「やりたいことがない」人が効率的にやりたいことを見つける6STEP
就職活動を進めなければならないけれどやりたいことが見つからず、なかなか前向きになれずにいるという人もいるのではないでしょうか。
本記事では、「やりたいことがない」と感じている人がやりたいことを効率よく探すにはどのようなステップを踏めば良いかについて、分かりやすくご紹介いたします。
転職活動が思うように進まないという壁にぶつかっている人にとって、前に進むための一助になれば幸いです。
やりたいことがない人が効率的にやりたいことを見つける6STEP
自分がやりたいことを把握する上では、自己分析を深く行うことが大事です。自己認識が曖昧な状態では、自分にはどんな仕事が向いているかという適性を理解することも難しいものです。
自分がどんな人間であるか、どんな能力があるか、といったことを冷静に見つめ直して自己分析を進めれば、やりたいことも自ずと見えてくるでしょう。
ここからは、転職活動で悩んでいる人がやりたいことを適切に見つけるための簡単な方法を6つのステップに分けてご紹介します。
自己分析の重要性について聞いたことはあるものの、具体的にどんな風にやれば良いかが分からない、という人も気軽に挑戦してみてください。
やりたいことを見つけたうえで自分ができること、やるべきことについても把握し、自分自身の今後のキャリア形成を考えるようにしましょう。どんな方向性で就職活動をするのかのヒントになればと思います。
興味があることを洗い出す
「やりたいことがない」と悩んでいる人が、やりたいこと探しを始める際に、まず最初のステップとして取り掛かると良いのが、自分が興味のあることを洗い出す作業です。
堅苦しく考えずに、頭のなかに思い浮かんだ自分の好きなこと、興味があることをメモ書きのような形で書き出してみてください。スマホのメモ帳に興味のあることを書き留めておくといった方法でも大丈夫です。
仕事に結びつきそうなものではなくても構いませんので、楽しいと感じることや夢中になれることがないかを思い出しましょう。
興味があることがパッと思い浮かばないという場合には、自分が関わったSNSを振り返ってみるのがおすすめです。
自分が投稿したSNSの内容や、「いいね」の反応をした他の人の投稿の内容を改めて見返してみると、自分が興味を示しやすいジャンルの傾向が把握しやすくなります。
SNSの投稿以外には、過去に撮影した写真のフォルダを振り返ってみる方法もおすすめです。外出時にも携帯するスマホに残っている多様なデータを余すことなく活用して、自己分析のヒントを得るようにしてください。
また、自分一人で作業をするのが好きなのか、チームワークで何かを成し遂げることに喜びを覚えるタイプなのかについて考えることも、仕事の適性を見極める上で大いに役立ちます。
趣味がゲームという場合でも、一人でゲームをしていると何時間でも夢中になれるという人もいれば、仲間との協力プレイで目標を達成することに楽しさを感じるという人もいるでしょう。
子供の頃に好きだった遊びや、学生時代の部活動やサークル活動など、これまでに取り組んだことを色々思い出して、自分に向いている作業の取り組み方の特性を把握するようにしてください。
大切にしていることに順位をつける
興味があることを洗い出すステップ1の作業が終わったら、次のステップに進みましょう。第2ステップでは、自分が大切にしていることに優先順位をつける作業を行ってください。
自分のなかでの優先順位が確立されていれば、人生における重要な選択を迫られたり、転職活動で迷いが生じたりした時にも、自分を支える指針になってくれるはずです。
また、優先順位をつけておくと、せっかく苦労して就職活動をした末に転職先が決まったものの、仕事が合わないというミスマッチを防ぐことにも繋がります。
人間関係、知識やスキル、時間、お金といった条件で、どこに重きを置きたいかをじっくり考えてみましょう。世間体を気にするのではなく、自分ときちんと向き合って何が大事かという答えを見つけるようにしてください。
新卒での就職活動をする際に、大切なことに優先順位をつけた経験を持つ人もいることと思います。
転職活動においては、社会人経験を経て見えてきた自分の得手不得手も考慮しながら、優先順位について改めて見つめ直す時間を持ってください。
働き方が多様化している時代、ワークライフバランスを重視して就職活動をする人も増えています。
ワークライフバランスを重視する場合は、残業の有無や休日の頻度、長期休暇の取りやすさといった条件に注目して仕事を選ぶようにしてください。
テレワークができる、フレックスタイム制が導入されているといった柔軟な働き方ができる職場であれば、自分に合う働き方をしたいという人にも向いています。
お金をどれだけ稼げるかが大事という人の場合は、給与体系や給与額、賞与や手当の有無などの条件を細かくチェックして仕事を選ぶのがおすすめです。
