就職/転職に有利な情報を探す

就職/転職に有利な情報を探す

閉じる

看護師の仕事のリアルってどんな感じ?給与水準、メリット・デメリットなど公開

看護師は医療のエキスパートとして、生涯働くことができる国家資格です。

とはいえ、勤務する施設や診療科によって仕事の内容が大きく変わってくるため、看護師を目指すべきなのか、転職先が自分に合っているのかなど、不安を感じる方もいるでしょう。

本記事では、看護師の仕事内容や給与水準、メリット・デメリットなどについてご紹介していきます。

看護師とは?

看護師とは

看護師は、保健師助産師看護師法第5条において「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。」と定義されています。

看護師になるには、文部科学大臣指定の学校または厚生労働大臣が指定する看護師養成所を卒業し、毎年2月に実施される国家試験に合格しなければなりません。

なお、男性の看護師も存在しますが、看護師全体の10%にも満たない割合ですので、一般的には女性の職業というイメージが持たれています。

看護師の仕事は勤務先によって違いが見られますが、基本的には医療行為のサポートや患者さん及びその家族の精神的なケアなど、いずれも重要でやりがいのある業務ばかりです。

医師だけでなく、患者さんやその家族まで多くの人と関わることになりますし、ともすれば不安を感じがちな患者さんたちを支え、命を預かる大切な仕事と言えるでしょう。

大まかな業務の内容だけを見ても、医師の診察や治療の補助、入院患者のサポートをはじめとして、救急病院や救急センターでの看護、手術の補助、NICUにおける患者さんの看護などに加え、人間ドックや健康診断の検査対応まで、多岐にわたった内容です。

そんな看護師の勤務先は、医療機関に限らず様々な選択肢があります。例えば、保健所や保健センターのような行政機関に所属することもあれば、学校の養護教諭として保健室に在籍する仕事もあります。

また、近年では職場環境の改善を目指して、企業独自の健康管理室などを設置して看護師を配置するケースも見られますし、NGOなどの国際協力で海外へ出向いたり、看護学校などで教育者として教鞭をふるったりすることも可能です。

このように業務内容も勤務先も種類豊富なため、看護師の資格を取得したからと言ってどこでも即戦力になり得るとは言い切れません。

しかし、色々な職場で経験を経ることで、幅広く、より専門的な仕事にも対応できるようなスキルアップを目指すこともできるでしょう。

准看護師との違い

准看護師との違い

看護師は、厳密には正看護師と准看護師の2種類があります。一般的には、看護師と言えば正看護師のことを指しており、資格の種類や立ち位置、許されている仕事の内容などにおいて差別化が図られています。

正看護師というのは、先にも述べたように厚生労働大臣が認可した国家資格を取得した人です。一方、准看護師は国家資格ではなく、都道府県知事が発行する免許を取得している人で、資格試験の難易度が正看護師に比べて低いです。

従って、准看護師ができる業務は全て正看護師にも行えますが、正看護師の業務の一部は准看護師では行うことができません。

取得までの道筋もかなり異なります。正看護師の受験に必要な最終学歴が高校卒業以上であるのに対し、准看護師は中学校卒業以上です。

また、正看護師は4年制の看護大学か3年制の看護短大もしくは専門学校のいずれかを卒業した上で国家試験に合格しなければなりませんが、准看護師は2年制の准看護師養成所を卒業し、准看護師認定試験に合格すれば事足ります。

資格取得までにかかる費用も時間も正看護師を目指す方が大きな負担になりますが、実際に勤務するようになってからのメリットは大きいです。

仕事の内容はそこまで違いがありませんが、准看護師では管理職に就いたり、看護師の指導を行ったりすることができません。

また、自己判断で医療行為や患者さんのケアをすることができず、逐一医師や正看護師の判断を仰ぐ必要があります。

給与面でも、正看護師よりも平均して年間70~80万円近く安くなっており、専門看護師や認定看護師へのキャリアアップは望めません。ただし、准看護師から正看護師を目指すことは可能です。

