ウェディングプランナーの仕事内容とは?平均年収や資格、向いている人も調査!
一組のカップルの貴重な空間を形作るお手伝いを行うことができるウェディングプランナーの仕事。
華やかなイメージがあるこの職業ですが、実際にどのような業務を行っているのか、ご存知の方はあまり多くないのではないでしょうか?
そこで本記事では、ウェディングプランナーの詳しい仕事内容や気になる平均年収、活かせる資格や向いている人の特徴をリサーチいたしました。仕事選びなどのお役に立てれば幸いです。
ウェディングプランナーの仕事内容とは?
ウェディングプランナーとは、結婚を控えたカップルの要望をヒアリング、その内容を元に結婚式のプラン立てを行い、必要となる備品や人員の準備、本番のサポートなど、結婚式を全般的にプロデュースする仕事です。
ブライダルコーディネーター、ウェディングコンシェルジュ、ウエディングプロデューサーとも呼ばれています。
カップルに対して営業活動を行い、実際にそこで挙式することが決定したら、まずはそのカップルならではのこだわりや要望がどんなものかをヒアリングするための打ち合わせを行います。
そこでは希望している日取りや予算の他、細かい演出などをヒアリングしますが、中には予算の兼ね合いなどで実現不可能な場合もあります。
しかし、そこでただ「できません」と言ってしまうのではなく、同じ予算内で似たような演出ができないか、過去に似たような事例はなかったか、その時はどのように対処したかなどを考え提案するのもウェディングプランナーの仕事です。
さて、その最初の打ち合わせでカップルが内容を承諾したら契約手続きを行い、準備に入っていきます。
通常、結婚式予定日の半年~4ヶ月前くらいから打ち合わせを始めて、その後月1,2回くらいの頻度で更なる打ち合わせを行い、内容を詰めていきます。
そして準備段階に入るとウェディングケーキやブーケ、キャンドルやフラワーシャワーなどの必要となる備品や、神父や司会者、介添え(当日の花嫁のサポート役)やカメラマン、ヘアメイクスタッフやシェフ、音響スタッフなどの人員の手配を行います。
このようにして、本番当日まで結婚式を全般的にサポートします。ウェディングプランナーの仕事は打ち合わせから契約までがアカウントセールスと呼ばれ、その後の準備や管理業務と区別されることが多いです。
ウェディングプランナーは結婚式場の他、ブライダルプロデュース会社やホテルなどに勤めるケースが多くなります。
ただ、カップルと直接顔を合わせて営業を行うケースもあればWeb上でアプローチをかけるケースもあり、ウェディングプランナーの働き方は多岐に渡ります。
ウェディングプランナーの平均年収
給料ナビのウェディングプランナーの仕事の年収・時給・給料情報によれば、ウェディングプランナーの平均年収は約364万円となっています。
国税庁の民間給与実態統計調査によれば2019年の日本の平均給与は約441万円となっており、ウェディングプランナーの平均年収はこれを下回っていることがわかります。
ウェディングプランナーのやりがいは?
