就職/転職に有利な情報を探す

就職/転職に有利な情報を探す

閉じる

女性の上司とうまくやっていく方法とは?人間関係やコミュニケーションがうまくいかない原因も紹介

女性の雇用に関する法律は2016年には「女性活躍推進法」が施行、2022年4月に女性活躍推進法が改正され、対象となる企業が拡大されます。このように法律が強化されているため、女性が上司となるケースも増えているのではないでしょうか。

一方で女性の上司への接し方に悩む人も少なくありません。そこで本記事では、女上司とうまくやっていく方法について解説していきます。

女性の上司とうまくいかない原因

女性の上司を上手くいかない原因

女性の上司とうまくいかないと感じる状況が続く場合、仕事に影響が出てしまう恐れもあります。

そのため、適切な対策を知っておくことが重要で、対策をとるために、まず女性の上司とうまくいかない原因を把握することが大切です。

上司とうまくいかない原因は個々人で異なりますが、よく挙げられる原因があるため、当てはまるものがないか確認しましょう。

会話で重視するポイントが違う

女性の上司とうまくいかない原因の1つが、会話で重視するポイントが違うことです。会話で重視するポイントが違うと、上司と部下で仕事の話をしていても、お互いにしっくりこない恐れがあります。

では、女性の上司は会話において何を重視しているのでしょうか。個人差があるため一概には言えませんが、男性は結果や結論、女性は過程を重視すると言われています。

そのため女性の上司の中には過程を重視するタイプが多い可能性があります。このような過程を重視する女性の上司に対して、結果だけ簡潔に報告すると、上司に不満を持たれるかもしれません。

なぜなら、過程を重視する場合に聞きたいのは、結果に至る過程であるためです。

会話から結果重視か過程重視かを見極める

男性は結果、女性は過程を重視する傾向にあると言われますが、あくまで傾向の1つであって全ての男女に当てはまる訳ではありません。

結果を重視する女性もいれば、過程を重視する男性もいる訳です。普段の会話を通じて、自分の女上司がどちらのタイプなのか見極めることが重要です。

例えば結果を重視するタイプの人は普段の会話でも、「要するに」「つまり」など話をまとめたがったり、報告の際に結論から述べる事を徹底する傾向があると言われています。

過程を重視するタイプの人は普段の会話でも結論を急がないため、目的や結論のない、他愛のない会話を好む傾向があります。

男性は結果、女性は過程を重視という傾向に囚われず、目の前の上司が何を重視するタイプかしっかり見極めましょう。

自己肯定感が低いから

自己肯定感が低いことも、上司とうまくいかない原因の1つとなります。

なぜなら上司という部下をまとめる立場で自己肯定感が低いと様々なトラブルを生む恐れがあるからです。

そもそも自己肯定感とは、「自分の存在には価値がある」「自分自身に満足している」と自分の価値や存在意義を肯定できる感覚のことです。

この自己肯定感が低いと自分に自信がなくなり、諦めやすくなったり、ストレスを感じやすくなったりすると言われています。

上司という立場は何かと決断を求められる上に、ストレスも多い立場です。そんな立場にある上司の自己肯定感が低いと決断が遅くなったり、ストレスでイライラしたりして、部下と上手くいかなくなる恐れがあるのです。

女性の上司の自己肯定感が低い理由

男女問わず上司によって自己肯定感が高い人もいれば、低い人もいます。しかし、どちらかと言えば女性の上司の方が自己肯定感が低いタイプが多いと言われています。

これは日本の女性は男性より少し自己肯定感が低い傾向にあるからです。そもそも日本人は海外の人々に比べて、自己肯定感が低いです。

10〜20代の若者に限定した調査ですが、国際比較があるので紹介します。

内閣府の「令和元年版子供・若者白書」によると「自分自身に満足している」という質問に対し、「そう思う」又は「どちらかといえばそう思う」と回答した者の割合は日本は約45%でした。

これは調査に参加した7カ国中、最も低い数字です。ちなみに他の国は「そう思う」又は「どちらかといえばそう思う」と回答した者の割合は70%を超えています。

また、日本人男性に比べ、女性の方が自己肯定感が低い傾向にあることを示す調査もあります。

内閣府の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度)」によると、日本の若者で「私は、自分自身に満足している」に対し「そう思う」又は「どちらかといえばそう思う」と答えた割合は45.1%です。

更に男女別に見ると男性が49.7%、「そう思う」又は「どちらかといえばそう思う」と答えているのに対し、女性は40.7%に留まっています。

このように日本人全体が自己肯定感が低い傾向にある上に、女性の方が自己肯定感が低いため、女性の上司に自己肯定感が低いタイプが多いと言われているのです。

※参考サイト 「令和元年版 子供・若者白書」

女性の自己肯定感が低い理由

では、なぜ日本人女性の自己肯定感は男性に比べ低いのでしょうか。これに関して様々な意見がありますが、日本人全体の傾向としてよく指摘されているのは、謙遜や謙虚を美徳とする傾向があるという点です。