実務経験を加味して、養成校で看護師養成2年課程を修了すれば正看護師の試験を受けることもできますので、キャリアアップをしたいなら挑戦してみるのも良いでしょう。

看護師の仕事内容

看護師の仕事内容

看護師の具体的な仕事内容は、病院や施設、診療科、配属先などによって異なります。

一般的には、外来患者の問診や誘導、医師の診察や治療の補助の他に、注射や点滴、創傷処置、バイタルチェックなどの業務が知られているでしょう。

この他にも、患者さんに対して検査の説明や結果確認をしたり、カルテの記録や整理、カンファレンス、交代時の申し送りをしたりと様々な業務を抱えています。

入院病棟がある場合には、ナースコールの対応や巡回、入院時のオリエンテーション、患者さんの看護計画立案などの業務もしなければなりません。

薬の配布やベッドメイキング、体位の変換などその業務内容は医療行為だけでなく、多岐にわたっています。

また、介助が必要な患者さんに対しては、車いすやストレッチャーなどによる移送、食事や入浴、排せつなどの介助も看護師の業務です。

これらの業務の内、何をするかは勤務先によって変わります。病院では医療行為や患者さんのケアを全般的に行う他、スキルや資格がある看護師は手術室看護師(オペ看)や助産師などの専門性の高い業務に従事することも少なくありません。

また、産婦人科や内科、眼科など診療科によっても行う仕事の内容が異なりますので、転職をする際には自分の経験を活かせる職場に行きたいのか、全く異なる分野で働いてさらなるスキルアップを目指したいのか、目的を絞り込んでおいた方が良いでしょう。

入院施設のある病院では夜勤もしなければなりませんので、体力のある若い年代が求められることが多いです。

一方、外来のみのクリニックは病院と同じような仕事内容ですが、定時の勤務がほとんどで休日のプライベートを確保しやすいため、ワークライフバランスを重視したい人に人気があります。ただし、夜勤がない分収入はやや少なめです。

高齢者向けの介護施設や訪問看護ステーションは、高齢化が進む日本において需要が高まっている施設です。医療処置はほとんど行わず、体調のチェックや服薬の管理、健康相談、注射やカテーテルの交換などを行います。

また、乳幼児を預かる保育施設では、健康管理責任者として園児の健康管理や衛生管理などが主な仕事です。学校の養護教諭は、校内で発生したけがや病気の処置、健康観察などを行います。

いずれも病院やクリニックのような高度な医療処置は少ないですが、医師が常時在籍しているわけではないため、自分で判断して処置をしなければなりません。

看護師の仕事に就くメリット・デメリット

看護師の仕事に就いた場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。以下に、看護師として働くことのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

看護師の仕事に就くメリット

看護師の仕事に就くメリット

看護師は資格取得の難易度が高いですが、多くのメリットが得られる仕事です。まず、収入の水準が高く、安定しています。

看護師は医療に関する専門的な知識や技術を持っており、平均年収は500万円超と、一般的な事務職やサービス業の年収と比較してもかなりの高収入になっています。

勤務先も病院や企業、高齢者施設、行政機関など安定したところが多いため、順調な昇給が期待できるでしょう。

そして、就職や転職がしやすい点も大きなメリットです。医療機関は景気の変動に関係なく、多くの人に必要とされていますので、看護師の需要が途絶えることはありません。

加えて、超高齢化社会が進む現代では、高齢者向けの施設や介護サービスなどでも看護師が求められており、常に多くの求人が出ています。

そのため、今よりも収入が良いところに転職したい、プライベートをしっかり確保したいというように、給与や勤務時間などの雇用条件にこだわった転職がしやすい職業と言えるでしょう。

看護師は女性の割合が大きいですが、それだけに産前産後休暇や育児休暇を取得したり、一旦退職してから育児が落ち着いて復帰したり、パートタイムで出勤したりと出産や子育てをしながら働きやすい環境になっている職場も少なくありません。

もちろん、やりがいという点でも魅力のある仕事です。看護師はけがや病気で苦しむ患者さんが回復できるように、医師の診察や治療を補助しながら患者さんのサポートもこなしています。