好きなこと・得意分野を洗い出す
優先順位をつけられたら、やりたいことを知るために必要な第3のステップとして、好きなことや得意分野を洗い出す作業に取り組んでください。
幼少時代に遡って、自分のこれまでに歩んできた人生を振り返って、どんなことが好きなのか、得意なのかについて把握するようにしましょう。直接的に仕事に役立つような分野でなくても構いません。
習い事や部活動で取り組んでいたことやそこから得た成功体験に関して、具体的なエピソードも交えて思い出してみてください。
習い事として書道を長く続けているうちに字を書くのが得意になったという人もいれば、部活動でサッカーをすることでチームワークの大切さを学んだという人もいることでしょう。
アルバイト経験について振り返ることも、自分の得意分野を洗い出す上での参考になります。アルバイトの現場で、自身の才能を生かして活躍できたシーンがないかを思い出してみてください。
お客様の立場に立って柔軟に対応したことで感謝された、機転を利かせた対応によって仕事がスムーズに進行した、といったプラス評価に繋がった経験を自己分析に役立てましょう。
集中力が途切れることなく長時間に渡る単純作業をこなせる、他の人よりも重たい荷物をまとめて運べる、といった特性も長所にあたります。
過去を振り返っているうちに、やりたいことが見えてきたり、自信を失いかけていた自分の長所に気付けたりするはずです。就職活動が思うようにはかどらない時期には、マイナス思考に陥ってしまうこともあります。
自分が生き生きと何かに取り組んだ経験を思い出すことで、自分の得意分野を改めて認識し、前向きな気持ちを取り戻すようにしてください。
嫌なこと・苦手分野を洗い出す
第4のステップでは、第3のステップとは対照的な嫌なことや苦手分野を洗い出す作業を行ってください。
嫌なこと・苦手分野について考えるのは、決して楽しい時間ではないかもしれませんが、自分が苦手とするものについて知っておくことは、好きなことや得意分野を知っておくことと同じぐらい重要なポイントです。
自己分析を適切に進めるためにも、嫌悪感や苦手意識を持っていることが何かをきちんと把握するようにしてください。
第4のステップを進めるうえでは第3のステップと同様に、自分の過去を振り返ってみると、色んな気付きを得られます。過去の経験を具体的なエピソードと共に思い出し、苦手意識を持つに至った経緯を思い出してみてください。
習い事の発表会で緊張し過ぎてしまい、頭の中が真っ白になって練習した成果が出せなかった経験があれば、人前で何かを発表することに苦手意識や恐怖感を持っている人もいるでしょう。
また、一人で作業をする場合と、集団で作業をする場合の差について考えることも大事です。
自分一人では長時間の作業も苦にならないのに、集団の中で作業をすると効率が落ちてしまうと感じる人がいる一方で、自分一人では集中力が続かないものの、周りに仲間がいれば仲間に励まされながら乗り切れると感じる人もいます。
これまでの経験を振り返るなかで、一人で作業をする時間が長い仕事が向いているのか、基本的にチームワークで進める仕事が向いているのか、といった仕事への適性も見極めるようにしてください。
苦手なこと、やりたくないことを知っておくと、自分に合わない仕事がどんな仕事かを把握しやすくなります。ルーティーンワークは苦手という人には、単純作業を淡々とこなすことを求められる仕事はあまり向いていないでしょう。
知らない人とのやり取りが多いとストレスになる、という人は、不特定多数のお客様への対応を求められる接客業務は苦痛に感じることがあるかもしれません。
自分の適性とあまりにもかけ離れた仕事を除外すれば、希望する就職先の選択肢を絞りやすくなります。
人生における目標を考える
第1ステップから第4ステップを通して、自身の過去を振り返り、自己分析がかなり深められたのではないでしょうか。第5のステップでは、ここまでの分析を踏まえて将来にも目を向け、人生における目標を考えてみてください。
人生における目標と言うと、堅苦しい印象があるかもしれませんが、そこまで難しく考える必要はありません。
自分が3年後にどんな風に過ごしていたいか、5年後にどんなことをしていたいか、といった近い未来における自分を想像することから始めてみましょう。
具体的に目標が思い浮かばない場合は、ワークライフバランスの取れた生き生きとした暮らしをしたい、老後に悠々自適とした生活を送りたい、といった漠然とした目標でも構いません。
自身の生き方についてのちょっとした理想を思い描くことが、仕事を見つける上でのヒントにも繋がります。
仕事における目標だけでなく、プライベートでの目標も立ててみましょう。
仕事の目標としては、1年後には自身の役割に責任感を持って全うできるようになりたい、3年後には専門性を身につけて仕事をこなしたい、5年後には後進のサポートができる立場になりたい、といった感じで、少しずつステップアップする自分をイメージするのがおすすめです。
