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28歳フリーターを続けるとこうなる!就職におすすめの職種7選も紹介

多様な生き方が受け入れられている現代日本では、卒業して就職するのではなくフリーターとしてお金を稼ぐ人も増えました。

フリーターにも特有の利点がありますが、ふとした瞬間に「このままで良いのかな」「就職した方が良かったりするのかな」と考える人も多いです。しかし新卒者に比べて年齢を重ねていると、今からでも就職出来るのか不安に感じてしまうでしょう。

そこで本記事では就職において一つのボーダーラインである28歳フリーターについて詳しく掘り下げていきますので、少しでもお役に立てれば幸いです。


この記事のまとめ!

・28歳でフリーターを続けると給与面や雇用面でのデメリットがあるが、就職によって課題をクリアできる
・28歳でフリーターを続けると時間や働き方でのメリットがある
・28歳フリーターにおすすめの仕事には「営業職」「販売職」「プログラマー」「施工管理職」などがある

28歳でフリーターを続けるとどうなる?

28歳以降もフリーターとして働き続けることには、メリットとデメリットが共存しています。自分にとって何が重要かによって判断が分かれるポイントであり、双方への正しい理解が重要です。

後悔しない選択をするために、まずは28歳でフリーターを続けるメリットとデメリットを把握しておきましょう。

28歳でフリーターを続けるデメリット

28歳でフリーターを続けるデメリット

28歳までフリーターとして働き、そのまま正社員にならない選択肢を取ると「収入面」でデメリットを被る可能性があります。

正社員の場合は勤続年数に応じて社内で昇給したり、キャリアアップによって給与待遇が向上したりなど徐々に収入が増えるのが一般的です。

フリーターの場合も仕事ぶりによって時給が上がることはありますが、正社員に比べると収入の上昇幅は小さくなります。

厚生労働省による「令和3年賃金構造基本統計調査」を参考に算出すると、25~29歳の正社員は平均年収376.3万円(月給×12+夏冬ボーナスそれぞれ月給1.5ヶ月分を加算)であるのに対して非正規雇用の場合は245.8万円(月給×12で算出)です。単純な平均年収で見ると約131万円の差が生じています。

一般的に夏冬の2回支給されるボーナスの有無も、正社員とフリーターの収入差に大きく影響しているでしょう。

正社員とフリーターの間には「社会的信用」という点においても違いがあります。正社員は雇用期間に定めがない「無期雇用」となるため、本人が問題を起こしたり会社が倒産したりしない限りは解雇される心配がありません。

一方、ケースバイケースであるもののフリーターとして働く人の多くは雇用期間が予め決まっている「有期雇用」に該当します。

有期雇用は契約期間満了のタイミングで更新することが出来ますが、企業側の都合で契約を打ち切る「雇い止め」に遭う可能性もあるのです。

さらに言うと正社員の多くは毎月の給与(各種手当を除く)が固定されている「月給制」ですが、フリーターは一般的に時給や日給で働くスタイルが一般的となっています。

月給制の場合は体調不良やケガで1~2日仕事を休んでも、給与に影響しないケースが多いです。時給や日給は単純な労働時間・出勤日数が給与に直結するため、仕事を休むとその分給与も少なくなります。

雇用や収入が不安定という側面からフリーターは社会的信用が正社員ほど高くなく、場合によってはローンや賃貸契約の審査に影響する可能性があるので注意しましょう。

28歳でフリーターを続けるメリット

28歳でフリーターを続けるメリット

フリーターを続ける大きなメリットは「時間を自由に使いやすい」という点です。職場のルールにもよりますが、フリーターの一般的な勤務スタイルはシフト制とされています。

営業時間を複数の時間帯に分けて、従業員が交代しながら仕事をするのがシフト制です。シフト制を採用している職場では毎月締切日を設けて従業員からスケジュールや希望出勤日を提出してもらい、責任者がシフト表を組んでいます。

自分である程度柔軟に出勤日を調整出来るため、プライベートと仕事を両立させやすいのです。

また、フリーターは「仕事のプレッシャーが少ない」ことをメリットに感じている人も少なくありません。

正社員は売上に直結する業務や社内の機密情報を扱うことが多く、自分の仕事に大きな責任が伴います。ポジションによっては他の従業員をまとめ上げることも求められるでしょう。

