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休職の知識はこれで十分!休職とは?|取得の手順・デメリット・給与を徹底解説

なんとなく理解しているようで実はよくわかっていない方が多い「休職制度」。

「そもそも休職ってどういう仕組みなの?」
「休職中って給料出るの?」
「休職したらキャリアに傷はつかないの?」

本記事ではこういった休職の疑問を解消すべく、休職を取得しようか迷っている方向けに最低限必要な知識をまとめました。

より詳細な情報が知りたい方には詳細記事もご用意しておりますので、少しでもお役に立てれば幸いです。

休職記事用CTA

休職とは?休職手当って何?

休職とは、「仕事とは関係のない自分の都合」により長期間休みたい場合に会社に籍を置きながら休める制度を指します。

具体的には業務・通勤外のケガや病気、留学やボランティア活動、公職に就いた場合などが該当します。

休職とは本来、会社側が「その従業員を働かせるには不適当な理由がある」と判断した際に業務を停止する措置を指しますが、実際には従業員から会社に休職を申し出て、会社がそれに合意する形が一般的です。

従業員が会社から休職を提案される(命じられる)ケースとしては、従業員のケガや精神状況の悪化などが挙げられます。

意外と知らない方も多いかもしれませんが、休職は法律で定められた制度ではありません。そのため、企業ごとにどのような場合に休職できるかなどの要件は異なります。

ご自身の勤め先の休職制度について知りたい場合には就業規則を確認してみましょう。

そして法的な定めがないからこそ企業には休職期間中の賃金支払いの義務がなく無給になることが一般的で、これが休職することの最大のデメリットと言えます。

ただし業務外のケガや病気によって休職する場合には下記の要件を全て満たすことで傷病手当金を受け取ることができ、休職前の給与の2/3の額を受け取れるため、最低限の生活費は確保できるでしょう。

一般的に休職手当と呼ばれているものはこの傷病手当金を指していると考えて良いでしょう。

【傷病手当金の受給要件】

(1)業務外のケガ・病気の療養が理由である
(2)働けない状態である
(3)連続する3日間を含み、4日以上仕事を休む
(4)休んでいる間、無給である
※全て満たす必要あり

この後もお伝えしますが、ケガや病気で休職すると収入が2/3に減るうえに社会保険料の支払いも変わらず発生するため経済的な余裕はなくなるかもしれません。

しかし自分の心身をじっくりと休ませられるというメリットを考えると必要な犠牲といえるかもしれません。

ちなみに、傷病手当を受給できる期間は支給開始から1年6ヶ月です。原則、申請の手続きは職場を通して行いますので、「傷病手当金支給申請書」に必要事項を記入して提出しましょう。

休職手当についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらも参考にしてください。

【休業手当、傷病手当、傷病手当金の違い】

(1)休業手当とは?
└業績悪化やストライキなどの会社の責任によって休業することになった場合に受け取れる手当

(2)傷病手当とは?
退職後、ハローワークに求職の申し込みをした後にケガ・病気が原因で15日以上継続して働けない場合に受け取れる手当

(3)傷病手当金とは?
└業務外のケガ・病気によって休職する場合に受け取れる手当

休業との違い

ちなみに「休職」と「休業」では若干意味が異なり、その違いは大きく分けて下記の二点になります。

【「休職」「休業」の違い】

(1)休業には会社都合も含まれる
(2)休業では会社都合の場合に給与が出るケースがある

これだけだとよくわからないと思いますので、少し詳しく見ていきましょう。

休業も休職と同じく会社に籍を置いたまま業務を停止することですが、こちらは従業員に働く意思があるにもかかわらず会社都合、あるいは自己都合によって働けない状態を指し、休業の理由には会社都合、自己都合の二つがあります。

【休業の理由】

(1)会社都合
└例)業績不振、災害など
→会社に原因がある場合は休業手当を受給できる

(2)自己都合
└例)業務上のケガ・病気、産前産後、育児、介護など
└基本無給だが、申請すれば各種手当を受給できる

会社都合の場合には業績不振や災害などが理由として挙げられます。

災害などの不可抗力な事象が理由であれば会社に賃金支払いの義務がありませんが、会社の業績不振など会社自体に問題があった場合、従業員は労働基準法によって平均賃金の60%以上の休業手当を受け取れます。

