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さとり世代とは?企業からの印象を一気に変えるコツ5選

「ゆとり世代」は聞き馴染みがあるという方は多いと思いますが、「さとり世代」についてはピンと来ていないという方も多いのではないでしょうか?

さとり世代は中でも企業から扱いが難しい存在として認識されていることが多いです。

そこで本記事では、さとり世代が生まれた背景などと共に、さとり世代が就・転職における企業からのイメージを一気にポジティブなものに変えるコツ5選をご紹介いたします。少しでも参考になれば幸いです。

さとり世代とは?

「さとり世代」とは1996~2005年生まれの層を指し、バブル崩壊後の不景気社会の中に生まれ、インターネットの普及とスマホ需要の拡大によって膨大な情報に囲まれて育った世代のことです。

こういった社会情勢の中で育ったことから、「大きな夢や目標を追うよりも安定的な暮らしを目指した方がリスクを回避でき安心である」という悟った考えを持つ傾向があることから「さとり世代」という言葉が生まれました。

元々はネット上の掲示板サイトなど若者の間で生まれた言葉であるといわれており、認知が広まるきっかけとなったのは2013年の「新語・流行語大賞」へのノミネートであるとされています。

ゆとり世代との違い

さとり世代はあまり聞き馴染みがないという方でも、「ゆとり世代」という言葉には覚えがあるのではないでしょうか?

ゆとり世代とは1987〜2004年頃生まれの層を指し、文部科学省の教育指導要綱の改訂によって「ゆとり教育」を受けた世代のことです。

ゆとり教育は週休2日制を採用し、主に人間性豊かな児童生徒の育成や個性の尊重を目的とするもの(参考元:文部科学省)でした。

しかし、結果として学力の低下を招いた他、教育の二極化を生みました(危機感から子供を私立の中高一貫校に通わせる家庭が増えたことなどによる)。

一方でさとり世代は、脱・ゆとりを経験してきた1996~2005年生まれの層が該当するといわれており、幼少期から不景気社会を経験し、リストラなどの社会問題をリアルタイムで見聞きしています。

このことから将来に対する大きな夢や目標を掲げる層が少なく、欲を持たず、より安定的な暮らしを好む傾向があります。

企業が考える「さとり世代」の特徴

過去に、ゆとり世代が就職する年齢になった際、ゆとり世代に対するマネジメントの難しさに頭を抱える上司は少なくありませんでした。

たとえばゆとり世代に見られる特徴としては、ストレスに対する耐性が少ないことが挙げられます。

ゆとり世代は個人の個性を尊重する教育を受けて育っているため、自分の意志をある程度譲歩して会社に全面的に合わせることなどが難しかったのです。

そのことから、上司から一般的な指摘を受けただけで会社を休んだり来なくなってしまうというケースが少なくありませんでした。

また、失敗に対する強い恐怖心やひたすら指示を待ってしまう特徴などがゆとり世代には見られます。これらが悪いということではありませんが、企業によってはマネジメントのハードルが高いと感じやすいのです。

それと同じように、現在さとり世代に対してもさまざまな懸念を抱いている企業は多いです。そこでここでは企業がさとり世代の特徴として考えているものを、ポジティブなもの、ネガティブなもの双方についてご紹介しましょう。

合理的で現実主義

企業が考えるさとり世代の特徴としてまず挙げられるのは、合理的で現実主義な側面が強いことです。

多様なモノやサービスに囲まれて育ってきた世代のため、モノを一つ買うにも複数の競合商品と比較し、値段だけでなく機能性や耐久性、デザイン面など細かく吟味をする傾向があります。

また、実際に店舗で買うよりもネット通販の方が短時間でラクに商品が届くということでネット通販を多用したり、古着は捨てずにフリマアプリで売却して少しでも支出を減らそうとするなどの合理的な側面も見られます。

