第二新卒向け|履歴書の書き方マニュアル(テンプレートつき)
本記事では第二新卒の方に向けて、各項目ごとに履歴書の書き方をご紹介いたします。
それぞれの項目で注意すべきポイントがありますので、ぜひ本記事を参考に適切な履歴書を作成していただけましたら幸いです。
履歴書の書き方で新卒との違いはあるのか?
第二新卒と新卒での履歴書の書き方の基本やルールは変わりませんが、第二新卒の場合は職歴があります。
前職で身につけたスキルを職歴欄でいかにアピールするかがポイントになります。
その他、第二新卒者は前職を早期退職しているため、志望動機欄でやる気を伝えることで「転職後は長く働いていきたい姿勢」をアピールすると効果的です。
【見本つき】第二新卒向け・履歴書の書き方
それでは履歴書の書き方を見ていきましょう。ここでは記入例の画像と共にご紹介いたします。
1.日付欄
まずは日付欄についてです。面接に持参する場合には面接当日の日付を、郵送で送る場合にはポストに投函する際の日付を(またはメール送信日)記載するようにしましょう。
【記入する日付】
面接で提出する場合:面接当日の日付
郵送する場合:投函する日の日付
メールで送る場合:メール送信日の日付
※事前に提出日が設定されている場合は、その当日か前日の日付を記入。
なお、職務経歴書など他の書類と同時に提出する場合には日付を揃えておくことを覚えておきましょう。
ちなみに履歴書内に記載する西暦や年号の表記については、全体で統一していればどちらを使用しても問題ありませんが、特に指示がない場合は西暦で統一するのが無難です。
2.写真
履歴書に添付する写真から人物像をイメージする採用担当者は多いため、好印象を与える身だしなみや表情に気を配りましょう。
【写真撮影時のコツ】
(1)サイズは縦40mm×横30mmならOK
(2)直近3ヶ月以内の写真を使用する
(3)スピード写真ではなく写真館がおすすめ
(4)着用しているスーツの色に合った背景色を選ぶ
(5)写真の裏には氏名・連絡先を記入する
より詳しい写真撮影のコツは下記の動画で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。
3.住所・連絡先欄
次に住所・連絡先欄についてです。住所は都道府県名から略さずに記入してください。マンション名も正しく記載するようにし、こちらも略すのは避けましょう。
またふりがなについては上記見本画像の通り、数字やマンション名などカタカナの部分以外はすべて記入しましょう。
なお、連絡先欄は現住所と異なる場合のみ記載し、同じ場合には「同上」と記載するようにしてください。このとき空欄にしてしまったり、「〃」と表記してしまうと不備とされてしまうため注意が必要です。
4.学歴欄
次に学歴欄です。高卒以上の方の場合、小中学校は省略して高校以降の学歴を記入します。中卒の方は、中学校の学歴のみ記入しましょう。
学校名は省略せず、「神奈川県立根尾高等学校」などと正式名称で書きます。なお、浪人や留年している場合でも、ごまかさずに正直に書きましょう。
下記に卒業年度早見表を掲載しておきますので、ぜひご活用ください。
5.職歴欄
職歴欄にはただ職歴を羅列するのではなく、その会社でどのような業務に従事していたのかを端的に明記しましょう。
職歴自体は履歴書に収まるという方も多いと思いますが、第二新卒の転職では職務経歴書と併せて提出するのがおすすめです。
職務経歴書の書き方は下記の記事にまとめてご紹介しておりますので、ぜひこちらを参考にしてください。
6.免許・資格欄
免許・資格欄においては転職希望先で役立つであろうスキルについて記載します。
例えば営業の仕事であれば自動車運転免許を持っていた方がニーズの高い場合があります。また事務系の仕事であればMOSの資格など、PCまわりの資格はアピールポイントになります。
他にも海外と関わりのある仕事であれば、TOEICで800点以上獲得している場合には強いアピールができるでしょう。
ただし、あまり強みにならないであろう免許やスキルについては記載してもあまり意味がありません。
「漢検3級」など、取得のハードルが低めのものなど、場合によっては記載した免許や資格の内容次第で評価を下げてしまうことになりかねないため、記載する際には転職後の仕事との関わりを考えましょう。
7.趣味・特技欄
