高校卒業後フリーターになるのはアリ?|正社員に就職するコツも公開
高校を卒業後、進学すべきか就職すべきかで悩んでいる方や、実際に高卒フリーターとなり、今後の就職がうまくいくのか不安な方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、高校卒業後フリーターになることのメリット・デメリットの他、高卒フリーターの道を選んだ後に就職するコツをご紹介いたします。
高校卒業後フリーターになるメリット
まずは高校卒業後、フリーターになるメリットをご紹介します。
働く時間や自由が利きやすい
まず最初に挙げられるのは、働く時間や自由が利きやすいことです。
正社員と違い、フリーターは自分の希望次第でシフトの融通が利きやすかったり仕事への責任が軽いなど、働く時間に縛られにくく、自由な傾向があります。
そのため、高校卒業時点でやりたいことが見つかっていなかったり、将来の目標が見つかっていないという方は、フリーターとなることでやりたいことを探す時間に充てることが可能です。
人間関係のストレスを感じにくい
また、フリーターは業務上責任が軽いため仕事で従業員と揉めるリスクが正社員ほどは多くなく、仕事自体も辞めやすいため、人間関係のストレスを感じにくい傾向があります。
働いた分だけ稼ぐことができる
営業職などのインセンティブが発生する仕事は別ですが、正社員として働く場合は基本的に給与が固定になります。
しかし、フリーターは働いた分だけ賃金を稼ぐことができ、副業も行いやすいため、色んな仕事でたくさん稼ぎたいという方に合っているでしょう。
高校卒業後フリーターになるデメリット
一方で、高校卒業後フリーターの道を選ぶことにはデメリットも見られます。
休んだだけ収入がなくなる
一般的に、正社員の場合は給与が月々固定されていますが、フリーターは休んだ分だけ収入が減ります。
たとえばゴールデンウィークや年末年始など、休日が続いた月は収入が低くなりますし、病気やケガをした場合も同様です。
収入面を見れば、同じ高卒でもフリーターになるよりも正社員に就職した方が安定的で高収入となるでしょう。
雇用が不安定
上記の内容ともリンクしますが、フリーターは正社員よりも雇用が不安定で、万が一職場の経営状況が悪化した時には、アルバイトやパートが優先的にリストラに遭いやすいです。
学歴の差が発生する
また、高卒から大学や専門学校に進学する場合と高卒フリーターとでは、当たり前ですが学歴の差が発生しますが、そうなると生涯賃金に圧倒的な差が生まれてしまいます。
厚生労働省が発表している「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によれば、大卒・大学院卒と高卒の生涯賃金の差は以下のようになっています。
月収 | 年収 | 生涯賃金 | |
大卒・大学院卒 | 40万円 | 480万円 | 2億640万円 |
高卒 | 29.2万円 | 350.4万円 | 1億6500万円 |
※年収は月収の数値に12ヶ月をかけた数値を表記しています。
※生涯賃金は大卒の場合43年間働くと仮定(22歳~65歳)、高卒は47年間(18歳~65歳)働くと仮定した数値を年収額にかけて算出しています。
これによれば、大卒と高卒では生涯賃金におよそ5千万円の差が生まれていることがわかります。
しかもこれは正社員として働いた場合の比較となるため、昇給がほぼないフリーターの場合は、さらに生涯賃金に差が生まれることになります。
高卒フリーターが正社員に就職するコツ
すでに高卒フリーターの方でも、正社員として就職することは難しくはありません。ここでは、高卒フリーターが正社員に就職するコツをご紹介します。
就活を早めに始める
「高卒だから就職は難しいかな」と、悩んでいるとあっという間に時間は経過していきます。
そうすることで、せっかくの就職チャンスを逃してしまうことになるでしょう。それは、若いということが就職で有利に働くことがあるからです。
高卒は不利と自分では考えていても、企業によっては高卒が歓迎されるケースもあります。
高卒以上の人材を求めている企業では若ければ若いほど貴重な人材だと考えているので、「自分は若い」ということをアピールポイントとして考えるべきです。
大卒であろうと高卒であろうと、社会人になるということに関していえば違いはありません。そのため、高卒以上を必要としている企業へは若さを積極的にアピールするべきです。
若い人材は、企業にとって長期間にわたり貢献してくれる貴重な戦力と考えられています。そのため、大卒の新卒を採用するよりも、高卒フリーターを歓迎する企業も多くあるのです。