そして上記でもお伝えしたように、さとり世代はバブル崩壊後の不景気社会に育っていることもあり、規模の大きい夢や目標を追いかけるよりも、安定的な暮らしを着実に歩んでいくことでリスクを回避しようという現実主義な傾向があります。

スキルアップ・キャリアアップに意欲的

次に、さとり世代はスキルアップやキャリアアップに意欲的な側面があります。

これもまたリストラなどの社会問題や多くの転職者を目の当たりにしてきたさとり世代だからこそ見られる特徴ですが、将来より安定的な生活をしていくためにはお金を稼ぐ必要があります。

そのため、出来る限り自分のスキルをアップさせて成長しようと考えたり、役職につくための勉強をしたり、より安定的な生活・働き方を望める職場への転職を考える方が多いです。この点に関しては、企業からポジティブに捉えられています。

転職に抵抗がない

先ほどの内容とリンクしますが、さとり世代は転職に抵抗がない傾向にあります。さとり世代はもともと職場への帰属意識が低く、今の職場での成長できないと考えるとすぐに転職を考える方も多いです。

つまり、企業はさとり世代に対して早期退職を懸念しているということに他なりません。人を一人雇うには経済面も時間的な面でも膨大なコストがかかるため、企業としては避けたいところなのです。

デジタルネイティブである

次に、さとり世代はデジタルネイティブである特徴があります。インターネットは生活の一部として幼少期から存在し、中学生くらいの時点でスマホを手にしている人も多いです。

そのため、さとり世代は情報の取捨選択に長けていて思考速度が速い特徴があり、基本的なPC操作も学校教育の中に組み込まれているということもあってほとんどの方に備わっており、企業としては嬉しいポイントのひとつです。

プライベート重視である

一方で、さとり世代はプライベートを重視する特徴があります。職場はあくまで自分が成長するための場所であると考えている方が多いため、職場では必要最低限の人間関係に留める傾向があります。

会社の飲み会といえば、一昔前であれば”任意という名の強制参加”という暗黙の了解があったかもしれませんが、さとり世代の中は必要がないと考え参加しない方が少なくありません。

この点については、さとり世代やゆとり世代が少ない職場ほど、チームワークや人間関係の安定を心配する要素のひとつとなります。

指示に忠実だが+αが少ない

次に、さとり世代は指示に忠実に従う一方で、+αの動きが少ない特徴があると考えられています。

さとり世代は「自分の判断で勝手に動いて怒られたらどうしよう」という思考から、できる限りリスクを避けようとする傾向があります。

あまり負担をかけないようにと上司があまりはっきりしない指示を出すと、さとり世代はかえってどうすればいいのかわからず、指示を出した上司との間に溝ができてしまうケースもあります。

そのため、さとり世代は最終ゴールや目標を提示してほしいと考えていますが、責任者などのポジションについている他の層からすれば「それくらい自分で考え行動してほしい」と考えている節があります。

縦社会を知らない

最後に、ゆとり世代やさとり世代に対して、他の世代の方は縦社会を知らないことによる違和感を感じることが多いです。

特にゆとり教育ではそれぞれの個性を尊重する教育を受けて育っているため、先輩や目上の人を立てるといった文化にあまり触れていません。

全国大会を目指して厳しい指導を受けていたところは別ですが、学生時代の部活動でも先輩と後輩の境目がきっちり区切られているというところは多くありません。

そのため、上司や先輩に対して意図せず失礼だと受け取られるような態度をとってしまったり、率先して部下や後輩が動くべきだと上司たちが考えているところで行動しないなどの、他の世代とのギャップを生みやすいのです。