中には趣味・特技欄が設けられている履歴書もあります。その場合には、採用担当者に自分のことをある程度深く知ってもらうつもりで記載する必要があります。
中でも特技が思いつかないという方が多いため、履歴書や面接で使える特技一覧を全50種類ご紹介しております。ぜひこちらも参考にしてください。
8.志望動機
次に志望動機です。志望動機でアピールすべきポイントはこの4つになります。
【志望動機でアピールすべきポイント】
(1)自分の経験を活かして、どのように企業へ貢献できるか
(2)なぜその企業でなければだめなのか
(3)事業内容や、商品・サービスへの共感
(4)入社後、どんな仕事をしていきたいか
まず1つ目は、「自分の経験を活かして、どのように企業へ貢献できるか」をアピールすることです。
「今までどんな仕事に関わり、どんな経験を積んできたか」「その経験を、転職後の仕事にどう活かせそうか」を伝えることで、今までの経験だけでなく仕事に対する意欲もあわせて伝えられます。
そして2つ目は、「なぜその企業なのか」をアピールすることです。同じような事業展開をする企業の中でも「なぜその企業なのか」を具体的に伝えることで、志望度の高さをアピールできます。
たとえば企業のHPや求人広告などを見れば、企業が大事にしている理念や社風が書いてある場合もありますので参考にしましょう。
3つ目のポイントは、事業内容や、商品・サービスへの共感をアピールすることです。展開するサービス内容に独自性があるなどすれば、そこにフォーカスしてアピールすることもできます。
そして最後のポイントが、入社後、どんな仕事をしていきたいかをアピールすることです。
企業が目指す方向性と、自分が今後実現したいキャリアの方向性が合致していることを伝えれば「入社後頑張ってくれそうな人だな」という印象を与えることができます。
これらのポイントを意識して、下記のような手順で志望動機を考えてみましょう。その下の例文もぜひ参考にしてください。
【志望動機の流れ・例】
(1)実現したいこと
(2)そう思うようになった背景
(3)なぜその業界・企業なら実現できると考えたのか
(4)自分のどういう能力が活かせるか
【志望動機・例文】
「御社のホームページを拝見し、お客様に寄り添う接客姿勢に強く共感し志望いたしました。
私は人の役に立つことや人の笑顔を見ることに喜びとやりがいを感じるので、御社の接客スタイルにとても魅力を感じております。
私も御社の皆様と、お客様に喜んでいただける、寄り添う接客をしスキルを磨いていきたいです。
また、お客様はもちろん、店舗の意見が通りやすいという風通しのよさから従業員の方にも思いやりのある温かい会社だと感じ、志望しました。」
ちなみに志望動機の考え方の詳細は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらも参考にしてください。
9.本人希望欄
次に本人希望欄についてです。原則としては「貴社規定に準じます。」と記入します。
第二新卒の転職ではこの欄で待遇や勤務地の希望をはっきりと提示すると、採用担当者に良くない印象を与えかねないため、書かないのが無難です。
複数職種を募集している求人への応募の場合には、希望職種を記載しましょう。
また、勤務時間に制限がある場合などは、この欄で理由を詳細に説明したうえで、現状を整えている最中であることを伝えましょう。
ちなみに、転職エージェントを利用すれば本人の希望を代わりに企業へ伝えてくれます。
その他、面接で合わないなと感じた時の選考辞退のやり取りも代行してもらえるため、希望を企業に伝えるのが気まずい、苦手だという方には特に便利です。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは第二新卒に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。
もし応募書類作成でお悩みだったり、短期間で転職したい方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにご相談ください。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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