【日本の採用状況を知るPart3】なんで日本は新卒一括採用なの?~新卒優遇編~
高度成長期で世界第2位にまで上りつめた日本は、1980年代後半から1990年代始めにかけてバブル期を迎え、さらに浮足立った時代に突入します。人材争奪戦はさらにエスカレート。
既卒が存在するスキがないほど、職に溢れていた時期といえるでしょう。もちろん、新卒一括採用もさらにエスカレートすることになります。
バブル期の経済状況って実際にはどんな感じ?
新卒・既卒に関わらず、現在就活に取り組む人の多くがバブル期を経験していないことでしょう。バブル期には、溢れんばかりの資金が費やされて大都会の再開発が盛んに行われました。土地の値段は上昇。街では多くの高級車を見かけ、ディスコやカラオケパブが乱立し、多くの人々が高級な装いで遊び歩くのも珍しいことではありませんでした。大学生が高級ホテルのスイートでクリスマスパーティーをしたり、万札をかざしてタクシーを拾ったりする現象も見られたほどです。また、海外旅行に行く人が急激に増えたのもバブル期といわれています。携帯電話もコンピュータも普及していない時代。人々は豪華さを求め、贅沢な暮らしをしていました。
高度成長期を超える「新卒優遇」時代
現在からは想像することも困難なほどお祭り騒ぎのようなバブル期には、新卒一括採用による人材争奪戦は高度成長期以上に激化。青田買いをするために、都市部では企業が進んで大学生が主催するイベントなどの協賛をすることも少なくありませんでした。また、内定した学生を他企業に奪われないために、研修と称して学生を海外旅行に連れて行ったり、企業が学生を接待したりすることも当然のように行われていた時代。内定を辞退した学生が人事担当者に暴行を加えられるという事件が起こるほどでした。企業では好景気による急激な業務拡大が進み、社員は深夜残業や休日出勤を強いられていたため、このような現象が起こったとされています。
今とは正反対!公務員は不人気だった
日本企業の業績や給与が飛躍的に上昇したバブル期には「公務員は給料が安い」などと見下される傾向にありました。その理由は、公務員はバブル期の恩恵をさほど享受することがなく、給与も平均的で急激に上がることがなかったためです。裏を返せば、バブル崩壊後の影響を最も受けなかったのも公務員といえます。バブル崩壊後に長い不況の時代に入り、人々は安定を求めるようになったのでしょう。近年では、公務員は一番人気といってもいいほど。時代が変わると人気の職種も変わるということです。バブル期を知らない世代にとっては、公務員が不人気であったのは驚きかもしれませんね。
まとめ
新卒・既卒を問わず、現在就活に励む人にとっては羨ましくもあるバブル期。職にあぶれることはありませんでしたが、不平等さや問題も多々あったようです。就職の門戸は広く就職しやすい時代でしたが、就職後はバブル崩壊の影響を受け、人員削減の対象になったりと困難を強いられた人も少なくなかったことでしょう。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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