豆腐メンタルとは?主な特徴6つと効果的な対策方法4選を紹介
豆腐メンタルという言葉を聞いたことはありませんか。自分自身を自虐するため、また他人を揶揄う時などによく使われる言葉ですが、そもそも豆腐メンタルとはどのような人を指すのでしょうか。
この記事では、豆腐メンタルの人の特徴や原因、また克服方法を解説していきます。豆腐メンタルだから仕方ないと弱気になっていた人も、上手い解決策を探してみましょう。
豆腐メンタルとは?
豆腐メンタルとは、豆腐のように柔らかく崩れやすい精神面の弱さを意味します。
この言葉が誕生したきっかけは某人気アニメで、普段は冷静かつ圧倒的な強さを誇っている登場人物のメンタルが実は豆腐のようにもろいというギャップを露呈したことから、精神面が弱いことを指す言葉として広まりました。
ちなみに、精神面の弱さや脆さを表す言葉として「ガラスのハート」も有名です。また、「打たれ弱い」や「感受性が強い」といった言葉で表現されることもあります。
豆腐メンタルの対義語となるのが「こんにゃくメンタル」です。ふにゃふにゃとしたこんにゃくは、一見豆腐と同じような精神面を連想させるかもしれません。
しかし、こんにゃくは豆腐のように簡単には崩れず、強い弾力を持っています。このような特徴から、どんな場面でも柔軟に対応できる強い精神を持つ人に向けて使われるようになりました。
社会人として働いていく中では、豆腐メンタルよりこんにゃくメンタルを持った人の方が重宝されるかもしれません。
ですが、豆腐メンタルだからと言って、全てを否定される訳ではありません。努力次第では改善の余地もあり、自分の性格と上手く付き合いながら少しずつこんにゃくメンタルを目指していくことも可能です。
豆腐メンタルの人の主な特徴6つ
自分で豆腐メンタルだと思っていても、実は違うかもしれません。もちろん逆のパターンもあります。
自分が該当するのか否かを判断するには、豆腐メンタルとされる特徴を知っておく必要があるでしょう。ここからは、豆腐メンタルの人の主な特徴を6つに分けて解説していきます。
他人の目が気になる
豆腐メンタルの人は、必要以上に周囲の目を気にしてしまいます。周りの発言や行動にも敏感で、自分の方を見て笑っている人がいれば「自分の悪口を言われているのでは」と勝手に勘違いをして落ち込みます。
そもそも他人の目が気になるのは、自分に自信がないからです。自分に自信があれば周りからの評価など気にならず、堂々と意見を述べる事が出来ます。
一方、豆腐メンタルの人は仮に人とは違う意見を持っていても、相手にどのように思われるのかを真っ先に気にしてしまい、否定された時の恥ずかしさを想像すると何も発言出来なくなってしまいます。
もちろん、人の目を気にし過ぎないのも問題です。誰の意見も聞き入れず、自分の意見ばかりを優先させるような人は自己中、傍若無人というイメージを持たれてしまいます。
ただ、他人の目ばかりを気にしていると、結局後で大きな後悔をする事になります。自分に自信が無くても、決して能力が備わっていない訳ではありません。
完璧主義な気質があるため、失敗することに恐怖心を抱いているだけです。勇気を出して自分の意見を出してみると、思いのほか良い評価が得られるかもしれません。自分に自信がつくと、他人の目など気にならなくなるでしょう。
ネガティブ思考である
ネガティブ思考な人も、豆腐メンタルの持ち主と言えます。「どうせ自分なんて」と常に自虐的な思いを抱いており、行動を起こす前から失敗を想像してしまうタイプです。
ネガティブな人はどうしても否定から入る思考回路になっており、自分の行動に自信が持てません。もし失敗しようものなら、さらに深みに入っていきます。
とは言え、ネガティブな考え方が仕事に向いていないという訳でもありません。ポジティブ思考な人は周りを盛り上げ、何でも前向きに取り組んでいく事が出来ますが、勇み足で進めた結果、失敗してしまう可能性もあります。
その点、ネガティブ思考な人は最悪のケースも想定しながら物事を慎重に進めていけるため、失敗するリスクを減らせます。
ポジティブな人ばかりの中に入ると浮いているような気がするかもしれませんが、想定される危険やリスクなどを常に考え、周りを一度冷静に落ち着かせられる人は貴重な存在となり得ます。
些細なことで落ち込む
人からすると些細な事でも簡単に傷ついたり、すぐに気持ちが凹んでしまう人も豆腐メンタルです。
誰かに怒られたり注意されるとどんな人でも多少は気分が落ち込むものですが、切り換えが上手な人はすぐに立ち直って普段通りにふるまえる術を持っています。
しかし、豆腐メンタルの人は酷く落ち込んでしまい、立ち直るまでにかなりの時間を要します。まさにガラスのようなハートで、もし会社で上司から怒られたら翌日は会社に行きたくないと思うでしょう。