そして、企業へ若さをアピールする場合には若いということだけをアピールするのではなく、「長期間にわたってこの会社で働き貢献したい」とアピールすることもポイントとなるでしょう。
書類・面接対策を細かく行う
就職するためには履歴書を作成する必要があります。高卒フリーターの人も、アルバイト先などへ提出したことがあるのではないでしょうか。
名前や連絡先、自己PRや経歴などを記入する履歴書も、就活するうえで重要となる書類です。
一般的には、履歴書による書類選考を通過した人だけが、面接を受けることができます。
そのため、履歴書でアピールせずに内容を疎かにしてしまうと面接すら受けられないのです。
高卒でアルバイトをしている人にとっては、「経歴なんてないから、アピールすることなんてないよ」と考えてしまうでしょう。
しかし、アルバイトも仕事経験なので立派な経歴です。
製造業なら一般的な機器や用具などの区別がつくことをアピールできますし、接客業ならコミュニケーション経験をアピールできます。
また、アルバイトでリーダー経験があるなら長期間続けられる忍耐力や人柄も評価されるでしょう。
企業では、新入社員や中途採用者などの新規雇用者への教育に、莫大な時間と費用をかけざるを得ないのが現状です。
また、教育を担当する社員への負担も大きく、企業の生産性にもかかわる問題となっています。
そのため、アルバイトなどで「仕事をした経験がある」ということが書類選考や面接でも大きなアピールポイントとなるのです。
高卒フリーターの面接では、高校卒業後に就職や進学をしなかった理由を質問されるケースが多いため、すぐに答えられるように準備しておきましょう。
こういった質問に対し「何となくやりたいことがなかった」などと答えてしまうと、企業では採用後きちんと働いてくれるのか不安になってしまいます。
面接のときは、「長く続けていたアルバイト先での就職を目指していたが叶わなかった」や「資格を取るために勉強していた」などの、目的があって高卒フリーターだったという内容で企業が納得するような答えを意識しましょう。
しかし、嘘をつく必要はありません。何人もの面接をしてきた企業の人事担当者は面接のプロです。自分は嘘をつかれているということに気がついてしまいますので、嘘をつく必要がないというよりも、嘘をついてはいけません。
そのため目的もなく高卒フリーターをしていた人は、今までの自分を反省する姿勢を見せ、会社に入ってどうなりたいのかを丁寧に説明することで企業を納得させることが大切です。
就活が大変でもすぐに諦めない
高卒フリーターであることで、「就職はキツイ」と考えてしまう人も多くいます。
学歴を気にしたり、就職経験もなくアルバイトしかしていなかったことなどを気にしたりしてしまい、就活を始められないという人もいるでしょう。
それらのことを考えたり、悩んだりしても何も変わりません。確かに、就活では大卒が有利といえる状況もありますし、専門的な分野を扱う企業では必須条件となるケースもあります。
しかし、これらは一部の企業にいえることです。正社員を目指すなら積極的に就活するべきで、不利などとは考える必要はありません。
高卒フリーターは、10代とまだまだ若いです。高卒の若いうちから将来のことを考えられなかった状況を、柔軟に考えてくれる企業も多くあります。
また、アルバイト経験が企業にとってプラスになるケースが多くあるので、就活で有利に働くことも少なくないでしょう。
例えば、職場での社員同士のコミュニケーションを円滑にできる若い人は、仕事を教えられる側にとって重要なスキルを持っているといえます。
仕事を教える側は、もちろん仕事を完璧に理解している社員です。コミュニケーションができる若い人だと、仕事の何を理解していて、何を理解していないのかが教える側に伝わります。
また、挨拶や返事もしっかりとしている若い人材へは、教える側も積極的に仕事を教えたり頼んだりします。
その結果、仕事の経験を多く積むことで、企業にとって生産性の高い人材となれるのです。
期限があるような仕事をコミュニケーションが円滑ではない社員へやらせることは、職場にとってはリスクとなります。
職種などによって大きな違いはありますが、コミュニケーション能力を非常に重視している企業も多くあるのです。
このように自分の現状を悲観するのではなく、アルバイトでの経験や知識が就活に有利になるケースも多くあるので、すぐに就職を諦めるべきではありません。
高卒フリーターの先輩から学ぶ、就職成功までの体験談
高卒フリーターで就職を成功させた先輩たちは、どのようなことを考えたり悩んだりして就活したのでしょうか?
