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面接で転職理由を質問された時に好印象になる答え方とは?【回答例つき】

「転職理由とか聞かれても何て答えればいいんだろ・・・」「つまんなかったからです。とか言うわけにもいかないしな~・・・」

転職中の面接において、必ずと言ってもいいほど質問されるのが転職理由です。しかし、自分の転職理由はネガティブなもので、面接官に直接言うわけにはいかず困っているという方は多いのではないでしょうか?

本記事では、面接において転職理由を聞かれた時に好印象になる答え方についてリサーチいたしました。そのままマネできる回答例もご紹介しておりますので、少しでもお役に立てば幸いです。

面接官が転職理由でチェックしているポイントとは?

面接で転職理由について聞かれた時の答え方について具体的に見ていく前に、まずはその質問によって面接官が何をチェックしているのかを考えてみましょう。

理由は主に以下の2点です。

まず、面接官はその人の転職理由を質問することによって、その応募者のおおよその人柄を図っています。これは何も、性格の善し悪しを見ているのではありません。

その応募者が転職理由を他人や周りの環境が原因であるとするか、それとも自分自身の問題とするかを見ているのです。

たとえば「現職に2年間勤めておりましたが思うような評価を得ることが出来ず、もっと自分の実力を評価してくれる企業で働きたいと思い、転職いたしました」などと回答したら、面接官はどう感じるでしょうか?

高い評価を得られるような実績を積んできたという具体的なエピソードがあればいざ知らず、ただこのように伝えられてしまうと「自分の能力の低さを組織のせいにする責任感のない人材だな」と捉えられかねません。

自責ではなく他責で物事を捉える人材は、入社後も自分の成績不振を職場環境のせいにするなど、より高いパフォーマンスを発揮しようという意欲が少ないと捉えられる傾向にあります。

そのため、面接官は転職理由を聞くことによってその人材が企業全体にとって有益であるかどうかをチェックしているのです。

そして他にも、転職理由からはその応募者の早期退職の可能性を図ることができます。たとえば「前職の上司と合わず退職したことが転職のきっかけです」などと回答した場合はどうでしょうか?

この場合、面接官は「上司と合わないなんて、うちに入社した後だってあり得る話じゃないか。もしそうなったらすぐに辞めるかもしれない・・・」などと早期退職の可能性を危惧して、採用を見送るかもしれません。

企業は従業員を一人雇うために莫大な予算を消費することになります。特に入社初期には新入社員本人の研修中の給与や教育係の社員の給与など、直接利益を生まない業務に対してコストが発生することになります。

そのため、企業としては一人の従業員に対してできる限り長く働いてもらいたいと考えています。利益をまともに生み出していないうちに早期退職されてしまっては、コストのかけ損だからです。

面接官は転職理由の内容によって、その応募者が今後早期退職してしまわないかどうかをチェックしているのです。

【3STEP】転職理由のまとめ方

さて、ここからは面接で転職理由を答える際の回答の考え方とまとめ方をご紹介いたします。必要なのはたったの3ステップです。意外と難しくありませんので、一緒に進めていきましょう。

【STEP1】転職した本当の理由をすべて挙げる

まずは、自分が転職を決めた本当の理由、あるいは退職を決めた理由を考えられる限りすべて紙やスマートフォンのメモ機能に書き出してみましょう。

たとえば以下のような理由が考えられるのではないでしょうか?

・上司や先輩が嫌いだったから
・給与が低かったから
・仕事がつまらなかったから
・正当に評価してもらえなかったから
・福利厚生などの条件面が不満だったから
・会社に将来性を感じなかったから
・長時間労働に耐えられなかったから
・やりがい・達成感を感じなかったから
・社風が合わなかったから
・他にやりたい仕事が見つかったから

・・・挙げだしたらきりがありませんね。何個になっても問題ありませんので、思いつくだけ書き出してみましょう。

【STEP2】それらをポジティブな表現に言い換える

次に、上記で挙げた理由の中からネガティブなものを洗い出し、それらの内容をポジティブな表現に言い換え、更に企業にアピールしたい今後のWANTを加えてみましょう。

ここでは一番下の「他にやりたい仕事が見つかったから」以外のすべてが該当しますね。たとえば以下のような書き換え・追加が可能となるのではないでしょうか?

