【例文】ツアーコンダクターの志望動機の書き方!アピールポイント3つとは?
転職をする時に、欠かせないものが志望動機です。志望動機によって、採用されるかどうかが決まるケースもあるため、書き方がとても重要になります。
しかし、志望動機の書き方は職種によっても変わるため、なかなか上手く作成できないという方もいるでしょう。
本記事ではツアーコンダクターに転職しようと考えている方に向けて、アピールポイントや書き方、志望動機の例文などをご紹介いたします。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ツアーコンダクターの仕事内容とは?
ツアーコンダクターの仕事は、主に「ツアー前の準備」「ツアー中のお客様のサポート」「ツアー後の精算や報告書の作成」の3つです。
ツアー前の準備で、まず重要になるのがツアー先の情報をしっかり把握しておくことです。
ツアーコンダクターは観光スポットを巡る時に、そのスポットの基本情報や豆知識などをお客様にアナウンスしなければなりません。
お客様にツアーを楽しんでもらうためにも重要なポイントになるので、事前にしっかり勉強しておく必要があります。
他にもチケットや宿泊先の確認、参加するお客様のリスト確認などやることはたくさんあります。準備が足りないと、ツアー当日にトラブルになることもあるので注意してください。
ツアー中にお客様のサポートをすることも、ツアーコンダクターの大切な仕事です。
顧客リストを見ながらお客様が全員揃っているかの確認、ツアー中の注意事項の説明、観光中にガイドのような役割などさまざまな仕事を行うことになります。
トラブルが起きないようにするのはもちろん、万が一トラブルが起こった時に適切な対応までしなければなりません。
ツアーが終わった後も、ツアーコンダクターの仕事は続きます。現金の精算、ツアーの報告書の作成、会社への書類提出など事務的な業務も多くあります。
では、このようなさまざまな仕事を行うツアーコンダクターの1日が、どのようなスケジュールになっているのか詳しく見ていきましょう。
ちなみに、ツアーコンダクターの平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
1日のスケジュール例
ツアーコンダクターの1日のスケジュールは、ツアーの内容によっても大きく変わります。例として、国内の日帰りツアーを担当するツアーコンダクターのスケジュールを紹介します。
まず7時に出社し、ガイドやバスの運転手とツアー内容の確認をします。しっかり事前打ち合わせをした上でお客様を出迎えなければなりません。
その後、お客様を待ち、顧客リストと照らしあわせて全員が集合したことを確認したら、注意事項や1日のスケジュールを伝えます。
10時に観光地に到着し、お客様を案内します。もしバスガイドがいる場合は、案内をバスガイドに任せてツアーコンダクターは昼食の場所確認などその後の準備を行います。
また、バスガイドに全てを任せるのではなく、観光がスムーズに進むようにサポートを行うことになります。
12時にはお客様を昼食場所に案内し、レストランの担当者への挨拶、人数や滞在時間などの確認をします。
昼食が済んだら14時に次の観光地に到着、フリータイムが設定されている場合はお客様に集合時間を伝え、出発が遅れないように注意しましょう。
16時に観光地を出発しますが、この時にバスの運転手と渋滞状況など確認し、到着時間にズレがないかチェックしておくことも大切です。
お客様の様子にも気を配りながら解散場所に向かい18時には解散となります。お客様の見送りが済んだら、バスの運転手やバスガイドに挨拶をしてツアーコンダクターの業務は終了です。
ツアーコンダクターの志望動機のアピールポイント
語学力はアピールポイントになる
語学力に自信がある方は、志望動機でしっかりアピールしておきましょう。ツアーコンダクターは日本国内だけではなく、海外のツアーに同行することも多いです。
その時に語学力があれば、お客様のサポートがしやすくなるためかなりの強みになります。
また、国内ツアーであっても、外国人客をターゲットにしたツアーであれば、外国語を話せるツアーコンダクターは重宝されるため、就職する時に有利になります。
旅行好きも強みになる
旅行好きというとただの趣味に聞こえるかもしれませんが、ツアーコンダクターにとっては強みにもなります。ツアーコンダクターはさまざまな観光スポットに同行し、お客様にその魅力を伝えるのも大切な仕事です。
その時に、旅行好きの人ならお客様の立場に立って、旅行の楽しさを伝えることができるでしょう。それを志望動機で上手くアピールできれば、十分評価対象になります。
持っている資格を積極的にアピールしよう
ツアーコンダクターになるためには、旅程管理主任者資格が必要になりますが、それ以外にも持っておくと有利になる資格があります。
旅行業務取扱管理者や旅行地理検定、世界遺産検定などはツアーコンダクターとしての能力の高さをアピールできる資格なので、持っている方は積極的にアピールしましょう。
【例文】ツアーコンダクターの志望動機の書き方
ここからは、「同業界・同職種からの転職の場合」「同業界・異職種からの転職の場合」「異業界・異職種からの就・転職の場合」の3パターンに分けて、実際どのように志望動機を書けばよいのか例文を紹介します。
また、例文と合わせて志望動機を書く時のポイントや注意点なども解説していきます。
同業界・同職種からの転職の場合
「大学を卒業後、旅行会社で2年間ツアーコンダクターとして働いてきました。
自分が企画したツアーでお客様が楽しんでくれている姿を見て、非常にやりがいを感じ自分にとってツアーコンダクターは天職だと感じました。