そして、高卒フリーターから正社員に就職したことにより、良かったことはあったのでしょうか?ここでは実際の体験談をご紹介いたします。
アルバイトから正社員になろうと思ったきっかけ5選
「このままじゃダメだ」と考えたのがきっかけで、アルバイトから正社員を目指した先輩が多くいます。
例えば、生涯賃金を考えた場合に、フリーターのままでは家族を養うことができないなどです。
厚生労働省の調査(平成29年賃金構造基本統計調査)では、フリーターが週30時間(時給1000円)で年収144万円と仮定した場合、高卒男性の生涯賃金はフリーターの2.4倍になるという結果がでています。
1人暮らしを貫くなら、十分に暮らしていけるでしょう。しかし、結婚し子供が生まれるなどを想像すると、フリーターでの賃金に不安を感じるという意見が多くあるのです。
「浪人生活を送りながらアルバイトにハマっていたら、大学に行っている場合ではなくなった」というのがきっかけとなり、就活を始めることを決めた先輩もいます。
大学受験に失敗したのに、1人暮らしをしながら浪人生活を送ってしまったため、勉強よりもアルバイトがメインの生活になってしまったということでしょう。1人暮らしは家賃の他にも、食費や光熱費などのさまざまな生活費が必要です。
そのため、アルバイトを増やしてしまい、いつの間にか大学受験よりアルバイトがメインの生活となってしまいました。そして、気がついた頃には、大学よりも就職をしなければいけない年齢になっていたということです。
「土日のアルバイトが多く、友人などと生活リズムが合わないから」という悩みがきっかけで、就活を決めた先輩もいます。正社員として働いている友人たちは土日が休みの場合が多く、アルバイトの自分は土日が仕事ということもあり、友人たちと会えないという悩みです。
正社員として働ければ、土日が休日となりプライベートの時間を充実させることができるという考えが、就活のきっかけとなったということでしょう。フリーターを続けることによって、賃金面だけではなくプライベートの充実に関しても先輩たちは悩んでいたのです。
「結婚したいけど、フリーターのままでは決断できない」ということがきっかけとなり、就活を始めた先輩もいます。男性フリーターの場合、結婚を考えている彼女の両親に結婚を納得させることは難しいでしょう。
そして、彼女や生まれてくる子供を養っていけるのかという不安もあります。このように、自分や家族になるであろう人への思いから、就活を始めるケースもあります。
生きていくうえで、もっとも現実的な問題となるであろう結婚後における生活の不安は、正社員という安心と安定によって払拭されると考える先輩が多くいるのです。
「周りが定職につき結婚して、取り残された気持ちになった」というのがきっかけとなった先輩もいます。これは、メンタル面で追い込まれてしまったというケースです。
知り合いが多ければ多いほど、自分だけ普通の人とは違うのではなどと考え出してしまいます。こうなってしまうと、周りの人が自分のことを笑っているのではないかなどと思い込んでしまうでしょう。
このように、周りとのギャップがきっかけとなり、就活を始める先輩たちも多くいるのです。
就職活動で苦労した点・頑張った点5選
「就職先の業界の選択を間違っていたため、なかなか就職が決まらなかった」ということで、苦労した先輩たちがいます。学歴などだけで、就活を繰り返しても結果がでなかった。
しかし、アルバイトの経験を活かせる企業を就活先に絞ることで、無事に正社員として採用されたという先輩たちが多くいます。アルバイトも立派な経歴ですので、その経験をアピールすることで採用される可能性もあるのです。
「アルバイト先での就職を目指し高卒フリーターとなったが、学歴によって叶わなかった」という苦労もあります。職種や企業の方針などによって、どうしても大卒以上の学歴が必要となる企業があることは否めません。
そのため、その企業に関わるアルバイトで、どれだけ実績や経験を積もうが就職は叶わないことがあります。アルバイトを続けることによる就活ともいえますが、企業側ではそう考えていないケースが多くあるのです。
しかし、そのアルバイトの経験は、その後の就活には役立ったという先輩も多くいます。決して、アルバイトをしていた期間は、無駄ではないということです。
「親や知人からいわれ、なんとなく就活しても就職できなかった」という体験談もあります。この場合、自分がなぜ就職したいのかという明確な理由が、企業へ伝わりづらいので採用を見送られてしまう可能性があるのです。
企業は、自分の意思で働こうと考えていない社員を採用することは、教育にも時間がかかりますし突然の離職などのリスクが多くあると考えます。
