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休職のデメリット3選&メリット4選を徹底比較。今のあなたは休職すべき?

「うつで休職したいけど周りの目が気になるし、人事評価とかにも影響しないかな・・・」

このように、体調不良で休職したいけれど抵抗があるという方は多いのではないでしょうか。特にうつ病などを患っている方は「自分が怠け者だからいけないんだ」「もっと頑張らないと」と自分を追い込みがちです。

しかし、最も大切なのはご自身の心と体。デメリットだけでなくメリットも併せて知ることで無理のない選択をすることが重要です。

そこで本記事では休職のメリット・デメリットの他、休職中のおすすめの過ごし方についてもお伝えいたしますので、少しでも参考になれば幸いです。

休職 デメリット記事用CTA

休職のデメリット

休職のデメリット

まずは休職のデメリットから見ていきましょう。

人事評価に影響する可能性がある

休職のデメリットの一つ目は、人事評価に影響する可能性があることです。

もちろん休職が人事評価に影響するかどうかは企業や上司によって様々で、中には特に影響しないところもあります。

たとえば売上などの成果を重視する企業の場合、復職後に十分な数字を上げていれば問題なく昇給・昇進を狙えるでしょう。

しかし、遅刻や欠勤なども細かく評価基準に組み込んでいる企業や上司のもとでは、休職が人事評価影響する可能性は十分にあり得ます。

また、休職期間やその理由によって人事評価への影響の度合いは異なります。

1年など長期間休職した場合にはその間に大幅な担当業務の割り振り変更が生じることがありますし、うつ病などの再発の可能性がある病気が理由の場合には、昇進して大きな責任を持った後に再発することを懸念して休職後に昇格させないケースがあるのです。

しかし、人事評価を下げたくないからといって体調不良の中無理をして働いても状態は悪化するばかり。どちらにしても生産性が低下して人事評価を下げることになりかねません。

休職したからといって一生かけてもクリアできない程にキャリアが傷つくわけではなく、その後コツコツ働いて行けば着実にキャリアアップできますので、やはり体調面を優先するのが望ましいです。

ただ、休職によって人事評価に大きな影響が出てしまうような企業や上司のもとで働いているのであれば、休職後に別の企業への転職を検討するのも一つでしょう。

収入が下がる

休職のデメリットの二つ目は収入が下がることです。法律上、休職中の従業員に対する給与の支払い義務は企業に課せられていないため、休職中は給与が一切出ないのが一般的です。

ただ、休職理由によって額は異なりますが健康保険から手当を受け取ることができ(傷病手当金)、休職前の給与の2/3程度を受け取れます(詳細は後述します)。

とはいえ、やはり休職中には収入が下がってしまうことがデメリットになります。

社会保険料が変わらず発生する

休職のデメリットの三つ目は、休職中は基本無給にもかかわらず社会保険料は変わらず発生することです。休職中であっても籍は会社に置いている状態ですから、従業員であることには変わりありません。

しかし、休職に関する定めは法的なものではなくあくまで企業単位で設定されているもののため、同じ額を同じように納める必要があるのです。

また、社会保険は通常給与から天引きされるものですが、休職中に無給の場合は天引きすることができないため会社の指示にしたがって自分で振り込む必要があります。

一応、先ほどお伝えした傷病手当金から支払うことが可能ですが、その分生活費に回せる分は減ってしまいます。

休職のメリット

休職のメリット

休職にはデメリットが多く見られましたが、一方で大きなメリットもあります。ここでメリットも併せて知ることで、無理のない選択をしていただければと思います。

じっくり治療に専念できる

休職のメリットの一つ目は、じっくりと治療に専念できることです。特にうつ病など精神的なダメージを被っている時には、働き続けることでどんどんダメージが大きくなっていってしまいます。

精神的な余裕がないため状況を改善する思考も気力もわきません。しかし、休職して十分な時間を確保することによって、自分の心と体のケアだけに集中することができます。

特に業務量が多すぎる、忙しすぎるという方は働きながら通院することも難しいでしょうから、休職することで通院することができるようになり、十分な時間をかけて治療に専念できます。

日々のストレスから解放される

休職のメリットの二つ目は、日々の様々なストレスから解放されることです。膨大な量の業務や人間関係のストレスから解放され、自分だけの快適な時間を過ごすことができます。

こうした日々のストレスが蓄積することで、自分でも気づかぬうちに精神状況を悪化させてしまうため、ストレスから解放されることは休職による大きなメリットといえます。

時間を好きに使える

休職のメリットの三つ目は、時間を好きに使えることです。自分ひとりの時間はもちろん、家族との時間をじっくりゆったり謳歌することもできます。

うつ病の方などは医師の指示を仰ぐ必要がありますが、2,3日程度の旅行に出かけてリフレッシュすることも可能です。

また、働いていて余裕がない時には自分や将来について冷静に客観視することが難しいですが、休職して時間に余裕が生まれることで今後についてゆっくり考えることができます。

