清掃の志望動機・例文!アピールポイントや書き方、NG例文を公開!
就職や転職をするにあたっては履歴書や面接において、なぜその業種・職種を選んだのか、どうしてこの会社を選んだのかなど志望動機が重要となります。
多くの業種や職種がある中で清掃業を選ぶ人もいますが、どのようにして志望動機を書いたり伝えたりしたらよいのか、わからないという人もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、清掃の仕事を目指す際の志望動機の書き方について、3つの例文を交えてご紹介いたします。少しでもお役に立てれば幸いです。
清掃の仕事内容とは?
一般的に清掃というと家事の「掃除」をイメージする人が多いかもしれません。
もちろん、きれいに掃除をするという意味では同じですが、仕事としての清掃は家事レベルではなく大掛かりです。
たとえば、専用の機械を使用して広い範囲を掃除したり、ゴミについても家庭レベルではなく大量のゴミを集めて処分したりします。
清掃の仕事には大きく5つの種類に分類できます。1つ目はビル清掃です。駅ビルや福祉施設、オフィスなどのビル内を清掃します。
廊下や階段、窓やトイレなどをさまざまな道具を使ってきれいにします。
2つ目はホテルの清掃です。ホテルはフロントや廊下、階段の清掃の他に客室の清掃もあります。ゴミの回収やタオル交換、ベッドメイキングなどを行います。
3つ目は病院です。
大学病院や総合病院など大きな病院では、さまざまな病気の患者が入院していますので清潔にしなければなりません。時には専用の機械を使って清掃することもあります。
4つ目は新幹線や航空機などの清掃です。
乗り物の清掃の場合、特に新幹線は乗客が降りてから、次の乗客が来るまでの間に清掃を行わなければならないため、正確性と早さが求められます。
5つ目は家事の代行スタッフとしての清掃です。依頼主の自宅のフロアや風呂場、トイレなど希望する場所をきれいに掃除します。
ちなみに、清掃の平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
1日のスケジュール例
清掃の1日のスケジュールは勤める企業や職種によって異なりますが、一般的に日勤が多いです。
あるビル清掃で働く人の1日は朝の7時半に現場に出勤します。作業着に着替え、建物の確認と清掃スケジュールを確認して作業開始です。
10時になると30分の休憩になり、夏の暑い時期にはしっかり水分補給をします。休憩後は主にポリッシャーという機械を使って丹念に清掃していきます。
12時から昼休憩となり13時から午後の作業です。床やエントランスのワックス掛け、窓や入口のガラス部分をきれいにします。
15時になると30分の休憩です。各々の時間を過ごしますが、水分補給などの体調管理はしっかりします。
15時半から17時まで細かい清掃作業をして、片づけをしたのち1日の仕事が終わります。後日のスケジュールを確認して、帰り支度をして帰宅です。
また、ある福祉施設の清掃スタッフの1日は朝9時に施設の事務所に出勤し、準備をしてスケジュールを確認して業務スタートです。
午前は共同スペースの清掃から始め、玄関や高齢者が居住する部屋の掃除を行います。
12時半から昼休憩で13時半から午後の作業となり、午前に続いて居住スペースの清掃やシーツやタオル類の交換などをして16時に業務終了です。
清掃の志望動機のアピールポイント
清掃業界は需要が高いにも関わらず、きつい仕事というイメージが残っているせいか人手不足となっており企業側は長期的に働いてくれる人材を求めています。
また、清掃員として有利な資格はありますが基本的に特別な資格がなくても働けますので、履歴書や面接で伝える志望動機が重要となるのです。
清掃の志望動機の書き方についてのポイントは次の3つとなります。
体力面のアピール
清掃の仕事は体を使う仕事です。頑固な汚れの場合は力がいりますし、ブラシやモップなどの清掃道具をまとめて運ぶことも多々あります。
また、朝早い場合や新幹線などのように作業の早さを求められるケースもありますので、身体的に楽な仕事とはいえません。
雇う企業側も体力のある人を求めていますので、志望動機では体力面をアピールすることが重要です。
過去にスポーツをやっていた場合はそれをアピールしても構いませんし、引っ越しなどのバイト経験でもよいでしょう。
清掃への関心と社会貢献意識
志望動機では数ある職種のなかで、なぜその職種を選んだのかを説明することが大切です。清掃に関しては自らが考える清掃への思いを伝えます。
ただ単にきれい好きや掃除好きをアピールするだけではなく、社会貢献に繋げるとよいでしょう。
清掃は人々が使いやすいように、さまざまな場所を清潔にすることです。これは、人のためになり社会のためにもなります。志望動機には清掃への関心と社会貢献意識を書いたり伝えたりするとよいでしょう。
勤務体系や清掃作業が自分に適していることをアピール
前述したように清掃業界では、長く働いてくれる人を求めています。また、清掃の仕事は職種や企業によって勤務体系が変わります。