一方自己都合の場合には、業務上のケガや病気、産前産後、育児、介護などの理由が挙げられ、これらは「休職」ではなく「休業」となります。

これら自己都合による休業の場合、就業規則に定めがない限り給与は支払われませんが、上記の理由であれば健康保険や雇用保険、労災保険から手当や給付金を受け取れるため、申請するのが一般的です。

さて、改めて「休職」と「休業」の違いは大きく二点になります。

【「休職」「休業」の違い】

(1)休業には会社都合も含まれる
(2)休業では会社都合の場合に給与が出るケースがある

一点は休職が個人的な理由によるものであることに対し休業が会社都合も含まれること、もう一点が休職では基本給与が出ないことが一般的なところ、休業では会社都合の場合に給与が出るケースがあることです。

休職期間の期限はどれくらい?

休職期間にはあらかじめ期限が設けられるものですが、その期間は休職理由や取得時の本人の状況によってまちまちです。

参考として、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「メンタルヘルス、私傷病などの治療と職業生活の両立支援に関する調査」の結果によれば、1ヶ月以上の病気休職制度を導入している会社は全体の91.9%となっています。

そのうち、休職期間の上限設定は下記のように企業により異なっています。

・6ヶ月~1年:22.3%
・1年6ヶ月~2年:12.6%
・2年~3年以上:13.5%
・上限なし:4.5%

休職期間の上限を6ヶ月~1年と設定している企業の割合が最も多く、長くて3年までは取得できることがわかりますが、休職期間は企業規模が小さくなるほど上限が短くなる傾向があります。

大手の方がより長く休職期間を取得しやすいということです。ただし休職期間の設定は企業によって異なるため、まずは就業規則を確認してみましょう。

ちなみに、休職制度を就業規則に定めずに習慣的に運用している企業も9.7%存在するため、その場合には上司に確認するなどしてみてください。

ちなみに、休職期間を満了したタイミングで休職するに至った原因が解消されていない場合には、会社と協議したうえで必要に応じて休職期間を延長してもらえるのが一般的です。

休職期間について詳しく知りたい方は下記の記事もぜひ参考にしてください。

休職のデメリット

さて、休職といえば気になってくるのが「デメリットはないのか?」というところでしょう。

休職には「じっくり療養に専念できる」「日々のストレスから解放される」「時間を好きに使える」などのメリットがありますが、一方でこのようなデメリットも見られるため注意が必要です。

(1)人事評価に影響する可能性がある
(2)収入が下がる
(3)社会保険料が変わらず発生する

まず、復職した後の人事評価に影響する可能性があるという点が挙げられます。

特にうつ病などの精神疾患が原因で休職した人には、再発の可能性を考えて責任のあるポジションには就かせないなどの措置を取る会社もあります。

また休職中は基本的に無給となるため、傷病手当を受け取れても給与の2/3、それ以外の理由で休職する場合には収入がゼロとなり、こちらも大きいデメリットです。

加えて、休職中とはいえ会社に籍が残っている状態ですので変わらず社会保険料の支払いをしなければならないのもデメリットです。

ここでは休職のデメリットについてかいつまんでお伝えしましたが、より詳しく知りたい方はぜひ下記の記事も参考にしてください。


休職記事用

休職か退職で悩んだら、まずは休職するのがおすすめ

休職にはメリットが多い分デメリットもあるため、中には休職すべきか退職すべきかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、そういった方にはまずは休職することをおすすめします。

今の仕事を退職すべきかどうかは、今抱えている悩みが今の職場で解決できるかどうかで判断できます。どうしても上司と合わないなら部署異動を希望するのもひとつです。

もし今の会社自体を辞めなければ解決しない悩みを抱えているなら、退職を選んだ方が良いでしょう。しかし、働きながらでは冷静な判断ができないものです。

そのためまずは休職して心と体を落ち着けて、冷静になって考えてみることをおすすめします。場合によっては家族や信頼できる友人に相談して意見を聞くのも良いでしょう。

その場の勢いで退職してしまうと同じ悩みを繰り返してしまうリスクがありますので、休職か退職で迷ったらまずは休職してみてはいかがでしょうか?

