面接で空白期間を聞かれた時の答え方|企業の懸念を払しょくするには?
転職活動は思い通りに行くことばかりではなく、中には思いがけず転職活動期間が長引いてしまい、空白期間が空いてしまったという方もいらっしゃるでしょう。
面接で空白期間について質問を受け、答えに詰まってしまったという方は少なくないのではないでしょうか?
空白期間について質問されると「ネガティブな印象を持たれてしまってるな・・・」と不安に感じてしまうかもしれませんが、空白期間がある人材に対して企業は最初からネガティブな印象を持っているわけはありません。
そこで本記事では、企業の懸念を払しょくできる面接での空白期間の答え方をご紹介いたします。
企業の空白期間に対する懸念
空白期間があると、企業から「空白期間はどのように過ごしていたのか」を聞かれますが、企業はなぜ空白期間について確認するのでしょうか?企業は空白期間がある人材に対してこのような懸念を抱いています。
・仕事に対するやる気やモチベーションは維持できているか
・前職での感覚が鈍っていないか
・最新の市場動向やニーズ、技術や知識を把握できているか
まず企業が懸念するのは、前に働いていた時から期間が経てば経つほど、現役で働いている人との能力差が発生しているのではないかという点です。
空白期間がさほどない場合には、実際に働いていた時の感覚が鈍りにくいですし、インプットしている情報もさほど古くなっていないと考えられますが、ブランクが長いとそこを挽回するまでに時間がかかるのではないかと考えられるのです。
また、長期間転職活動を行っていたにもかかわらず採用されていない場合には、下記のような印象を持たれることに繋がります。
・人材としての魅力があまりないのではないか
・計画性がない人材なのではないか
・自分を客観視できていないのではないか
転職活動を続けていたにもかかわらず長期間採用されなかった場合は、企業がその人材を採用するだけのメリットや魅力がないのではないかと考えられます。
また、計画性がないからこそダラダラと時間が経過してしまったのではないかという懸念や、自分を過大評価していて、自分の経験や能力以上の企業に応募しているのではないか、などの心配を受けやすいです。
【理由別】面接で空白期間を聞かれた時の答え方
では、ここからは面接で空白期間を聞かれた時の答え方を理由別でご紹介いたします。
アルバイトを続けていた
フリーターの方であれば一番多い理由になるのではないでしょうか?
学生時代から続けていた方も、学校を卒業してからアルバイトを行っていた方も、なぜ正社員として就職をせずに、アルバイトを続けていたのかを答えられるようにしましょう。
たとえば下記のような答え方がおすすめです。
「以前から、書店でユーザーがどのような流れで書籍を手に取り、どのような理由で購入に至るのかを書店自体の構造から知りたかったので、書店でアルバイトを行っていました。」
この答え方のポイントは、ただアルバイトをしていたことを伝えるのではなく、将来の仕事やキャリアに繋がることを見据えてその仕事をしていたことをアピールしている点です。
こういった答え方をする場合には、実際にその職場で得たユーザーの動きの傾向や、現場で働いたからこそ得られた情報をまとめて伝えるとより効果的でしょう。
公務員試験や資格の勉強
公務員試験を受けていて、民間での就職に切り替える方も多くいらっしゃることでしょう。その際には、なぜ公務員試験を受けていたのかをしっかりと答えられる様にしましょう。
ただ、「安定しているから」などと答えてしまうと、表面的な部分だけを見ていると面接官に思われてしまい、良い印象が与えにくくなるため気をつけましょう。
また資格を勉強していた方は、自分が就きたい仕事を目指し、できるだけ即戦力に近づくために勉強していた旨を伝えることで、転職した後のことを見据えている計画性をアピールしましょう。
ただし、あまり関係の無い仕事に応募する際には「その勉強を活かして働かないのか?」などといった質問がよくあるので、答えられるよう準備しましょう。
家庭の事情
20代も過ぎると親の介護など、不可抗力に近い事情も多々出てくるものです。そのような場合は、素直に伝えるだけでなく今後は問題が無いことを伝えましょう。
例えば介護のために就職をしていなかったとすれば、今後も介護を理由に休みがちになったり辞めてしまったりしないかと企業としては考えてしまいます。その懸念点を払拭できるよう、今は問題が無い事を伝えましょう。
夢を追いかけていた
音楽や創作活動など自分の夢に向かっていた方は、企業によってはちゃんと夢を諦めているのか、また夢を追いかけるために仕事を辞めてしまわないかと懸念されてしまいます。
正社員就職を決意したのであれば、しっかりと今後の社会人としてなりたい姿や方向性を企業に伝えましょう。
休んでいた
非常にシンプルな理由ですが、就職活動においてはプラスになる要素はほぼないでしょう。企業に対しては、休んで空白期間を作った事への後悔と、これからは改善するという前向きな姿勢を伝えましょう。
「嘘」と「ごまかし」はNG
さて、最後に面接で空白期間について答える際の注意点をご紹介します。
いくら面接で自分を良く見せたくても、空白期間について嘘をついたり、ごまかしたりするのはNGです。
採用担当者は何百人もの応募者を見てきているため、応募者が嘘をついたりその場しのぎのごまかしをしているとすぐにわかります。
応募先に対して正直に言えない部分があるような人材を受け入れたいと思う企業はありませんから、こういった態度は不採用に直結してしまいます。
そのため、上記でご紹介した内容をもとに、正直に話したうえで今後に対して前向きであること、能動的でやる気があることをアピールするように心がけましょう。
しかし、中には空白期間についてどのように答えればいいのかいまいち不安な方もいらっしゃるかもしれません。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントの存在です。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
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