また、自分の意思ではないということは、仕事を覚えるのも時間がかかったり、覚えようとも努力しなかったりと企業にとって良いことは何もないのです。企業の面接では、どれだけ嘘を語ってやる気があるように見せても、プロの面接官には通用しません。
「自分が正社員になりたいという気持ちを、具体的に説明できるようにした」という努力によって就職できた先輩もいます。どうして就職したいのか、それは安定や世間体、安心や家族のためなど人それぞれです。
しかし、今までの自分を変えるなら、これらの事情を述べる前に今までのことを見直して、これからどうしていきたいのかを具体的にし説明できるようにしましょう。
例えば、今までの自分はダメだったと考えるなら、「これからは就職して仕事を早く覚えて、会社の役に立っていきたい」という説明ができます。
また、今までを反省し「長く、この会社で働きたい」ということもアピールできるのです。反省してから、前向きな言葉で説明することで、やる気や熱意が伝わるでしょう。
「今までの経験を無駄にしないように、自分のできることをアピールした」という体験談もあります。アルバイトの経験などを活かせる職種の企業へ、その経験をアピールする努力によって正社員として採用されたケースです。
アルバイトの経験は無駄ではありません。その経験を求めている企業も多くあります。職種によっては、即戦力となる貴重な人材といえるケースもあるので、自分の経験をアピールする努力も大切なことです。
正社員で就職してみて、嬉しかったこと、良かったこと5選
「プライベートの時間を充実させられるようになった」という意見があります。アルバイトは、土日や夜間の勤務があり、友人や家族と生活リズムが合わないというケースが多くありました。
しかし、正社員として働くようになり、土日が休日となったので親しい人たちと時間を共有できるようになったということです。
仕事をすることは、どれだけやる気があったとしても、人間関係や仕事内容によって少なからずストレスを感じてしまいます。ただ、休日を充実させることにより、そのつらいと感じるストレスを和らげたり解消したりできるのです。
「今までのアルバイト経験が活かされた」という体験談も多くあります。とにかく、これは嬉しいことでしょう。劣等感を感じながら就活していた場合、就職したことによって今までの経験が否定されることなく、活かされるという素晴らしい状況です。
高卒フリーター時代のことは、無駄な時間を過ごしているのではなく、正社員になるための就活だったということになります。高卒フリーターのアルバイト経験は、企業にとっても自分にとっても、良い結果を生むケースもあるのです。
「友人や家族が喜んでくれた」というのも嬉しいことでしょう。正社員というのは、周りの人たちに認められたという気持ちにさせてくれるものです。そして、それは周りの人を安心させるということにもつながります。
高卒フリーターは、自分では収入もあり生活もできていることから特に問題ないことだと考えがちですが、周りの家族や友人にとってはとても心配なことでしょう。
そのため、自分ではたかが正社員と思っていたとしても、周りの人たちは自分のことのように喜んでくれ、祝ってくれるのです。
「月給が倍以上になり、生活が安定し趣味も増えた」という体験談も多くあります。収入が増え安定すると、生活を豊かにすることができ、気持ちにも余裕が生まれることでしょう。
そうなると、プライベートで趣味や娯楽が増え、幅広い人たちと知り合いになれたり、新しい発見ができたりするのです。また、アルバイトは、大型連休などでも当然仕事をしなければお金を貰うことはできません。
しかし、正社員になると休日はしっかりと休むことができ、お金が貰えないということもありませんので、生活環境が一変するケースもあるのです。
「自分のやりたいことが見つかった」という体験談もあります。正社員として働くことによって、今まで考えたこともなかった将来の夢や、やりたい仕事を見つけることができるようになるのです。
例えば、高卒フリーターから正社員として就職し、数年間働くことで職歴ができるので、やりたい仕事の企業への転職面でも有利に働き役立てることができるでしょう。
就職活動の進め方
高卒フリーターから、就職しようと考えた場合、どのタイミングで就職活動を始めるべきなのでしょうか。その流れや、おすすめの職種などを紹介します。
就職活動はいつから進める?内定までのスケジュールや進め方
高卒フリーターが就活を始めた場合、早くて2週間~1カ月程度、遅くても3カ月~半年程度、で就職できるケースが多くなっています。
