職場に馴染めない時の対処法6選。人間関係がうまくいかない原因は自分にもある?
「なかなか職場に馴染めなくて毎日気まずい・・・」とお悩みではありませんか?入社してしばらく経っているのにいまだに職場に馴染めないのは、一体何が原因なのでしょうか?
そこで本記事では、職場に馴染めない原因と対処法をご紹介いたします。少しでもお役に立てれば幸いです。
職場に馴染めない原因とは?
職場に馴染めない原因には様々なものが考えられますが、主に職場など環境によるものと、自分に原因があるものの2種類に分けることができます。
最初に環境による原因を考えてから、自分自身が馴染めない要因となっているケースについて取り上げます。
環境に原因がある場合
一口に環境が原因といっても、一時的なものと、恒久的な問題となるケースがあります。
環境由来の原因を一つずつ取り上げ、その原因が自分や周囲にどのように影響するか、どんな考えや行動をすれば良いかをみていきましょう。
入社したばかりである
職場に馴染めないのは、入社したばかり、配属されたばかりだからかもしれません。これまでも、クラス替えをしたときや、入学したての時には、その環境に慣れるのに難しさを感じたことがあるのではないでしょうか。
学生生活でのクラス替えや入学は、周囲が同じく新しい環境だったわけですが、就業先や配属先では、場合によっては自分一人だけが職場に溶け込むよう努力する必要があり、余計に焦りを感じている可能性もあります。
特に新入社員は初めてフルタイムで働く人も多く、規則正しい生活に慣れていないことも職場に馴染めない要因となりえます。
職場の近くに引っ越してきたなど生活場所が変わったり、夜型から日勤の仕事に調整して生活リズム自体が変化するとさらなる変化を受け入れがたく感じてしまうかもしれません。
「入社したばかり」というのが馴染めない要因の場合は、一時的な問題で済んでしまうことがあります。
環境の変化に敏感な人は、「これは一時的な問題に違いない」「慣れてくれば解消する」というふうに楽観的に捉えると、変化に耐えやすくなるでしょう。
周りの環境が自分の性格と合っていない
就職活動の際に調査を重ねたとしても、実際に入社してみると、社風が合わなかったということはあるものです。
企業のウェブサイトなどに掲載される会社の方針や考え方が自分にマッチしていると思っていても、職場レベルの仕事の進め方や判断基準が自分の性格と乖離していることがあります。
これは、いわゆる体育会系で知られている企業や、自分と同年代の社員が少ない職場でよく生じるようです。自分が感じる社風や環境への違和感は、仕事を続けていく中で納得ができたり、取引先との関係で大切だと感じる可能性があります。
まずは会社や職場のやり方や考え方を受け入れてみて、どんなところが自分とマッチしないかを整理しつつ、コミュニケーションを密にとると、違和感解消に役立つかもしれません。
職場の空気がピリついている
職場の雰囲気が悪いと、新卒社員・ベテラン社員を問わず、馴染めないと感じるのは当然です。
職場の空気がピリついている要因はいくつかあります。まずは、社員同士の仲が良くなく陰で悪口をいっているケースで、この場合は職場がギスギスして言いたいことが言えない雰囲気になってしまいます。
社員同士の連携ができていないとイライラがたまり、結果として職場全体が重い空気に包まれ、消極的な気持ちにさせられます。
残業や休日出勤が多く、プライベートがないがしろにされているケースでは、職場の疲労感がマックスになることがあります。気持ち良く働くためには、人間としての当然の権利が尊重されることが大切です。
その点が軽視されている職場に馴染めないと感じるのは致し方なく、自分を責める必要はありません。
社内に派閥が存在している
社内に派閥があると、人間関係の構築に力を使ってストレスをためてしまい、結果として職場に馴染めないと感じることがあります。
自分としてはフラットなお付き合いをしたいのに、誰と話すべきか、誰と親しくなれば良いかに気を遣う状況はつらいものです。
自分がとる行動や話す相手により、誰かに嫌われたり、無視されることが往々にして生じうるため、馴染めないというよりも馴染みたくないというのが本音でしょう。
このような状況では、後述の対処法を駆使して乗り切っていくのがおすすめです。
上司の考え方が影響している
上層部や直属の上司の考え方が、悪循環を引き起こすケースもあります。例えば、経営陣が社員同士を競い合わせることで成果を上げようとすると、ライバル意識が強くなりすぎ、支え合うという関係が希薄になります。
