そもそも、ワーママは転職できる？

ワーママ（ワーキングママ）として働く方の中には、育児に理解のない職場に勤めていて残業続きだったり、典型的なマミートラック（仕事と子育てを両立しやすい代わりに昇進や昇格からかけ離れているキャリアコースのこと）に陥っていて今後のキャリアステップが見えなかったりする方も多いです。

こういった悩みから転職したいと考えるのはごく自然なことですが、転職した場合、新しい職場で一から信頼関係を築かなければなりません。

たとえ仕事と育児を両立しやすい職場環境が整っていても、職場の人たちとの信頼関係なしでは業務量の調整など、思うように協力してもらうことができません。こちらの働きの良さをアピールするなどして、周囲に理解してもらう必要が生じます。

しかし、今勤めている職場であればすでに信頼関係を構築できている可能性が高いため、伝え方次第で理解を深めてもらえるかもしれません。

また、今の職場であればこれまでの経験や成果をもとに評価してもらえるほか、長年築いてきた信頼関係から比較的周りの理解を得やすい傾向があります。

子育てをしながらキャリアアップも叶えたいと考えている場合には、まず仕事に対する意欲の高さを今の職場で積極的にアピールし、キャリアアップの道を改めて探ってみると良いでしょう。

もし、それでも理解を得られなかった場合には転職を検討するのも一つですが、間口は決して広くありません。「時短勤務」「残業なし」といった条件での求人数は決して多くないのです。

しかし、だからといってワーママが理想の条件の職場に転職できないというわけではありません。ここからは、ワーママが転職するにあたってぜひ実践していただきたいコツをご紹介いたします。

ワーママが極力理想の職場に転職するコツ5選

ワーママが極力理想に近い職場に転職するコツとしては、主に下記が挙げられます。

転職先に求める条件を広げる

ワーママが転職したいと考える場合には、転職先に求める条件を広げるのがコツです。

先ほど、ワーママ向けの求人は数が少ないとお伝えしましたが、労使協定の規定により、入社1年未満の場合は時短勤務の対象から外れるケースがあり、時短勤務を必須条件にしてしまうと転職先の選択肢が限られてしまいがちです。

そのため、転職先に求める条件はできるだけ柔軟に考えておくと良いでしょう。

たとえば自宅や保育園から近い、定時が早い、残業がほとんどないといった、フルタイム勤務でも育児と両立しやすい職場を探すのも一つです。

最近では、就業規則に定められた時間のうち、一定の時間帯（10時～14時など。いわゆるコアタイム）以外は自由に勤務時間を調整できる「コアタイム制」や、コアタイムがなく月間の所定勤務時間を守れば勤務時間を自由に決められる「フルフレックス制」を導入している企業もあります。

ワーママならではのスキルをアピールする

これまでワーママとして働いてきた方は、無意識のうちに効率的な働き方を身につけている可能性が高いです。

これまでの経験の中で培ってきたスキルや価値観を面接でアピールすることで、能力の高さだけでなく、仕事への積極性もアピールすることができるでしょう。

過去のキャリアを活かせる職場を選ぶ

育児のために「時短勤務」や「残業なし」といった条件を希望する場合、採用にあたって、企業からは”フルタイム希望の人材よりも短時間で効率的に成果を上げること”が求められるため、採用のハードルが必然的に上がります。

そのため、職種を固定しつつ別の業界に転職するなど、これまで培ったキャリアやスキルを活かして即戦力として働けるであろう職場を選んで応募するのがポイントとなります。

転職エージェントを活用する

「本当に育児に理解のある職場に転職したい」と考えている方のほか、「仕事と育児を両立させながら転職のことを考える余裕がない」とお悩みの方には、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントとは、転職を希望している「求職者」と人材を採用したいと考えている「企業」をマッチングさせる役割を担うサービスで、求職者の希望はもちろんのこと、培ってきた経験やスキル、人物像などをもとに、数ある求人の中からマッチする企業の候補を厳選して求職者に紹介してくれます。

転職エージェントを利用することによるメリットとしては主に下記が挙げられます。

ワーママが転職する際には「本当に育児と両立できるのか」「本当にその職場が育児に対して理解があるのか」といった部分が不安になりやすいでしょう。

入社後のミスマッチを防ぐにあたって企業の内部事情などを把握しておくのは重要ですが、Web上だけではなかなか深い情報を得られません。

その点、キャリアアドバイザーから企業のリアルな労働環境や社風、仕事内容について詳しく話が聞けるのは転職エージェントの大きな魅力です。過去に自分と同じようなワーママが転職しているような場合には、その際の情報も参考として教えてもらえるでしょう。

転職エージェントでは企業の公式サイトや求人サイトなどで一般公開されていない「非公開求人」を取り扱っていることがほとんどで、本来であれば出会えなかった求人に出会える可能性があります。

多くのメディアで転職エージェントの複数サービス登録をおすすめするのは、非公開求人が存在することが理由の一つにもなっているのです。

良い人材を効率的に採用したい、応募が殺到するのを避けたいといった理由で求人を非公開にしている企業も多く、思いもよらなかった優良企業に応募できるチャンスをつかめるかもしれません。

できるだけ転職先の選択肢を増やしたいというワーママにとっては大きな魅力でしょう。

また転職エージェントでは求人紹介の他にも応募先企業の過去の傾向を加味しての選考対策のサポートを受けられるほか、選考後のフィードバックを受けられたり、面接日程などのスケジュール管理も代行してもらえたりするため、自分一人で行うよりも転職活動をスムーズに進めることができます。

特にワーママが転職する場合には、育児と仕事と転職活動を両立させなければならないため非常に多忙になりがちです。

転職活動ではいかに細かく応募先の企業について把握し選考対策を講じるかが重要になりますが、十分に時間を取れなければ内定は遠のいてしまいます。

その点、転職エージェントでは企業が求めている人物像や面接で聞かれやすい質問といった選考対策に直結する情報を教えてくれるため非常に便利です。

模擬面接を実施してくれるサービスもあるため、状況に合わせて自分に最適なサポートが受けられるサービスを選ぶと良いでしょう。

なお、転職エージェントの多くは企業の人事担当者に求職者を推薦してくれるため、自分一人で転職活動を進める場合よりも転職活動を圧倒的に有利に進められます。

転職エージェントを利用すると、自分一人では調べきることが難しく、その業界に勤めないとわからないような細かい内情を教えてもらうことが可能です。

特に、一定の業界や職種に特化したエージェント（「特化型エージェント」と呼ばれる）のキャリアアドバイザーはその業界出身者であることが多いため、よりリアルな情報を教えてもらえます。

基本的にはどの転職エージェントも無料で利用できますので、中でも転職先とのミスマッチを起こしたくない、仕事選びで後悔したくない、今後のキャリアプランを知見のある人に相談したいと考えている方はぜひ利用してみてください。

面接での希望条件の伝え方を工夫する

時短勤務や残業について希望を伝えたいという場合、その伝え方を工夫することで企業側の理解を得やすくなる傾向があります。

たとえば時短勤務を希望する場合、選考書類に「時短勤務希望」などとストレートに記載してしまうと、他に応募してきた人材と比較検討された際に落とされてしまう可能性が高くなるため、面接の際に直接口頭で伝えるのがコツです。

その際も、あくまで相談ベースで伝えると良いでしょう。また、残業についても口頭で伝えるのがベターです。

「〇時以降は絶対に働けません」と断言するち角が立ちやすいため、「〇時に職場を出れば問題ありません」「火曜日と木曜日は家族に子供を預けられるので残業が可能です」といった伝え方を心がけると良いでしょう。

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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