである「第二新卒エージェントNEO」は、ネット上での求人情報提供だけでなく、キャリアカウンセリングも行っています。

求職者へのアドバイスはハローワークでも行っていることですが「第二新卒エージェントNEO」も就活アドバイザーが所属しているのが売りです。

就活に関する経験と知識が豊富なアドバイザーが求職者の要望を聞いて、あらゆるニーズに対応できるアドバイスを行っています。

卒業後、社会人経験がないから就活は不安と思っている求職者の力になれるように心からサポートをするのが「第二新卒エージェントNEO」なのです。

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

20秒で終わる会員登録はコチラ