日本社会では、思いやりを持って人に接することが重視され、謙遜の美徳が根づいている傾向にあります。

逆に自分の主張を貫き通すことは、自分勝手や傲慢な振る舞いと思われがちです。そのため自己主張して自分を押し出す人より、謙遜して自己主張を控え、相手を尊重する人が多くなりがちです。

自分より周りを尊重する姿勢が強いと、自己肯定感もあまり高くならないのです。

他にも自己肯定感が低い要因として、女性は自分の外見に対する関心が高い傾向にあることが指摘されています。

自分の外見への関心が高いため、自分の外見に自信が持てない女性は、自己肯定感も低くなる恐れがあるのです。

また、セクシズム(男はこうあるべき、女はこうあるべきなどの性差別)の影響もあると言われています。

例えば、男性が仕事を一生懸命頑張っている姿は、ある一定の評価を得やすいですが、女性が仕事で男性と対等に渡り合って頑張っていると「気が強い」などマイナスなニュアンスの評価を受ける場合があります。

こうしたポイントが女性の自己肯定感を低くすることに繋がっている可能性が考えられています。

上司の自己肯定感が低いとどうなる

では、女性の上司の自己肯定感が低い場合、具体的にどのようなことが起きうるのでしょうか。まず、上司が部下に対し攻撃的になる場合が考えられます。

自己肯定感が低い人は周囲に認められるよりも否定される経験が多い傾向にあります。そのため劣等感が強く、自尊心を保つために他者に攻撃的になるケースがあるのです。

例えば、部下から女性の上司に何か意見を述べた場合、自己肯定感が低い上司は「自分の考えが否定されている」「私今攻撃されている」と感じやすく、結果として部下を攻撃する場合があるのです。

このように自分を守るために周りに攻撃的になるタイプもいれば、逆に必要以上に自分を責めてしまうタイプもいます。

自己肯定感が高ければいい訳ではない

上司の自己肯定感が低いことで起きうるトラブルについて説明してきたので、自己肯定感は高い方が良いと思う方も多いかもしれません。

しかし自己肯定感が高ければいいという訳でもありません。自己肯定感が高すぎると、人の話を聞かずに自分勝手な振る舞いが増えたり、自信過剰な人に見られたりする恐れがあります。

もちろん低すぎるのも問題なので、自己肯定感は高すぎず低すぎず安定しているのが一番いいとされています。

自己肯定感が高すぎず低すぎず安定したタイプの上司なら、適度に自己主張しつつ、部下の意見も汲み取る理想の上司となるかもしれません。

自分の上司が自己肯定感の高いタイプなのか、低いタイプなのか、安定したタイプなのか、しっかり見極めましょう。

同性への厳しさ

会話で重視するポイントの違い、自己肯定感の低さ以外にも女性の上司とうまくいかない原因があります。それが、同性に対して厳しいタイプの女性の上司です。

このような上司から部下への厳しい評価や攻撃は「クイーンビー症候群(Queen Bee Syndrome)」と呼ばれます。

これは1970年代、米ミシガン大学の心理学研究者によって提唱された言葉です。また、2018年にロンドンで発表された論文では、約7割の女性たちが職場で女性上司からいじめを受けた経験があり、それがキャリアに影響を与えたと答えています。

このように女性部下に対し厳しい女性の上司も存在するため、女性部下からすると上司とうまくいかないと感じてしまうのです。

女性部下に厳しくなる理由

なぜ、女性の上司は女性部下に厳しい傾向にあるのでしょうか。

クイーンビー(女性部下に厳しい女上司)が象徴しているのは、男社会で成功した女性が、自分の地位を守るために他の女性の活躍を快く思わない心情と言われています。

このような男社会の中で必死に頑張ってきたエリート女性には「男社会で管理職の地位を手にできたのは、自分が努力してきたから」という自負が強い傾向にあります。

そのため、クイーンビータイプの女上司は、自分より努力が足りないように見える女性部下に対して、厳しくなるのです。

もちろん、全ての女上司が同性に厳しいクイーンビータイプという訳ではありません。

例えば、男性が企業のトップにいる場合と、女性が企業のトップにいる場合に分けて分析を行なうと、女性がトップにいる企業のほうが、女性が上級管理職を任される割合が高いそうです。

