施工管理の志望動機・例文!アピールポイントや書き方、面接での伝え方とは?
施工管理を目指すうえで、どのように志望動機を書けばよいのか分からないという方は少なくないのではないでしょうか。
そこで本記事では、施工管理に特化した志望動機の書き方について、3パターンの例文を交えながらご紹介していきたいと思います。
例文をそのままコピペするのではなく、ポイントを参考に自分ならではの文章を書けるようにチャレンジしてみましょう。
施工管理の仕事内容とは?
施工管理というのは、建設工事の現場において監督として一連の工程を管理することを担う職種です。建物の建造には欠かせない、大きなやりがいがある仕事であるといえるでしょう。
この施工管理の主な業務内容は、大きく4つに分けられます。1つ目は、建物の竣工から完成に至るまでどういったスケジュールで現場の工事を進めていくかについて管理を行う工程管理です。
納期遅延を招かないためにも、各工程の緻密な進捗管理が求められます。
2つ目は、品質管理です。
その名の通り、建物のクオリティが仕様通りになっているかをチェックする業務で、これが疎かになると後々重大な事故を引き起こしかねないため非常にその責任は大きいといえるでしょう。
3つ目と4つ目は、工事現場において大きな事故が起きないようにする安全管理と、工事のコストを与えられた予算内に納めるという原価管理です。
このように、一言で施工管理といっても、その仕事の内容は多岐にわたるため、誰でも簡単になれるわけではありません。
施工管理を目指すのであれば、まずは施工管理技士という国家資格の取得が必要不可欠ですので、まずはこれを取ってから就職活動や転職活動を行うようにしましょう。
また施工管理者は、工事がスケジュール通りに進んでいるか、予算超過に陥っていないかなどさまざまな点をチェックしなければなりません。
そのため、単に工事に関する知識があるというだけではなく、それに加えて高度な観察力も求められるのです。
加えて工事現場では、数多くのスタッフを束ねて作業を円滑に進めなければならないため、施工管理者には、優れた指導力も必要となります。
ちなみに、施工管理の平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
1日のスケジュール例
施工管理の仕事をより具体的にイメージできるよう、ここではある施工管理者の1日を例にとって見てみることにしましょう。
施工管理をしているとオフィスに出勤せずに、そのまま現場に向かうケースが少なくありません。この日も太陽が昇る前に現場の状態をチェックするために、7時前には現場に到着するよう6時頃に家を出ます。
現場に到着すると、すでに多くの作業員がその日の作業準備をしているので、7時半から彼らを集めて朝礼開始です。
朝礼では、その日のスケジュールを全員で確認すると共に、安全管理を徹底するために、全員で注意事項を読み合わせします。
地道な確認作業が重大な事故の予防に繋がるため、毎日の朝礼は決して欠かすことはできません。
午前中は、オフィスに戻ってデスクワークを行う日もあるのですが、この日は朝会後も現場に残って、安全点検や進捗状況のチェックを行います。
進捗に遅延が見られる場合には、速やかに対応を考えなければならないため、些細な作業の遅れも見逃せません。
13時過ぎに少し遅めのランチを済ませた後は、午後の仕事に取り掛かります。
現場から直接クライアント先に向かって、工事の状況について報告するとともに、先方からのリクエストを聞いて現場にフィードバックするというのが主なミッションです。
それが終わると、自社のオフィスに戻り、15時半から休む間もなく工事に携わっている業者を交えて進捗確認会議に臨みます。
会議が終わって16時半ごろに再び現場に行きます。工事は日没前に終わるのが通常なので、無事にその日の作業の完了を見届けた上で、日報を作ってメールで上司に送信し、ようやく1日が終わります。
施工管理の志望動機のアピールポイント
次に、施工管理の志望動機を作成する場合に押さえておくべきポイントを説明します。ポイントを理解していれば、志望動機を書くのはそれほど難しい作業ではありません。
体力をアピールしよう
施工管理は、自らが直接工事の作業に携わる機会はそれほど多くはありませんが、工事全体を管理するために常に現場とオフィスとを往来しなければならない忙しい仕事であるだけに、現場の作業員以上に体力が求められます。
そのため、見るからに身体が弱く見えるような人は、いくらスペックが高くても面接で早々に落とされてしまう可能性があるのです。
そのようなことにならないように、志望動機ではなるべく体力に自信があるという点を強調するようにしましょう。運動の経験があるのであれば、記載すると印象が良くなるはずです。
