フリーターが就職する際の志望動機の作り方!「自己分析」の必要性とやり方って?
就職活動をする上で必ず必要とされる志望動機ですが、自己分析や自己PRと関連付けて作らなければならないのが通例です。すべて辻褄が合っている志望動機はより説得性を増します。
そこで本記事では、フリーターの方に知って欲しい志望動機の作り方と、自己分析をどう志望動機に生かしていけばよいのかをご紹介いたします。
志望動機の書き方の基礎を把握しよう!
さて、ここからはいよいよ志望動機の作成についてお伝えしてまいりますが、志望動機はいきなり書こうとしてもなかなかうまくいかないものです。
志望動機を書くにあたって押さえておくべきポイントやコツを把握することで、よりスムーズに作成することができます。
志望動機欄の正しい書き方&ポイント
まずは志望動機を書くにあたりおさえておくべき4つのポイントをご紹介します。
(1)記入欄の7割以上を埋める
(2)字はヘタでも丁寧に
(3)過去のエピソードを交えた気づき、目標を伝える
(4)(3)の就職して実現したいことと、現在の環境では実現できないことをリンクさせて伝える
(5)自分がその企業に貢献できる具体的な内容を伝える
まず、履歴書の志望動機欄は7割以上埋めるつもりで記入しましょう。あまりに空白が多いと見栄えが悪く、何よりやる気が感じられません。
また手書きで記入する際には、字が上手い必要はありません。とにかく丁寧に書くことを心がけましょう。
字が上手くても下手でも仕事にはさほど差し支えませんが、雑に書いてある場合には「働く」ということへの真剣さが伝わらなかったり、「公式文書ですらもこんな感じか、仕事を任せられないな」などと捉えられ、信頼を得るチャンスを失ってしまいかねません。
そして、志望動機は自分だからこそ書ける、オリジナリティのある内容である必要があります。
基本的な構造は下記にお伝えするような例文を参考にしていただいて問題ありませんが、”その人らしさ”が感じられない志望動機は熱意もやる気も真剣さも伝わりません。
採用担当者によっては「万人受けする内容でいまいち説得力に欠けるな」などと厳しいジャッジをする方も少なくありませんので、過去にあった実際のエピソードから得た経験や気づきを盛り込むようにしましょう。
そしてそのエピソードから今自分が実現させたいと思っていることと、応募先の企業でならそれを実現させられるであろう理由を書きましょう。
ただし、自分の希望ばかりを並べては応募先の企業にとってのメリットが感じられない内容になってしまいますので、加えてその企業で自分が貢献できると思うことを、実体験と共に具体的なスキルや知識、マインド面を挙げて伝えましょう。
志望動機が必要な理由とは?
そもそも、なぜ志望動機は就職活動において必ず必要とされるのでしょうか?これにはまず、企業がその応募者が本気でその仕事をしたいと考えているか、本当にその企業に入りたいと考えているかを見ることが挙げられます。
企業としては一人の社員を一人立ちさせるまでに莫大な予算をかけることになります。
お金をかけるという意味ではアルバイトを育てる場合も同様ですが、通常、正社員はアルバイトよりも責任に重みがあり、業務内容も多く、言われたことをただやればいいだけでは務まらないこともあります。
いきなりはまねできない仕事ができるようにサポートしてもらえますが、その分時間もかかり、人件費も多くかかるのです。
だからこそ採用サイドとしては一度雇った社員にはある程度その企業で働いてほしいと考えています。
そのため、入社直後の退職を防ぐためにも志望動機で「表面的な本気度」をチェックし、面接では「内面的な本気度」をチェックしているのです。
また、志望動機を書いて提出してもらうことにより、企業サイドはその応募者の将来の目標や入社してやりたいと考えていることを把握することができます。
それによってその応募者の入社後のミスマッチを防ぐなど、本当にその応募者にとってその企業に入社することがベストな選択なのかもチェックしているのです。
志望動機のまとめ方・ポイント
さて、ここまでで志望動機の書き方のポイントなどをお伝えして来ましたが、それらをどのようにまとめれば美しく読みやすい志望動機を作ることができるのでしょうか?ここではポイントを細かく分けてお伝えします。
「自分オリジナルの内容」が大前提
近年、志望動機の書き方についてインターネットで検索してみると実に多くの情報がヒットします。そこには多くの場合で例文が記載されており、それを真似するような形で書くことができます。
