【失敗したくない人へ】フリーターが就職の面接で注意すべきこと特集
就職をするときに避けて通れないのが「面接」。会社の人と直接に話す面接は、就職を成功させるためにとても重要です。フリーターを続けていた人は、新卒で就職活動をしている人以上に面接対策をしておく必要があります。なぜなら、フリーターならではの質問をされることが多いからです。この記事では、フリーターが正社員として働くために就職の面接で気をつけるべきことをまとめました。
正社員の面接とアルバイトの面接とはどう違う?
正社員として就職するときの面接と、アルバイトを始めるときの面接はどう違うのでしょうか。
たとえばコンビニのアルバイトに応募するときは、多くの場合、事前に電話で連絡したあとで指定の日時に履歴書を持ってその店舗に出向き、店長と話すでしょう。
その際、店長が見るのは、その人の「現在の状況」です。
とりあえず自分の店で業務をこなせそうだと思えば「合格」になります。
アルバイトとして人を雇うときは、このように比較的ゆるやかな基準で選びます。
しばらく仕事ぶりを見て、仕事が合っていなければ辞めてもらうこともできるからです。
しかし、正社員として雇う場合は「仕事をする能力はあるのか」「仲間としてずっと一緒に働ける人物か」「将来の会社を任せられる人間か」など、慎重に人物像を判断しようとします。
そのため、会社の面接では先に履歴書などを見て、じっくりと書類で審査するのです。
そのうえで直接に会って話を聞き、その人についてよく知ろうとしています。
ことのときは、その人の現在の状況はもちろんですが「将来の姿」までも予想して雇うかどうかを判断します。
正社員として受け入れると、仕事ができるかどうかにかかわらず一定の給料を払う必要が生まれ、しかも、長期にわたって働くことが多いので今後の会社の状況にも関わってくるからです。
つまり、正社員の面接ではアルバイトの面接よりも深く「人物」や「能力」を見られているのです。
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最低限知っておきたい!面接での服装、ふるまいの基本とは
では、面接に行くときはどのようなことに気をつけておくべきでしょうか。
まず服装は、黒や紺色のスーツに白いシャツ、ネクタイが基本です。
清潔感のある服装にしましょう。
男性なら髪は短めに整え、ヒゲはきれいに剃っておきます。
女性なら、髪が長い人はまとめておきましょう。
メイクは濃すぎないようにし、靴はきちんと手入れされた革靴を履きます。
そして書類が入るビジネスバッグを持ち、メモやボールペンを準備しておきます。
会社の建物に入ったときから面接が始まっていると考え、気を抜かないでおきましょう。
受付の人も途中ですれ違う人も、出会う人すべてが面接官だと思うくらいでいいのです。
面接会場では、ドアをノックして「どうぞ」と言われたら入ります。
イスのそばまで歩いて自分の名前を言い「どうぞ、座ってください」と言われたら「失礼します」と言って座ります。
背筋を伸ばして座り、面接官の目を見るようなつもりで前を向きます。
よい印象を与えるためには、つねに落ち着いた気持ちでかつキビキビと動くことが必要です。
フリーターが面接で必ず聞かれることは何?
