「なんか疲れた」と感じる原因と対処法9選|このストレスの原因は何?
なぜなのか原因ははっきりわからないけれど、普段の生活の中で「なんか疲れた」と感じることはありませんか? もしかするとそれは仕事や家事の忙しさや、人間関係によるストレスなどが関係して、自分でも気づかないままに、心や体にダメージを受けているからかもしれません。本記事では、知らないうちに疲れをため込む原因や、疲れを効果的に解消する方法などについて詳しく解説します。
「なんか疲れた」と感じる原因
人間が疲れを感じる原因としては、大きく分けて「肉体的な疲労」「精神的な疲労」「神経的な疲労」という3つの要素があります。肉体的な疲労というのは、たとえば運動後の疲れなどがそれにあたります。
激しく体を動かした後は体中に疲労物質が蓄積して、それが疲労感をもたらすのです。しかしこの肉体疲労は、ただ身体を動かすだけでなく、座っていても感じることがあるのです。
いわゆる座り疲れというものですが、体を動かさないことで血流や代謝が阻害されると、やはり疲労物質が蓄積されてなんとなく疲れてしまいます。
精神的な疲労というのは、心をすり減らしている状態です。仕事が忙しくて期日までに間に合いそうになかったり、上司に注意されて気分が落ち込んだり、いわゆる何らかのストレスを受けている状況に陥ると、自律神経に乱れが生じて精神的な疲れにつながってしまいます。
夜あまり眠れなかったり、すぐにイライラしたりする場合は、精神的な疲労に陥っているのかもしれません。
神経的な疲労というのは、たとえば同じ姿勢でずっとパソコンを見つめていたり、SNSに没頭して知らないうちに時間が経っていたりしたとき、目や肩に疲れを感じるケースなどがそれにあたります。
視神経へのダメージや、絶え間なく情報を取り入れることで生じる脳へのダメージが緊張を招き、疲れの信号を神経に伝えて疲労感を覚えるというのがその原因です。
つまり、これら肉体的、精神的、神経的な疲労の原因がさまざまに作用して、理由の分からない不快感が生じるときに「なんか疲れた」と感じるわけです。
仕事が忙しく心身が疲弊している
「なんか疲れた」と感じる場合は、立ち止まって仕事に対するスタンスを一度見つめ直してみましょう。自分でも気が付かないうちに、仕事に忙殺されて、振り返ると実は休みも十分にとっていなかったという場合が少なくありません。
これは肉体的、精神的な無理を重ねることによって疲れ果ててしまう典型的な疲弊パターンです。この状況に陥ってしまうのは、特に責任感が強く、几帳面でまじめな性格の人に多く見られます。
たとえば「自分がやり終えなければ、周囲に迷惑がかかる」「こんなに仕事が遅いのは自分に能力がないからだ」などと感じることはありませんか。
本当は少しも迷惑などかけてはおらず、今のままでも十分に能力を発揮して仕事を進めているのにもかかわらず、まじめさゆえに自分を追い込み、気が付けば休みなしで仕事をし続けているようであれば、疲労感は解消されません。
いくら時間をかけても仕事が終わらず、常に時間に追われている状態のときは、一人でこなす仕事量として適切かどうか、また性格的に、必要以上に仕事を抱え込んでいないかどうかを常に確認して、必要があれば上司に相談したり、周囲への助言を得たりするなどの対策を講じることが必要です。
仕事やプライベートでうまくいかないことがある
仕事が思ったようにうまくいかないと、心身の疲れを感じやすくなります。それは仕事上で何かのミスを犯したときに現れてくるかもしれません。しかしミスを犯すことは誰にでもある経験で、それ自体は特に重大な原因ではありません。
仕事がうまくいかないと感じるのは、実はミスを犯すこと自体ではなく、これを何度も繰り返してしまうところに生じてくるのです。ミスをすると慌ててしまい、「何でこんなことで失敗したんだ」と自分を責めるだけで対策もせず、結果的にまた同じミスを繰り返すという悪い流れに巻き込まれてしまいます。
これこそが仕事に自信をなくしてしまう大きな原因です。ミスを犯す状況を修正できないのは経験不足などの要因があるかもしれません。また仕事自体が、実は苦手な分野なのかもしれません。
