デイサービスの仕事内容とは？

デイサービスは、高齢者が介護やリハビリテーションを受けるために自宅から通う施設です。

高齢者と高齢者を介護する家族の負担軽減を目的にした介護サービスのひとつで、生活の中に生きがいや楽しさをつくるための支援も行います。

主に介護度の低い高齢者が多く利用していて、自宅とサービスセンターを車で送迎し、食事や入浴のサポートを行いながら、高齢者が少しでも自立した生活が送れるように促すのが主な仕事です。

入浴介助では、脱衣や入浴をただ手伝うのではなく、脱衣所の室温をチェックするなど安全に高齢者が入浴できる環境づくりも行い、入浴後にはドライヤーや爪切り、スキンケアなど身だしなみにも配慮した介助を行います。

センターによって入浴の専任スタッフが在籍している場合には、浴室へ誘導するまでが介護スタッフの仕事です。

食事介助では、食事時の姿勢や安全に食べ物を飲み込めているかなどをチェックします。

配膳も行いますが、料理の柔らかさなど利用者ごとにメニューが異なるため、間違えないようにするのが大切です。食後には、服薬介助や口腔ケアなどを行う必要があります。

トイレのサポートは、決められた時間にトイレへ誘導し、利用者が自分で排泄できるように促しながら、生活機能に対する自信をつけさせるのが目的です。

排泄介助では、プライバシーの配慮や利用者の気持ちを汲みながら行うだけでなく、臨機応変におむつや携帯型のトイレを使用するなど利用者ごとの身体機能についても把握する必要があります。

また、娯楽を通じて身体機能の活性化や認知症防止、生きがいを感じてもらうためにレクリエーションを行いますが、企画や進行もスタッフの仕事です。

利用者と一緒に楽しむことで交流を深め、各利用者の性格や認知機能などを把握します。

ちなみに、デイサービスの平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

1日のスケジュール例

一般的なスケジュールは、デイサービスセンターへ8時から8時30分ごろに出勤し、その日に利用する予定がある高齢者の情報管理や、日替わりのレクリエーションや娯楽に関する準備を整えます。

その後、送迎車で高齢者の自宅まで迎えに行きますが、歩行器や車イスが必要な利用者が移動しやすくするように配慮しながら、安全を守るのが大切です。

送迎車の中では、利用者とのコミュニケーションをとるひとつの機会になるので、会話を弾ませるようにしましょう。

9時にはセンターへ利用者を迎え、介護スタッフと看護師で健康状態をチェックします。利用者に声がけを行う他、体温や血圧を計測し、体調変化があれば早期に気付き対応するようにしましょう。

10時から10時30分には、入浴介助を行います。お風呂に入るのが好きな高齢者は多く、リラックスして入浴できるような環境をつくるのがポイントです。

感謝される場合も多いので、やりがいを感じられる仕事内容になります。

12時の昼食には、食事を楽しくとれるように利用者へ積極的に声がけしながら見守り、食べ物をのどに詰まらせるなどの誤嚥を防ぐのが大切です。

高齢者が無理なく自分自身のペースで食事できるような環境をつくり、食事が生きがいになるように促してください。

13時頃にはスタッフの休憩時間があり、交代で休憩をしながら昼食をとれます。

14時からはレクリエーションを行いますが、利用者と一緒にスタッフも楽しめるのがメリットです。ボランティアや幼稚園児の催しを開催するケースもあります。

15時はお茶とおやつを出し、利用者同士や利用者とスタッフが会話を楽しむ時間ですが、誤嚥やトラブルに配慮しましょう。

レクリエーションの後ですので、昼寝をする利用者もいるため見守りを必ず行います。16時からは帰宅準備を開始し、利用者の介護記録を記載しながら体調をチェックしてください。

家族へは連絡帳などを使って利用者の状態を伝えるようにします。16時30分ごろから17時に利用者を見送りますが、送迎車へスタッフが同乗するケースも多いです。

17時30分にスタッフでミーティングを行い、翌日の準備をします。体力がきつい時間帯ですが、施設内の清掃や片付けなども行い、翌日に利用者が安全に過ごせる環境を整えてから勤務終了です。

デイサービスの志望動機のアピールポイント

デイサービスへ就職したい場合に、｢介護の仕事をやってみたかった｣などと具体性のない志望動機は面接官の記憶に残らない可能性が高いです。

アピールすべき一つ目のポイントは、デイサービスになぜ就職したいのかを明確にすることでしょう。

デイサービスには介護スタッフのほか、運転手や看護師、経理事務などさまざまな職種があります。

自分には何ができて何が強みか、就職を希望する施設に対してどのような魅力を感じたのかなどをしっかり伝えてください。

二つ目のポイントは、介護や医療施設での経験がある場合には、それまでの実績や事例、経験を志望動機に盛り込んでください。

介護スタッフではない職種を志望する場合や介護の経験がない場合は、それまで自分がしてきた仕事や人生経験の中で学んだ事をデイサービスでどのように活かしたいかを書きましょう。

経験を伝えることで志望動機の内容が深くなり、相手へ熱意が伝わりやすくなります。

採用する側の視点を考慮したアピールも重要なポイントです。例えば、お年寄りが好き、世話をするのが好きなど自分の特色があるなら、デイサービスでどのように特色を役立たせられるかが重要です。

しかし、人付き合いは苦手ですが高齢者とはうまく付き合えますなどと志望動機を書いても、スタッフ同士のコミュニケーションが大切になるデイサービスへ入所して欲しいとは思われないでしょう。

連携しながら仕事へ取り組む能力や姿勢が求められるなど、デイサービスに必要な能力に沿った志望動機の作成が必要です。

【例文】デイサービスの志望動機の書き方

では、デイサービスへ就職希望する人のケースごとに、望ましい志望動機の書き方を例文にしてみましょう。

同業界･同職種からの転職の場合

この例文で重要なポイントは、スキルアップしたいための転職だと明確にしている部分と、採用側のスタンスが自分と適合しているとアピールしている部分です。

経験を盛り込んでいるのでより具体性が増しているでしょう。注意したいのは、スキルアップしたいからと言う志望動機を強調し過ぎないようにする点です。

転職後の施設はスキルアップのために学ぶ場所ではなく、他のスタッフと連携して介護をする場所ですので、自分の利益のみを追求するような書き方は避けてください。

同業界･異職種からの転職の場合

デイサービスではただ利用者を介護するだけでなく、生活に楽しさや生きがいを見つけるためのサポートを行うのも重要な仕事です。

以前の職種から得た経験で、利用者との触れ合いを大切に介護をしたいと強調しているのが、この例文の重要なアピールポイントです。

注意点は、同業界の異業種からの転職ですから、デイサービスの仕事に何が大切かを理解し、自分がデイサービスに向いている人間だと明確に伝えるようにする点です。

異業界･異職種からの就･転職の場合

デイサービスは未経験者でも就職できますが、コミュニケーション能力や観察する能力に長けている人が向いている傾向にあります。

この例文ではデイサービスで求められる能力を持っていると強くアピールできているのに加えて、老人介護の現状を見た経験も盛り込まれているので志望動機がよりリアルに伝わるのがポイントです。

ただし、異業界からの転職でまったく介護の仕事に関係ない能力や実績ばかりを志望動機に盛り込まないように注意しましょう。

ちなみに、｢志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい｣という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

志望動機で困ったら･･･

デイサービスの志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。

｢本当にこれでいいのかなぁ･･･｣と不安を抱いたまま応募するのは、内定の可能性を狭めてしまうようで気が引けますよね。

そこでぜひ知っておいていただきたいのが就･転職エージェントの存在です。

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おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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