未経験で転職する20代最後の決断~チャレンジできるのは今が最後だと思った~
「30歳になったらキャリアチェンジは難しい」-こういった噂を耳にしたことのある方は多いことと思います。
30歳以降は即戦力となることを求められやすい年代だからこそ、経験したことのない業界・職種への転職活動はスムーズに進まないことが多々あります。
しかし、中には30歳以降も”異業種・異業界転職”を成功させている方が一定数いらっしゃいます。では、そういった方々はどのようにして転職活動を成功させているのでしょうか?
今回は、30歳にしてトリマーからIT業界の営業職への転職を果たしたYさんへのインタビューを敢行しました。
※異業界・異職種への転職について知りたい方は、YouTube動画でショートVer.をご覧ください!(近日公開予定)
▲トリマーからIT業界の営業職への転職を果たしたYさん
—— 改めて、簡単にご経歴を伺ってもよろしいですか?
大学卒業後、歯科医院で4年ほど勤務していたんですが、当時実家で犬をたくさん飼っていたこともあって2年間かけて専門学校でトリマーのライセンスを取得し、その後は地元のトリミングサロンに勤務していました。
その後結婚を機に上京してこっちのトリミングサロンに勤務して、今の会社に転職させていただきました。
前職に勤めたきっかけは「手に職をつけたかったから」
—— そもそもトリマーになりたい気持ちはいつ頃生まれたんですか?
大学の頃から犬が大好きだったんですけど、実家でカットしなきゃいけないワンちゃんが4匹いて、次第に実際に自分がカットしたほうがかわいいんじゃないかとか思うようになって。
元々手に職をつけたいっていう思いが自分の中にあったので、トリマーのライセンスを取得すれば結構手っ取り早く手に職つけるかなって思って。
「30歳になり、チャレンジするにはこれが最後かなと思った」-異職種への転職を決めた理由
—— 仕事自体は楽しかったですか?どうして転職されたのでしょうか?
もう、すごく楽しかったです。実際、トリマーっていう職業が嫌で転職したわけではなくて。
今から思えば、上京が転機になったと思います。関東に来た時に「このままでいいんかな」みたいなことを感じたんです。
もっとキャリアアップしていきたいと思ってたし、今年で30歳になるのでチャレンジするには最後のタイミングになるんじゃないかなと思って転職しました。
私年齢が30歳になるので、チャレンジするには最後のタイミングになるんじゃないかなと思って、転職をした感じです。
—— なるほど。今回、トリマーから営業職ということで職種が変わったと思うんですけど、転職活動をする前に不安はありましたか?
すごくありました!!
営業職は初めてですし、もちろんIT業界も初めてなので、できるかどうかすごく不安に思ってました。
ただ、営業職って絶対になくてはならない職業だし、元々人と話すのが好きでコミュニケーション能力はあるかなと思ってたので、自分ができそうで力を発揮できそうな職業だったら営業職じゃないかなと思ってチャレンジしてみました。
転職の軸は「連休」と「女性のための福利厚生」
—— ちなみに今回の転職で、職種以外で軸にしてたことってありますか?例えば条件とか業界とか。
そうですね、特に”条件”が自分の中では軸になってたんですけど・・・今まで土日とか、連休のお休みっていうのがなかったんですよ。トリマーっていう職業はシフト制なので。
週に2回お休みがあるっていうだけで結構体が休まらなかったりとかしてたので、“連休”っていうのが自分の中でほしい条件のひとつでした。
あとは、女性が働いていくうえではやっぱり“女性のための福利厚生”はほしいなって思ってたので、そこも条件の一つになってました。
「やるからにはこれから先伸びる業界で働きたい」-異業界への転職理由とは
—— あと、動物関係の仕事にも営業職はあると思いますが、今回IT業界を選ばれた理由は何でしょうか?