リーダーシップを強調しよう
体力と並んで施工管理に必要不可欠な素養とされるのがリーダーシップです。
仕事柄、多くの工事関係者を統率しなければならないため、施工管理を目指すのであれば優れたリーダーシップは欠かせません。
もっとも、いくら必要といっても一朝一夕に身に着けられるようなスキルではないため、過去に自らの統率力を活かして何かを成し遂げたという経験がある場合には、積極的にアピールするとよいでしょう。
応募する企業を志望する理由を明確にしよう
企業の採用担当者としては、本当に自社のために働く気があるのか分からないような人物を積極的に採用しようとは思わないはずですので、志望動機には単に施工管理を担いたいというだけではなく、なぜその企業に応募したのかという理由についても明確に記載する必要があります。
そのためには、事前に企業研究を入念に行い、その企業ならではの強みや得意分野に魅力を感じて入社したいと考えるようになったという点を伝えるようにするのがおすすめです。
【例文】施工管理の志望動機の書き方
ここからは、志望動機を書く上で参考になる例文をいくつか紹介します。
同業界・同職種からの転職の場合
「私は、高層ビルなどの大規模工事を手掛けておられる貴社の業務内容に魅力を感じ、この度志望させていただきました。
前職でも、工事現場における施工管理の仕事を担っており、50人から100人程度の作業員を統率して、これまで10件以上の物件の建設を納期に遅れることなく完成させてきました。
少しの遅れも見逃さない、観察力が自らの強みであると考えております。この強みを活かして、貴社においてより規模の大きい工事に挑戦することによって自らのスキルアップを図っていきたいと考えております。」
単に過去にも施工管理として働いていた点を強調するだけでなく、その際にどういった案件を担当したのかや、その際に培われた自らの強みが具体的に記載されています。
そのため、企業の採用担当者としては、施工管理に求められるスキルを備えた非常に魅力的な人材であると評価してもらいやすいでしょう。
同業界・異職種からの転職の場合
「私は、これまで建設会社の営業社員として働いてきた経験を活かして、貴社の施工管理者としてキャリアアップを図りたいと考えております。
前職では、さまざまなビルオーナーへの提案活動や契約交渉を担当してきましたので、彼らがどのようなニーズを持っているかを熟知しております。
その知識を施工管理の仕事に活用すれば、クライアントが本当に望んでいる建物をお届けできるに違いありません。
学生時代に建築学を学んでおり、その後も独力で資格取得に向けて準備を進めてまいりました。採用いただければ、可能な限り早く資格を取得して、貴社に貢献していきたいと思います。」
建設会社の営業社員として働く際に知ったクライアントの抱えるさまざまなニーズを、自ら施工管理者になることによって実現しようという強い意志が読み取れる文章になっています。
熱意だけでなく、自らの知識を活かして企業に貢献できる点がさりげなくアピールできており、それに加えて、資格取得にもどん欲な点が示されています。
企業の採用担当者に採用したいと思ってもらえる良い志望動機であると言えるでしょう。
異業界・異職種からの就・転職の場合
「私は、建物の建設だけでなく、その後のアフターケアについても力を入れて取り組んでいる貴社の姿勢に共感を覚え、この度応募させていただきました。
建物は、そこで働いたり、生活をしている人が後々まで問題なく使用し続けられるように考えて作らなければ、良いものにはならないと思います。
大学では建築学を選考していましたので、そこで得た知識を活かして、いずれは貴社で施工管理の仕事に就くことを希望します。
また、近年では工事作業員が多国籍化していると聞いています。私は、英語に加えてスペイン語も話すことができますので、語学力を活かして彼らを統率していければと考えております。」
未経験ではあるものの、大学で建築学を選考していた点や、語学に堪能な点を強調して、就職後に戦力として役に立てる点を積極的にアピールしています。
施工管理者は慢性的に人材不足の傾向があるため、例え経験があまりなくても、それを補って余りあるスキルを有している人材は企業としても欲しいはずですので、遠慮せずに自らの強みをどんどん書くようにするとよいでしょう。
ちなみに、「志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい」という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
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