ペットショップの志望動機・例文!アピールポイントや書き方、面接での伝え方とは?
ペットショップは資格保持者でなければ就けない仕事もありますが、特に資格を必要としない業務もあります。
しかし、中途採用で働きたい場合はどのように自分をアピールしたらいいかわからない人もいるでしょう。
本記事では、ペットショップでの主な仕事内容を紹介したうえで、志望動機の書き方について例文をあげながらご紹介いたします。少しでもお役に立てれば幸いです。
この記事のまとめ!
・未経験の場合は仕事内容を理解した上で、前職の経験を活かせることを伝えることがポイント!
・志望動機はペットが好きというアピール以外の内容で工夫が必要!
・仕事しながらの転職活動は転職エージェントの利用がおすすめ
ペットショップの仕事内容とは?
はじめに、ペットショップでの主な仕事内容について説明していきます。
細かい流れや内容はショップに応じて異なりますが、生体管理に商品の管理と店内ディスプレイ、そして販売や掃除などが主な業務内容です。では、具体的にはどのような仕事なのかそれぞれ見ていきましょう。
生体管理
生体とはショップで扱っているペットのことです。ペットは飼い主が決まるまでショップで飼育をするため、餌やりや糞尿の処理、シャンプーなどもスタッフが行います。
餌の分量や与え方は指導してもらえるので正しく覚えるようにしましょう。シャンプーや爪切りなどのグルーミングについてはトリマー資格を持つスタッフが行うのが一般的です。
中には爬虫類や鳥類、金魚なども置いているショップもありますが、それぞれに合った餌を与えます。ペットホテルを併設しているショップの場合は、お客様のペットについても餌やりなどの世話を行います。
ペットショップはペットに関する商品も置いているのが一般的です。例えばペットフードやトイレ用のペットシーツ、シャンプーなどペット用の衛生商品、ケージにリード、首輪などがあげられます。
これらの商品を管理するのもスタッフの仕事です。また、在庫管理や発注業務なども行います。ショップにもよりますが、実際に仕事に就き、経験を積んでくれば商品を選ぶところから任されることもあります。
店内ディスプレイとは、主に商品の陳列のことです。他にも、キャンペーンの告知やおすすめ商品などのポップ作成やディスプレイを任されることもあるでしょう。商品の並べ方次第で売り上げが左右されることもあるため、やりがいのある仕事の一つです。
ペットショップの場合、生体と一般商品では販売の流れが異なります。一般商品については他の小売店同様、会計をしてお客様に渡すという流れですが、生体はペットの説明とさまざまな書類がともないます。
ショップによって細かい部分は異なるものの、飼育方法の説明や個体ごとの性質、飼育上の注意点などもスタッフが行わなければなりません。
ペットを迎えるにあたって、基本的な世話やしつけなどお客様からさまざまな相談を受けることもあります。
店内の掃除はもちろん、ペットのケージや展示ケースなどの掃除もスタッフの仕事です。ペットショップはまだ免疫力の低い子犬や子猫を扱うため、感染症などが発症すれば大変なことになります。
糞尿を適切に処分するのはもちろん、必要に応じて消毒を行うなど衛生に配慮しましょう。ショップで決められた掃除の手順を守って毎日丁寧に行います。
ちなみに、ペットショップの平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
ペットショップの仕事内容とは?
ペットショップの仕事内容について説明し、気になる平均年収や活かせるスキル、向いている人の特徴についてまとめて解説!