非常に繊細な人ですから、物事を必要以上に重く受け止めてしまいます。いつまでもクヨクヨと引きずる自分が嫌で、すぐに前向きになれるような人が心底羨ましく感じるかもしれません。
しかし、人より感受性が強い分、周りに弱っている人がいればすぐに気づく事が出来ます。辛い思いを何度もしているからこそ、人が弱っている時にどう接すれば良いかも心得ており、自然にそっと寄り添える優しさを持っているのです。
失敗ばかりする自分には居場所がない、何の役にも立っていないと思いきや、実は心の拠り所として周りから慕われる存在になっている可能性もあります。
不慣れな人と話すのが怖い
豆腐メンタルな人は基本的に人見知りで、不慣れな人と話すのが苦手です。恥ずかしいという理由だけではなく、人に拒否されるのが怖いという深層心理が働いているからです。
このタイプはもし近くに友人がいても、友人の傍に自分があまり慣れていない人がいると声をかけることを躊躇してしまいます。慣れていない相手から怪訝な目で見られたり、無視されるかもしれないという不安がよぎるからでしょう。
ちなみに、単にシャイな性格の人は相手からどんどん話しかけられると有難いと感じる人が多いですが、豆腐メンタルな人はグイグイと話しかけられる事も苦手としています。
せっかく好意的に話しかけられているのに、上手く話せずに相手をガッカリさせてしまうかもしれないと余計な心配をしてしまうからです。
断られることに対して強い恐怖心を抱いており、会話のみならず、人を何かに誘うという行為も苦手としています。
ただ社会人ともなると、不慣れな人であっても話をしていかなければいけません。全く会話の必要がない仕事を選り好みしていては、選べる仕事の数も限られます。慣れていない人と自然なトークが出来るようになるのは、そう簡単ではありません。
そもそも親しい人に囲まれている環境では、不慣れな人と話をする機会も無いからです。もし初対面の人と上手く話をするコツを掴みたいなら、美容院で美容師に話しかけてみるという訓練法もあります。
相手はサービス業のプロであり、否定的な意見はまず言われませんので安心です。それなりに会話が続くようになれば、慣れない人との会話にも自信が持てるようになるでしょう。
プレッシャーを感じやすい
結局は過度なプレッシャーのあまり、本来の自分の力が出し切れず、中途半端な結果に終わってしまうでしょう。
決して不真面目に取り組んできた訳ではなく、メンタルの弱さで失敗しているだけなので、何ともやるせない思いを感じるかもしれません。
性格は簡単に変えられるものではありませんので、プレッシャーを全く感じずに過ごすというのは無理があります。
ただ、まだ起こっていない事をあれこれ想像し、悪いように考える癖は改めましょう。少々間違っても大丈夫と少し自分を甘やかし、気持ちに余裕が持てるよう意識を変えていけば、プレッシャーからも解放されるはずです。
失敗を恐れてチャレンジできない
失敗を恐れて新しい事にチャンレジできないのも、豆腐メンタルの特徴です。一度でもつまづいた経験があり、苦い過去を持っているともう二度と失敗したくないと思うのは自然なことです。
ただ、前向きな人は失敗を糧に、次こそは成功させようといった考え方が出来ます。
一方、豆腐メンタルの持ち主はマイナスの潜在意識が無意識のうちに脳に刷り込まれ、チャレンジしようという意欲が失せています。そのため、よほど成功が確約されているようなことでない限り、行動に移そうとはしないでしょう。
豆腐メンタルの人は基本的に真面目な性格で、何かにチャレンジする際は用意周到に準備出来るタイプです。
そもそも仕事や人生に失敗はつきもので、恐れているだけでは何も得られません。過去の失敗は過去のものと割り切り、自分の成長を促すためにも積極的に挑戦していく姿勢が必要です。
最初から高い目標を掲げると、失敗して再び自信を無くす恐れもあるため、まずはハードルを下げ、小さな目標から達成を目指すという方法もあります。
豆腐メンタルになる原因
豆腐メンタルになりたくてなる人はいないでしょう。自分の思いとは裏腹に厄介なメンタルを持ち合わせてしまいますが、そもそも豆腐メンタルになるのはどのような原因があるのでしょうか。
自己肯定感が低い
メンタルの弱さは、自己肯定感の低さから生じていると言われています。
自己肯定感とはその言葉通り、ありのままの自分を肯定するという意味があり、つまり自己肯定感が低いというのは自分自身を認めていないことに繋がります。
いつも否定的な考え方をするクセがあり、例えば恋愛なら「自分を好きになってくれる人などいない」と思い込み、仕事なら「こんな自分なんかに務まる訳がない」と不安になってしまいます。
そんな自己肯定感はトレーニングによって高められます。まず、ステップ1では自分に肯定的な言葉がけをし、次の段階のステップ2では自分に否定的な言葉がけをする人と距離を取るようにします。
