第二新卒が大手企業に転職するのは無理?求められる人材の3つの特徴を紹介
「大手企業で働いている人がうらやましい・・・でも第二新卒じゃ無理なんだろうな・・・」
「もっと安定的に働ける職場に勤めたい。でも短期離職してると不利になるんだろうな」
このように大手企業に転職したいと考えているものの、第二新卒ではなかなか転職できないのではないかと不安に感じてはいませんか?
そこで本記事では、第二新卒が大手企業に転職する5つのコツをご紹介いたします。大手企業が求める第二新卒者の特徴もお伝えしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。
第二新卒が大手企業に転職するのは無理?
そもそも大手企業とは、特定の業界の中でも特に規模や知名度において上位に位置する企業を指し、“大企業かつ知名度のある企業”と考えるとわかりやすいでしょう。
大企業は一般的に中小企業よりも規模が大きい企業を指しますが、
この中小企業の定義よりも規模が大きい企業が、一般的に大企業と認識される傾向があります。
したがって業種ごとに大手企業の定義が異なるため一概にはいえませんが、資本金額1億円以上、かつ従業員が100人以上の企業を大手企業の目安とするとわかりやすいでしょう。
さて、このようにとても規模が大きい大手企業ですが、一般的に第二新卒がこういった企業へ転職するのは無理なのではないかと捉えられがちです。しかし、第二新卒を採用している大手企業は実際に存在します。
もちろん転職を成功させるにあたっての難易度は高いためそれ相応の対策が必要ですが、第二新卒でも大手企業を狙うことは可能です。
参考までに、
これらの企業が第二新卒者を採用対象にした理由としては、下記が上位を占めていました。
【第二新卒者を採用対象にした理由】
第1位:新卒者と変わらないから(40.7%)
第2位:即戦力になるから(32.9%)
第3位:第二新卒者の職業意識が高いから(14.6%)
大手企業が第二新卒を採用する理由は企業によって異なりますが、主に下記の2つが考えられます。
【大手企業が第二新卒を採用する理由】
・計画通りに新卒を採用しきれなかったため補填したい
・若手人材を採用したい
新卒採用が計画通りに進まず想定していた分の新卒者を採用しきれなかったことから、年齢や経験値、スキルの観点で新卒者とさほど差がない第二新卒者を採用対象にする企業が存在します。
また、若手人材を採用することで社内の年齢バランスを保ちたいという企業や、人員不足に陥っていることから体力のある人材がほしいと考えている企業も、第二新卒を採用する傾向にあります。
特に第二新卒者は社会人としての基本的な言葉遣いやビジネスマナー、コミュニケーションスキルなどが身についていることを期待できるため、自社による教育が最低限で済むメリットがあるのです。
加えて第二新卒者は前職の社風や仕事の進め方に慣れ切っている心配が少なく、新しい環境にも柔軟に適応できるであろう点も、採用する企業にとって大きな利点といえます。
【2022年】第二新卒を採用している大手企業
では、実際にどのような大手企業が第二新卒者を採用しているのでしょうか?
ここでは2022年12月時点で
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大手企業が求める第二新卒の特徴
第二新卒が大手企業を狙うにあたっては、大手企業が求めている第二新卒の特徴を把握したうえで対策を練る必要があります。そこでここでは大手企業が求める第二新卒の特徴についてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
即戦力となることを期待できる
まず大手企業は、即戦力となることを期待できる第二新卒者を求める傾向にあります。具体的には同じ職種、あるいは業種への転職を希望していて、かつ前職で結果を出している人材です。
大手企業は新卒だけでなく第二新卒からも人気が高いため、同じようなレベル感の人材が集まった場合、必然的に即戦力となりやすい人材が優先的に採用されることになります。
そのため、第二新卒が大手企業を狙うにあたって職種も業界も未経験となる場合には、特にハードルが高くなることを念頭に置いておきましょう。
そういった方は、ご自身の中で”大手企業に転職したい気持ち”と”未経験業界かつ未経験職種の仕事に転職したい気持ち”のどちらの方が強いのかを、改めて考えてみてください。
基本的なビジネスマナー・スキルが身についている
なお、大手企業は基本的なビジネスマナーやスキルが身についている第二新卒者を優先的に採用する傾向があります。
先ほども触れましたが、第二新卒者は新卒よりも教育コストがかからないことを利点として捉えられている節があるため、マナーがなってない方や最低限のPCスキルが備わっていないような人材は採用を見送られやすくなるのです。
特にマナーについては面接時の些細な動きや言葉選びでチェックされるため、事前に面接の基本マナーを把握したうえで、面接の練習を入念に行っておきましょう。
熱意が感じられる
最後に、熱意が感じられる第二新卒者を大手企業は採用する傾向にあります。
先ほどもお伝えした通り、特別なスキルや経験がない限り第二新卒者は基本的にポテンシャル採用となるため、いかにその企業や仕事に対する熱意を示せるかで合否が決まります。
企業研究や自己分析を細かく行っていることが感じられる、逆質問では実際に自分が勤めた際のことを想定した質問がなされるなどすると、熱意が感じられてポテンシャルが高いと感じてもらえるようになるでしょう。
第二新卒が大手企業に転職する5つのコツ
では、実際に第二新卒者の方が大手企業への転職を成功させるために有効な方法はないのでしょうか?ここでは、ぜひトライしていただきたい5つのコツをご紹介いたします。
現職に勤めながら転職活動を行う
まずは現職に勤めながら転職活動を行うことが挙げられます。大手企業を目指す第二新卒者の方の中には、現職の労働環境や待遇面に納得がいかないなどして、今すぐ退職したいと感じている方も多いことと思います。
しかし前提として、第二新卒者の大手企業への転職の難易度は高いため、スムーズに転職先が決まる保証はありません。
もし退職後数ヶ月経っても転職先が決まらなければ、ブランクが長期化していくことや経済的な余裕がなくなっていくことの焦りから、さほど納得していない企業に勢いで入社してしまい、後悔することに繋がりかねません。