では、ウェディングプランナーの仕事のやりがいとは一体どのようなものなのでしょうか?ひとつずつ見ていきましょう。
人の笑顔や幸せを作れる
ウェディングプランナーのやりがいはなんと言っても、人の笑顔や幸せを作ることができることです。結婚式は人生の中でもそう何度もない貴重な空間になります。
それが素敵なものとなるかはウェディングプランナーにかかっていると言っても過言ではありませんから、緊張感やプレッシャーを感じることも多い仕事です。
しかしその分、カップルや両家のご家族、ご友人たちの幸せそうな笑顔を作ることができた時には大きなやりがいを感じることでしょう。
人は、お金でモノを買うことはできても、幸せを買うことはなかなかできません。
ウェディングプランナーは形のないサービスを提供する仕事ですから、「本当にこれで満足してもらえるだろうか」と最初は不安になることもあるでしょう。
しかしその不安の中で頑張れば頑張った分だけ、最終的に自分の努力が着実に実を結び、カップルたちへ幸せを届けることができます。無事に挙式が成功した時の喜びは何にも変えがたいものとなるでしょう。
人に感謝してもらえる
ウェディングプランナーはカップルへのヒアリングから結婚式のプラン立て、本番に至るまで、カップルを継続的にサポートします。
結婚式を終えたカップルは、その一日が二人にとって忘れられないものとなった時、結婚式をサポートしてくれた全スタッフに対して大きい感謝の気持ちを感じることでしょう。
そして中でも、最初からずっとサポートし続けてくれたウェディングプランナーに対する感謝の念は一層強いものとなるはずです。
直接「ありがとうございました」と笑顔で声をかけてもらえることが多いため、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
ウェディングプランナーのメリット&デメリット
人の幸せを形作ることができるウェディングプランナーの仕事はとても魅力的ですね。では、ウェディングプランナーの仕事には他に一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここではデメリットも挙げながら簡単にお伝えいたします。まずはメリットからです。
ウェディングプランナーに就くメリット
まず、ウェディングプランナーの仕事に就くと営業スキルが自然と身につきます。会社の利益面を考慮しながらカップルの要望を叶える必要があるため、柔軟な思考力が身につくのです。
また、それと同時にカップルの他、関係各所との連携を取らなければならない業務のため、コミュニケーションスキルをも培っていけます。
ビジネスに必要なスキルを同時に2つ培っていけるため、その後転職活動を行う場合でも未経験からビジネスの世界にチャレンジすることも十分可能になります。
ウェディングプランナーに就くデメリット
一方で、ウェディングプランナーにはデメリットもあります。一つ目は、残業が多いことです。
この後にもお伝えしますが、ウェディングプランナーの仕事は顧客の予定に合わせてスケジュール立てを行うことが多く、片付けが長引く場合などもあり、残業が多くなりやすい傾向にあります。
業務量が明確になっていないことから、残業した分だけ必ず給与が上がるというわけでもなく、プライベートを謳歌したいという方にとっては大きなデメリットになります。
また、結婚式は土日に行われることが多く、休日は平日であることが多いです。そのためプライベートでの予定を人と組みにくくなるというデメリットもあります。
他にも、結婚式は高額な費用が必要となるため、場合によっては後々代金を支払ってもらえず、ウェディングプランナー自らが電話などで催促をすることもあります。
その場合、なかなか対応してもらうことができずに心理的負担を感じることもあります。
ウェディングプランナーに向いている人ってどんな人?
中には、ウェディングプランナーを仕事選びの選択肢に入れようとお考えの方もいらっしゃることと思いますが、どのような仕事にも向き不向きがあります。
就・転職に失敗しないためにも、その仕事が本当に自分に合っているのかどうかを事前にチェックしておくことが大切です。
そこで、ここからはウェディングプランナーに向いている人とそうでない人の特徴をご紹介いたします。まずは向いている人についてです。
人の役に立ちたい人
まずはやはり、人の役に立つことでモチベーションを保つことができる人がウェディングプランナーに向いています。ウェディングプランナーは常に自分のためではなく人のために尽力していく仕事です。
常に依頼者であるカップルの二人に思いを馳せ、一体どのような流れにしたら二人が喜ぶのか、どのような空間を望んでいるのかを常に意識します。
“二人のために”働く仕事となるため、自分のためではなく、人の役に立てる仕事をしたいという人にぴったりです。
慎重な計画を立てられる人
結婚式では予想もつかないハプニングが起こることが珍しくありません。
どのような不測の事態が生じても冷静沈着に対応できる方はこの仕事に向いていますが、そもそも事前準備の段階で、ある程度緻密な計画を立てることで万が一を防ぐことができます。
もちろん当日は何が起こるかわからないため100%ハプニングを防げるわけではありませんが、足りなくなりそうな備品は多めに用意しておいたり、危険防止の観点を忘れないなど、もしもの場合を想定した慎重なプラン立てや準備を行える人が向いています。
ウェディングプランナーを選ばない方がいい人ってどんな人?