働かずとも収入を得られる

休職のメリットの四つ目は、働かずとも収入を得られることです。

先ほど「休職のデメリット」の部分で休職中には収入が減ってしまうことをお伝えしましたが、これは同時に「働かずとも収入を得られる」ということでもあります。

先ほど健康保険から手当を受け取れるとお伝えしましたが、業務外のケガや病気によって休職する場合には下記の要件を全て満たすことで傷病手当金を受け取ることができ、休職前の給与の2/3の額を受け取れます。

【傷病手当金の受給要件】

(1)業務外のケガ・病気の療養が理由である
(2)働けない状態である
(3)連続する3日間を含み、4日以上仕事を休む
(4)休んでいる間、無給である
※全て満たす必要あり

休職すると収入が2/3に減るうえに社会保険料の支払いも変わらず発生しますが、自分の心身をじっくりと休ませられるというメリットを考えると必要な犠牲といえるかもしれません。

ちなみに、受給できる期間は支給開始から1年6ヶ月です。原則、申請の手続きは職場を通して行いますので、「傷病手当金支給申請書」に必要事項を記入して提出しましょう。

【休業手当、傷病手当、傷病手当金の違い】

(1)休業手当とは?
└業績悪化やストライキなどの会社の責任によって休業することになった場合に受け取れる手当

(2)傷病手当とは?
└退職後、ハローワークに求職の申し込みをした後にケガ・病気が原因で15日以上継続して働けない場合に受け取れる手当

(3)傷病手当金とは?
└業務外のケガ・病気によって休職する場合に受け取れる手当

働きながら治療することも可能

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休職のメリットとデメリットをそれぞれ見て参りましたが、いかがでしょうか?中には「デメリットを考えると休職はちょっと厳しいかも・・・」と感じている方もいらっしゃるでしょう。

そういった方でうつ病などの精神病を患っている方は、休職せずとも働きながら治療することも可能です。

もちろん程度にもよりますが、一部のクリニックでは休職せずに通院できるサービスを用意しているところがあります。ただし中には自由診療(保険が適用されない)の場合もありますので、事前によく確認しておきましょう。


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休職中のおすすめの過ごし方

休職中の過ごし方

もし精神病などの治癒などを目的に休職したいと考えているのであれば、休職期間の使い方に気を遣うことをおすすめします。

というのも、「ゆっくり」するのと「ダラダラ」することをごっちゃにしてしまうと、復帰する時により大きな苦労が伴うことになるからです。

下記のような流れで過ごすと、治癒に専念しやすく、心身共に負担がかかりにくいためおすすめです。

初期:深く考えずにゆっくり休む
中期:体力的なリハビリをする
終盤:精神的なリハビリをする

初期:深く考えずにゆっくり休む

休職期間の初期は精神的、肉体的に自分をしっかり休ませ、ケガや病気の治療に専念する時期になります。

この時期は思考力や適切な判断力が低下しているため、休職していることに対して罪悪感を覚えやすく、急に働かない環境に移るため空き時間にあれこれ悩んで沈みがちになります。

休職し始めはどうしても復職後のことや会社のことが気になりやすいですが、心や体の状態がある程度よくなるまではできるだけ物事を深く考えずに、自分の心と体のケアに注力しましょう。

中期:体力的なリハビリをする

ケガや病気がある程度回復した休職期間の中期は、少しずつ体力的なリハビリに移っていきましょう。

少しずつ起床・就寝時間などの生活リズムを整え、軽いウォーキングなどから初めて体力を回復させていきます。もちろん病状的に難しい場合は無理をしてはいけません。

まずは午前中にある程度活動できるように心身を回復させていき、慣れてきたらウォーキングの時間を少し伸ばしたり、外へ出かける頻度を上げるなど日中の活動量を増やしていきましょう。

後期:精神的なリハビリをする

さて、ケガや病気がかなり回復して生活リズムもある程度整えることができた終盤には、心と脳のリハビリに移りましょう。

まずは週2回程度、午前中に外で出かけカフェなどで過ごす時間を作ってみましょう。少しずつ働いている時の時間感覚を取り戻すのです。慣れてきたら週5日ほどチャレンジしてみましょう。

そして復職を考えているのであれば、復帰後に予定している起床・就寝時間などの生活の流れを表にし、まずは週2回程度それに従って生活してみましょう。そのうえで復帰可能かを医師に相談します。

このような流れで休職期間を過ごすことができれば、復帰後もスムーズに働くことができるでしょう。

ちなみに、休職中期から後期にかけて参考にしていただきたい「休職中の有意義な過ごし方」を下記の記事でご紹介しておりますので、気になる方はぜひこちらも参考にしてください。

ストレスフリーな職場に転職したいなら

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

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