1日のスケジュール例
次に、ペットショップの一般的な1日のスケジュールを紹介します。開店から閉店までを大きく3つに分けて見ていきましょう。
ペットショップによって異なりますが、多くの場合は開店時間より早めに入店し、掃除や餌やりなど生体の世話を行います。ペットに餌を与えるのは朝の重要な仕事です。同時に、体調チェックもおろそかにしてはいけません。
特に子犬や子猫は短時間で体調に変化が出ることもあります。食欲をはじめ元気がなくなっていないかどうかを確認しましょう。気になる症状があれば早めに対応し、お客様を迎える準備を整えます。
開店後は接客業務が主で、販売の他トリミングやグルーミングで訪れるお客様の対応などを行います。
午後から夕方まで
ほとんどのペットショップは、決まった休憩時間が設定されていません。地域にもよりますが、午後の早い時間帯は1日の中で比較的お客様が少ない時間帯です。
スタッフ同士で調整をしながら交替で休憩に入ります。また、スタッフ全体のスケジュールの見直しや商品の棚出し、発注なども行います。
他には、生体の仕入れや店内の簡単なレイアウト変更なども昼の間に行うのが一般的です。
レイアウト変更とは陳列棚の移動やディスプレイの入れ替えなどで、これらの作業は通常スタッフが行います。現場を見ているスタッフが担当することで、お客様目線でのレイアウトができるというメリットがあります。
夕方は、ペットの2回目の餌やりの時間です。多くのペットショップでは給餌を朝夕の2回で行っています。ただし、夕方は仕事帰りのお客様が立ち寄ることも多いため慌ただしくなります。
ペットもお腹を空かせている時間帯です。手際良く片付けていきましょう。閉店前は生体全体の体調に異変がないかどうかを改めてチェックします。
気になる症状のペットがいれば隔離して適切に対応し、状況に応じて本社や提携している動物病院に相談をします。
閉店後は翌朝まで不在になるため、空調の設定温度や戸締り確認をおろそかにしてはいけません。
ペットショップの志望動機のアピールポイント
資格をアピールする
ペットショップは、ペットホテルやしつけ教室を併設していることもあります。
ペットトレーナーやペットシッター、訓練士などの資格があれば、「資格を活かしたい」ということを志望動機としてアピールすることがポイントです。
また、シャンプーやトリミング、グルーミングなどのサービスにも対応しているショップなら、トリマー資格を取っておくといいでしょう。もちろん、取得に向けて勉強中であれば必ず書いておきます。
ペットへの熱意をアピールする
ペットショップで働くには必ずしも資格を持っていることが必須条件とはいえません。資格を持たない人でもペットショップで働くことは可能です。
もちろん、生体を扱う仕事ですから生き物が好きであることは条件として外せません。飼育経験があれば、自分の体験を交えてペットへの熱意を伝えることが大切です。
個人的にペットを飼っているだけでも、知識が十分であれば強みになります。どのような知識を持っているかを具体的に伝えましょう。
ペットに関連した経験をアピールする
実際には生体を扱っていない職種でも、ペットに関連した仕事は十分志望動機としてアピールできます。
例えばペットフード業界やペット用品の製造販売などもその一つです。前述したようにペットショップで扱うのは生体だけではありません。
ペットフードやペットに関連した商品についてお客様から相談を受けるのもスタッフの仕事です。どのような専門知識があるのかアピールし、過去の体験がどのようにペットショップで活かせるか伝えましょう。
【例文】ペットショップの志望動機の書き方
では、ここでは履歴書の志望動機の書き方についてさらに具体的に説明していきます。
「同業界・同職種からの転職の場合」と「同業界・異職種からの転職の場合」、「異業界・異職種からの就・転職の場合」の3つのパターンに分けて例文を紹介します。
それぞれの重要ポイントについても解説していきますので、履歴書を書く際の参考にしてみましょう。
同業界・同職種からの転職の場合
「私は6年間、他のペットショップでトリマーとして勤務してきました。
母が体調を崩したことで実家へ戻るためにやむなく退職しましたが、ペットに関わる仕事への熱意が忘れられず、もう一度ペットショップで働きたいと考えてきました。
実家でも犬を飼っており、近所にあった貴社(面接の場合は「御社」)のペットショップを何度か利用させていただきましたが、愛情のこもったサービスに助けられ、感動したのが志望の理由です。
中でも貴社独自のペットセラピー事業には感銘を受けました。今度は、自分がスタッフの一員としてお客様の役に立ちたいと考えています。」
同業種・同職種からの転職は有利なように見える反面、志望動機には注意が必要です。書き方によっては「何か問題があって前のペットショップを辞めたのでは?」と警戒されてしまうかもしれません。