仕事をしながら、プライベートで気にかかることがある場合も疲れを感じやすくなることがあります。プライベートの悩みは十人十色ですが、たとえば恋人とうまくいっていなかったり、家族に重い病気の人がいて心配だったり、親の介護を抱えていて常に気が休まるときがなかったりしたような場合は、精神的なストレスが疲労感を招くケースが少なくありません。いずれの場合も、疲労をもたらしている原因は何かを自覚することが必要で、相談できる問題であれば一人で抱え込まず、周囲に助言を求めたりすることが大切になります。
人間関係によるストレスが溜まっている
人間関係は社会生活を営むうえで、人生の在り方を左右する大きな要素となります。職場、家庭、地域、友人知人など、人は眠っているとき以外は誰かしらとコミュニケーションを取り合っているといっても過言ではなく、この関係づくりがうまくいかなければ、大きなストレスを抱え込むことにもなりかねません。
たとえば職場には上司や部下といった上下関係があり、同僚などとの横のつながりもあります。ここで人間関係がうまく築けなければ、報告、相談、連絡といった基本的なコミュニケーションすら取りづらく、その結果業務に重大な支障が生じてトラブルになるケースも考えられます。
体育会系の上司が苦手だったり、細かすぎて神経質な上司にどうしてもついていけないと考えたり、声が大きな同僚に我慢ができない、何となく馬が合わない、といった些細な心のすれ違いは、実は大きなストレスのもととなり、気が付けばヘトヘトに疲れてしまっていた、ということも少なくはありません。
このような目に見えないストレスの蓄積が、うつ病のような大きな心のトラブルにつながってしまわないように、趣味や気晴らしなどで適度に感情を発散させることが大切になってきます。
運動不足に陥っている
疲れているのに体を動かせば、余計に疲れるから運動はしない、という考え方がありますが決してそうではありません。運動は積極的休養とも呼ばれ、疲労回復に大変効果のある方法なのです。
ここまで、疲れが肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労や神経的な疲労によって引き起こされるものだということを確認してきました。
しかし、頭が疲れているのに体が疲れていないというアンバランスからも疲労は生じるものですので、適度に体を動かすことが実は疲れにくさを生むことになるのです。運動不足に陥っていると、この疲労感が解消されません。
運動をしない人は血流がよくありません。血流がよくないということは体内の老廃物が排出されず、新陳代謝も促されません。血流が促進されないと脳への栄養補給も滞りますので、頭がすっきりせず「なんか疲れた」というモヤモヤ感が払しょくされないままとなるわけです。
運動習慣のない人は、体を動かすことによる体内の活性化が不十分な状態であるといえるでしょう。これを解消するためには短時間でも続けられる好きなスポーツを何か始めてみることです。
食生活が乱れている
食生活が乱れていると、疲労感が解消されません。食べればよいというものではなく、大事なのは栄養バランスを考えて食べるということです。疲労回復には脳や体へのエネルギーの補給が必要になります。
エネルギーを供給してくれる食べ物は、米やパンといった炭水化物ですが、それだけではエネルギー補給を十分に行うことができません。効果的な栄養の吸収には主菜に含まれるビタミンB1群が必須の栄養素となります。そのような意味でバランスが大切になってくるわけです。
栄養のバランスを考える際には、食事を主食、主菜、副菜に分類して摂取することが大切です。主食は米やパン、麺といったエネルギーのもとになるもの、主菜は肉や魚、卵など血や肉をつくるたんぱく質源、副菜はビタミンやミネラルなど体の調子を整える素材で、野菜や果物、キノコなどがこれにあたります。
どれに偏っても疲労回復には効果を発揮せず、腹八分目を意識してバランスよく摂取することが大切になってきます。
睡眠不足・睡眠の質
「なんか疲れた」の原因となるのは、肉体的な疲れや精神的ストレス、運動不足、偏食だけに限りません。このほかに重要な原因として睡眠不足が考えられます。
眠ると頭がすっきりしたという経験は多くの人が持つものでしょう。睡眠は、体の疲れを回復させるだけでなく、脳の疲れも取り去ります。睡眠中は脳が記憶した様々な情報を整理して不要な物を消去し、疲労物質などを除去するとともに、傷ついた細胞部分の修復を行うなどといった重要な活動が行われています。