医療に関する幅広い知識が必要なだけでなく、医療処置の技術力や経験も求められる責任重大な仕事ですが、それだけに多くの患者さんにとって心の支えになっています。

患者さんが快復した時、感謝の気持ちを伝えられたときなど、看護師として頑張ってきたことに達成感を感じられるでしょう。

看護師の仕事に就くデメリット

看護師の仕事に就くデメリット

もちろん、看護師として働くことにデメリットもあります。例えば、医療機関で働く場合には、夜勤や入院患者の介助などで体力面での負担が大きい点が挙げられます。

診療科の異動がある場合には新しく覚えることも多く、戸惑うこともあるでしょう。また、研修やセミナーへの参加が義務付けられることもあり、勤務時間以外にも拘束される可能性があります。

一方で、夜勤がほとんどないクリニックや介護施設では、夜勤手当がつかないので給与が下がります。加えて、高度な医療処置を行うことはほとんどありませんが、新しい医療技術等について学ぶ機会は得られにくいでしょう。

また、これらの施設では看護師が1~2人しか在籍しないことも多く、シフトの調整が難しかったり、自分一人で判断しなければならなかったりと、勤務時間以外の負担が大きい可能性もあります。

介護士として転職したい場合には、このように雇用条件や勤務先ごとのメリット・デメリットも考えて求人探しをする必要があります。自分一人で希望通りの仕事を探すのは難しいため、転職エージェントの利用も視野に入れましょう。

私たち第二新卒エージェントneoは、履歴書などの書類作成や面接対策だけでなく、どんな職場環境を希望しているのか、働き方について優先したい条件があるのかなど、利用者の方から詳しくお話をお聞きして、本当に利用者の希望に合った仕事を見つけるために、様々なサポートを行います。

もちろん、ご案内している求人はいずれも私たちが直接訪問し、おすすめできると判断したところばかりです。

今まで転職活動をしても手ごたえを感じられなかった、初めての転職活動でやり方が分からない等、転職に不安を感じているなら、まずはで無料会員登録のうえ、ご相談ください。


退職理由_嘘記事用_女性修正版

看護師の給与

看護師の給与

転職の条件の一つに、給与体系が挙げられます。一般的には、看護師の給与水準はどれくらいになっているのでしょうか。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は508万1,300円で、年々増加傾向が見られます。

これは基本給のほかに賞与、夜勤手当、時間外手当等の各種手当を合算した金額で、看護師は夜勤になることも多いため、その手当が月あたり3~5万円程度加算されています。

賞与は年齢によって差があり、20代は40~88万円前後とそれほど高くありませんが、30代から50代は右肩上がりに上昇しています。

20代:40~88万円前後
30代:76~97万円前後
40代:94~110万円前後
50代:89~110万円前後
60代:44~103万円前後

このように、看護師は夜勤や肉体的な負担が大きい業務に対応することが多いため、年収のピークは40~50代となっています。

なお、医療機関で比較した場合、規模が大きい施設の方が平均年収は高額になりがちです。

ただし、残業や夜勤も増えがちですので、結婚や子育てをしながら仕事を続けたいのであれば、小規模~中規模の医療機関等で働いたほうが続けやすいでしょう。

勤務先別にみると、体力面や技術面が重視される救急救命病棟(ER)の年収は約540万円と最も高額で、次いで大学病院は約490万円、大手の総合病院は約470万円、クリニックでは約390万円、介護施設は約375万円と業務量の多さや専門的な知識が幅広く求められる職場ほど、年収が高くなることが分かります。

役職別に年収を見ていくと、看護部長は約930万円、看護副部長は約800万円、看護師長は約740万円、看護副師長は約620万円となっており、管理職に就くことで年収の差は非常に大きくなります。

また、地域別に見た場合には、首都圏や関西圏などの大都市は平均年収が高いですが、地方では年収の基準が低くなっており、その差は100万円を超えるほどです。

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!

20秒で終わる会員登録はコチラ