「何がしたいのかわからない」から脱却する方法11選|したいことがない原因も
自分に合った仕事を探したいと思っても「いまいち自分が何をしたいのかわからない」ということはないでしょうか。自分のやりたいことがはっきりしないと仕事選びで悩みますよね。
そこで本記事では「何がしたいのかわからない」状態から脱却する方法11選のほか、何がしたいのかわからない状態に陥っている原因をご紹介いたします。少しでも参考になれば幸いです。
何がしたいのかわからない原因
「何がしたいのかわからない」と悩む人もいれば、「やりたいことがいっぱいで時間が足りない」という人もいますが、両者の違いは一体何なのでしょうか?
そこでまずは、仕事や私生活において何がしたいのかわからない状態に陥っている原因として考えられるものを見ていきましょう。
肉体的・精神的に疲れているから
まずは肉体的・精神的に疲れていることが挙げられます。たとえば、これまで続けてきた仕事がハードな内容で、十分に体が休めていないということが考えられます。
仕事だけでなく、スポーツや趣味に当てる時間が多いなど、睡眠時間が足りていないのかもしれません。もしくは、何か辛いことを経験したようなときは、何もする気が起こらなくなるでしょう。
肉体を使うことをあまりしていないときも、精神的疲労があったときは心身ともに疲れるものです。そのようなときは、体が勝手に考えることをやめてしまい「何がしたいのかわからない」という状態に陥りやすくなります。
十分な睡眠や休憩が取れないほど体を使っていることはないか、何か大きなショックを受ける事件はなかったか考えてみましょう。何かひとつでも思い当たることがあれば、それが原因になっている可能性は高いと言えます。
周りに合わせているから
次に、周りに合わせていることが挙げられます。仲の良い友達や先輩、親など、なんとなく周囲に合わせて行動していることはないでしょうか。
周りに合わせて行動してしまうのは「そうするほうが楽な場合」と「合わせないといけない空気がある場合」などの原因が考えられます。
そのような状況に陥っていると、自分の本当にしたいことがわからなくなってきます。普段影響を受けている人や行動をともにしている人といざ離れてしまったとき、何をしていいかわからなくなるでしょう。
ついつい周りに合わせてしまう人の中には、自分の意見を言えない人もいます。育った家庭環境によっては、子どもの頃から常に親が何かと決めてきたというケースも少なくありません。
そのような場合は「自分で考えずに従っているほうが楽」だと感じてしまいがちです。
常に周囲に合わせ、流されるままに行動していると、何となくそれで満足してしまうこともあります。または、本来自由に選択できるのに、自分で考えずに済むから楽だと思う人もいるかもしれません。
自信がないから
次に、自分に自信がないことが挙げられます。
もともと自分に自信が持てない人は、行動する前から諦めてしまう傾向が見られます。そもそも自信が持てないため、深層心理ではやりたいことがあっても「どうせ自分にはできないから」と簡単に諦めてしまうのです。
その結果、自分の本当にやりたいことに気づけていないこともあります。自信が持てずに諦めてしまう理由はいくつか考えられます。たとえば、仕事の場合ならそもそもの難易度が高かったり求人倍率が高かったりすることもあるでしょう。
もしくは、過去に何らかの大きな失敗をしていて、それがトラウマになり、恐怖心が残っているのかもしれません。自信がない人の中には、何らかで挫折を経験し、それが原因になって挑戦することに恐怖心を持っている人もいます。
自分のこれまでの経験を考えてみて、思い当たることがないか考えてみましょう。自分に自信が持てないと、その結果として何がしたいのかわからないという状態に陥りやすくなります。
ただし、自信を持てるようになる解決策はありますから、心配はいりません。
情報量が少ないから
次に、情報量が少ないことが挙げられます。情報量が少ないと、何か興味を持った場合でもそのことについてやるべきことがわからなくなります。
たとえば、興味を持てる仕事があったとします。その仕事に就くうえで必要なプロセスや資格などが何もわからなければ、そもそも実現は難しいでしょう。
そうなると、せっかく目標を見つけても「何がしたいのかわからない」という状態になることも珍しくありません。情報が少ないのは、自分の周りに接点を持つ人がいないか、そもそも探し方を間違えていることもあります。
情報量が少ないという理由で自分の方向性を見失ってしまうときでも、落ち着いて考えてみると解決先は出てきます。そのときに必要な情報が見当たらない場合は、わかっていることだけでもメモをとっておくといいでしょう。
そのときは気づかないだけで、後で正しい情報源が見つかるケースも出てきます。大切なのは、自分では調べられないとしても簡単に諦めないことです。