もしこの活動時間が十分でなければはなく、情報の整理が行いきれないならば、頭はぼんやりしたままで記憶力は著しく低下してしまいます。
いわゆる睡眠不足という状態ですが、ストレスが未解消のままイライラした気分が続いて怒りっぽくなったり、小さなことが気になって頭から離れなくなったりして日中の活動力を大幅に低下させてしまうことにつながります。
心の余裕がなくなることで人間関係がうまくいかなくなり、ストレスがいっそう蓄積されてさらに疲労が増してくるという負のスパイラルに陥ることにもつながりかねませんので、睡眠時間をしっかりと確保することは非常に大事です。
「なんか疲れた」を解消する方法9選
「なんか疲れた」の原因の正体は、肉体的、精神的、神経的疲労がその主なものです。そのため、疲れを解消するためにはこれらの原因に対して、それぞれ対策していくのが最も近道となります。それぞれの原因に対して効果的な解消法を次に紹介していきます。
趣味に没頭する
自分の好きなこと、夢中になっていることに没頭してあっという間に時間が過ぎていたという経験は、多くの人が持っているのではないでしょうか。
いわゆる趣味に没頭しているという状態です。集中して何時間も過ごしながら少しも疲れず、かえって気分がすっきりとしてくるのは、脳の中の大脳皮質という部分が興奮してやる気を引き起こし、その指令が喜怒哀楽などを司る大脳辺縁系に伝わるからです。
趣味など自分の好きなことをすれば大脳皮質が興奮します。一方で、仕事などから受けるストレスなどは脳の視床下部という部分から大脳辺縁系に伝えられ、疲れとして感じられます。そのために、同じ根を詰めた作業でも、趣味と仕事では脳の受け取り方が全く異なるのです。
趣味に没頭している時間は、会社であった自分のミスや人間関係の嫌なしがらみなどをきれいさっぱり忘れさせてくれます。精神的ストレスが解消されて気分がリフレッシュされた状態です。
自分には打ち込める趣味があるという心の余裕も、自信と充実感を取り戻してくれます。「なんか疲れた」と感じたときに短時間で回復したいと思うなら、没頭できる趣味を見つけて楽しんでみることが効果的であるといえます。
運動する
疲労回復をはかるには、休養することが大切です。休養は「生理的休養」「心理的休養」「社会的休養」の3つに分類されることがありますが、このうち生理的休養として、新陳代謝の向上を促す役目を持つのが運動です。
運動が休養として位置づけられる理由は次のとおりです。まず体を動かすと、体が温まり副交感神経が活発になってリラックス効果が生まれてきます。ちょうどお風呂に入ったときのゆったりした気分がその効果と似ています。
次に血流の促進による新陳代謝効果です。運動は血液中にたまった疲労物質である乳酸を排出します。さらに血流が促進されると脳への栄養補給も活発になりますので、頭がすっきりして「なんか疲れた」というモヤモヤ感が払しょくされるわけです。
運動といえば、マラソンや器具を使った筋肉トレーニングなど体に強い負荷がかかる動作を連想するかもしれません。しかしハードワークは不要です。1日30分程度の有酸素運動で十分効果を期待することができるので、まずはストレッチやウォーキングなどを習慣化させていくのがよいでしょう。
ゆっくり心身を休める
「なんか疲れた」状態は、蓄積した疲労に気づき始めた初期の段階です。そのため、疲労度としてはまだそれほど深刻化はしておらず、活動をやめて心身を落ち着かせることで回復をはかる生理的休養の状態であるといえるでしょう。
活動をやめるといっても病気の時のように安静にするのではなく、体の疲れにつながるような激しい動きや、心のエネルギーを消耗させるようなストレス環境を避け、安らぎをもたらす状況に身を置くことを指しています。
たとえば十分な睡眠時間を確保して休息することや、気に入った香りのアロマや香を焚いて楽しむこと、自然にあふれた景色を見たり、そこを歩いて森林浴をしてみたりすることなどが、手軽にできる方法として考えられます。
このように自分が一番安らげると思ういくつかのリラックス法を組み合わせて試してみるのもよい休養法かもしれません。
大切な人と時間を共有する(家族や友人、恋人など)
精神的な疲労の原因となるストレスを解消する脳内物質として有名なものに、オキシトシンがあります。これは「幸せホルモン」と呼ばれ、心身をむしばむストレスを軽減して幸福感を与え、心身へのリラックス作用をもたらすという効果を持っています。