プライベートの目標としては、1年後には一人暮らしをしたい、3年後には海外旅行ができるぐらいの余裕を持ちたい、といった感じで、仕事以外の自分の暮らしをさらに充実させる目標を掲げましょう。
将来的にどんな風になりたいかについて考えて目標を掲げておくと、挫折しそうになった時にも目標を思い出して踏ん張れたりするものです。
夢や理想を諦めてしまうことなく、何らかの目標を見つけて、一歩前へと踏み出すようにしてください。
目標達成に必要な観点を挙げる
第5のステップまでの手順を踏んだら、第6のステップに進みましょう。目標達成に必要な観点を挙げることが、最後のステップとなります。
第5のステップで掲げた目標を達成するには、どんな観点が大事かを考えてみてください。希望する生活水準を満たすには、どれぐらいの年収を得る必要があるかを知ることは、仕事探しにおける大事なポイントです。
例えば、「1年後に一人暮らしをして家賃や光熱費を負担して自立した生活をするためには年収350万円程度は必要である」、「3年後に1年に1度ぐらいのペースで旅行ができる生活をするには450万円程度の年収が必要である」といった大まかな計算をしておくと、目標を達成しやすくなります。
また、自己分析を通して知った苦手なことを出来る限り避け、得意なことを出来る限り生かせる仕事を見つけることも大事なポイントです。
人間関係の煩わしさがストレスになってしまうという場合は他人との接触が少ない仕事、社会貢献をすることに喜びを感じられるタイプの人であれば社会との関わりが深い仕事を選ぶと、ミスマッチが少ないでしょう。
就職活動をして得た新しい仕事が自分に合わないと感じることがないよう、目標達成に必要な観点を冷静に見極めるようにしてください。
やりたいことが天職とは限らない
やりたいことがないという悩みを抱いている人は、意外と多いものです。やりたいことがなくて、就職活動が思うように進まないと感じた時には、自分だけがそんな状態に陥っていると悲観的にならないように注意してください。
自己分析においては、自分がやりたいことだけでなく、自分ができること、自分がすべきことについても考えることが大事と言われています。
英語で表現すると、やりたいこと=Will、できること=Can、すべきこと=Mustにあたり、3つのバランスが取れた考え方をWill-Can-Mustと呼ぶことがあります。
やりたいことを指すWillは、夢や希望を意味する語です。自分がどんなことを実現したいか、将来的にどんなことをやりたいか、について前向きに考えるのが、Willの考え方です。
Willについてイメージする時には、マイナスイメージではなく、プラスイメージを大切にして、大きな目標を持つことが重要です。
できることを指すCanは、長所や強みを意味する語です。自分ができること(Can)は、自分自身が思っている以上に企業にとってはアピールポイントとなることもあります。
転職活動においては、新卒の就職活動以上に即戦力が求められる傾向があるため、企業活動のプラスになる能力を持つ人は優遇されやすいでしょう。
また、自分ができること(Can)をアピールするだけでなく、現在はできないけれど将来的に克服したいこと(Can’t)を目標として掲げておくと、向上心を持って仕事に取り組みやすくなります。
すべきことを指すMustは、義務や使命を指す語です。会社から課されたタスクや将来的に身につけるべきスキルなどが、自分がやるべきこと(Must)にあたります。
自分のすべきこと(Must)が明確になるにつれ、やりたいことがない、やる気が出ないといったマイナスの感情が払拭されることもあります。
転職活動において壁にぶつかっている人には、Will-Can-Mustのバランスが上手に取れていないケースが多々見受けられます。
就職活動が座礁に乗り上げてしまったと感じた場合は、やりたいこと、できること、すべきことを洗い出して、もう一度自己分析をやり直してみましょう。
自分がやりたいと思っていた仕事ではなくても、続けているうちにやりがいを感じられるようになる人もいます。
逆に、自分が強く希望していた仕事に就けたものの、実際に仕事をしてみたら自分には合わずに辛い思いを感じてしまう人もいます。
やりたいことが必ずしも天職とは限らないということを認識し、やりたいことに強くこだわり過ぎず、やってみようと思えることに挑戦する積極的な気持ちを持つようにしてください。
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「やりたいことを見つけたい」「自分に合った職場を教えてほしい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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