時間を置いてもう一度調べることも忘れてはいけません。もしくは、自分が知らないだけということもあります。
トライした回数が少ないから
次に、物事にトライした回数が少ないことが挙げられます。そもそも、経験自体が浅いと何がしたいのかわからないことは多いものです。特に、まだ社会経験が少ない年齢であれば知らないことが多いのは当然と言えます。
仕事に就いても、トライした回数が少なかったり期間が短かったりすれば、楽しさや面白さに気づけないこともあります。
まだ十分に経験していないうちに、自分のやりたいことや向いていることを考えて決めるのは難しいものです。
本当にやりたいことや、自分に合っているものは、いくつかのことを経験してはじめて見えてきます。
もちろん、早い段階で自分が進むべき道に気づける人もいるでしょう。しかし、ほとんどの場合、経験を積んでからわかることが多いものです。
興味を持って始めたことでも「楽しいかどうかわからない」と感じるのは、まだトライする回数が少ないせいかもしれません。
本当の面白さに気づけていないとも言えます。自分の方向性がわからない人の中には、ほんの短期間でやめてしまうことや、1〜2度で飽きてしまう人もいるのではないでしょうか。
もしくは、いろいろなことを広く浅く経験しすぎて迷ってしまう場合もありえます。
「何がしたいのかわからない」から脱却する方法11選
では、次に「何がしたいのかわからない」状態から抜け出す方法をご紹介いたします。仕事や私生活において、自分のやりたいことを見つけるためにできそうなことから実践してみるといいでしょう。
少しでも興味のあるものはやってみる
まずは、興味のあるものをやってみましょう。どのようなことでもかまいません。少しでも興味を引かれるものがあれば、まず挑戦してみることです。
違法なことなど犯罪につながることを除いて、面白いと感じたものがあればやってみることをおすすめします。
たとえば、友達が最近始めた趣味であったりネット上で目にした有名人のルーティンであったり、何かしら気になることがあればやってみましょう。
しかし「何かやってみよう」と考えると、ますます焦りが出てしまう人もいるかもしれません。そのようなときは、まず興味のあることをリスト化すると安心できます。そうすることで自分の脳内が可視化され、それまで漠然と抱えてきた不安が解消されるはずです。
「こんなにやりたいことがある」という安心感を持てるようになるでしょう。そして、実際にやってみて面白いと感じたり、自分に合っていることに出会えたりもします。
もしかしたら、そこから関連した別のことにも新たに興味を持てるかもしれません。気づいたら夢中になっていたということも十分起こり得ます。
小さな目標を立ててみる
自信が持てない人の場合は、これまでに長続きした経験がない人もいます。ひとつのことをやり遂げた経験が少ないと、どこかで「どうせ無理だろう」と考えがちなものです。
一度自信が持てなくなってしまうと、やる気を起こすまでにやや時間がかかるかもしれません。
しかし、そのような場合でも脱却する方法はあります。まず、自信をつけるために簡単なことからクリアしていけばいいのです。何でもいいので、小さな目標を立ててみましょう。
たとえば、1週間だけウォーキングや筋トレをするというものでも十分です。時間も短めに設定しておけば、難しいと感じることもないでしょう。
目標を達成させることが目的なわけですから、自分ができそうなことでかまいません。ひとつ達成できたら、また違う小さな目標を立てます。こうすることでいくつか目標を達成していくと、次第に自信がついてきます。
そして、深層心理で「やりたいけど自分には無理だろう」と思い込んでいたことにもチャレンジする勇気が湧いてくるでしょう。
読書をして視野を広げる
これまであまり本を読む機会がなかった人には、読書をすることもおすすめします。何がしたいのかわからないときは、まず自己啓発本のようなものに意識が向いてしまうかもしれません。
もちろん、自己啓発も大切なことです。しかし、あえてジャンルを限定することなくいろいろな本を読むことで自分の視野が広がることもあります。
ノンフィクションから小説、実用本と、本といってもその種類は実にさまざまです。登場する人物の生き方や考え方に共感できることもあるでしょう。
今まで知らなかった新たな知識を身につけることができ、挑戦したいことが見えてくるかもしれません。何を読んだらいいかわからない人は、図書館に行ってみるのもおすすめです。
普段と環境を変えることで、目標や方向性がわからないときの良い刺激になります。
本が読める環境であれば、図書館である必要はありません。たとえば、自由に本が読めるスタイルのカフェでくつろぐのもいいでしょう。