そのうえで退職したいと感じた場合には下記に「休職後、復職せずに退職する方法」をまとめておりますのでぜひ参考にしてください。

ちなみに、休職中に面接を受けるなどの転職活動を行ってしまうと後々トラブルになる可能性があるため、「休職中に転職準備→復職後に転職活動→転職先を決めて退職」の流れがおすすめです。

また、もし今の会社自体を辞めなければ悩みが解決しないことが明確なのであれば、退職する前に転職先を決めておくことをおすすめします。

自分の理想の転職先がすぐに見つかる保証はなく、退職してから転職先を見つけるとなると経済的な不安から転職に焦りが生まれ、じっくりと腰を据えた転職活動をしにくくなるからです。

しかし、働きながらの転職活動は手間も時間もかかって大変です。特に退職を決めた時点で仕事のモチベーションも下がっているでしょうからなおさらつらいでしょう。

そこでおすすめなのが、転職エージェントで書類・面接対策~入社までを全面的にサポートしてもらう方法です。

【転職エージェントとは?】

専属のキャリアアドバイザーが転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。

カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。

転職エージェントの専属キャリアアドバイザーに相談すれば、「本当に自分に合った仕事・職場」をカウンセリングしてもらえる他、応募~入社までを徹底サポートしてもらえます。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは若年層に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。

ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。

「転職の進め方がよくわからない」「企業とのやり取りを代行してほしい」「もう仕事選びで後悔したくない」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。


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休職を取得する手順

次に、休職を取得する際の手順についてご紹介します。基本的には下記のフローで取得することになります。

(1)休職できるかを確認する
(2)休職制度について確認する
(3)診断書、証明書を取得する
(4)上司に休職の相談をする
(5)休職の手続きを行い、必要な情報を確認する

ほとんどの会社が休職制度を導入しているため問題ないかとは思いますが、念のため自分の会社で休職できるかどうかを確認しておきましょう。

規定がない場合でも個別に相談すれば対応してもらえる可能性があるため、その際は上司に相談してみましょう。規定がある場合には自分が休職の取得要件を満たしているかを確認します。

そして取得できることがわかったら、ケガや病気が理由の方は病院で診断書を、留学予定の方は留学証明書などを発行してもらい、会社に提出する準備をしておきましょう(不要な会社もあります)。

そして上司に休職したい旨を相談します。休職理由の種類や伝え方については下記の記事をぜひ参考にしてください。

そして必要に応じて休職届と先ほど用意した書類を会社に提出します。休職の手続きや事前にチェックしておいた方がいい点に関しては総務や人事に聞くとスムーズです。

ちなみに、休職届の提出が必要になった場合には下記に休職届の書き方をまとめています。ダウンロード可能な休職届のフォーマットもご用意しておりますのでぜひご活用ください。

休職中の有意義な過ごし方

また、休職するにあたって気になるのが休職中の過ごし方ではないでしょうか?特にうつ病などの精神病の療養であれば、空いた時間の過ごし方に悩むでしょう。

まず前提として、休職の初期は何も考えずに休み、中期は体力的なリハビリ、後期は精神的なリハビリを行うことで無理せず休むことが大切です。

そのうえで、中期から後期にかけておすすめの休職中の有意義な過ごし方は下記になります。

(1)自分だけのリラックス法を模索する
(2)どこかに通う習慣をつくる
(3)休職の原因を洗いだす
(4)復職後に使えるスキルを考える
(5)転職活動を始める

それぞれの詳しい過ごし方については下記の記事でご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

今後転職を検討しているならこれが便利

「休職後は新しい仕事に転職してみたいなぁ」
「休職より新しい職場に移った方が良いかも」
「休職後、今の会社に復職すべきか迷うなぁ」

このように、今後転職を検討していたり転職しようか迷っている方もいらっしゃると思いますが、「また仕事が合わなかったらキャリアに傷がつきそうで怖い」「転職が初めてでなかなか一歩を踏み出せない」と不安な方も多いでしょう。

そういった方は先ほどもお伝えした転職エージェントで「本当に自分に合った仕事・職場」をカウンセリングしてもらうのがおすすめです。

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「休職すべきか退職すべきか意見を聞きたい」「転職を全面的にサポートしてほしい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。


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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!

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