しかし、この時に注意していただきたいのはこの志望動機の例文の大半を”パク”ってしまうということです。
もちろん志望動機作成の流れをマネする分には全く問題ありませんが、自分の経験を深く盛り込めていなかったり、その経験から得た知識や学びについて汎用性のある薄い内容になってしまわないように注意することが大切です。
もしオリジナリティに欠ける内容を書いて提出してしまったら、企業側からは「自分の意志の薄い人」「覇気のない人」などのイメージをもたれてしまいかねません。
自分オリジナルの志望動機を作成することを常に念頭に置くように心がけましょう。
「理由」→「経験談」→「理由」で締める
まず、志望動機を書く際には冒頭に自分がその企業で働きたいと考えた理由を端的に一言で書きます。
結論から先に書くことによって、その志望動機が一体どんな方向に進んでいくのかが明確になり、理解しやすくなるからです。
そして、その志望理由にいたった経緯を次の段階で書いていきます。その内容としては自分のフリーター経験で学んだことや、「こんなことをしてみたい!」と感じた具体的なエピソードを書きます。
そして自分がその企業で活躍できることについてもまた経験談と共に伝え、最後に改めて、自分がその企業を志望した理由を伝えて締めくくります。
「志望理由」と「企業の魅力」をリンクさせる
上記のような流れで志望動機を書くにあたり、志望理由とその企業の具体的な魅力を結びつけて書くようにしましょう。
その企業ならではの魅力に自分の将来の目標や展望を重ね合わせることによって、自分がその企業で働きたいとどのくらい本気で考えているかを伝えることができます。
また、その企業ならではの魅力について深い視点で語ることができれば、その企業の採用担当者は個人的な喜びを得ることができるでしょう。それによってあなたに対して好印象を持ちやすくなります。
そのためには、最低でもその企業のホームページについては細かいところまでチェックしておきましょう。
「自分のスキル・経験」と「企業の利益」をリンクさせる
しかし、自分の理想ばかりを語っていては、その企業にとってのメリットがありません。次に大切なのは自分がその企業でどのように貢献できるかをいかに具体的に伝えるかということです。
その企業の方向性や理念についてしっかりとリサーチした上で、自分のスキルや良さをその企業でどのように活かせるかを考えてみましょう。
またその企業に貢献できることを前提に、自分が希望している職種に対してどれくらい適性があるかまで伝えることができたらなお強みになるでしょう。
自己分析とは?
皆さんは自己分析という言葉を耳にしたことがおありでしょうか?自己分析とは自分の性格や適性、得意なことや苦手な側面などを明確にする作業のことで、就職の際に行なうことは非常に重要とされています。
自己分析によってそれまでに把握していなかった自分の特性を知ることで、今まで考えもしなかったような職種が就職先の候補として上がってきたり、より自分が活躍できる企業に就職することが可能になるのです。
逆に自己分析を怠ってしまうと就職後に理想と現実のギャップに苦しんだり、自分の性格がその仕事に合っていないなどの理由で苦痛を強いられることにつながりかねません。
ぜひ自己分析の大切さを理解していただき、仕事選びに役立てて頂きたいと思います。
自己分析が志望動機作成で重要な理由
さて、自己分析は上記のように仕事選びに役立ちますが、実は志望動機の作成にも役立ちます。
志望動機を作成する際に大切なのは、なぜその企業・職種を志望したのか、自分がどんな風にその職場で活躍できるのかなどの要素です。
そこで重要な役割を担うのが自己分析。自己分析では自分にどんな特性があるのかがわかるため、自分にはどんな強みがあってどんな利益をその企業にもたらすことができるのかを知ることが出来ます。
逆に言えば自己分析をしっかりと行なっていないまま作成した志望動機にはあまり説得力がないケースが多く、面接まで進めないことが多々あるのです。
そのため、同じフリーターと比較しても自己分析を行なっている方のほうがより有利に就活を進めることができるのです。
【簡単!】自己分析のやり方
自己分析のやり方はいろいろと存在しますが、ここではパソコンやスマートフォンのメモ機能や、紙に書き出して考えていくやり方について解説いたします。
過去の経験を時系列で書き出す
まずは過去に経験した出来事を時系列に沿って書き出していくことになります。
20代であっても30代であっても、今現在の自分は過去の様々な経験を積み重ねた上で成り立っているものなので過去を振り返ることは非常に大切です。