ライバルという意識を超えてお互いを敵視するようになると、困っているときにも助け合わないといった風潮が出てきて、人間の嫌な部分が目立つようになり、ついていけないと感じてしまいます。
仕事で近い関係にある上司が気分屋で方針がコロコロと変わる場合には、部下の社員たちは振り回され、仕事に対する明確なビジョンが持てなくなってしまいます。
達成感がない仕事ばかりと大半の人が感じるようになると、やる気が起きず、馴染めないという気持ちに発展するかもしれません。
自分に原因がある場合
職場に馴染めないのは単に環境のせいだけでなく、自分自身に原因があるケースもあります。自分が置かれている状況や何気なくしていることを冷静に分析すると、改善点が見え、良い方向に修正できる可能性があります。
ここでは自分が原因となる5つの点を取り上げますので、自分に当てはまる点がないかどうか考えてみましょう。
自分からアクションを起こしていない
自分から能動的にコミュニケーションを取るなどのアクションを起こしていないことで、職場に馴染めない原因を作っている場合もあります。例えば、挨拶をしない、人の話を聞かないといったことがそれに当てはまります。
自分では挨拶している、人の話を聞いていると思っていても、挨拶の声が小さかったり、話を聞いていることを相槌などで示さないと、相手には伝わりません。
特に新人の頃は、周りがすべて自分よりも上の立場になるので、慎重に行動しようとする意識が強くなる傾向がみられます。
他人の目を気にし過ぎて何もできなくなる状況に陥ると、馴染めないループから逃れられなくなってしまいます。
お互いを理解できない状態が続くと、孤立感を感じ、馴染めない原因となりえます。職場に馴染むのに大切なのは、互いが認識できるようにコミュニケーションをとり、お互いをよく知ることです。
馴染もうとしない人だと思われている
自分が職場に「馴染もうとしない人」というイメージを持たれてしまうと、周囲に受け入れてもらいにくくなるでしょう。
馴染もうとしない人という烙印が押されるケースとして考えられるのは、自分から挨拶をしない、目を合わせない、話の輪に入ってこない傾向がある人です。挨拶や目を合わせて話すことは、社会人としての最低限のマナーといわれます。
学生時代には許容されていても、仕事ではNGとなることもあるため、自分の態度を客観的に見つめ、正すべきところは積極的に改善を図る必要があります。
「自分は恥ずかしがり屋だから」「苦手だから」という気持ちが強かったとしても、挨拶や相槌一つで印象が変わることを考えると、行う価値は大きいといえるでしょう。
満足に成果を上げられていない
職場は、仲良しグループが集う所ではなく仕事を行う場所です。最低限、自分に与えられた仕事をこなせていないと馴染むのは難しくなります。
逆に、仕事が一定レベル以上にできれば職場での評価も上がり、周囲から受け入れてもらえるに違いありません。ただし、仕事ができているかどうかは自分ではなく、あくまで上司や周囲の判断になります。
上司や周囲が期待するレベルの仕事ができていないとしたら、仕事を覚えるためにメモを取るなどの工夫をしているか、納期を守らないなどのマナー違反はしていないか、真剣に考えてみましょう。
新人の頃は、仕事につまずくこともあるかもしれませんが、そのような時に上司に相談したり、周りにフォローをお願いする姿勢も大事になります。そういったコミュニケーションの一つひとつが、職場に馴染めるかどうかを左右します。
人によって態度を変えている
自分で意識していなくても、立場や経験、年齢や性別などにより態度を変えていると、裏表がある人と認識され、敬遠される可能性があります。職場では仕事をする以上、信用が大事になります。
人によって態度を変える人は、自分の都合が悪くなると相手を攻撃したり、肝心な時に逃げると考えられ、大事な仕事を任せられないと思われてしまいます。
人によって態度を変えられる人は、ある意味、周りをよく観察できているということなので、その点を職場を良くする方向で活用していきましょう。
もちろん、人によって態度を変える自分の傾向を改めることは、今後の長い社会人生活をうまくやっていくために重要です。
協力的でない
職場で協力する姿勢をないがしろにしている場合は、早速改めたいものです。
会社では部署ごとに達成目標や納期などが決められ、部署内での協力体制は欠かせません。自分の仕事が終わったからと言って、多忙な周囲に配慮を払わず、助け合いの精神を示さない人は職場に馴染むことは難しいでしょう。
