バイトを辞めたい!円満に辞めるには3つのポイントを抑えるだけ!?
学校を卒業しアルバイトで生計を立てる人、転職活動や就職活動をしている人で空白の期間をアルバイトで生活費を稼いでいる人もいるでしょう。
もしも転職先や就職先が決まったら、できるだけ円満にバイトを辞めたいところです。トラブルを避けてバイトを辞めるには、流れやマナーに注意することが大切です。この記事では、バイトを辞める際に押さえておくべきポイントや、辞めた人たちの代表的な理由などを解説していきます。
バイトを辞めた人に多い退職理由3選
もしもバイトを辞めたいと思うなら、そこにはさまざまな理由があるでしょう。以下、代表的な理由を3つ紹介していきます。
人間関係
ある職場を「辞めたい」と思うとき、人間関係は非常に多い理由です。以下、詳しく解説します。
店長や正社員と合わない
目上の立場である店長や正社員は、バイトとの関係をこじらせることが少なくありません。なぜなら、店長や正社員は自覚がないまま、権力を振りかざしてしまう可能性があるからです。
本人たちは教育や指導のつもりで話していたとしても、バイトは「命令されている」「押し付けられている」と感じることは珍しくありません。
何気ないアドバイスや注意も、目上の立場からされると高圧的になるものです。こうした状態が続けば、店長や正社員との関係にバイトは苦しみ始めて「辞めたい」と思うようになります。
同僚と合わない
本来は同じ立場であるはずの、バイト仲間との人間関係もモチベーションに影響します。実際に仕事を共有し、コミュニケーションをとる機会が多くなるのは同僚だからです。
接する機会が頻繁にある同僚と相性が悪いのは、場合によっては店長や正社員との関係以上にストレスとなります。
さらに、自分以外の同僚たちがコミュニティを作ってしまうと、後から溶け込むのは難しくなるでしょう。
職場で孤立してしまい、「辞めたい」と思うようになることもありえるのです。合わない同僚と働き続けている人は、思い切って職場を変えるのもひとつの解決策です。
卒業・就職のため
学生や就活生、転職者にとっては、卒業や就職がバイトを辞めるタイミングになります。以下、それぞれのパターンを解説します。
卒業で辞めるパターン
大学生や高校生が卒業するとき、バイトを辞める人は少なくありません。住所や生活リズムが変わり、これまでのバイトを続けにくくなるからです。さらに、「学生でなくなる以上、より収入を多くしたい」と考え、今のバイトを辞める人もいるでしょう。
就職で辞めるパターン
多くの人が、就職先や転職先が決まればバイトを辞めます。彼らや彼女らにとって、バイトとは一時的な収入源だったからです。
もちろん、フリーター生活を続けながら、同じ職場での正社員登用を目指すケースもあるでしょう。ただし、多くの人はバイト先と別の職場への就職、転職を希望しています。
仕事内容が合わない
バイトでは「仕事内容が合わない」と感じたときにも辞めたくなります。ここでは、その理由を深く掘り下げていきます。
能力や適性と合っていない
自身の能力や適性と仕事内容がずれていれば、バイトのモチベーションは下がっていくでしょう。なぜなら、時間を浪費しているような感覚に陥っていくからです。
長い時間を仕事に割く以上、多くの人がスキルアップや社会経験を職場に求めています。
しかし、自分のやりたいことに合っていない職場では、成長している実感を持てなくなります。
キャリアに役立つとも思えず、「早く辞めた方が得なのではないか」と思ってしまうのです。自分が輝ける場所を求めて、バイトを辞めるのはときとしてポジティブな判断にもなりえます。
責任ややりがいを感じられない
仕事への責任感ややりがいも重要なポイントであり、これらを抱きにくいバイトは続けることが困難でしょう。
その理由として、ほとんどの人は大きな役割を与えられるからこそ、仕事に愛着を覚えるようになるからです。
「自分にしかできない仕事である」「職場で必要とされている」という思いが意欲につながり、職場への帰属意識を生み出します。
誰でもできるような仕事には、思い入れを持てない人もいます。そして精神的につらくなり、バイトを辞めてしまうのです。こうした人々は、やりがいさえ与えられれば奮起する可能性もあります。
いつ?誰に?どうやって伝えるのが正解?