そういえばあの時ああいうことがあったから今こうしてるんだよななど、忘れていたようなことや今まで気づけなかったことに気づけたり理解できるかもしれません。
そういった自分の奥底にあるものをこの作業によって探していくようにしましょう。
自分の今の立場と何をしてどうなったかを書く
さて、過去の出来事を思い出せるだけ書き出したら、次は今自分がどのような立場にいて、何をしてどんな成果を生み出したかを書いていくようにしましょう。
アルバイトの経験などでもかまいません。自分が熱意を持って取り組んだことについて書いていくことができればベストです。
学んだこと、影響を受けたこと
次に過去の経験から学ぶことができたことや自分が影響を受けたことについて書き出しましょう。
またそれによって自分の得意なことや苦手なこと、長所や短所を書き出して理解・把握していくこともできます。
長所と短所の共通点から性格を分析
さて、最後に上記で導いていくことができた長所と短所の共通点をあぶり出し、そこから自分がどんな性格なのかを理解、書き出して見つめてみましょう。
20代という年齢も加味しながら、そこから自分がどんな要素を含んだ仕事に向いているかなどが理解できると思います。
企業が採用で見ているポイント
最低限の知識やスキルは必要
企業が人を採用するのには多大な投資が必要です。そんな投資をするからには良い人材を採りたいと思うのは当然でしょう。
しかし、「良い人材」の定義は企業によって違います。
例えば、たくさんの資格を持っており、高学歴で人柄も申し分なく、やる気もあるという人材でもその能力や人柄が企業風土に不釣り合わない場合は不採用となることも考えられます。
近年は就職氷河期が続き、新卒で就職できない人も増えてきています。そのため、就職するには学歴や資格が絶対条件だと思い込んでいる人も多いですが、本当に大切なのはそこではないのです。
例えば営業職を目指す場合には最低限のコミュニケーション能力が必要ですし、強い精神力があることも求められます。また事務職に就きたい場合には最低限のPCスキルが必要になってきます。
逆に自分が就職したいと考えている職種に就けるほどの適性が無かった場合には、フリーター就職の場合やりたいことよりもできることや向いていることを優先した方がストレスは少ないかもしれません。
誰しも初めて就職したときにはなかなかうまく仕事を進めていけないものですから、少しでお優位な状態からスタートできる状況の方がノンストレスで働けるのです。
そこで自己分析をしっかりと行なっておくことで、現状の自分で挑むことができる職種や業務の方向性を図ることができるのです。
採用を決めるのは「人間性」
では、フリーターの方や第二新卒の方が就職したい企業に就職するためには具体的に何が必要なのでしょうか?本当に大切なのは、資格でも学歴でもありません。
本当に大切なのは企業の経営方針や求める人材像に見合った人であることです。採用を決めるポイントは「人間性」です。
面接や書類審査などであなたのことを見ているのが人間である限り、その人に「この人と一緒に働きたい」と思わせられることが最後には勝ちます。
企業は人が存在して初めて成り立つもので、企業の方向や方針は人が決め、人が作るものです。
その企業の方針に自分がいかに合っているのかということをアピールする必要があるのです。
自己分析は経営方針に一致させること
企業の経営方針に自分がいかに合致しているかということを上手にアピールするには、自己分析をするのが王道です。しかし、ただ自己分析をすればよいということではありません。
企業の経営方針や求める人材像を事前に徹底的に調べ上げた上で、自分の長所や短所、特技や人柄、経験をできるだけたくさん洗い出します。
まず、経営方針や求められる人材像というゴールを設定してからそのゴールにたどり着くように自己分析を始めるのが効率が良い方法です。
経営方針をひとつひとつ掘り下げて、自分の経験や人柄、特技がいかにその企業に合致しているか、自分を採用するとどれだけ企業にとって得なのかを売り込むようにしましょう。
就職活動というだけで萎縮してしまうという人もいると思いますが、企業も結局は「人」が主体になっているため、自分を上手に売り込むことで採用への道は拓けるのです。
企業のことを徹底的に調べて、自分が企業に合致する人間であるということをアピールしましょう。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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