そのため、前のペットショップにはない要素ややりがいについてアピールするのがポイントです。また、前のペットショップの悪口と取られるような内容は書かないよう注意しましょう。
同業界・異職種からの転職の場合
「私が貴社を希望したのは、これまでの経験をペットショップで活かしたいと考えたのが理由です。私は5年間ペットフード会社の営業として働いてきました。
自分でも犬を飼育していますが、周囲の犬を飼育している人を見て感じたことは、ペットフードの重要性や選び方について適切な知識を持たない人が多いということです。
月齢や犬種だけでなく、運動量や体質などすべてに個体差があります。それぞれの犬や猫に合った適切なフードの選び方や与え方を見直すだけでも健康を維持し、寿命を伸ばすことは可能です。
前職で培った専門知識を、今度はペットショップを訪れるお客様のために活かしたいと考えています。」
ペットショップは生体を扱うのが仕事です。子猫や子犬のうちは、体調が急に変化することも珍しいことではありません。
職種は違っても、ペットの健康につながる専門知識を持っていることは大きな強みといえます。特にペットフードはお客様から質問が多い商品の一つです。知識をどのように活かしたいか、なぜ志望したかを明確に伝えましょう。
異業界・異職種からの就・転職の場合
「私が貴社で働きたいと感じたのは、以前犬を飼っていた時に大変お世話になったのがきっかけです。
こちらのペットショップで見つけた子犬を迎えるに当たり、当時のスタッフの方から丁寧なアドバイスをいただきました。
教わったことを基本に犬の病気やしつけ方などを学んでいるうちに、自分もスタッフとしてお客様をサポートする仕事をしたいと考えるようになりました。
現在はペットシッターの資格取得に向けて勉強中です。入社が叶った場合には、基本をしっかり学ばせていただきながらお客様とペットが安心できるようなスタッフを目指していきたいと考えています。」
同時期に有資格者や経験者が応募した場合は不利といえますが、まったくの未経験であってもペットショップに転職することは無理な話ではありません。
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ただし、飼育経験で学んだことや資格取得を目指しているなどアピールできる要素を書くことがポイントです。なぜペットショップを選んだのか、どのような知識が活かせるかを上手に伝えましょう。
ペットショップ・志望動機のNG例文
「私は幼い頃から実家で猫と犬を飼っていたこともあり動物が好きで、いつか動物に携わることができる仕事に就きたいと考えておりました。
数年前、初めて自分でペットを購入した際に貴店を利用させていただいたのですが、不慣れなインコの選び方や飼い方について細やかに教えていただき、その対応の質の高さに感動し、今回貴店を志望させていただいた次第です。
ペットショップでの勤務は未経験ですが、一日でも早く貴店に貢献できるよう努めて参ります。」
この志望動機は一見問題ないように見えますが、改善すべき点が2点あります。1点目は、ペットショップで働きたいと考えた理由が「動物が好きであること」しか明記されていない点です。
この例文では、そのペットショップを選んだ内容については具体的に記載されていますが、そもそもペットショップで働きたいと考えた理由については動物好きであること以外触れられていません。
ペットショップの仕事は直接動物と触れ合える仕事ばかりではありません。そのため、動物が好きだというだけでは長続きしない可能性があります。
「飼い方をよく知らない人に飼われて命を落とした動物の存在を知り、正しい飼い方をレクチャーする仕事に就きたいと思った」など、動物好きだからこそ感じる他の理由も記載することができると、よりよい志望動機になるでしょう。
そして2点目は、どのようにしてそのペットショップに貢献していくかが具体的に記載されていない点です。
上記の例文の最後には「ペットショップでの勤務は未経験ですが、一日でも早く貴店に貢献できるよう努めて参ります。」と書かれています。
しかし、採用側としてはどんなすキルや能力がその人材にあるのかによって、どれくらい貢献してくれるか、どれくらい教育に時間がかかるかなどをチェックしたいと考えています。
そのため、過去の経験や前職で培ったスキルや能力の中にペットショップでの仕事で活かせそうなものがあれば、それを盛り込みましょう。
「ペットショップでの勤務は未経験ですが、前職の販売での仕事で培った接客能力とコミュニケーションスキルを活かして一日でも早く貴店に貢献できるよう努めて参ります。」などと書くことができれば、信憑性が増すでしょう。
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ペットショップの志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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