フリーターの仕事に責任が伴わないという訳ではありませんが、任される業務の範囲はある程度限られているためあまり気負わず仕事に従事出来ます。

フリーターを続けることには「仕事を変えやすい」というメリットもあります。

正社員は雇用が安定しているという利点がある一方、企業側が長期雇用を前提としているため仕事を辞めにくい側面があるのも事実です。

賞与・福利厚生・社会保険といった制度は、企業が従業員に長く働いてもらうための仕組みとなっています。

また、退職する際には、事業規模によっては仕事で関わる人の人数が膨大になり、引継ぎや挨拶回りだけでもそれなりの労力を要するでしょう。必要な書類や手続きも多いのでハードルが高くなりがちなのです。

先に述べたように、フリーターは一般的に有期雇用であるケースが多く、企業側も長期雇用を前提にしていません。正社員に比べると少ない労力で仕事を辞められるため、自分がやりたいことが見つかった際のフットワークが軽くなります。

28歳フリーターってやばい?人生終了?

先ほど28歳でフリーターを続けることのデメリットをお伝えしましたが、28歳以降もフリーターを続けながら収入格差や社会的信用が低いといったデメリットを解消するのは、個人の努力だけでは難しいでしょう。

フリーターのメリットはおおむね「働きやすさ」にありますが、収入や信用と天秤にかけてどちらが自分にとって重要であるかを判断することが大切です。

もしもデメリットの方が大きいと判断した場合は、やはり転職して正社員になることが近道となります。28歳という年齢が気になってためらう人も多いですが、実際のところビハインドこそあるものの28歳からの就職は十分可能です。

今就職をせず、一度も就職したことがない状態(就業経験ゼロ)で30代に入ってから就職活動を行っても、20代に比べて選考が圧倒的に不利になるため、迷っている方は今正社員になっておくことをおすすめします。

実際に労働政策研究・研修機構の資料「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」によると、2011年~2012年にかけてフリーターから正社員に転職した25~29歳のフリーターは全体の18.3%、30~34歳の正社員転進率は13.0%となっています。

また、リクナビネクストの「人事が語る フリーター、派遣社員を正社員採用する理由」では、28歳までを正社員採用の対象とする人事は全体の10%という結果になりました。

同調査では25歳までという回答が30%、27歳および29歳までが5%となっています。これらのデータを考慮すると、28歳フリーターという属性は企業が前向きに正社員として迎え入れるギリギリのラインと言えます。

これまでに就職活動をほとんど経験したことのない方が自力で進めても苦戦することが考えられるため、転職エージェントを利用して求人選びや書類作成、面接対策を全面的にサポートしてもらうのがおすすめです。

28歳フリーターにおすすめの職種7選

身に付いているスキルや経歴にもよりますが、28歳フリーターから正社員として転職するのは簡単とは言えません。採用率を高めるという意味では、受け入れられやすい職種を選ぶというアプローチが有効です。

ここからは28歳フリーターから正社員を目指すのにおすすめな職種を紹介します。

営業職

営業職

営業職は自社商品やサービスの魅力を顧客にアピールして、購入や契約に向けて働きかけるのが主な仕事です。アプローチ対象は個人・法人・新規顧客・既存顧客など多岐におよびます。

コミュニケーション能力や基礎的なビジネスマナー、社内調整力といったスキルが求められる仕事です。営業職は特別な資格を必要としないため、28歳までフリーターとして働いていた人でも比較的採用されやすい職種といえます。

獲得した契約数に応じたインセンティブが支給される場合が多いので、未経験から始めても頑張り次第で高収入を実現出来るでしょう。

販売職

販売職

販売職はアパレル・食品・電化製品から趣味用品といった商材を、店舗などで直接消費者に売却するのが仕事です。正社員になると接客以外にも発注・在庫管理・人材マネジメントなど店舗経営に関わる様々な仕事を任されます。

商品に関する豊富な知識はもちろん、現場での立ち仕事が多いのでそれなりの体力も求められるでしょう。販売職は商材の幅が広いため求人数が豊富で、自分の興味がある分野を選びやすいという点がメリットです。