その中で興味を引かれる本があれば、自分で購入して深く読み込めばいいのです。または、オンラインショップなどでレビューを参考に読みたい本を探すという方法もあります。
色んな人と話してみる
いろいろな人と話すことは、日頃の付き合いが限られている人には特におすすめの方法です。年齢や性別、職業などを限定せずにさまざまな人と話してみましょう。
たとえば、たまたま立ち寄ったショップや飲食店のスタッフでもかまいません。もちろん、相手の業務に支障が出るのはいけませんが、機会があったときは話してみると思わぬヒントをもらえることもあります。
親族が集まる席でも同じです。いつもは特に話さないような年長者にも声をかけてみるといいでしょう。
いろいろな人と話せるチャンスは、実は日常のいたるところに溢れています。公園のベンチでたまたま隣に座った人、利用したタクシーの運転手、近所の人など、相手から話しかけてきたときはとりあえず聞いてみることです。
話せそうな雰囲気であれば、自分から声をかけてみるのもいいでしょう。家族とあまり話さない人は、家族と会話の時間を持つことも大切です。
人は、それぞれに苦労した話や失敗談、思わぬチャンスを掴んだエピソードなど何かしら持っています。
感心できない内容もあれば、面白い話もあるかもしれません。一見ネガティブに感じることでも、意外にもヒントが隠れていることもあります。
誘われたらとりあえず乗ってみる
あまり人付き合いをしてこなかった人は、誘いを断らずに乗ってみましょう。
もちろん、明らかによくないと思える誘いは乗ってはいけません。しかし、普段特に仲がよくない相手や興味のないイベントや場所でも、いざ行ってみると思わぬ発見をすることもあります。
中には「こんな楽しいものだったんだ」と、これまでの自分の行動に後悔することもあるかもしれません。特に、苦手と感じて避けてきたことほど、新たな発見をしたときの衝撃は大きいと言えます。
興味がないことは、自分からわざわざ挑戦するのは難しいものです。それでも、誰かの誘いがきっかけになれば意外にも楽しめることもあります。誘ってきた人が長く続けてきた趣味などであれば、いろいろ教えてもらうこともできます。
そして、そこから新たな人脈ができ、また別の興味を引かれるものとの出会いも期待できるでしょう。何がしたいのかわからない状況に陥ったときは、まず何でも挑戦してみることが大切です。
そのきっかけ作りすらわからない人は、誰かの誘いに乗ってみることで解決できるかもしれません。
後回しにしてきたことをやってみる
面倒だったり自分には無理だと感じていたり、何らかの理由をつけて後回しにしてきたことはないでしょうか。もしもあるなら、この機会に挑戦してみましょう。
何がしたいのかわからないときは、違う考え方をすれば時間が空いているということです。いざ本当にやりたいことを見つけたときは、他のことをやる時間すら取れなくなるかもしれません。
後回しにしてきた事柄の中には、将来の仕事に役立つことが紛れている可能性もあります。後で振り返ってみたときに「あのときにやっておけばよかった」と後悔しないためにも、後回しにしてきたことをあえてやってみるのです。
面倒だと思ったことや自分にはできないと感じたことでも、いざ取り組んでみると意外と合っていることもあります。実際のやり方や進め方がわからないものは周りの誰かに聞いてみるのもいいですし、自分で調べるのもいいでしょう。
これまで後回しにしてきたことが、自分のやりたいことだったという可能性も否定はできません。または、そこから派生する違うことに興味を持つことも考えられます。
何がしたいのかわからないときは、これまで手をつけてこなかったことをやってみるタイミングだと考えればいいのです。
一旦今やるべきことをやる
何がしたいのかわからないときでも、目の前にやるべきことがある人もいます。特に興味を引くようなものではなくても、今やるべきことがあるならまずはそれを片付けておくことが大切です。
「これは本来の自分じゃない」「自分は他にやることがあるはずだ」と感じる人もいるでしょう。しかし、そのように感じる時期は、多くの人が経験しやすいものです。ひとまず目の前のことに取り組んでいるうち、違う目標ややりがいが出てくることもあります。
自分の希望と違うと感じることがあっても、何らかの仕事に就いている人はとにかくその仕事を続けてみることです。仕事から離れている人も、今できることはあるでしょう。
たとえば、健康上の事情で退職を余儀なくされた人は、体を回復させることが今もっとも求められることです。
中には、家業の手伝いなど家庭の都合で一旦仕事を辞めた人もいるかもしれません。自分には興味がないことや辛い状況に置かれていても、まずはそのことに取り組むのも大切なことです。
何かを続けてみる
何がしたいのかわからない人の中には、ひとつのことを続けるのが苦手な人もいます。思い当たる場合は、とにかく何かを続けてみましょう。