はい、大学の時にプログラミングを学んでたいたこともあって、知識はゼロではないなっていう感覚があったんですね。
パソコンがすごく好きっていうわけでもなかったのでそこは不安だったんですけど、やるからにはこれから先伸びる業界で働きたいなっていうのがすごくあったんです。
IT業界は絶対必要なんで(笑)、今回はIT業界にチャレンジしたいなと思いました。
「とりあえず登録しないと始まらないと思った」-転職エージェントを利用したきっかけ
—— ところで今回転職エージェントを活用されてると思うんですけど、そもそも転職活動を始める時に誰かに相談ってされましたか?
そうですね・・・自分の中で「転職したい」って思った時に「とりあえず(転職エージェントに)登録することから始めないと何も始まらないな」と感じたので、すぐに登録しちゃいました。なので周りの人には特に相談してないです。
—— そうなんですか!転職エージェントってそもそも知らない人も多いので・・・何社か登録されましたか?
結構(登録)しました。4社くらい?全部面談までやりました(笑)
「やっぱり”人”の部分って大事」-エージェントを複数使ってみて
—— (4社のエージェントを)実際に使ってみてどうでしたか?
登録した何社さんかのうちで「ここを主軸にして使おう」と思った会社は限られていったなっていうのは感じました。
アドバイスのされ方が雑だったり、自分が思ってることを伝えてるけど汲み取ってもらえなかったりすると、「あ~、ちょっと方向性の違いがあるかな」とかって思ったので、そこで「こことここの会社さんを使っていきたいな」って感じるところはありました。
—— 人の部分って大事なんだなって思われたんですか?
すごく思いましたね。毎回面談で一時間くらいお話してたんですけど、「私こんなに(条件とかを)言ってんのに、私の意見は無視なんでしょうか?」みたいなこととかも結構あったりして。
「今はその業界ダメだよ」みたいな、一方的にこの業界にした方が良いみたいなことを言われたりとかしたんで、実際そう言われたところは求人も見ないで終わったりしました。
面談した時のキャリアアドバイザーの方とのフィーリングを重要視しました。
「企業ごとに対策してもらえたエージェントが良かった」
—— 転職エージェントは主に2社使われてたとのことだったんですが、選考の対策の仕方とかでエージェントごとに違いとかあったりしましたか?
第二新卒エージェントneoさんで(対策)してもらった時は面接ごとに業界が違ったりもしたので、毎回(受ける企業ごとに)やり取りしてもらったのがすごくありがたかったです。何度も使用させてもらいました(笑)
「(過去にこの企業では)こういう質問されたよ」「こういうことは対策していっておいた方が良いよ」みたいなことも結構伝えてもらったんですけど、それを対策して面接行ったらほんとに同じ質問だったことが結構あったので、ありがたかったです。
—— なるほど。
ちなみに、これから初めてエージェントを使う人に、この点気をつけた方が良いよとか、今度エージェント使う時はこういう使い方したいな、などと思うことはありますか?
やっぱりキャリアアドバイザーの方とのフィーリングってすごく大事だなって感じたんで、もし(エージェントを)ココって決められない時は、エージェントを変えるんじゃなくてキャリアアドバイザーを変えるっていうのも良いのかなって思いました。
「キャリアアドバイザーのフォローで回避できた」-転職のネックになった”短期離職”
—— ところで、2社目のご経験が4ヶ月でいわゆる”短期離職”になると思うんですが、そこが選考を進めていくうえで引っかかったりはしましたか?
あ、結構「(前職の就業期間が)短いですよね?」みたいなことは言われたので、やっぱりそこはネックなんだなって感じたんですけど、(担当キャリアアドバイザーが)おそらくそこをフォローするプッシュをしてくださったんだろうなぁっていうのをすごく感じました。
あと、「なんでこんな短いんですか?」みたいな質問を受けることを最初からキャリアアドバイザーの方に伝えてもらっていたので、先に自分から「私(前職の経験が)短いですけどこういう理由なんです」みたいなことを伝えるようにはしてました。
「答えが決まり切ってる質問された時って、どう返したら良いんだろう(笑)」-面接で聞かれて困った質問
—— 色んな企業の面接を受けられたと思うんですけど、この質問困ったなぁとか、これ返すの大変だったなぁなどはありますか?