商材にもよりますが基本的には資格を必要としない仕事なので、28歳フリーターからでも転職しやすい部類であるといえます。

プログラマー

プログラマー

プログラマーはプログラミング言語を駆使してコンピューター上でコードを記述して、アプリケーションやシステムの開発を行う職種です。開発する製品によって適したプログラミング言語が異なるため、転職する際はよく確認しておくようにしましょう。

プログラマーとしてのスキル・知識・経験を活かしてエンジニア職に転進するというキャリアプランもあります。

プログラマーをはじめとするIT技術職は慢性的な人手不足と言われており、各企業では間口を広げて積極的に人材を採用しているのが実情です。そのため、28歳のフリーターからでも採用される可能性は十分にあります。

需要が伸び続けている分野なので将来性が高いという点もポイントです。実力社会の風潮が強く、勤続年数よりも仕事の成果が評価されます。

介護職

介護職

高齢者や身体が不自由な人の生活をサポートするのが介護職です。具体的にはサービス利用者の食事・入浴・排泄・送迎や移動などに付き添い、安全に日常生活を送れるように努めます。

女性従業員が多い業界(参考:厚生労働省「介護従業者処遇状況等調査」)ですが、利用者の身体を支えるなど力仕事も多いため男手が求められていると言えるでしょう。

日本は少子高齢化社会となっているため介護職の需要は高い水準で推移しており、各福祉関連サービスや施設では人手を確保する必要に迫られています。

業界未経験の28歳でも十分正社員を狙うことが可能であり、専門資格の取得で昇給やキャリアアップが狙いやすい業界です。

工場作業員

工場作業員

工場作業員は部品や製品を生産する施設で作業にあたる仕事です。

ベルトコンベアで流れてくる部品を加工するライン作業、生産に必要な素材を倉庫から取り出すピッキング、出来上がった製品に異常がないかチェックする検査などが主な仕事内容となります。

マシンの取り扱いに関する専門資格を有していればオペレーターを任されるなど、仕事に幅が出て給与も上がる傾向があるので覚えておきましょう。

工場作業員は地味なイメージから若い世代の転職者が比較的集まりにくく、逆に言うと穴場とも言える職種です。深夜手当や残業代による給与の上乗せが多く、未経験から飛び込んでも稼ぎやすい点も特徴となっています。

肉体的な負担が大きいとされているため、体力面と相談しながら転職を検討してみてください。

清掃員

清掃員

商業施設・民間ビル・公共施設などの床や壁をキレイにするのが清掃員の仕事です。モップやほうきを使った軽作業に限らず、専門的なマシンを用いて頑固な汚れを落とすこともあります。

立ち仕事で中腰になったりしゃがんだりといった姿勢の変化が多いので、体力や身体の丈夫さに自信がある人におすすめの仕事です。

清掃員は景気に左右されにくいという性質上、需要が大きく減少する可能性が低い点がメリットとなります。専門資格も必要ないため28歳フリーターからいきなり転職することも難しくありません。

また、基本的に年齢不問なので28歳から勤め始めても長く働くことが出来ます。

施工管理職

施工管理職

施工管理職とは建築や工事の現場で指揮を執り、施工全体の進捗を監督する職種です。

現場監督と混同されやすいですが、具体的な作業の指示を行うのが現場監督であるのに対して施工管理職は幅広い視野で工事全体をまとめ上げます。

具体的には「原価」「工程」「品質」「安全」の4つを管理するのが施工管理職の仕事です。

施工管理職として働くためには「施工管理技士」という国家資格が必要になりますが、補助業務を行いながら経験を積む場合は未経験者でも従事出来ます。

職人の高齢化が進んでいる建築業界にとって、28歳という年齢はまだまだ若い部類なので正社員として十分に転職可能です。

国家資格を取得して本格的な業務を担当出来るようになると収入も上がるため、施工管理職の見習いは目的意識を持って働きやすい職種と言えます。

28歳フリーターの就職成功のコツ

28歳は企業から見て正社員採用ギリギリのラインであるため、就活を長引かせるとチャンスを逃してしまい兼ねません。28歳のうちに短期集中で就職を成功させるためには、以下のポイントを意識して取り組んでみてください。

