転職における7月入社のメリット2選

改めてお伝えしますが、結論、転職における7月入社にはメリットがありおすすめです。具体的には下記の2つの理由が挙げられます。一つずつ見ていきましょう。

転職すべきか見極めやすいタイミングである

まずは、転職すべきか見極めやすいタイミングであるメリットが挙げられます。

決算期として設定されていることが多い3月には4月以降の新たな期に向けて、多くの企業が事業体制の見直しや人事異動、新規事業立ち上げなどを行います。

詳しくは後述しますが、7月入社に向けて転職活動を進める場合、一般的には3～5月にかけて転職活動を開始します。

中でも3,4月は先ほどの決算期に行われる事業体制の見直しなどによって次期の自分の業務内容やポジションが明確になるため、今の職場から離れるべきか、それとも留まるべきかを判断しやすいのです。

ライバルが少ない

また、ライバルが少ないことも7月入社のメリットといえます。

ボーナスが用意されている企業において、夏ボーナスは6月中旬～7月上旬にかけて支給されるのが一般的ですが、満額受け取ってから退職したい場合にはボーナスの支給後に退職を申し出るのが得策とされています。

というのもボーナスの支給については法的な定めがないため、企業の判断次第では退職の意思表示を理由に減額される可能性があるからです。

そこで、しっかりとボーナスをもらってから転職しようと考えている層は7月中旬以降に退職し、8月以降の入社を目指して転職活動を行う傾向があります。

一方で7月入社を狙う場合には4～5月には転職活動を開始する(こちらも詳細は後述します)ため、上記の層よりも早く転職活動に踏み切ることになり、ライバルが少ない環境下で選考を受けられるのです。

転職における7月入社のデメリット2選

では逆に、転職における7月入社のデメリットはないのでしょうか？ここでは下記の2点についてお伝えします。

ボーナスの恩恵に預かりにくい

まずはボーナスの恩恵に預かりにくいことが挙げられます。

先ほどもお伝えした通り、7月入社の場合には夏ボーナスの支給前に退職の意思表示をすることになるため、支給額が減る、または退職するタイミングによっては夏ボーナスを一切受け取れない可能性があります。

また7月入社を果たした場合、転職直後にボーナス支給時期がやってきますが、7月に夏ボーナスが支給される場合は過去の10～3月が算定期間となることが多いため、最初の夏ボーナスは受け取れないことになります。

12月に支給されることが一般的な冬ボーナスについても同様で、その算定期間は4～9月となっていることが多く、7月に入社した層はこちらも満額もらうことができません。7月に入社した場合、ボーナスを満額支給されるのは2年目以降となるのが一般的です。

求人の選択肢が若干狭まる

また、求人の選択肢が若干狭まることも7月入社のデメリットです。

7月入社に向けて転職活動を進める場合、一般的には4月に転職を始めることになりますが、4月は求人数が3月までよりも減るため選択肢が若干狭まってしまう傾向があるのです。

厚生労働省｢一般職業紹介状況｣によれば、2019～2021年の有効求人数は下記のように推移しており、どの年も3月から4月にかけて求人数が減少していることがわかります。

また上記のグラフを見ていただければわかる通り、5月に転職活動を開始するケースでは4月よりもさらに求人数が減ってしまうため、より一層選択肢が狭まります。

より幅広い選択から求人を選びたいと考えている方は、最も求人数が増加する2月や3月に転職活動を開始するのが無難です。

ちなみに、下記の記事では6月入社と8月入社にまつわる情報をまとめておりますので、これらの時期も視野に入れている方はぜひ参考にしてみてください。

7月入社を目指す際の転職開始時期はいつ？

ここまでで転職における7月入社のメリットとデメリットを見て参りましたが、実際に7月入社を目指す場合はいつから転職を始め、どのように転職活動を進めていけば良いのでしょうか？

そこでここからは7月入社を目指す際の転職開始時期とスケジュールの立て方をご紹介いたします。

まずは7月入社を目指す際の転職開始時期についてですが、一般的に転職活動にかかる期間の目安は下記のようになっています。

これらを念頭に置くとわかりやすいですが、転職を行う際には入社したい時期のおよそ3ヶ月前から活動を始めるのが一般的です。

スムーズに転職活動が進めば2ヶ月程度で入社できることもありますが、選考スピードは企業ごとに異なるほか、なかなか内定をもらえなかったり、今の職場で引き留めに遭う可能性もゼロではありません。