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、仕事がしやすい環境を整えるため、パーティションを設けたり、在宅勤務などを認める企業が増えています。
周囲の状況の見極めは難しくなっているため、より「空気を読む」ことが必要になっています。
状況判断が難しい場合は「自分の仕事はひと段落したのですが、何かできることはありますか」などと声掛けをすると、部署内の負担軽減に役立つとともに、職場の雰囲気の改善に貢献できるかもしれません。
職場に馴染めない時の対処法6選
どうしても職場に馴染めない、浮いているように感じる、問題点が解消されるのに時間がかかりそうという場合には、自分なりに対処法を見つけて実行していくことが大切です。
具体的にどんなことができるか、ここでは6つの点を取り上げて考えてみましょう。
自らコミュニケーションを取りにいく
職場に馴染めないと感じる場合は、逆に自分の方からコミュニケーションを取ろうとする積極的な気持ちが打開策となることがあります。
職場に馴染めないと感じる要因として、話が合わない人や苦手な人がいるなど、人間関係が絡むケースが多いようです。
苦手な人、話しにくいと感じる人とはなるべくコンタクトを取りたくないと考えるものですが、話してみると自分と共通点があったり、仕事に対する熱い思いを抱いていたりと、意外な一面を知ることができるかもしれません。
食わず嫌いを克服すると、職場に馴染めないという気持ちの払しょくに繋がります。
相手を深く観察して情報を得る
会社の方針や職場の考え方と乖離を感じる場合は特に、相手を深く観察して情報を得、相手の望むように行動しましょう。
そうすることで、職場に馴染めるとはいかないものの、心地よく過ごせる可能性が高まります。相手が何を望んでいるか、どうしたら喜んでもらえるかを考えるのは、仕事を円滑に進めるうえで重要です。
会社や職場を含め、相手の良い部分に着目すると、ネガティブな感情を抑えることができ、それが好意的に受け止められる態度となって表れるに違いありません。
無理にグループに属さない
中には職場に無理に馴染もうとしない方がメリットが大きいケースもあります。例えば、派閥やグループがある場合などです。
こういった状況でどちらかの派閥やグループに属してしまうと、気が散るばかりか、仕事に支障が出ることが考えられます。一定の距離感を保つことで、人間関係のトラブルに巻き込まれる事態を防ぐ方が得策です。
割り切る
自分以外の問題で職場に馴染めない場合や問題が長引きそうなケースでは、割り切ることも重要です。割り切り方としては、目の前にある仕事に集中したり、プライベートを充実させるなどの方法があります。
割り切ると決めた際の注意ですが、職場の人間関係を一切断ち切るという方法はやめた方が良いでしょう。企業に所属して働いている限り、一人で完結できる仕事はほとんどありません。
関係者がいたり、誰かの助けを得ないと成し遂げられないことが多いからです。自分のメンタルが極端に削られると感じるものを見極め、その部分について割り切るというメリハリをつけた考え方が大切です。
職場に馴染めないことのメリットに注目する
職場に馴染めないことのメリットに注目するのも、対処法の一つとなります。職場に馴染めなければ飲み会や休日のお誘いがないため、プライベートの時間を確保しやすくなります。
派閥に所属せず、中立な立場ゆえに職場に馴染めない場合は、人間関係の無用なトラブルに巻き込まれない安心感に目を向けられます。
勤務中に声をかけてくる人も少ないため仕事に集中でき、短い時間に成果を上げられるでしょう。馴染めないことを悪いと捉えるかメリットと考えるかは、自分自身にかかっているといえます。
職場を変える
職場に馴染めないことが苦痛だと感じる場合は、異動希望を出したり転職したりするのも一つです。
転職を検討する際には、自分の性格と合わない職場に再び入社してしまわないよう、転職エージェントに相談し、担当者に企業の実際の雰囲気などを細かく聞いてから応募に踏み切るのが得策です。
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「もっと仕事に集中できる環境に身を置きたい」「転職すべきか教えてほしい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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