トラック運転手の志望動機・例文!アピールポイントや書き方、面接での伝え方とは?
就職、転職の選考で重要視されるのが、志望動機です。履歴書や面接で伝える志望動機の内容を工夫すれば、採用担当者に自分を印象づけることも不可能ではありません。
本記事では、中でもトラック運転手の求人に応募する際の志望動機の書き方、伝え方のコツをご紹介いたします。
志望動機で積極的にアピールしたいポイントや注意点などもご紹介いたしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。
トラック運転手の仕事内容とは?
トラック運転手は、荷台に荷物を積み込み、指定された場所まで積み荷を運ぶのが主な仕事です。
トラック運転手の具体的な仕事内容は、運転するトラックの大きさや勤務先の業務内容で変わる傾向があります。
大型トラックや中型トラックの運転手は、主に企業から仕事を請け負い、資材や商品などの荷物を目的地まで輸送します。
このようなトラックの運転手は、高速道路などを使い、数日かけて遠隔地まで荷物を運ぶケースも少なくありません。
小型トラックの運転手の場合は、企業ばかりでなく、自営業者や個人の利用者とも取引があります。
宅配便や食品の配送業務などは、小型トラックの運転手が行う仕事のひとつです。小型トラックは一般的に走行距離が短く、運転手が泊まり込みで仕事をしなければならないケースは少ないです。
次の項目では、トラック運転手の1日のスケジュールの例を紹介します。
ちなみに、トラック運転手の平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
1日のスケジュール例
トラック運転手の1日のスケジュールは、勤務先によって変わります。長距離輸送をする運転手は、トラックに泊まり込んで仕事をするケースもあります。
ここでは、日帰りで走行するトラック運転手の1日のスケジュールをまとめてみました。
営業所に出勤をする
トラック運転手は、一般的に出勤時間が早いです。近距離への配送を担当する小型トラックの運転手の場合も、朝の8時ごろには営業所に出勤をして点呼や仕事の準備などを行ううケースが多いようです。
荷物をトラックに積み込む
積み込みを担当するスタッフが別にいない場合は、運転手自身が荷物を荷台に積み込まなければなりません。
積み荷が大きい時や荷物が重い時は、フォークリフトなどを使って作業をしなければならないケースもあります。
配送を開始する
荷物を積み込んだら、いよいよ配送を開始します。宅配便の場合は、その都度配送先が変わります。
地域の地理に詳しくない人や地図を見るのが苦手な人は、目的地までたどり着くのに少し苦労するかもしれません。
「地図を見て地理を勉強しておく」、「効率よく回れるルートを考えてから出発する」などの方法をとれば、方向感覚に自信がない人でもスムーズに仕事ができるでしょう。
休憩
ひと通り配送を終えた運転手は、営業所などに帰って休憩をとります。朝から勤務をしている場合は、休憩時間がお昼休みになることが多いです。
休憩に入れる時間は配送状況に左右されますが、スムーズに仕事が終わればだいたい決まった時間にお昼休みがとれます。
引き続き配送をする
休憩の後は、再び荷物を積み込んで配送を行います。いったん営業所から出発したトラック運転手は、基本的に一人で業務をこなします。
上司や同僚の視線を気にせずに自分のペースで仕事に取り組めることは、トラック運転手の仕事のメリットです。
営業所に帰り、残った仕事をこなす
1日の配送が終われば、その時点でトラック運転手も営業所に帰れることが多いです。ただ、営業所に帰った後も、報告書などの書類作成や伝票の仕分け、業務の引継ぎなどの仕事が残っています。
荷物の量が多い時期は、営業所になかなか戻れず残業が発生するケースも少なくありません。
トラック運転手の志望動機のアピールポイント
トラック運転手の選考では、その人に仕事で求められるスキルがあるかどうかがチェックされます。
実際、採用担当者は履歴書や面接の志望動機から、このようなスキルの有無をチェックしていることが多いです。
スキルがあると思ってもらえる内容にするのが、志望動機を伝える時のコツです。志望動機で積極的に伝えておきたいアピールポイントを、ここでは紹介します。
運転歴
ゴールド免許などを所持している人は、無事故無違反の運転歴を積極的にアピールしましょう。走行距離に関係なく、トラック運転手は常に安全運転が求められます。
危険を回避して安定した運転ができるスキルは、仕事をするうえでも大きな強みになるでしょう。日ごろから車を運転している人は、運転歴が長いことをアピールするのもひとつの方法です。
体力
体力も、トラック運転手に応募する時のアピールポイントになるでしょう。トラック運転手は、時に重い荷物を運んだり、長時間の運転をこなしたりしなければなりません。
ある程度の体力がないと仕事が続けられないケースもあるため、採用する側も応募者の健康状態をチェックするのが一般的です。
プライベートでスポーツやトレーニングしている人は、志望動機でその旨をアピールしておくと有利になる可能性があります。
自己管理能力
トラック運転手の志望動機では、自己管理能力もアピールポイントになります。
運転中は、渋滞に巻き込まれたり予想外のトラブルが発生したりすることもあります。このような状況で必要になるのが、自分をコントロールするスキルです。