前職では国内ツアーをメインに行っていたのですが、海外ツアーの業務もチャレンジしたいと考えるようになり転職を決意しました。
学生の頃に海外留学の経験があり、海外ツアーが多い貴社ならその経験と、自分が得意とする英会話の能力を活かせると思っています。」
同業界・同職種から転職する時に前職のマイナス面を志望動機にしてしまう人がいますがそれはNGです。
マイナス面ばかりを転職理由にしてしまうと、仕事が嫌になり逃げてきたという印象を持たれてしまいます。
「給料が悪かった」「仕事が退屈だった」という書き方ではなく、「もっと自分の能力を活かしたい」「新しい仕事にチャレンジしたい」など前向きな志望動機を書くようにしましょう。
同業界・異職種からの転職の場合
「3年間旅行会社で事務の仕事をしていました。ツアーコンダクターの人と一緒に仕事をすることがあり、話を聞いているうちに興味を持つようになりました。
もともと旅行が好きだったこと、語学力に自信があったこともあり、自分の能力が活かせる仕事ではないかと考えるようになりました。
ツアーコンダクターを目指すため、事務の仕事をしながら勉強を続け旅程管理主任者、旅行地理検定の資格を取得しました。
事務の経験で得た書類作成や経理能力も、ツアーコンダクターの仕事に活かしていきたいと思っています。」
同業界・異職種へ転職する場合、前職種で得た経験がどのような形で志望職種に活かせるかを考える必要があります。
例えば事務職からの転職なら、経理や書類作成などの事務能力も十分アピールポイントになるでしょう。ツアーコンダクターは、ツアーのサポートだけではなく事務関係の仕事も行うことが多いからです。
また、資格を取得するために努力をしたことも記載しておけば、熱意が伝わります。
異業界・異職種からの就・転職の場合
「旅行が大好きでこれまで色々なツアーに参加してきました。その時にツアーコンダクターという仕事に興味を持つようになりました。
そしてある貴社が主催されたツアーに参加した際、ツアーのサポートだけではなく、お客様が楽しんで旅行できるように細かな部分まで気を配るスタッフさんの姿を見て、私もこんな仕事がしたいと思い、貴社への転職を決意しました。
専門学校に通って旅程管理のことを学び、旅程管理主任者の資格も取得しています。
デパートで接客業の仕事をしていた時のトークスキルや営業力などを活かし、多くの人に旅行の楽しさを伝えられるようなツアーコンダクターになるのが目標です。」
異業界・異業種からの転職は決して簡単ではありません。まずツアーコンダクターになるためには、旅程管理主任者の資格が必須となるため、まず資格取得を目指す必要があります。
独学で学んだのか、専門学校に通ったのかなど、どのように資格取得を目指したのか明確にしておいた方がよいでしょう。
また、なぜ全く異なる職種に転職しようと思ったのか、理由をはっきりさせておくことも大切です。
ちなみに、「志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい」という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
ツアーコンダクターの志望動機・NG例文
「昔から旅行が好きで、これまでに国内外問わず複数のツアーに参加しました。
その際に企業ごとのツアーのプラン立てへの工夫が感じられて、私もツアーコンダクターになって面白い企画を提案したいと考えるようになり志望いたしました。
ツアーコンダクターになるために旅程管理主任者の資格も取得しています。
以前美容部員として働いていた際の接客スキルとトークスキルを活かして、一日でも早く貴社に貢献できるよう努めて参ります。」
上記の志望動機は一見問題がないようにも見えますが、足りない点が2点あります。1点目はツアーコンダクターになりたいと考えた理由に強い説得力が見られないことです。
ここでは旅行好きであることとツアーの企画がしたいと思ったことがその理由として挙げられていますが、ツアーコンダクターになれたからといってツアーの企画に全面的に参加できるとは限りません。
ツアーコンダクターの仕事では、ツアーの前準備やツアー中の各所との連携作業など、事務的な作業も多いです。そして、採用する企業側としてはコスト面などを鑑みて、早期退職を避けたいと考えています。
そのため、さまざまな土地へ行って仕事をするという華やかな部分にばかり目を向けている人材は、入社後に理想と現実のギャップに悩みやすいかもしれないという懸念を抱き、採用を見送りやすくなってしまうのです。
ここでは、もっとツアーコンダクターの仕事内容を深く調べたうえで、より現実的な部分に目を向けた志望理由を伝えるのが得策です。
そして2点目は、なぜ同じ旅行業界の中でもその企業を選んだのかという部分に言及されていないことです。
しっかりと企業研究をしたうえで、競合他社にはないその企業だからこその魅力を伝えることができれば、「この人材は本当にうちの会社に入社したいんだな」と実感してもらうことができます。
なぜその企業を選んだのかを明言しなかった場合、ケースによっては追加で質問される可能性もありますので、可能であればあらかじめ志望動機に含めておくのが良いでしょう。
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ツアーコンダクターの志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
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本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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