そうですね・・・「やっていける?」って聞かれた時が一番しんどかったです。
結局は「やっていけます」って伝えたんですけど、そう言うしかない答えを質問された時って、どう返したら良いんだろうっていうのはすごい難しいなって感じました。
とりあえず目で(やる気を)伝えることしかできなかったので、それは結構しんどい質問だったかなって感じましたね。
入社前と後のギャップは「教育制度」
—— 今、転職に成功して入社されてると思うんですけど、入社する前と後でギャップみたいなところってあったりされますか?
そうですね、自分でHPとか見てある程度会社のことを知ってたつもりだったんですけど、実際入社すると「こんな事業もやってるんだ」とか「本当はこういう感じなんだ」とか、中に入ってから気づくことが多かったかなっていうのは思います。
たとえば、今はアウトソーシング系の会社で働いているんですけど、それ(メイン業務)に行くまでに、実際はOJTだったり営業としても活動するっていうのは会社に入ってから知ったギャップでした。
でもそれが、自分がアウトソーシングされた時にどう必要になってくるかを今学べてるので、私の中ではすごいありがたい期間ですね。
「総合的に見たら150点。あの時”転職するボタン”を押してすごく良かった」
—— 今回の転職を振り返ってみて、点数をつけるなら何点だったなって思いますか?
そうですね・・・転職活動を行った自分に対してはほんとに80点くらいつけたいです。
仕事をしながら転職活動を行ってたので結構しんどかったのもあったんですけど、それこそキャリアアドバイザーの方とか色んな人に支えられて、ほんとに短期間で自分の納得いく結果が出たので。
—— 逆に100点じゃない理由は何でしょう?残りの20点っていうのは?
短期間で終わらせたいっていう気持ちが大きすぎてあんまり色んな会社さんを受けられなかったっていうのが、点数を下げた理由ですね。
自分の気持ちと気力が持てばまだまだ全然続けれたとは思うんですけど、短期間で終わらせるっていうのが自分の中で目標だったので、そこは叶ってるかなと思いますね。
転職活動終わった後までも含めて考えるなら、(希望の)条件とかがある程度合致してる会社を受けたことで土日休みだったりとかが全部叶ってるので、転職して良かったです。
総合的に見たら150点くらい(笑)
一同:(笑)
—— 何の70点が足されたんですか?(笑)
色んなこと含めたらもう・・・褒めてあげたいです。あの時”転職するボタン”を押してすごく良かったなって思います。正解でした、ほんとに。楽しいし!!
—— 楽しかったんですか?選考に行ったりするのが?
なんだかんだ言って楽しかったです。今日はこんな面接したらこんなフィードバックもらったとか、ここは良いってフィードバックもらったりとかしたら・・・(社会人になると)あんまり褒められることってないじゃないですか。
フィードバックもらって褒められたりしたら「ココは自分の中で良いポイントなんや」みたいなことも知れるし・・・すごく良かったです。
今回の担当キャリアアドバイザーを動物に例えると?
—— 今回弊社の担当キャリアアドバイザーとの相性がすごい良かったとのことだったので、せっかくといってはなんですが以前動物関係のお仕事をされてたことに絡めて、動物に例えるとどんなタイプのキャリアアドバイザーでしたか?
そうですね~(笑)・・・ライオンですか?
—— ライオン!(笑)
こう、尻に火をつけられるじゃないですけど、「頑張れ」って下から押し上げてもらえて、どんよりした時も下からプッシュしてもらえたんでありがたかったです。
「あの時”転職するボタン”を押してすごく良かったなって思います」-異業界・異職種への転職を見事成功させたYさん。転職成功の秘訣は、転職エージェントの利用だけでなく、転職活動そのものを楽しんだことにもあったのかもしれません。
今後のYさんの活躍に期待です。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!