したがって応募する職種や企業の勤務体系に自分が適していることをアピールすることが大切です。
さらに、清掃作業の内容も職種などによって変わりますので、それぞれに合ったアピールをしましょう。
たとえば、ひとりで作業をこなす場合は黙々と作業をこなすのが得意だとアピールし、何人かグループで作業をする場合はコミュニケーション能力をアピールするといった感じです。
【例文】清掃の志望動機の書き方
ここからは、志望動機の書き方について例文とともに就・転職のパターンから紹介していきます。
同業界・同職種からの転職の場合
「私が貴社を志望した理由は、長年培ってきたホテルの客室清掃に関するスキルを活かすことができると思ったからです。
また、以前貴社のホテルに宿泊した際に受けた従業員の丁寧な対応に感銘を受け、清掃を通して自分もここで働き人々の役に立ちたいという思いから貴社を志望しました。」
同業界・同職種から転職する場合は清掃員としての経験があるため、基本となる体力的なアピールを除き清掃への思いや応募する企業に自分が適していることを中心に書くことがポイントです。
同業界・異職種からの転職の場合
「私は以前ホテルの客室清掃の仕事に携わってきました。貴社が募集しているのは新幹線の座席の清掃とのことで、ホテルでの経験を活かせると思い志望しました。
客室の清掃も次の宿泊客が来るまでという時間との戦いです。新幹線に比べると時間はありますが、学生の頃スポーツをしていたので機敏さには自信があり、新幹線の清掃にも役立つと思います。」
同業界・異職種から転職の場合は、応募する職場に合った志望動機にすることがポイントです。
例文ではホテル客室清掃から新幹線の座席清掃への転職のため、体力のなかでも機敏さをアピールしています。
異業界・異職種からの就・転職の場合
「私は以前、貴社が清掃を担当する百貨店で販売員として勤務しておりました。
普段は気づきませんでしたが、ある時お客様が飲み物を大量にこぼしてしまい困っていたところ清掃員の方が助けてくれました。
その時に普段は気にも留めなかった細かい部分まで、清掃員の方がきれいにしてくれていることにも気づいたのです。清掃員の方に感謝の思いが湧いたのと同時に、清掃の仕事に興味を持つようになりました。
清掃という仕事は人の生活を支え役に立てる仕事と同時に、体力を使うハードな仕事です。
販売員の頃から健康維持のためトレーニングジムに通い体力には自信があります。研修体制が充実し未経験でも応募可能ということで、ぜひ貴社で働きたいと思い志望させていただきました。」
異業界・異職種からの就・転職の場合は、未経験という事もあり、清掃への関心と自分が適していること、体力があるということすべてを盛り込むことがポイントです。
どれかが抜けると内容が薄い志望動機となってしまう可能性があります。自分の経験踏まえてオリジナリティあふれた志望動機にしましょう。
ちなみに、「志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい」という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
清掃のNG志望動機・例文
「私が清掃の仕事を志望したのは、社会の役に立つことができるやりがいの大きい仕事だと感じたからです。
これまで私は販売員の仕事を行って参りましたが、その職場の清掃をしてくださっていたのが貴社だったため、今回貴社に応募させていただきました。
前職では常に立ち仕事だったため、体力には自信があります。また新人スタッフの研修を任されていた経験もあるため、業務に慣れてきた後はマネジメントスキルも発揮できると考えております。
未経験の職種ではございますが、一日でも早く貴社に貢献できるよう努めて参ります。」
この例文ではまず、冒頭で清掃の仕事を志望した理由が明記されていますが、「社会の役に立てる仕事」は清掃の仕事以外にもあります。
社会貢献に繋がる仕事の中でもどうして清掃の仕事を選んだのか、具体的なエピソードを簡単に付け加えることができれば、より信憑性が増すでしょう。
また、その企業を選んだ理由もこの例文の内容では少々不足しています。
上記のような理由ではどの企業に対しても使えるものとなってしまうため、その企業だから選んだのだという熱意が感じられません。
企業研究をもっと重ねて、同じ清掃業界の企業の中でもその企業にしかない魅力を洗い出し、志望動機に盛り込むことができればよりよいものとなるでしょう。
志望動機で困ったら・・・
清掃の志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。
「本当にこれでいいのかなぁ・・・」と不安を抱いたまま応募するのは、内定の可能性を狭めてしまうようで気が引けますよね。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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