エンタメ業界とは?平均年収・仕事内容・今後の動向をリサーチ!
エンタメ業界と聞くと華やかな印象があるかと思いますが、実際にはどのような仕事を行っている業界なのでしょうか?
本記事ではエンタメ業界の細かい業界分類や仕事内容、平均年収や今後の動向をご紹介いたします。少しでも仕事選びなどのお役に立てれば幸いです。
この記事のまとめ!
・エンタメ業界とは、映画や音楽、演劇、出版、アニメ、テレビ、ショー、レジャー、スポーツなど、娯楽を通して人々を楽しませるサービスを取り扱う業界のこと
・エンタメ業界にはテレビ、映画、音楽、アニメ、舞台・イベント、出版、ゲーム、遊園地・レジャー業界が含まれる
・エンタメ業界の平均年収は約1008万円
エンタメ業界とは?
エンタメ業界とは、映画や音楽、演劇、出版、アニメ、テレビ、ショー、レジャー、スポーツなど、娯楽を通して人々を楽しませるサービスを取り扱う業界のことです。
エンタメ業界では、舞台作品や映像作品の制作現場に裏方として携わることもできれば、自分が実際にパフォーマンスを行うことで人々に笑顔を提供することも可能です。
他にも商材の企画開発から宣伝までを担当することも選択肢に含まれます。
エンタメ業界は全般的に華やかな印象がありますが、職種によっては体力が必要だったり昼夜逆転した生活が求められるケースもあります。
しかし、自分たちの力で人々を笑顔にすることができるエンタメ業界は大きなやりがいを感じやすい特徴があります。
エンタメ業界に向いてる人の特徴
エンタメ業界に向いている人の特徴としては、人の気持ちを敏感に察知できる感受性の強さや、幅広い情報や知識を得ようとする興味関心の高さ、情報感度の高さが挙げられます。
中でもマーケティングやPRの業務においてはこれからの流行りを生み出す、あるいはそれを予測したアクションが求められます。
細かい業界と仕事内容
先ほどもお伝えしたように、エンタメ業界が取り扱う媒体は多岐に渡ります。具体的には下記のような業界がエンタメ業界には存在します。
【エンタメ業界内の細かい業界】
・テレビ業界
・映画業界
・音楽業界
・アニメ業界
・舞台・イベント業界
・出版業界
・ゲーム業界
・遊園地・レジャー業界
ここでは「テレビ業界」「映画業界」「舞台・イベント業界」に存在する代表的な仕事をご紹介します。
テレビ業界
まずはテレビ業界です。
プロデューサー
プロデューサーは、番組制作全体の指揮を執る責任者です。制作スタッフや出演者、番組内で使用する楽曲の選定など細部まで携わります。
またスポンサーとなる企業をまわって集金をしたり、多数の関係者の状況の把握など、プロデューサーには重要な役割が多数あります。
大きな責任に加えて厳しい多忙さもあるため、基本給に加えてプロデュース料も支払われます。
ディレクター
次に、ディレクターは演出から撮影を指揮する現場監督となる存在です。
テレビ業界ではプロデューサーに権限がある場合が多いですが、現場ではディレクターが主導権を握って番組の制作を進行します。
編成スタッフ
次に編成スタッフです。聞き馴染みがないかもしれませんが、これはどのような時間帯にどのような番組を放映するかのテレビ局全体のタイムスケジュールを決定するスタッフになります。
番組の立ち上げだけでなく打ち切りを決定する部署でもあるため、テレビ局全体の将来を左右する重要なポジションとなります。
制作・進行スタッフ
制作・進行スタッフは、制作会社と共に番組制作を行ったり、社内のチームだけで制作を行う場合もあります。
番組の企画ベースから出演者のキャスティングやオファー、大道具や衣装、ケータリングやロケ弁の発注業務など役割は多岐に渡ります。
技術スタッフ
技術スタッフはカメラマンや照明担当、音声担当、映像編集やタイムキーパーなどの技術面のチームになります。
基本的には専門学校などで専門知識を学んできた人材が配属されることになります。
映画業界
次に映画業界です。
映画監督
映画監督は、企画から完成までの映画制作全体を指揮する責任者です。
原作の選定や脚本家の手配、キャスティングやオファー、撮影隊の編成、音楽監督の選定、編集など映画製作の細部まで携わります。
プロデューサーを兼ねることもあり、制作の進行だけでなく予算の管理を行うこともあります。
基本的には芸術・映像関係の専門機関で映像制作を学び、映像プロダクションなどへ就職したり、自主映画を映画祭などへ応募し、賞の受賞をきっかけに名を上げて監督へのオファーを狙う方法もあります。
脚本家
脚本家はセリフやシーンの転換など、ストーリー内容を台本にまとめる役割を担います。
原作がある場合にも脚本家は必要で、原作の内容を面白く、かつ映画に落とし込めるように改めて構築します。
脚本家になるには、こちらも専門学校などで脚本家としての基礎を学び、コンテストで入賞するなどしてきっかけを掴んだり、テレビ局や映画会社に自ら売り込みをかける方法があります。
美術スタッフ
美術スタッフは人物やストーリーに合わせて場所を確保したりセットを用意する仕事です。撮影がしやすいか、演技がしやすいかなどの配慮が必要になります。
映画製作における美術スタッフは美術監督、大道具(装置)、小道具(装飾)、持道具、衣装、ヘアメイク、特殊美術などが存在します。
舞台・イベント業界
次に舞台・イベント業界です。
イベントプロデューサー
イベントプロデューサーはイベントの責任者ですが、基本的には広告代理店が請け負います。営業をかけた先でクライアントから依頼を受けたイベントを一から企画します。
イベントプランナー