一方で、ウェディングプランナーの仕事に向いていない人もいらっしゃいます。こちらも簡単に見ていきましょう。
残業を避けたい人
ウェディングプランナーの仕事は顧客の都合が最優先になるため、顧客の退社後に打ち合わせを行う場合など、遅くまで残って働くことは頻繁にあります。
ピーク時には朝7時~夜11時まで働くことも少なくありません。また残業代が満額出るといった企業は基本的にあまりないため、労働時間のすべてを給与に変えることはさほど期待できません。
そのため、残業を避けたいという方や、平日のプライベートも充実させたいという方には向いていないといえるでしょう。
体力がない人
また、ウェディングプランナーは意外なことに体力を必要とする仕事でもあります。力仕事というわけではありませんが、最初の打ち合わせから結婚式当日までの数ヶ月は長いようであっという間に過ぎ去ります。
集中して作業を進めなければ当日までに準備が間に合わないため、スピーディーに働く必要があります。また、上記でお伝えしたように長時間労働になることが少なくないことからも、体力が必要となるのです。
だからこそ、あまり体力がないと自分で感じている方はこの仕事に向いていないといえます。
ウェディングプランナーに活かせる資格・スキル・経験
では、ここからはウェディングプランナーに活かせる資格やスキル、経験についてご紹介いたします。
ウェディングプランナーに活かせる資格
ウェディングプランナーには必ず必要となる資格がありませんが、ブライダルプランナー検定やブライダルコーディネート技能検定など、就職や転職に活かせる資格があります。
ここでは、それぞれについて簡単にご紹介いたします。
ブライダルプランナー検定
ブライダルプランナー検定は、ウェディングプランナーの仕事で求められる知識と能力を認定してもらうことができる全国一斉試験になります。
2級、1級、プロフェッショナル・ブライダルコンサルタント、上級ブライダルコンサルタント、マスターブライダルコンサルタントの5階級に分かれており、プロフェッショナル・ブライダルコンサルタント以降では実務経験を問われます。
検定1級に合格して資格登録を申請すれば、“アシスタント・ブライダルプランナー資格”を取得することできます。
この資格を取得しておけば就・転職で有利に働くのはもちろんのこと、ブライダルの専門家であることを顧客に証明することもできます。
1級までは実務経験を問われないため、未経験者でも推奨されているテキストを読むなどして独学で、あるいは講座を受講して学習し、チャレンジすることができます。
2級の試験は日欧米のブライダルの基礎知識を選択式で問われるマークシート形式、1級の試験は2級の内容の更に細かい部分の知識と、ブライダル業界で必要となる接客能力や言葉遣い、プレゼンテーション能力などを問う内容を、選択式のマークシートの他、、記述形式でも出題されます。
ブライダルコーディネート技能検定
ブライダルコーディネート技能検定もまた、ウェディングプランナーに必要となる知識や能力を認定してもらうことができる、国家検定となります。
1~3級までが用意されており、それぞれ学科試験と実現試験が用意されています。受験資格は、3級に関しては特別な規定が設けられていません。
しかし2級以上を受験したい場合には3級の技能検定に合格するか、実務経験があることを求められるため、未経験の場合にはまず3級を受験するところから始まることになります。
ウェディングプランナーとして一組のカップルの結婚式のプラン立てやサポートを行える十分な能力が認められるのは2級以上となるため、まずは2級を目指してトライしてみてはいかがでしょうか?
ウェディングプランナーに活かせるスキル・経験
ウェディングプランナーの仕事には、顧客の気持ちや考えをより細かいところまで引き出すヒアリング能力が欠かせません。
顧客本人たちも気づいていないようなニーズを引き出せるような質問の仕方やコミュニケーションが問われます。
そのため、ウェディングプランナーの仕事ではヒアリングスキルやコミュニケーションスキルを存分に活かすことができます。
また、そこで得たニーズと企業の利益面、予算を考慮しながらより双方にとってメリットのあるアイデアを提示できる提案力も必要となります。
ウェディングプランナーの仕事はいわば個人向けの営業のような仕事のため、過去に営業経験がある場合にはそれを存分に活かすことができます。
特に、個人営業経験者の場合にはよりスムーズに業務を進められるでしょう。
理想の転職を実現させたいなら
さて、本記事ではウェディングプランナーの仕事についてお伝えして参りましたが、いかがでしたか?少しでも仕事選びのお役に立てていましたら幸いです。
しかし、中にはウェディングプランナーの仕事が自分に合わないかもと感じた方や、もっと他の仕事について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントの存在です。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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