自己管理能力がある人は、プライベートでも翌日の仕事に影響がないように飲酒を控えたり、早く寝る習慣をつけたりできる可能性があります。
コミュニケーション力
配送先での営業がある場合は、コミュニケーション力もアピールしておきたいポイントです。このような仕事では、取引先とスムーズにやり取りができるコミュニケーションスキルが不可欠です。
具体的なエピソードなどを挙げて、コミュニケーションが円滑にできることをアピールしておくと、採用担当者からの評価がアップするかもしれません。
【例文】トラック運転手の志望動機の書き方
履歴書に書く志望動機は、自分の就職、転職のケースに合った内容にすることが大切です。
採用担当者がどのような点を重点的にチェックしているかがわかれば、好印象を与える志望動機が書けるでしょう。以下では、3つのケースの例文を取り上げて、重要な部分と注意点をそれぞれ解説します。
同業界・同職種からの転職の場合
トラック運転手として働いた経験がある人は、同じ職種の転職で有利になることが多いです。経験者の場合、志望動機の書き方を工夫すればスムーズに採用まで漕ぎつけられるかもしれません。
「学校を卒業後、約5年ほど中型トラックの運転手として仕事をして参りました。地域の人とより密接に関りたいという気持ちがあり、地域密着型の宅配事業を行っている貴社に魅力を感じております。
前職では長距離の運転をしていたため、長時間の仕事にも慣れています。また、前の職場では無事故無違反者としてたびたび表彰された経験があります。」
例文で特に重要になるのが「地域の人とより密接に関りたいという気持ちがあり」の部分です。同じ業界、同じ職種からの転職の時は、その求人に応募をした理由を具体的に述べるのがコツです。
「宅配事業」などの転職先の事業や仕事内容と関連させて理由を伝えると、わかりやすいでしょう。
経験者の転職の場合、採用担当者が心配するのが事故歴や違反歴などの経歴です。経歴をむやみに隠すと、「なにか問題があるのでは」とあらぬ疑いを招くことになりかねません。
志望動機であらかじめ経歴を紹介しておけば、採用担当者の不安も減るでしょう。
同業界・異職種からの転職の場合
トラック運転手としてのキャリアがなくても、物流業界で働いていた経験があると選考でも有利になる可能性があります。
「以前は、物流関連の会社で営業事務の仕事をしておりました。取引先とじかに接するトラック運転手になることは、私の夢でもあります。
前職で身につけた物流営業のノウハウや在職中に取得した大型自動車免許を活かして、貴社のお役に立ちたいと存じます。」
同業界、異職種から転職をする場合は、トラック運転手をあえて希望する理由を明確にするのがコツです。
例文の「取引先とじかに接するトラック運転手になることは、私の夢でもあります。」の部分は、特に重要です。その職種にどのような魅力があるかを伝えると、説得力が出せるでしょう。
未経験からトラック運転手の求人に応募する場合、気をつけたいのがキャリアの伝え方です。
仕事と余り関係がないキャリアをアピールしても、効果は余り期待出来ません。トラック運転手の仕事で活かせる経験や保有資格をアピールしておくと、採用担当者に安心感が与えられる可能性があります。
異業界・異職種からの就・転職の場合
トラック運転手は、未経験からチャレンジすることも可能です。異なる業界、異なる職種から転職する時は、志望動機の内容が特に重要になってきます。
「ルート営業のトラック運転手を希望したのは、自分のコミュニケーションスキルを活かして貴社の事業に貢献できると考えたからです。
私は、飲食店で接客業務を約10年間経験して参りました。職場ではお客様と接する機会が多かったため、在職中にサービス接遇検定の資格を取得しました。
運転歴は10年以上あり、無事故無違反のゴールド免許を所持しております。」
この例文で重要なのが、「自分のコミュニケーションスキルを活かして貴社の事業に貢献できると考えたから」の部分です。
ルート営業では、コミュニケーションスキルがあることが大きな強みになります。トラック運転手が未経験でも、仕事に活かせるスキルがあれば採用される確率は高くなるでしょう。
未経験の場合も、仕事をするうえで必要な条件がそろっているかどうかがチェックされます。アピールポイントが全くないと、採用担当者に不安を与えることになりかねません。
未経験からトラック運転手を目指す時は、例文のように運転歴や専門資格などを伝えておきましょう。
ちなみに、「志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい」という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
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トラック運転手の志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。
「本当にこれでいいのかなぁ・・・」と不安を抱いたまま応募するのは、内定の可能性を狭めてしまうようで気が引けますよね。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
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