・上司や先輩が嫌いだったから
→協調性を大切にして、チーム一丸となってより高いパフォーマンスを発揮したい

・給与が低かったから
→よりレベルの高い環境に身を投じて、自分の可能性を切り開きたい

・仕事がつまらなかったから
→より自分らしくいれる環境に身を投じて、高いパフォーマンスを発揮したい

・正当に評価してもらえなかったから
→実力主義の現場で最大限の価値を発揮したい

・福利厚生などの条件面が不満だったから
→より自分の価値を発揮しやすい現場で、更なるスキルアップを目指したい

・会社に将来性を感じなかったから
→企業やチームと共に成長を実感したい

・長時間労働に耐えられなかったから
→業務に必要な勉強や資格の取得をしたい
→決められた時間内により密度の高い働きをしたい

・やりがい・達成感を感じなかったから
→やりがいを感じられる

・社風が合わなかったから
→チームの調和を重んじるような職場で価値を発揮したい
→実力主義の業界で自分の可能性にチャレンジしたい

いかがでしょうか?ここまで言い換え、追加することができたら残りは1ステップです。

【STEP3】転職先でやりたいことと組み合わせる

いよいよ最後のステップです。上記までの手順を踏むことができたら転職先でやりたいこと、実現したいことを考えましょう。

たとえば以下のような内容が考えられるでしょう。

・これまでに培った営業スキルを活かしたい
・これまでの採用経験を活かして人事として能力を発揮したい
・飲食業に携わることで人の笑顔に直接繋がる仕事をしたい
・事務職で培ったコミュニケーション能力を活かして営業職に就きたい

ここでは、希望している職種やこれまでに培ってきた能力・スキルを盛り込んでおくことがコツです。これがこのまま転職理由の回答に繋がっていきますので、少し丁寧めに考えましょう。

さて、次の章ではこれらを組み合わせた回答例を理由別にご紹介いたします。

【理由別】面接での転職理由の回答例

上記の3ステップはいかがでしたか?「転職理由が思いつかない・・・」とお悩みだった方も、意外とスムーズに考えることができたのではないでしょうか?

ここでは上記の3ステップで考えた要素をそれぞれ順番につなげて、より好印象を狙うことができる回答について例を挙げてご紹介いたします。ぜひ、面接対策にお役立てください。

人間関係の悩みがあった場合

まずは、前職(現職)において上司や先輩、周りの社員との方向性・性格の不一致など、人間関係の悩みがあった場合についてです。

一見ネガティブに思える転職理由ですが、考え方を変えるとどのような内容になるのでしょうか?

「前職(現職)の社風はとにかく実力を重視するものでした。

私は営業でしたが、その職場は各チーム一丸となって売上を追求するというよりは「誰でもいいから収益を上げろ」という空気感でした。

しかし、私は協調性を大切にしてチーム一丸となった方が達成感もひとしおで、より高いパフォーマンスを発揮できると考えております。

そこで、今回はこれまでに培った営業スキルを活かして、新たに成長していきたいと考え転職を希望いたしました。」

この回答例のポイントは、前章の3ステップの内容に追加して具体的なエピソードを盛り込んでいる点です。

具体的なエピソードを盛り込んだ上で、ポジティブな転職理由と今後のWANTを組み込むことによって、信憑性のある回答になります。

業務量が多過ぎた場合

次は、自分のキャパシティーを越える業務量を課されていた場合についてです。長時間労働や休日出勤、サービズ残業を課されていたという方にも応用できるでしょう。

「前職(現職)は実力主義の文化が根強く、各拠点では現状の数値よりもはるかに高い目標数値を掲げており、達成のためなら何でもすべきだという雰囲気がありました。

休日出勤も頻繁にあり、業務を自宅に持ち帰って行うということもよくありました。

私は営業マンとしてより高度な営業スキルを身につけたいと資格の取得を目指していたのですが、業務にかかる時間があまりに多く、とても勉強に時間を割く余裕がありませんでした。

そこで今回、スキルアップのための勉強を行いながら一定の時間内により密度の高い業務を行いたく、転職を希望いたしました。」

この回答例では前章で提示した「業務に必要な勉強や資格の取得をしたい」「決められた時間内により密度の高い働きをしたい」というフレーズを2つ同時に使用することで、入社に対するやる気の高さを強くアピールしています。