女性が妊娠したり出産したりする際に分泌量が増加することから「愛情ホルモン」と称されることもありますが、実は家族や友人、恋人といった人たちと触れ合う中でも増えることが知られています。
つまり、大切な人と時間を共有することで、オキシトシンはますます分泌されるようになり、それとともにストレスが緩和されていくというわけです。
オキシトシンは見つめ合ったりスキンシップをはかったりする中でも作りだされます。また、一緒に話したり遊んだり食事をしたりしただけでも分泌されるようになります。「疲れたな」と感じるときは、大切な人たちと積極的に過ごすということが元気回復への近道となるのです。
好きなものを食べる
ダイエットなどで好きなものを食べないで我慢していると、ストレスがたまってイライラしてきます。偏った食事は心身の疲労感を生じさせる一方で、食べたいものを我慢しているときにも精神的な疲労が蓄積されます。
疲労をためないためには、必要な栄養素をバランスよく摂取するとともに、時には自分へのご褒美として好きなものを好きなだけ食べる機会を設けるようにしましょう。適度なガス抜きが心身の安定とやる気の継続につながります。
感動の涙を流す
悲しいストーリーや心温まるストーリーの映画、小説に出会ったときに、思わず感動の涙を流したということがあるかもしれません。そのとき心がすっと軽くなったような経験はないでしょうか。
これは泣くことによってカタルシス効果が得られたもので、血中のストレスホルモンであるコルチゾールが減少したために気分が晴れたというわけです。
感動の涙はストレスを軽くすると言われていますします。意識的に涙を流して気分を落ち着かせる「涙活」という言葉も市民権を得るようになりました。「なんか疲れた」ときには感動の涙を流すのも手軽にできる疲労回復方法です。
ゆっくりお風呂に漬かる
疲労回復に最も手早く効果的な方法は入浴だといえるでしょう。ゆっくりお風呂に漬かって体を温めると、血行が良くなり疲労物質である乳酸が排出されます。
同時に緊張時に活発に活動する交感神経が鎮静化し、副交感神経が優位に立ってリラックス効果がもたらされるようになります。疲れをとるためには、熱めのお湯では交感神経を刺激するので避けるようにして、ぬるめのお湯にじっくり漬かるようにすることがポイントです。
小旅行に出かける
たまったストレスを解消するには、日常とは異なる環境に身を置いてみることも大切です。囚われていた心が環境の変化によって開放され、それまで気づかなかった視点でものを見ることができるようになるかもしれません。
環境を変えるには旅行などが最適ですが、何泊もする大掛かりな日程ではなく、日帰りや一泊二日といった小旅行でもその効果は期待できます。規模を問わず旅行はリフレッシュ感と高揚感をもたらしてくれる手軽なイベントです。気分一新をはかる場合には取り入れたおきたい選択肢の一つだといえます。
瞑想
心理的な疲労回復をはかる方法の一つに瞑想があります。これはストレスの軽減や感情の制御に効果を発揮する精神統一の方法をいい、心身のバランスを整えるのに効果を発揮するものです。
メリットとしては、ストレスの軽減のほかにも、集中力の向上や睡眠の質のアップ、不安感の解消、リラックス効果などが期待できます。
瞑想のやり方にはさまざまな方法があり、コツをつかむまでには練習が必要ですが、疲労回復やストレス解消に大きな効果を発揮する方法として、世界的にも注目されています。
今の仕事が合っていないと感じたら
「なんだか疲れた」と感じる主な原因は、肉体的、精神的、神経的な疲労の蓄積です。その疲れは、仕事との相性、職場の人間関係によるストレスや、生活習慣の乱れなどが関係している場合が多いものです。
疲れを取り除くためには、ゆっくり休養することをはじめ、運動や趣味、食事、旅行などの観点で試してみるべきポイントがいくつかありますが、そうではなく、仕事が自分に合っていないこと自体が慢性的な疲れの根源だと感じているのであれば、適職を見つけ直すというのも一つの方法です。その場合は、転職エージェントを利用して転職活動を行うのが圧倒的に便利です。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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