バイトを辞めるときには正しい流れ、マナーがあるので注意しましょう。ここからは、バイトを辞めたいときに伝えるタイミング、人などを説明します。
1か月前。最低でも2週間前には。
一般的に、バイトを辞めるなら1か月前から2週間前までに伝えるべきだとされてきました。その理由を述べていきます。
バイト先での引継ぎを考えて
可能であれば1カ月前には辞める旨を伝えましょう。なぜなら、引継ぎには十分な時間が必要だからです。
誰かが職場を辞めた場合、経営者は代わりの人材を補充しなくてはなりません。
さらに、前任者から後任者に作業を引き継ぎ、一人前に働けるようになってもらうまでの時間も不可欠です。
急に前任者が辞めて、何も引継ぎがないまま去ってしまうと、職場はパニックになりかねません。余裕をもって引き継げる時間が、およそ1カ月なのです。
最低でも2週間前なのはなぜか
仮に1カ月前が難しかったとしても、2週間前には辞めると伝えましょう。なぜ2週間前なのかというと、民法第627条1項で定められているからです。
そこには、「就業規則に明確な記載がないなら、2週間前に退職の申し出をすればいい」という内容が書かれています。
逆をいえば、2週間前までにバイトを辞めると伝えられなければ、民法に反してしまうということです。2週間前までに申し出ていた場合、大きなトラブルは回避できるといえるでしょう。
直属の上司に言う
いざ辞める際には、誰に伝えるべきか分からない人もいるでしょう。以下、辞める意思を伝える相手について解説します。
直属の上司に言うのが普通
バイトを辞める際には、直属の上司に言うのがマナーです。理由はまず、直属の上司はバイトの管理について、職場での権限を持たされているからです。
そのため、バイトの雇用や解雇も、直属の上司が把握しておかなくてはなりません。次に、直属の上司を飛ばして、さらに上の上司や経営者に退職を伝えるのはマナー違反だとされているのも理由です。
これらは、直属の上司に対し「指導力を認めていない」「話したくない」と言っているのにも等しい行為です。
そもそも、幹部や経営者がバイトの状況まで把握しているとは限りません。もっとも退職の話をしやすく、辞めるまでの手続きを教えてくれるのは直属の上司です。
同僚に伝えるのは大丈夫か
直属の上司ではなく、同僚に辞める旨を真っ先に伝えるのも避けたいところです。バイト仲間に人事権があるわけではなく、結局は直属の上司に伝えないと今後の話はできません。
同僚に「上司まで伝えてください」と頼むのも、相手に余計な責任を背負わせることになるので止めておきましょう。
できるだけ直接会って伝えるべき
LINEや電話でなく、上司には直接会って「辞めたい」という意思を伝えましょう。以下、その理由を挙げていきます。
確認作業をしなくてはならない
直接会って話さないと、さまざまな確認事項が漏れてしまう可能性も出てきます。LINEや電話では一方的になりがちで、細かい要件を忘れることもありえるからです。
また、直接会って話せばお互いの希望をすり合わせやすく、辞めるまでの段取りをスムーズに組めます。表情や声色もしっかり感じ取れるので、口論になりにくいのも直接会うメリットです。
LINEや電話の後も直接会うようにする
どうしても忙しくてLINEや電話で退職の旨を伝えたときでも、後で直接会うようにしましょう。なぜなら、LINEや電話だけで連絡を済ませてしまうと、相手に失礼だからです。
たとえ短い期間だったとしても、職場でお世話になったからにはきっちり感謝を伝えなくてはなりません。さらに、職場に穴をあけることへのお詫びも必要です。感謝もお詫びも、直接会って伝えるようにしましょう。
円満に退社するには?チェックしておくべきポイント5選
バイト先を円満に辞めたいなら、5つのポイントを押さえましょう。ここからは、5つを順番に説明していきます。
最終勤務日を決める
バイト先と最終勤務日を決めれば、トラブルなく辞めやすくなります。以下、その理由や最終勤務日を決めるメリットについて解説します。
引継ぎの流れを逆算できる
上司はバイトの最終勤務日を知ることで、その後の引継ぎを考えやすくなるでしょう。
具体的には、新人バイトを採用するタイミング、制服や道具の補充、引継ぎ作業などをスケジュールに落とし込めます。欠員が出てもあわてることなく、職場を再びまわせるようになるのです。
最終勤務日はいつにするべきか
そのときの事情にもよるものの、最終勤務日を決める際には「繁忙期」「卒業や入社日」「就業規則」などを考慮します。まず、繁忙期の真っただ中で辞めるのは、バイト先に迷惑をかける行為です。