28歳フリーターの就職成功のコツ

就活しやすい環境を整える

28歳フリーターからの就職活動は、まず就活のためにアクションを起こしやすい環境を整えることが大切です。

就職活動を行うためには履歴書やエントリーシートの作成・応募先の選定・企業説明会への参加・採用試験などやるべきことが多岐におよびます。

したがって、今まで通りフリーターとして働きながら就職活動を展開すると負担が大きくなるでしょう。急なシフト調整は勤め先にも迷惑がかかり、スケジュールを詰め込み過ぎると自分が身体を壊してしまう可能性があります。

最低限の貯金を作った上で勤め先にしっかりと相談して、就活優先のシフトと生活スタイルを作りましょう。

自己分析を行う

28歳から正社員を目指す場合には、徹底的に自己分析を行っておくことをおすすめしています。先に述べたように28歳は正社員としての就職を目指せるギリギリのラインです。

このタイミングで就職先選びに失敗して早期退社すると、次の就活がより一層厳しいものになります。

そうならないためにも自分が持つ価値観や強み・弱み、仕事選びで絶対に譲れないポイントを正確に把握した上でミスマッチを起こさない的確な仕事選びを実現しましょう。

自己分析では自分の人生経験において印象的なイベント・嬉しかったこと・成長出来たタイミングなどを紙に書き出して、自分がどんな事を考え何を身に付けてきたかを客観的に分析します。

必要であれば家族や友人など信頼出来る人からの意見を聞き、自己評価とのすり合わせを行ってください。

自分ができることの中から仕事を探す

「自分がやりたいこと」は就職や転職において重要な要素ですが、28歳で就職を目指す場合は「自分に出来ること」を意識するようにしてみてください。

自分のやりたいことに繋がるスキルや資格を持っていれば問題ありませんが、それが未経験の分野であれば就活においては若干のビハインドになる可能性があります。

アルバイトの経験や自己分析の結果から導き出された「今の自分の能力ですぐにでも出来ること」で求人情報をふるいにかければ、採用してもらえる可能性が上がるでしょう。

大切なのは「やりたいこと」と「出来ること」のバランスなので、丁度良い妥協点を見つけてやりがいのある仕事を探してみてください。「やりたいこと」は就職してから経験を積んで、ステップアップしながら目指せば良いのです。

選考対策を徹底する

自信を持って「これだ」と思える仕事を選ぶことが出来ても、採用試験を通過しなければ正社員になることは出来ません。

28歳フリーターは採用試験において問われるポイントがある程度決まっているため、予め対策を練っておけば落ち着いて臨めます。

【28歳フリーターの採用試験対策とは?】

面接でよく掘り下げられるのは「なぜ28歳までフリーターとして働いていたのか」というポイントです。この質問で採用担当官に納得してもらえる回答を出すには、ポジティブな言い回しで理由を説明することが重要になってきます。

「やりたいことがないから」「責任ある立場になりたくないから」といったネガティブな回答は採用担当官の心象を悪くしてしまうため、もし本当の理由がそうだったとしても前向きな表現に直すようにしましょう。

例文としては「働きながら時間を柔軟に使って勉強していた」「知見を広げて自分を磨いていた」などが挙げられますが、履歴書や自己PRと矛盾しないよう慎重に言葉を選びましょう。

「28歳までフリーターを続けていた理由」から「28歳で正社員を目指した理由」に質問を繋げるというパターンも多いです。

この場合もポジティブな言葉で理由を伝えることが大切ですが、「なぜこの会社なのか」「どのような将来像を描いているか」という要素を盛り込むとさらに良いでしょう。

例えば「御社の事業に触れる機会があり感銘を受けた」「営業経験を積み重ね、5年後にはプロジェクトリーダーとして活躍したい」といった具合です。

採用試験では上記のような質疑応答の他にも履歴書やエントリーシートによる書類選考があり、面接時には入室から退室までの作法もチェックされています。

こうした採用試験全般の対策を自力でカバーするのは難しいため、就職エージェントの利用がおすすめです。

【就職エージェントとは?】

専属のキャリアアドバイザーが就職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。

カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、書類・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは若年層に特化してサポートを行っているほか、このようなメリットがあります。

第二新卒エージェントneoのサービス内容

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「就職すべきか教えてほしい」「細かい選考対策を受けたい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

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