ステップ3では小さな成功体験を積み重ねていき、ステップ4では自分の本当の気持ちを言葉に出していきます。
そして、最終段階のステップ5では、ステップ4で出した自分の本当の気持ちに対してOKを出すという取り組みになります。
自己肯定感の低さでずっと悩まされてきた人にとっては、簡単なトレーニングではありません。焦らず、少しずつ進めていく事が大切です。
自己肯定感が高まれば、失敗した時も前向きに考えられるようになり、様々なことにチャレンジ精神を持って取り組めるようになります。
また、自分の軸をしっかりと持ち、意見や主張を周りにしっかり伝えられるようにもなるでしょう。さらに、人との差や違いが気にならなくなりますので、他人に対して寛容になれるのも自己肯定感を高めるメリットと言えます。
完璧主義
完璧主義も豆腐メンタルの原因になります。完璧主義な人は、「やるならとことん突き詰めたい」「絶対に失敗したくない」という考え方を持っています。
しかし、どれだけ完璧主義であろうと、失敗してしまうことはあります。完璧主義者は些細なミスでも想定外の事が起こると酷く気持ちが落ち込み、築き上げてきたものもガタガタと崩れ落ちてしまいます。
失敗や間違いに対しての免疫も少ないため、ちょっとしたミスでも必要以上の責任を感じ、メンタルも弱くなってしまうのです。
実は完璧主義な人は、厳しい環境で育てられたケースが多いです。子供の頃に学校のテストは100点以外認められないという環境にいれば、それこそちょっとしたミスも許されません。
もし、満点以外の点を取ろうものなら両親からの厳しい叱責が待っており、そのような状況に追い込んだ自分自身を強く否定します。
子供の頃から引き継いできたものなら、そう簡単に考え方は変えられません。しかし、メンタルを弱らせてまで完璧を貫く必要はありません。
何でも自分でやろうとせずに人の力を借りる、適度に休憩をはさむ、上手くいかなかった時も自分を責めないといったように、少しずつ意識を変えていけば、気持ちにもゆとりが持てるようになるでしょう。
豆腐メンタルの克服方法4選
豆腐メンタルの悩みを解決するには、自ら努力して克服していくしかありません。具体的にどのような方法があるんでしょうか。ここからは、豆腐メンタルの克服方法を4つご紹介していきます。
自分のダメな部分も受け入れる
まずは、自分のダメな部分を受け入れてみましょう。特に完璧主義な人は些細な失敗でも自分を責め過ぎてしまう傾向にありますが、完璧に何でもこなせる人などいません。
失敗を許しても本当に良いのだろうかと最初は不安に感じても、一度自分のダメな部分を受け入れてみると気持ちも随分楽になります。
もし自分を責めそうになった時は、「これぐらいならいいか」と自分自身に声掛けするようにすると、張りつめた気持ちを抑えることが出来ます。
100点を求めない
100点を求めず、自分で合格点を決めておくことも克服方法の一つです。そもそも100点という点数はミスが一つも許されず、ハードルもかなり高くなるため、チャレンジする意欲さえ失ってしまいます。
しかし、80点や90点といったように自分の中で合格点を決めておけば、100点を取らなければいけないという呪縛から抜け出せます。
目標値を下げてでもチャレンジした方が前進でき、完璧主義からも脱却出来ます。また、小さな成功を積み重ねていけば自己肯定感も高められ、自分に自信が持てるようになるでしょう。
自分の気持ちを吐き出す
メンタルが弱っている時は自分の気持ちを隠し通そうとせず、周りの友人や家族に打ち明けることも大切です。モヤモヤした思いや様々な不満も吐き出せば気持ちも和らぎます。
相手から的確なアドバイスをしてもらう必要もありません。ただ自分の愚痴を聞いてもらうだけで、嫌な思いを共有してくれている人がいると安心出来るでしょう。
もし身近に心の内を話せる相手がいないなら、SNSで発信しても良いかもしれません。顔も知らない相手でも、自分の意見に同意してくれる人がいれば心強く感じられます。
規則的な生活にしていく
基本的なことですが、生活習慣を正すというのも豆腐メンタル克服のために欠かせません。
現実逃避するために暴飲暴食を繰り返したり、深夜までゲームやネットの世界に依存していると、心も体も疲労が蓄積されていきます。そして、体調不良になれば、仕事へ行くのがさらに億劫に感じるものです。
栄養のある食事を摂って睡眠をしっかり取ると、心や体の疲れも取れやすくなります。常に感じていた慢性的な体調不良も改善されると、ネガティブな思考の連鎖も軽減できるでしょう。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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