少しでも人員が欲しいときに、バイトが少なくなるのは職場にとって大きな痛手です。また、引継ぎに時間もかけられません。繁忙期にあたらない日を最終勤務日にしましょう。
次に、卒業や次の職場の入社日がはっきりしているなら、そこに合わせて最終勤務日を決めるのが得策です。バイト自身の卒業、就職の準備も踏まえ、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
最後に、就業規則を守れるよう、最終勤務日を決めることも大事です。就業規則には「退職の1カ月前には告げること」「2カ月前には伝えること」と、職場ごとに退職のルールが記されています。
仕事の引き継ぎ
バイト先での引継ぎ作業が上手くいけば、辞めた後も職場に迷惑がかかりません。ここからは、引継ぎの注意事項を挙げていきます。
作業内容は紙に書いて渡す
後任者に向けて、引き継ぐ作業内容は紙に書いておくのが理想的です。その紙を見れば、後任者が自分で作業内容を確認できるからです。
文章に直していくことで、本人も引継ぎ内容をチェックできます。伝達漏れを防ぐためにも、紙で残しておくことは大切です。
引継ぎを面倒に思わない
「もう辞めるから」と、引継ぎ作業を面倒くさがらないようにしましょう。なぜなら、引継ぎ作業は後任者だけでなく、上司や同僚の心証にも影響するからです。
引継ぎ作業を投げ出すような人は自分勝手に思われ、円満退職しにくくなります。最後まで責任を持ち、引継ぎ作業をやり遂げれば、好印象のままバイト先を去っていけます。
後任者と一緒にいる時間を作る
可能なら、後任者と一緒に働く時間を設けましょう。後任者にとって、前任者の働きぶりは何よりの勉強になるからです。
前任者が普通に働いているだけでも、後任者への手本になります。口で説明するよりも楽なので、前任者の引継ぎの負担も結果的には軽くなります。
私物の持ち帰り
バイト先に私物がある際は、最終勤務日までに持ち帰らなくてはなりません。なぜなら、本人が去った後も、ロッカーや更衣室は誰かが使い続けるからです。
それなのに、前任者の私物が残っていると邪魔になってしまいます。私物を処分するだけでも手間であり、仕事を邪魔している状態になりかねません。最後にイメージを悪くしないよう、計画的に持ち帰るのが賢明です。
貸与物の返却
最終勤務日に合わせて、バイト先で使っていた制服や道具などの貸与物をまとめておきましょう。制服や道具の中には使いまわしのものも含まれているからです。
後任者に引き継がれる場合もあるので、返却を忘れないことが肝心です。
もしも貸与物を持ち帰ったり、間違えて処分したりすると、バイト先から弁償を求められる恐れもあります。辞めた後でトラブルを招かないよう、早い段階で貸与物をリストアップしておきましょう。
仲間へのあいさつ
バイトを辞める際には、上司や仲間へのあいさつが欠かせません。以下、あいさつの流れやポイントを説明します。
全員に直接あいさつする
退職のあいさつは職場の全員に直接行うのがマナーです。関係の浅い人にもしっかりあいさつしてから去りましょう。
なぜなら、同じ職場で働いていたからには、間接的にお世話になったこともありえるからです。あいさつは相手の休憩中や、忙しくない時間帯を見計らって行います。
贈り物を渡すと丁寧ではあるものの、必須ではありません。それよりも、丁寧に礼儀正しくあいさつすることが重要です。
あいさつでネガティブなことを話さない
どのような事情で辞める場合でも、あいさつでネガティブなことを話さないようにしましょう。残って働き続ける人たちに失礼だからです。
また、ネガティブな退職理由も伝える必要はありません。一方で嘘をつく必要もなく、「一身上の都合で」「新しい仕事が見つかって」など、おおまかな説明だけに留めておけば十分です。
タイミングが分からないときは上司に相談
もしもあいさつのタイミングに困ったら、上司に相談してみましょう。職場ごとに、あいさつの慣習が決められていることもあるからです。
上司があいさつの段取りを組んでくれる場合もあれば、集会のときにスピーチできる職場もあります。いずれにせよ、これまでと同じならわしであいさつをするのが、波風を立てずに職場を去る方法だといえるでしょう。
気を付けて!NGの退職方法
バイトを辞めるときには、トラブルに発展することも珍しくありません。退職の際にはネガティブな感情が噴き出しやすいからです。
しかし、退職でもめてしまうと、お互いが嫌な気持ちになります。新しい職場でも、フラストレーションを引きずりかねません。そうならないようにここからは、避けるべき退職方法を解説します。