そのため、働きながらの転職活動はそれなりに労力が伴いますが、大手企業を目指す第二新卒の方はできるだけ現職に勤めながら転職活動を行うことで、心理的に余裕を保てるよう留意するのが得策です。
経験職種か経験業種を選ぶ
次に、経験職種か経験業種を選ぶことが挙げられます。先ほどもお伝えした通り、大手企業はできるだけ即戦力としてすぐに成果を出してくれるであろう第二新卒者を優先的に採用する傾向があります。
そのため、前職のスキルやノウハウを最大限活かせるよう、前職で経験している職種か業種に転職するのがベターです。
選考対策を徹底する
なお、選考対策を徹底することも第二新卒者が大手企業への転職を成功させるために重要なポイントです。
書類対策のポイント
書類対策においては履歴書対策ももちろん重要ですが、第二新卒者が大手企業を狙うにあたっては特に職務経歴書の対策を重点的に行う必要があります。
というのも、職務経歴書を通して”自分がどんな能力を培ってきたのか”をアピールすることで、少しでも採用したいと思ってもらう必要があるからです。
職務経歴書対策において特に抑えていただきたいポイントは下記になります。
【職務経歴書対策のポイント】
・読みやすい書類にする
・無理に枚数を絞らない
・経歴のほか、”行った工夫”を明記する
・自己PRにはCANとWILLを明記する
採用担当者への負担を軽減させるためにも、職務経歴書は読みやすくする必要があるという観点から、職務経歴書は一般的に”A4の用紙2枚分”に収めることが理想的であるとされていますが、もしアピールできることが多く挙げられる場合には(わかりやすい構成や文章を考慮したうえで)3枚以上用意しても問題ありません。
また、職務経歴書にはただ経歴を書き連ねても自分がこれまでどういった業務を行ってきてどのような能力が備わっているのかが伝わりにくくなってしまいます。
そのため、経歴について書く際には「チームの進捗が遅れそうになった際には他メンバーのサポートも行った」「よりユーザビリティを向上させるため、定期的なユーザーヒアリングをもとに新規施策の提案を繰り返し行った」など、どのような工夫を行ってきたかについてもセットで記載すると良いでしょう。
なお、自己PRの部分にはただ自分のスキルや魅力(CAN)を記載するだけでなく、転職後どうなってきたいのか(WILL)についても一緒に明記することで、その企業が求める人材像に沿っているかを先方に把握してもらいやすくなります。
そのほか、細かい職務経歴書対策については下記の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。
面接対策のポイント
面接においては志望動機や自己PRなど対策すべき要素が数多くありますが、面接の基本マナーを把握したうえで最低限抑えていただきたいポイントは下記となります。
【面接対策のポイント】
・結論から述べる
・自分の言葉で伝える
・常にアピールすることを忘れない
面接においては、自分が考えていることをできるだけわかりやすく伝えることで論理的思考力が備わっていることをアピールできます。そのため、結論から述べるのはもちろんのこと、できるだけ話が長くなり過ぎぬよう必要なことを端的に伝えるようにしましょう。
また、どんなに抜け目のない完璧な回答だったとしても、それが使い古されたような借り物の言葉では説得力に欠けてしまいます。
そのため志望動機や自己PRなどは丸暗記せずに、要素だけを覚えておくようにして自分の言葉で話せるよう繰り返し練習しておきましょう。
なお、面接においては常に自分の強みをアピールすることを念頭において話すことで、少しでも面接官に興味を持ってもらえるよう工夫するのが大切です。
第二新卒向け求人が増える時期を狙う
また、第二新卒向け求人が増える時期を狙うことも大手企業を狙うにあたって有効です。第二新卒向け求人は主に3月、10月のタイミングで増える傾向があります。
中でも3月に第二新卒向け求人が増える理由としては、3月に決算がひと段落する企業が多いこと、3月に採用を行うことで4月に入社する新卒者と入社手続きや研修を同時に行えることが挙げられます。
また10月は多くの企業において期の区切りとなる時期であり、人事異動が行われたり退職者が増えたりと企業が人材を補填しようという動きが強まるため、第二新卒のニーズが高まる傾向にあるのです。
そのため、これらの時期を狙って転職活動を行うのも良いでしょう。
ただし、これらの時期は求人数が増える分ライバルも多くなることが予想されるため、大手企業が求める第二新卒の特徴を満たせている自信がない方は、あえて他の時期を狙うのも一つです。
第二新卒に強い転職エージェントを利用する
最後に、第二新卒に強い転職エージェントを利用することが挙げられます。
【転職エージェントとは?】
専属のキャリアアドバイザーが転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。
カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、書類・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。
転職エージェントでは専属のキャリアアドバイザーが希望や性格から「本当に合った仕事」をカウンセリングしてもらえるほか、必要に応じて書類・面接対策~入社までを徹底サポートしてもらえます。
転職エージェントには30代に強いもの、IT業界に特化したもの、ハイキャリア層の転職に強いものなど様々な種類がありますが、中でも第二新卒に強いエージェントを利用することで、中でも第二新卒者を積極的に採用したいと考えている企業を優先的に紹介してもらうことができます。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは第二新卒に特化してサポートを行っているほか、このようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
「納得のいく待遇の職場で働きたい」「周りに誇れる職場に勤めたい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!