また、ここでは「業務量が多かった」と伝えるのではなく、“どのような状況・環境でどのように業務が振り分けられていたのか”を具体的にエピソードとして提示することで、業務量の多さと信憑性を同時に示すことができています。

仕事がつまらなかった場合

中にはどうしてもその仕事に興味が沸かず、つまらないと感じて転職した方もいらっしゃるでしょう。ここではその場合の回答例を見ていきます。

「新卒で入社した前職(現職)では事務職でしたが、業務を続けていくうちに目標数値を追う職業に就き明確に価値を発揮したいと考え、転職を希望いたしました。

これまでに事務職で培ったコミュニケーション能力を活かして、営業としてより高いパフォーマンスを発揮したいと考えております。」

この回答例では、「仕事がつまらなかった」という表現ではなく「目標数値を追う職業に就き明確に価値を発揮したい」というポジティブな表現に切り替えています。

またこの「目標数値を追う」というフレーズを使うことで、営業職を希望する理由に繋げているところがポイントです。

給与や待遇に不満があった

さて、給与や待遇に不満があって転職を希望したという方は中でも多くいらっしゃることと思います。早速回答例を見ていきましょう。

「前職(現職)は年功序列の文化が根強く、能力のある人材でもなかなか評価を受けることができない社風でした。

他にも学歴によって上長の対応に違いが見られるなど、実力を正当に評価して欲しいと考えていた私としては、はがゆい思いをすることが少なくありませんでした。

そこで今回、実力主義の環境への転職を経て、より高いモチベーションを保つことで更なる価値を発揮したいと考えました。」

この回答例では、前職(現職)の社風が自分の求めるものと合わなかったこと、そして実力を評価して欲しいというポジティブな理由を挙げて回答しています。

この回答もある程度シンプルですが、必要最低限の要素だけを盛り込むことができているため、間延びもしにくいでしょう。

転職理由を答える際の注意点

さて、最後に転職理由について答える際の注意点について触れておきたいと思います。「あ!そういえば気がついてなかった!」というポイントがあるかもしれませんので、ぜひ注意深くチェックしてみてください。

ネガティブな理由をそのまま伝えるのはNG

まず、ネガティブな理由をそのまま伝えるのは絶対にやめましょう。

本記事の冒頭でもお伝えしたように、面接官は転職理由から人柄を見ているため、ネガティブな表現を行うとそれだけで減点対象に繋がりかねないからです。

職場や社員の直接的な悪口を言うのはNG

また、職場や社員の直接的な悪口を言うことも避けるようにしましょう。

一度でも働いたことのある企業の悪口を言った場合には、「うちの会社の悪口も言うんじゃないか」と捉えられかねません。あくまで自分の性格や希望には合わなかった程度に留めておくようにしましょう。

自信なさげに答えるのはNG

なお、転職理由を答える際にはついネガティブな内容を避けようとして自信なさげに答えてしまうという方が多くいらっしゃいますが、ここでは意識的に堂々と答えるようにしましょう。

せっかくポジティブな内容に言い換えて伝えることができても、自信なさげに答えてしまっては信憑性に欠けます。面接官に不安を与えないためにも、堂々と答えるよう心がけましょう。

応募先の企業に該当しない内容を答える

なお、転職理由を伝える際には応募先の企業に該当しない内容を答えるようにしましょう。

たとえば「年功序列の文化が根強く、能力のある人材でもなかなか評価を受けることができない社風でした」と伝えた先の企業が年功序列の文化がある場合、「うちの会社でも同じような理由で辞めてしまうのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。

そのため、面接を受ける前には必ず企業研究をしっかりと行っておくようにしましょう。

志望動機と混同しない

なお、転職理由を説明する際に、ネガティブな要素をなくそうとして長々と話していくうちに、志望動機と似た内容を話してしまうということがあります。

しかし、ここで質問されているのはあくまで転職理由ですので、必要な要素だけ伝えるようにして回りくどい回答となってしまわぬよう注意しましょう。

さて、本記事では面接で転職理由について聞かれた時に好印象になる答え方についてご紹介して参りましたが、いかがでしたか?少しでも参考になっていれば幸いです。

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