特に難しく考える必要はありません。考えすぎてしまうと、面倒に感じてしまうこともあるからです。簡単にできそうなものをあげていくと、続けられることが見えてきます。
たとえば、毎日の掃除でもかまいません。一人暮らしの人なら、自炊を続けるのも立派なことです。
ただ、これまで一切やってこなかった人にとっては難しいと感じるでしょう。その場合は簡単にできることで十分です。
掃除なら、玄関やトイレなど一カ所に限定すれば毎日続けることができるでしょう。自炊も、ご飯を炊いたりお味噌汁を作ったりするといったことでも立派な食事です。
勤務先までの距離が短い人は、電車から自転車や徒歩に変えて続けるのもいいでしょう。
続けられそうなことは、周囲を見渡してみるといろいろあります。その中から、無理なく自分にできそうなことを探してみることです。できれば、続けることでポジティブになれるもの、健康につながることが好ましいと言えます。
理想の生活を実現するために行動する
自分自身がどのようにしたいかわからないというときは、理想の生活を考えてみることもひとつの方法です。内容は何でもかまいません。
たとえば、郊外に家を持ってのんびり過ごすのも素敵な選択です。まずはお金を貯めて、いずれ自分で起業するという考え方もあります。
近い将来のことでもいいですし、家庭を持ってさらにその先の老後までの人生設計を立てるのもいいでしょう。誰かに見せるわけではなく、あくまで自分の理想とする生活なので自由です。
考えが浮かばないときは、自分が普段から尊敬している人やうらやましいと感じている人の生活を理想としてもかまいません。理想の生活を書き出していくと、そのためにやっておくべきことが見えてきます。
わからないときは、すでにその生活を手に入れている人の体験談などを参考にすると、何を始めておくと理想につながるかわかってきます。そうしたら、実現に向けた行動を起こしてみましょう。
理想の生活を思い描くとき、自分の中に制限を設けることはありません。もちろん、現実として可能そうなことに留めておく必要はありますが、自由に考えることが大切です。
人生において嫌なことを分析して、それを排除するために行動する
生きていくうえで苦労を伴うこともときには必要ですが、楽しくない人生を送りたい人はいないでしょう。すべての人が人生を楽しむ権利を持っています。何がしたいのかわからないと、人生そのものが辛く感じるかもしれません。
そのようなときは、まず自分にとって嫌なことは何か分析していけばいいのです。そして、それらを排除するために行動を起こしていくと、次第に生活自体が変化してきます。
嫌だと感じるものや苦手なことなら何でもかまいません。まず、それらをすべて書き出していきます。
人間関係がわずらわしいと感じる人もいるでしょうし、実家暮らしが辛い人もいるでしょう。自分が感じている嫌なものや状況がリストアップできたら、その状況を変えるために必要な行動を考えていきます。
現在の人間関係に嫌悪感を持っているなら、あまり人と接する機会がない仕事を探すという選択もできます。実家など親から離れたいなら、自立するための行動を起こせばいいのです。
嫌なことを排除するための行動によって、自分がしたいことも見えてくるかもしれません。
さまざまな職業について調べる
仕事の面で何がしたいのかわからないときは、さまざまな職業について調べてみるのも面白い発見につながります。これは、仕事を探すという行動とは違います。世の中にある仕事について、業務内容や必要な資格などを調べるということです。
今現在何の仕事もしていない人でも「自分ができる仕事を何か探さなければ」という気持ちを持つことはありません。
そのような気持ちが出てしまうと、職業を調べること自体楽しんでできなくなるからです。気負うことなく、楽しみながら調べてみましょう。
調べる方法も自由です。普段は接点のない職業を調べてみるのもいいですし、自分の親の職業を改めて知るのも新しい発見ができます。江戸時代など、昔の職業を調べてみるのも面白いかもしれません。
その中で現代にも残っているものや、今でもあると便利そうな職業もあるでしょう。自分がどのような仕事に向いているかわからないときは、まずどのような職業があるのか知ることが大切です。
育った環境や行動範囲によっては、これまでまったく知らなかった職業を発見できることもあります。
「本当にやりたい仕事」に出会いたいなら
何がしたいのかわからないときは、誰かにサポートしてもらうのも良い方法です。一人で悩んでいるより、まず誰かに頼ることも考えてみましょう。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
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