喧嘩して辞める
「もう最後だから」という気持ちで最終日を迎えてしまうと、不満を吐き出してしまい同僚や上司と喧嘩になることがあります。以下、喧嘩して辞めるデメリットや対策を挙げていきます。
デメリット
バイトを辞めるときに喧嘩してしまうデメリットは主に2つです。
まず、「ほかの同僚に失礼」なのは大きいといえます。同僚の中には、喧嘩に関係がない人も少なくありません。こうした人たちまで不快にさせて職場を去るのは、とても重大なマナー違反です。
次に、「今後に引きずってしまう」のもデメリットです。「喧嘩して辞めた」という事実を作ってしまうと、新しい職場でも同じことを繰り返しかねません。たとえ不満があったとしても我慢して、最後くらいは前向きに辞めていくのがおすすめです。
喧嘩をしないための心がけ
第一に、「喧嘩ではなく話し合いをする」ようにします。喧嘩をするくらいストレスが溜まっているなら、爆発する前に上司を介して当事者同士の話し合いをしましょう。
冷静に問題を解決すれば、喧嘩をせずに気持ちよく辞められます。さらに、「自分の非を認める」勇気も大切です。
相手の批判をしたくなるときは、自分も同じように思われている場合があるからです。そういうときは、自分から相手に歩み寄ってみましょう。きっかけを得たことで、相手も素直に謝ってくれる可能性があります。
そのほか、「単なる同僚だった」と割り切ってしまうのも賢明です。バイト先以外で関係がない相手にこだわっていても、仕方がないからです。「二度と会うことはない」と思えば、喧嘩をしたいという気持ちも起きにくいでしょう。
連絡しないで辞める
ある日突然バイト先に顔を出さず、そのまま辞めてしまう人もいます。以下、連絡なしに辞めてしまうデメリットと対策を挙げていきます。
デメリット
もっとも大きなデメリットは「懲戒解雇のリスク」です。就業規則に反した行為が発覚し、罰として解雇されることが懲戒解雇です。
そして、連絡しないまま欠勤していると、懲戒解雇される可能性が出てきます。なぜなら、連絡をしない限り、退職の意思はバイト先に伝わっていないからです。
懲戒解雇された記録は職場側に残り、どのような形で他社に伝わるか定かではありません。
つまり、懲戒解雇された経歴が、就職や転職に悪影響を及ぼすこともありえるのです。残った同僚に迷惑がかかり、本人のイメージを悪くするのも無断退職のデメリットであり、避けるのが得策です。
連絡したくないときはどうするか
どうしてもバイト先に退職したい気持ちを言えないときは、LINEやメールで意思を伝える方法もあります。
本来なら、直接会うかせめて電話で話すのが退職のマナーではあるものの、本人に気力がないときは文章で伝えるのも最後の手段です。無断退職は免れるので、懲戒解雇になるリスクは低くなるでしょう。
一方的で急な連絡をして辞める
仮に直接話したとしても、一方的で急な連絡をして辞めるのはマナー違反です。以下、急な連絡で辞めるデメリットと対策を解説します。
デメリット
突然バイトが辞めてしまうと、職場は被害を受けます。なぜなら、欠員を補充する段取りを組んでいなかった状態で、現場をまわさなくてはならないからです。
残された社員やスタッフの負担は大きくなり、ときには、お客様に迷惑がかかることもあるでしょう。さらに、社会人の礼儀を身につけるためにも、急に退職するのは賢明といえません。
将来的にまた職場を辞めることになるとして、正しい連絡の仕方を学んでいなければ苦労するでしょう。逆に、「バイト先を円満に辞められた」という経験が残ったなら、自分の自信にもつながります。
急な連絡をせずに辞めるための注意点
まずは、「辞める日をあらかじめ決めておく」ことです。最終勤務日から逆算して働いておけば、ある日突然辞めるような事態になりません。
上司や同僚とも退職を共有でき、スムーズに引継ぎ作業を進められます。次に、「バイト先での人間関係をしっかり構築しておく」ことも重要です。
上司や同僚とふだんから親しくしていれば、いざというときも「連絡しにくい」という気持ちになりにくいからです。
むしろ、積極的に退職や引継ぎの相談をでき、辞める日までのスケジュールを組めるでしょう。辞めるまでの手続きにも漏れがなく、すっきりした気持ちで次の職場に向かえます。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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