これは、女性が企業のトップにいる職場ではダイバーシティーが進んでいて、男女問わず平等に昇進の機会が与えられているからだと考えられています。

逆に経営陣や管理職に男性が多い男社会の企業では、クイーンビーの女上司が生まれやすいという見解もあります。

女上司とうまくやっていく方法

上記で紹介した女上司とうまくいかない原因を踏まえた上で、女上司とうまくやるにはどうすれば良いのでしょうか。その方法をいくつか紹介します。

報告や相談はこまめに行う

女性の上司とうまくやっていく方法の1つが、報告や相談をこまめに行うことです。すでに述べたように、女性の上司は過程を重視する傾向にあります。

過程を重視する上司は、部下の仕事の進捗状況も細かく把握したがるので、仕事の報告もこまめに行なった方が良いでしょう。

報告を怠ったまま仕事を進めて、それで良い結果が出たとしても、良い気持ちはしないでしょう。

また、仕事の悩みがあれば積極的に相談することも大切です。女性の上司は自己肯定感が低い傾向にあります。

自己肯定感が低いタイプは、誰かに頼られたい・必要とされたいという思いがあるため、部下からの相談にも真剣に答えてくれる場合が多いです。

報告や相談を怠り、あとから大きな問題になった場合、女上司の反感を買ってしまう可能性もあるので、報告や相談はこまめに行う習慣を持ちましょう。

身だしなみに気をつける

身だしなみに気をつけることも大切です。男性より女性の方が外見への関心が高い傾向にあるため、女性の上司は身だしなみに厳しい場合が多いです。

男性の上司のときは身だしなみについて指摘されなくても、女性の上司になると指摘されるケースもあります。そのため、服装や髪形を整え、清潔感が出るように身だしなみに気を付ける必要があるのです。

身だしなみで注意したいポイントとしてはヒゲの剃り残しがないか、髪はすっきりと整えられているか、鼻毛などが出ていないか、などが挙げられます。

また、ワイシャツの汚れやシワ、靴の汚れなどにも気をつけましょう。女性の場合、派手なメイクや香りがきつい香水を避けることも大切です。

この他にも色々とポイントはありますが、まず大切なのは清潔感です。清潔感さえ意識して身だしなみを整えれば、女上司から指摘されるリスクも減るでしょう。

上司のプライドを尊重する

女上司のプライドを尊重することも、うまくやっていく方法の1つです。女性活躍推進法などの影響で、女性の管理職への登用に前向きな企業が増えたとはいえ、まだまだ管理職全体に占める女性の割合は少ない傾向にあります。

そんな男社会の企業風土の中で管理職の地位についた女性の上司は、自分の能力や努力に対するプライドを持っています。

そのため、意見を真っ向から否定したり、仕事そのものに何かアドバイスをしたりすると、プライドに障る恐れがあるのです。女性の上司と接する時は、仕事に対する意見をきちんと聞き、尊重するようにしましょう。

雑談に付き合う

雑談に付き合うことも、女性の上司とうまくやっていく方法の1つです。女性は話をすることでストレスを発散したり、信頼関係を築いたりすると言われています。

そのため、仕事に関係ない雑談でも、しっかり耳を傾けて聞いていれば信頼を得られる可能性があります。

そして雑談に付き合う時は生返事するのではなく、熱心に聞くようにしましょう。また、話にはなるべく肯定し、共感を示したほうが良好な関係を築ける可能性があります。

それでも女性の上司とうまくいかないなら

いかがでしたか?本記事では女性の上司とうまくいかない原因、うまくやっていく方法などを紹介してきました。

女性の上司との関係で悩んでいる方は、ここで紹介した方法を試してみてください。色々と工夫した上で、それでも女上司とうまくいかない場合、転職するのも1つの方法です。

合わない上司と無理に仕事を続けてもストレスが溜まりますし、精神的な理由から体調を崩すこともあります。自分を守るためにも、工夫をしたのにうまくいかない場合は、転職を検討しましょう。

ただし、転職すると言っても働きながらの転職活動には手間や体力が必要になります。中には転職活動が初めてだったり、不慣れだったりする方もいるでしょう。

そんな方におすすめしたいのが転職エージェントの利用です。転職エージェントはキャリアアドバイザーのカウンセリングを経て、自分に合う仕事を紹介してもらえるサービスです。

仕事の紹介だけでなく、書類・面接対策など転職に関する様々なサポートも受けられます。

例えば私たち第二新卒エージェントneoでは、第二新卒をはじめとした20代に特化した転職サポートを行っています。

ご紹介する企業は第二新卒エージェントが実際に訪問し、オススメできると判断した企業のみです。

もちろん、気になる求人がなければ利用をやめることも可能です。全てのサービスを無料で利用できご相談だけでもかまいませんので、仕事探しでお悩みの方は気軽にご登録相談ください。


「自分に合った仕事は?」

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!

20秒で終わる会員登録はコチラ