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親の介護と仕事を両立できる転職先とは?両立のコツと職場の選び方まとめ

「今の仕事を続けながらでは介護との両立が難しい」
「親の家に通えないから日常的な介護が難しい」
このように、親の介護と仕事の両立でお悩みではありませんか?

そこで本記事では、親の介護と仕事を両立させやすくなる方法をご紹介いたします。親の介護と仕事との両立を実現させやすい転職先についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

親の介護を理由に仕事を辞める人は多い

親の介護が必要になったという方の中には、今の仕事を続けながらでは介護に時間や体力を割けない、親の家に通うことができないなどの理由で転職を検討している方も多いかと思います。

実際に、労働政策審議会「仕事と育児・介護の両立支援対策の充実に関する参考資料集」によれば、家族の介護や看護を理由とした離職者数の推移は令和3年10月~令和4年9月の期間で約10.6万人と増加傾向となっており、特に男性の割合が大きくなってきています。

厚生労働省「「仕事と介護の両立に関する労働者アンケート調査」 結果概要」でも、介護が必要な親が1人いる方の内、男女ともに約5割の方が実際に介護を行っていることもわかっています。

しかし、親の介護を理由に転職をしても大丈夫なのかという不安を抱えている方も多く、同資料によれば仕事と介護の両立について「非常に不安を感じている」と回答した方は就労者のうち、男女共に2割を越えています。

これには人事評価に悪影響が出る可能性があることや、介護休業制度などの制度を利用しにくい雰囲気があることなどが原因として挙げられています。

親の介護が転職理由の場合、選考に影響する?

親の介護と仕事の両立を理由とした転職理由はあくまで前向きなものであり、誰にでも起こりうるものでもあるため基本的には転職先の理解を得やすい傾向があります。ただし、基本的に親の介護が必要になる世代として多いのは50代以降です。

転職の選考時に親の介護を理由とする方が多いこともあり、中でも20代、30代の若い方が同様の転職理由を語ると、採用担当者によっては不自然さを感じる可能性が否めません。

そのため、転職理由に信ぴょう性を持たせるためにも親の介護状況について聞かれた際にはすぐに答えられるよう準備しておくと良いでしょう。

また、親の介護という理由のほかにもステップアップを目指したい、スキルを身につけて長期的に活躍していきたいといった理由も添えるなどして仕事に対する熱意をアピールするのも効果的です。

ちなみに、採用担当者は選考時に転職理由を聞くことで主に下記をチェックしています。

・短期離職の可能性が高いか
・前職と同様の理由でまた辞めてしまわないか
・仕事へ取り組む姿勢や責任感はどの程度か
・仕事に対してどのような価値観を持っているか

これらのポイントを押さえるという意味で、転職すれば親の介護体制をしっかりと構築でき、仕事に専念できる状態になるという点を伝えると良いでしょう。

親の介護と仕事を両立させる方法

中には「親の介護と仕事を両立させるのは厳しいのではないか」「転職ではなく離職を検討したほうが良いかもしれない」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、親の介護が理由で完全に仕事を辞めてしまった場合には下記のようなデメリットがあるため、可能な場合はできるだけ介護と仕事を両立するのが理想といえるでしょう。

【介護を理由に離職した場合のデメリット】
収入源がなくなる
介護休業給付金を取得できなくなる
再就職が厳しくなる
周囲から孤立しやすくなる

どの程度介護が必要かによっても異なりますが、親の介護と仕事を両立させるのは非常に大変です。

しかし、下記の4つの方法をうまく活用していけば親の介護と仕事を両立させやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。

休業・休暇制度を利用する

まずは休業・休暇制度を利用する方法です。

介護休業を利用する

1つ目は介護休業を利用する方法です。これは介護が必要な家族1人について通算して93日、3回を上限として分けて仕事を休める制度で、職場に申し出ることで利用することができます。