そのため、企業としては最低限のマナーや礼儀を備えているかという部分が気にかかる傾向にあります。

企業からの「さとり世代」の印象を一気に変えるコツ5選

さて、ここまでで企業が考える「さとり世代」の特徴をご紹介しましたが、中にはネガティブに捉えられているものもありましたね。

そこでここからは、さとり世代が企業の選考を受ける際に印象を一気に変えるコツ5選をご紹介しましょう。

成長意欲があることをアピール

ます挙げられるコツは、成長意欲があることをアピールすることです。

先ほど、企業が考えるさとり世代の特徴としてスキルアップやキャリアアップに意欲的であることを挙げましたが、この点をまとめて成長意欲があることとしてアピールしましょう。

具体的には、その企業や応募した職種で何を成し遂げたいのか、将来自分がどうなるためにその企業に就・転職したいと考えているのかを明確に伝えることができれば、本気で成長したいと考えていることをアピールできます。

そしてそのためには、まず自己分析を行い、自分の強みや苦手分野、将来ありたい姿を把握したうえで仕事選びや企業選びを行う必要があります。

自分が目指す方向性と企業が目指す方向性が異なっていた場合には、どんなに自分が能力やスキルを身につけていても、企業にとっても人材にとっても不利益だと考えられてしまい、採用を見送られてしまうからです。

そのため、まずは自己分析を徹底することをおすすめします。具体的なやり方は下記の記事で詳しくまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。

その職場で長く働きたいことをアピール

次に、その職場で長く働きたいと考えていることをアピールしましょう。本記事の中盤でもお伝えしたように、企業はさとり世代に対して早期退職のリスクを懸念しています。

なぜその職場で働きたいのか、その職場でどんなことを成し遂げたいのかを具体的に伝えたうえで長期的に働きたいという意思を見せることで、早期退職の懸念を払しょくすることができます。

指示された以上の働きがしたいことをアピール

そして、さとり世代が企業から持たれているネガティブな印象のひとつに、指示されたことしか行動を起こさないという点が挙げられます。

そのため、指示された内容をもとに「もっとこういう工夫をしたり、こういう立ち回りをすればもっと全体の業務が円滑に回るのではないか」という思考を常に持ち、行動することができる人材はどんな職場でも重宝されます。

指示された以上の働きができる人材になりたい、という意思を伝えるようにしましょう。

最低限のビジネスマナーが備わっていることをアピール

これは特に転職者の方に言えることですが、最低限のビジネスマナーが備わっていることをアピールすることができると、企業側に安心感を与えることができます。

すでに社会人経験がある方であれば、新卒者と違ってビジネスマナーを一から教える必要がないため、不要なコストをかけずにすみます。

そのため、面接での立ち振る舞いや言葉遣いなどから、ビジネスマナーが備わっていることをアピールしましょう。

PCスキルを磨く(デスクワークの場合)

なお、特にデスクワークの仕事に就きたいと考えている方であれば、PCの操作スキルを磨くこともコツのひとつです。

タイピングスピードを上げたりショートカットキーを使いこなすことで、作業能率を上げることによって、最終的な企業からの評価を上げることが可能です。

こちらは定性的な側面が強いため選考でアピールできるというよりは、企業に入社した後に功を奏するものですが、選考でアピールしたい場合にはMOSなどのPCにまつわる資格を取得するといいでしょう。

自分を企業に推薦してもらう方法

さて、本記事では企業からの「さとり世代」の印象を一気に変えるコツをご紹介いたしました。少しでも参考になっていれば幸いです。

とはいえ、先ほどお伝えしたアピール内容をどんな風に選考に盛り込めばいいのかまったくわからないという方もいらっしゃることと思います。そこでぜひ知っておいていただきたいのが就・転職エージェントの存在です。

就・転職エージェントとは、求人紹介や面接対策など就・転職を全面的にサポートしてもらえるサービスのことです。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoではさとり世代が該当する若年層に特化している他、希望企業へ担当者が推薦文を作成して打診させていただきます。また、弊社サービスにはこのようなメリットがあります。

ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。

もし就職や転職に不安があったり、企業に自分を推薦してほしいという方は、ご相談だけでもかまいません。ぜひ私たちにお話をお聞かせください。


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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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