就職を思い立ったら早めに準備し、自分の経験が活かせるような企業を探すようにしましょう。
まず、履歴書を用意し就職したい企業へ提出します。書類選考を通過すると、企業の担当者から面接日時の連絡がありますので、指定された場所で面接を受けるだけです。
このように、履歴書を提出し面接を受ける、という流れを採用されるまで繰り返すということになります。
将来なりたい自分について考えてみよう!良い就職に必要な考え方
自分にマッチした就職先を探すためには、「will can must」という自己分析を意識しましょう。
willは「やりたいこと」で、どんな人になりたいのかや、どんな人生を歩みたいかなどを考え、それを達成するためにはどんな仕事をやるべきなのかを考えることです。
canは「できること」という意味で、どんな経験を積んできて活かせるのかや、自分にはどんなスキルがあるのかということを考え就職先を考えます。
そして、mustは就職するために、自分がやりたいではなく「やらなければいけないこと」です。
will「やりたいこと」とcan「できること」が一致するなら、その就職先を目指すべきですが、must「やらなければいけないこと」を受け入れなくてはなりません。
will「やりたいこと」とcan「できること」は、自分で判断できることですが、must「やらなければいけないこと」は、面接や就職の説明会、就職してからわかることが多いので、あらかじめ理解しておくようにしましょう。
このように、自分は何ができて何がしたいのかを分析することで、就職先の職種などへの迷いをなくすことができるのです。
実際に応募したい仕事を探してみよう。目的別のおすすめ職種5選
高卒フリーターの方におすすめする、目的別の職種を紹介します。
まず、学歴も関係なく稼ぎたいのなら「営業職」です。コミュニケーション能力があり、人との触れ合いがある仕事をしたいなら「接客/販売職」でしょう。
スキルを身につけて、将来的にキャリアアップを目指したいなら「エンジニア職」がおすすめです。
安定を求めるなら、高卒以上で試験を受けられる「初級地方公務員」を目指してみるのも良いでしょう。
また、公務員には他にも「警察官・消防官・自衛官」という選択肢もあり、高卒の先輩たちが多く活躍しています。
無料の就職サポート5選
就職することを決めたとしても、自分にマッチした仕事や自分がやれる仕事を自己分析できないという人もいるのではないでしょうか。
そういった場合は、人に相談することで前進できるケースもあります。
ハローワーク
まず「ハローワーク」では、無料で求人情報を見られるほか、相談も無料で受けつけてくれるので活用してみましょう。「求人サイト」も無料で求人情報を見ることが可能です。
地域や職種、年齢や性別などで自分にマッチした仕事を検索することもできます。
求人広告
また「求人広告」は、雑誌や新聞、無料情報誌などのさまざまな媒体で確認することが可能です。
無数にある求人の中から自分が希望しているものを選べるため母数が多いというメリットがありますが、一方で母数が多すぎて絞り込みが大変であり、自分一人で就活を進めなければならないデメリットがあります。
家族や知り合いが経営しているケース
家族や知り合いが会社を経営しているケースでも相談することで、就職が決まる場合もあります。
しかし、仕事内容や賃金に不満があっても相談できなかったり、やりたい仕事ができても辞めづらかったりなどがあることも否めません。
就・転職エージェント
皆さんは就・転職エージェントをご存知でしょうか?これは求職者一人ひとりに合った求人を紹介してもらえる他、書類準備や面接対策、企業との条件交渉の代行を受けられるサービスです。
また、専任の就活アドバイザーがカウンセリングを行うため、最適なキャリアプランニングを受けられ、気になる業界や職種についても具体的に質問することができます。
そのため、今までに自分では気づかなかった分野の適職に気がつけるケースもあります。
志望する企業が決まったら、模擬面接により実際の面接に近い経験を多く積むことが可能です。
就・転職エージェントには経験者層に特化したものやIT業界のみ対象にしているものなどさまざまなサービスがあるため、自分に合ったエージェントを利用するのが良いでしょう。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは高卒フリーターの方にも特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