そのため、7月入社を目指す場合には基本的に4月頃から転職活動を開始するのが無難です。慎重派の方は3月頃から始めるのも一つです。

ただし、5月に転職活動を開始して7月入社を実現させることも可能です。

転職に不慣れな方でも転職エージェントを利用すれば転職活動を全面的にサポートしてもらえますし、｢できるだけ早く入社したいんです｣と伝えれば1ヶ月程度で内定をもらうことも可能になります。気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

7月入社を目指す際のスケジュールの立て方

では7月入社を目指す場合、どのようにスケジュールを立てれば良いのでしょうか？

転職のスケジュールを立てる際には、基本的に入社希望時期から逆算してスケジュールを立てます。今回の場合は7月入社がゴールとなるため、そこから逆算してスケジュールを組み立てます。

たとえば、およそ3ヶ月程度かけて転職活動を行おうと考えている場合には、逆算して4月から転職活動を開始させることになります。

まずは自分が活躍しやすい企業･職種選びの準備として自己分析を行います。自分の性格や得意分野、将来実現したいことなどを明確にすることで入社後のミスマッチを防ぐ大切なステップです。

自己分析が終わったら、今度は必要に応じて情報収集をしながら応募したい求人の選定を行います。

応募書類を作成する際には、特に志望動機など、企業ごとのビジョンや社風を考慮する必要があるため、書類作成の前に求人選びを行うようにしましょう。

それが終わったら応募書類の作成を行います。転職の場合は履歴書に加えて職務経歴書を用意し、これまでの業務実績を細かく伝えてアピール材料とするのが一般的です。

書類の作成が完了したら、随時求人に応募します。書類選考に通過すれば企業から電話やメールで連絡が届きますので、企業と面接日程を擦り合わせて面接を受けます。

転職における面接は就職とはまた違ったポイントをチェックされるため、必ず事前に面接対策を行うことをおすすめします。

面接を終えた数日後、企業から連絡が来て無事内定となります。ちなみに、転職における面接は2回以上行われる場合もあれば1回で決まる場合もあります。

最終面接が終わってから内定通知が届くまでの期間は企業によって様々ですが、一般的には面接後3～5日以内に届くケースが多いです。中には面接時に｢〇日以内にご連絡差し上げます｣と伝えられる場合もあります。

就業中に転職活動を行っていた場合には、内定をもらってから今の職場に退職を申し出るのがベターです(内定をもらう前に申し出るとブランク期間が発生し経済面等々のデメリットが生じる可能性があるため)。

ちなみに、退職の意思を伝える場合にはあらかじめ伝え方を考えておかなければ引き留めにあったり気まずい思いをする可能性がありますので、円満退職を目指したい方はぜひ下記の記事も参考にしてください。

無事退職の意思を伝えることができたら後任への引継ぎを行い、会社の指示に従って退職手続きを行ったうえで退職、新天地へという流れになります。

確実に7月入社を決めるコツ

さて、ここまでで7月入社を実現するためのスケジューリングについてお伝えして参りましたが、このスケジュール通りに転職活動を進めたからといって必ずしも7月入社に間に合うように内定が出るとは限りません。

特に初めての転職となると、書類や面接の対策が不十分でなかなか内定が出ないということもあり得ます。

不採用にした理由をわざわざ教えてくれるような企業はゼロに近いため、どうして不採用になったのかがわからないまま転職が先送りになっていくという悪循環も想定されるでしょう。

そこで、できるだけ確実に7月入社を実現したいという方には先ほどもお伝えした転職エージェントを利用するのが非常におすすめです。

転職エージェントでは専属のキャリアアドバイザーが希望や性格から｢本当に合った仕事｣をカウンセリングしてもらえるほか、必要に応じて書類･面接対策～入社までを徹底サポートしてくれます。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは若年層に特化してサポートを行っているほか、このようなメリットがあります。

ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。

｢希望時期に入社できるようにサポートしてほしい｣｢転職が不慣れで一人だと不安｣という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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