イベントプランナーはイベントを開催する会場選定やタイムスケジュール、イベントの細かい内容を決めてマニュアルに落とし込む仕事です。
こちらもイベントプロデューサー同様、広告代理店が行うことがほとんどです。
ディレクター
ディレクターは当日稼働するスタッフを指揮、現場を管理する責任者です。基本的にはイベント会社の社員やベテランディレクターが引き受けます。
ディレクターがイベント当日にこなす業務は非常に多いため、アシスタントディレクターに適宜指示出しをしてサポートしてもらいます。
いかがでしょうか?ご覧いただいた通りエンタメ業界が指すものは非常に広範囲です。
そのため、就・転職活動で業界研究を行う場合には、制作会社、IT、マスコミなど、より細かい視点でも調べるとイメージが湧きやすくなります。
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エンタメ業界の平均年収
年収ラボの業種・業界別 企業年収サーチによれば、エンタメ業界内の各業界TOP5の平均年収は下記のようになっています。
【テレビ・放送業界】
朝日放送 1518万円
TBSホールディングス 1509万円
日本テレビHD 1469万円
富士・メディア・HD 1447万円
テレビ朝日HD 1433万円
平均年収:1475.2万円
【映画業界】
東宝 877万円
東映 852万円
松竹 795万円
東京楽天地 737万円
東映アニメーション 728万円
平均年収:797.8万円
【出版業界】
東洋経済新報社 1077万円
ベネッセHD 943万円
学研HD 934万円
カドカワ 878万円
インプレスHD 792万円
平均年収:924.8万円
【ゲーム業界】
スクウェア・エニックス・HD 1374万円
バンダイナムコHD 938万円
ソニー 859万円
任天堂 839万円
セガサミーHD 803万円
平均年収:962.6万円
【レジャー施設業界】
東急不動産HD 1212万円
バンダイナムコHD 938万円
阪急阪神HD 896万円
セガサミーHD 803万円
オリエンタルランド 792万円
平均年収:928.2万円
【玩具業界】
スクウェア・エニックス・HD 1374万円
バンダイナムコHD 938万円
ソニー 859万円
任天堂 839万円
セガサミーHD 803万円
平均年収:962.6万円
これら6業界の平均年収を合わせると、エンタメ業界の平均年収は約1008万円ということになります。
これだけを見るとかなりの高収入ですが、実際にはどの職種に就くかで得られる年収にはかなり開きがあります。
エンタメ業界の現状と今後の動向
電通の日本の広告費によれば、テレビ広告費は2018年~2020年にかけて、2年連続で昨年対比割れしており、マスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の広告費もすべて同様の傾向が見られます。
一方でインターネット広告費は2019年が昨年対比119.7%とここでテレビ広告費を上回り、2020年には105.9%と順調に伸びています。
2020年の総広告費に占めるインターネット広告費の割合は36%と大半を占め、一方のテレビ広告費はなんと1.7%と想像以上に少ないのが現状です。
YouTubeやNetflixなどの台頭に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響も相まってテレビ業界が大きな痛手を受けていることがわかります。
しかし、マス四媒体由来のデジタル広告費の部分を見ると、「テレビメディアデジタル」は2018年~2020年にかけて昨年対比146.7%、112.3%と増え続けており、特に「テレビメディア関連動画広告」は昨年対比113.3%の170億円となっています。
時代の流れを受けて「TVer」や「ABEMA」など地上波テレビと連動したコンテンツ配信によって、テレビ受像機での利用者も増えています。
このようにテレビ業界自体は下降傾向にありますが、ゲーム業界などエンタメ業界の中でも需要が拡大している業界もあり、2021年以降も続くと考えられるコロナ影響を鑑みてもそれら業界の需要は引き続き伸びていくと考えられます。
また、時代の移り変わりと共に人々の「楽しみ方」も大きく変化してきており、その時にしか味わえない体験を消費する「トキ消費」という概念が注目されています。
SNSライブ配信やオンラインファンミーティング、バーチャルフェスなど、オンラインで参加できるイベントなど、一方的に発信されるコンテンツだけでなく場所を選ばずリアルタイムで唯一無二の体験ができるものの需要が伸びることも考えられます。
エンタメ業界に就・転職したいなら
中には業界・職種未経験だけどエンタメ業界にチャレンジしてみたいという方も多くいらっしゃることと思います。
しかし、エンタメ業界への就・転職で押さえておくべきポイントを知らないまま選考を受けてもなかなかうまくいかない可能性があります。そこでぜひ知っておいていただきたいのが就・転職エージェントの存在です。
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このエージェントを利用すると、そもそも自分がエンタメ業界に向いているのか、向いているとすればエンタメ業界の企業にはどのような書類対策・面接対策が有効かをアドバイスしてもらうことができます。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!