もし就職の進め方がよくわからなかったり、短期間で就職したい方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
高卒フリーターの理由攻略とアピールポイント
高卒フリーターが就職を考えたとき、高卒フリーターであるからこそ考えておくべき攻略ポイントがあります。
それは、どうして高卒でフリーターだったのかという理由です。ここからは、高卒フリーターが就活で押さえておくべきアピールポイントを紹介します。
履歴書の空白期間は志望動機に含めてカバーしよう。
例えば、高卒後に就活をするまでの期間に何もしていなければ履歴書には空白期間ができてしまいます。
この空白期間には何かしらの理由がなければ面接官によってはマイナス要素になる可能性もあります。
しかし、面接官や企業が納得するような理由をきちんと記載すれば、空白期間が就活に影響することはありません。
しかし、嘘を並べてしまうとプロである面接官にバレてしまう可能性があるので、絶対に避けるべきです。
高校時代からアルバイトをし、高卒後もそのままアルバイトをしていたなら、そのアルバイト経験も書くようにしましょう。
アルバイトも立派な経歴といえます。仕事をした経験があるというアピールになります。
志望動機欄には「アルバイトで経験したことを活かした就職を目指していた」とも書けます。
さらに詳しく、「接客業のアルバイトをしていたので、御社の業務が自分には合っている」などの、アルバイトでの仕事内容をアピールすることも可能です。
また、本当に何もせずに過ごしていたとしても、嘘は書かずに正直な現状を書き、今までの自分の問題点を指摘して、正社員となったらどのようなことを頑張りたいのかなどを書くようにしましょう。
履歴書の内容によって、面接まで辿りつけるかが決定します。空白期間があるならしっかりと書けることを書いてアピールするべきであると言えます。
面接でフリーター期間について聞かれたらどう答えるべきか。
履歴書を提出し、書類選考されたうえで面接を受けているので、履歴書で書いた内容と同じことを答えるべきです。もちろん、履歴書に嘘を書いていたなら、嘘をいわなければいけなくなります。
しかし、面接官に嘘はほとんど通用しません。就活では、嘘を書いたり嘘をついたりすることが自分の首を絞める結果となるので絶対に避けるべきです。
面接でフリーター期間について聞かれたら、アルバイトは就職するための経験として長く続けていたことや、アルバイト先での就職を目指していたなどと答えるようにしましょう。
フリーターだったからといって、面接で言ってはいけないなどと考えてはいけません。アルバイトも立派な経験です。
また、もしアルバイトもしないでフラフラしていた場合には、今までの反省と会社に入ってからの抱負を伝えることで、面接官も納得してくれるケースがあります。
高卒は10代ということもあり、企業や面接官にとってもある程度の空白期間は許容範囲として見ている場合も多くあるので、しっかりとこれからの自分をアピールしましょう。
面接は練習が大事!意外と見られている服装や挨拶、マナーについて
面接は、自分が働きたいと感じた企業の人と、初めて顔を合わせ会話をする場面です。服装や挨拶、マナーなどには十分に気をつけましょう。服装はスーツで行くようにします。
求人情報などで「服装は自由」と書かれていることもありますが、それはその企業で働く社員の話です。面接を受ける会社へ行ったら、まず受付で担当者へ取り次いでもらう必要があります。
ここで注意するべきことは、受付の人は自分を知らないということです。
受付では、しっかりと自分の名を告げ、誰と何時から何しにきたのかという目的を伝えて、担当者へ取り次いでもらいましょう。
受付の前で、黙っていても取り次いではくれません。もちろん、要件を伝えるだけではなく、挨拶やお礼の言葉も忘れずに伝えるようにします。
面接では入退室時の「失礼いたします」や、「○○です。よろしくお願いいたします」などの挨拶を忘れずにしましょう。
また、面接を受けさせてもらったお礼などを伝えるのも大切です。
しかし、緊張するシーンでは、頭の中で理解していても実際の面接ではできないということがあるのではないでしょうか。そのため、より実践に近い練習が必要といえます。
私たち「第二新卒エージェントNEO」では、実践に近い模擬面接を行いサポートしているので、緊張感のある面接経験を多く積むことが可能です。
面接に自信がなかったり、わからないことがあったりするなら、遠慮なく私たちに相談してください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!