介護休業の期間中は要件を満たせば雇用保険から休業前の賃金の67%がハローワークから支給されるため、経済的にもぜひ活用したい制度です(介護休業給付金)。

介護休暇を取得する

次に介護休暇です。介護が必要な家族1人につき1年度に5日まで(対象家族が2人以上の場合は1年度に10日まで)、介護休業や有休とは別に仕事を休むことができます。

1日単位、あるいは時間単位で休めるため非常に心強い制度といえるでしょう。こちらも職場に申し出ることで利用することができます。

働き方を見直す

次に働き方を見直す方法です。具体的には時短勤務制度を活用するなどして仕事の負担を減らし、親の介護と仕事を両立させやすくなります。

事業主は下記のいずれかの制度(介護が必要な家族1人につき、3年以上の間に2回以上利用できる制度)を作らなければならないことになっています。

・短時間勤務の制度
└日単位、週単位、月単位などで勤務時間や勤務日数を短縮する

・フレックスタイム制度
└3カ月以内の一定の期間の総労働時間を定め、労働者がその範囲内で各自の始業・終業時刻を自ら決めることができる

・時差出勤の制度
└1日の労働時間は変えずに所定の始業時刻と終業時刻を早める、または遅くすることができる

・労働者が利用する介護サービスの費用の助成、その他これに準ずる制度

これらが利用可能な職場に転職するほか、リモートワーク可能な仕事に就くことでも親の傍にいられるため介護と仕事を両立させやすくなるでしょう。

さて、これまでにご紹介した休業・休暇制度の利用や時短勤務などが可能な職場は、介護に理解があり介護と仕事を両立しやすいことが期待できますので、転職時にはこういった制度が用意されているかをチェックするのが重要です。

これに加えて転勤への配慮がある職場であればなお良いでしょう。選考時に希望を伝えるのも一つです。

「どうやって探せば良いのかわからない」「忙しくてそこまで時間を割けない」という場合は転職エージェントに相談して職場を紹介してもらったり、選考対策のアドバイスを受けるのが便利ですのでぜひチェックしてみてください。


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行政・民間の介護サービスを活用する

最後に、行政・民間の介護サービスを活用する方法です。

介護休業給付金制度を利用する

先ほども軽く触れましたが、介護休業開始日の前2年間以上働いた(賃金支払い基礎日数が11日以上ある月が12ヶ月以上ある)方が介護休業を取得した場合には介護給付金が支給されます。

支給額の計算式は「休業開始時賃金日額×支給日数(30日)×67%(要件によっては40%)」で算出することができます。

ケアマネージャーに相談する

ケアマネージャーに相談する方法も有効です。介護の相談ほか、要介護認定の申請手続きの代行、サービス事業所との連絡の代行、ケアプランの作成、施設への入所手続きなどを行ってくれます。

総合窓口である「地域包括支援センター」に相談する、居宅介護支援事業所をリサーチするなどの方法で相談することができます。

ちなみに、ケアマネージャーにケアプランを立ててもらう際には、働いていても無理のない範囲で設定してもらうようお願いするのがポイントです。

親の介護と両立させやすい仕事の選び方

ちなみに親の介護と仕事を両立させるためには、その両立が叶いやすい仕事を選ぶことも重要です。

親の介護と両立させやすい仕事の特徴としては、「時間の自由度が大きい」「リモートワークが可能」「業務上直接関わる人が少ない」などが挙げられ、具体的な職種としては下記などが考えられます。

経理
ヘルプデスク
プログラマー
Webマーケター
Webデザイナー
イラストレーター
CADオペレーター
動画編集

これらの仕事はリモートワークが可能で直接関わる関係者もあまり多くありません。直接社外の人と接する業務もほとんどないため、スケジュール管理の自由が利きやすい傾向があります。

もし自分に合った仕事がどういったものなのかよくわからない、初めての転職で何から始めれば良いのかわからないという方は、先ほどもご紹介した転職エージェントに相談するのがおすすめです。

サービスによっては企業に自分を推薦してもらえますので、親の介護が転職理由だとしても不利になることなく転職の成功を目指せるでしょう。


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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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