面接で質問されることは、新卒の人の場合は「この会社を志望する理由」「自分の長所・短所」「経歴や仕事に活かせる資格・能力」などです。
しかしフリーターの場合、それらの質問に加えて
「なぜ、フリーターをしているのか」
「どのようなアルバイトをしてきたのか」
「アルバイトのほかに何をしてきたか」
などの質問もされます。
面接会場であわてないために、これら質問に対する答えは前もって考えておきましょう。
なぜフリーターを続けていたのかと聞かれたら
留学していたので就職活動ができなかった人や、大学や大学院などに進学するつもりだったが失敗したために心ならずもフリーターになった人もいるでしょう。
このように、就活のタイミングを逃した人であればはっきりとそう言うべきです。
会社側としては納得しやすい理由ですので、不採用になる可能性が低くなります。
新卒時に就活をしたけれども、希望の企業に就職できずに就職浪人のような状況でフリーターになった人も同様です。
ただし、どのようなときも自分の失敗に対する反省を失ってはいけません。
「タイミングが悪かった」「不景気で就職がなかった」などと責任転嫁をしてはいけません。
自分に甘い人間だと思われてしまうからです。
「もう少し考えて動けばよかったのですが」「もっと努力すればよかったのですが」と、自分に対する厳しい視線も必要です。
さて、その一方で芸人やミュージシャンなどになる夢を追っていたためにフリーターをしていた人もいるでしょう。
そのような場合は、これまで熱中できる何かを持っていた点を好意的にとらえる会社もあります。
けれども、その場合はもう夢はあきらめたことをはっきりと伝えましょう。
「夢を追い続けられて、いい青春だったと思います。しかし、今後は夢をきっぱりと諦め、しっかりと働きたいと思っています」
という若者がいたら、会社の人も応援したくなります。
また自分自身の健康上の問題や、祖父母の介護など家庭の事情でフリーター生活を続けていた場合は、問題が解決したことをアピールしなくてはいけません。
持病は完治したとか、施設に入所したので介護をする必要がなくなったなどと説明して、今後の仕事に支障がないことを断言しておくべきです。
上のどのタイプにもあてはまらず「なんとなくフリーターをしていた」という人もいるでしょう。
そのような場合はどう言えばいいのでしょうか。
「自分が本当にしたい仕事は何か、考える時間がほしくてアルバイトをしていました」というのが一般的な答え方です。
複数のアルバイトを経験した人は「自分に合っている仕事を見つけるため、いろいろなアルバイトをしていました」と答えられるでしょう。
フリーターの経験をアピールできないだろうか
アルバイトで得た知識や技能、経験があったら積極的にアピールしておきましょう。
フリーターでも働いたときにはいろいろなことがあったはずです。
たとえば、問題に直面したけれども工夫して切り抜けたこと、新人の教育を任されて苦労したこと、失敗をして叱られ大いに反省したことなど、自分の成長につながった経験を思い出すことができるのではないでしょうか。
新卒の人と比べたら、フリーターの人は「社会で働いた経験がある」というアピールポイントを持っているのですから、そこを最大限利用しましょう。
就職しようとする会社で活かせる経験を探して話すのです。
「逆質問」には、どう対処すればいい?
面接の最後には「何か質問はありませんか」と尋ねられます。
これは、求職者から質問できるので「逆質問」といいます。
会社は、就職希望者がどういう質問をするかで意欲をはかろうとしているのです。
ですから、「特にありません」と答えてしまってはいけません。
また、「支社はどこにあるのですか」など会社のホームページで公開されているような基礎的な事項を尋ねると、企業研究をしていないと判断されてマイナスです。
なお「残業は多いですか」「休日はどうなっていますか」「ボーナスはどの程度ですか」など、待遇面を気にするような質問はよい印象を与えません。
就職したい会社があったら、待遇などは転職サイトを見てあらかじめ調べておくようにしましょう。
よい逆質問をするには、会社で自分が働く姿を思い浮かべてみるといいのです。
どうすればより輝く自分になれるのでしょうか。そこを質問するのです。
たとえば、「御社で活躍するには今後、どういう勉強が必要でしょうか」「どのような資格が必要でしょうか」などと、会社でしっかりと働きたいという気持ちを伝える質問が望ましいのです。
フリーターであることをプラスに転換しよう
フリーターであるからといって、就職が不利になるとは言い切れません。
アルバイト経験があるということは、それだけ人生経験も職業経験も多いのだととらえて、それをプラスへと転換すればいいのです。
これまでの人生で反省すべきことは素直に反省する姿を見せながら、今後会社で大きく羽ばたきたいとアピールしましょう。
転職サイトを見ると、たくさんの会社が転職希望者に門戸を開いていることがわかります。
自分とマッチした会社であれば、意欲と能力を見せることで就職は十分可能です。
私たちも、フリーターの皆さんを応援する気持ちでサイトを運営しています。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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