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高卒の平均年収は!?性別、年代の比較と年収を上げる方法を解説!

仕事をする上で「年収」は皆さんが重視するポイントの一つではないでしょうか。もちろん、一概に年収が高いからいいということではありませんが、
「20代で年収1000万円を目指す方法」などの記事も増えており、多くの人が意識していることが分かります。

本記事では特に高卒の方向けに平均年収のデータと合わせて、大卒との差が生まれている理由、高卒から収入を上げていく方法をお伝えします。「給与」「給料」の違いなど知っておくべき言葉の解説も合わせて説明しており高卒の方以外でも一読の価値がある内容となっております。

年収とは

年収とは?

タイトルにも「年収」という言葉がありますが、そもそも「あなたの年収はいくらですか?」と聞かれた時に何を答えるべきかご存知でしょうか。手取り額でしょうか、それとも総支給額でしょうか。

答えは総支給額です。一般的に年収は社会保険料や住民税などの控除が行われる前の総支給額を指しています。

その為、自分が聞かれた時の回答もそうですが、企業側の説明や求人票に書いてある年収はそのまま自分の手元に入ってくるお金ではないので理解しておきましょう。

「手取り」「額面」「給料」「給与」の違い

「年収」以外にも、「給料」、「給与」など普段使っている言葉で意味が近いものを改めて説明しますので再確認のつもりで振り返りましょう。

給与・・・労働の見返りとして支払われる全てのものを指します。各種手当や給料を全て含めたものを指します。

給料・・・「給与」から残業代や各種手当などを差し引いたものを意味しています。よく耳にする言葉では「基本給」が給料に該当します。

額面・・・基本給に加え、交通費や残業代などの各種手当を含んだもので「給与」と同意であると考えて問題ありません。給与明細では「総支給金額」の欄に記載されています。

手取り・・・自分が実際に受け取れる金額を指します。額面から所得税や住民税などの引いた金額が手取りとなります。給与明細では「差引支給額」の欄に記載されています。

高卒の平均年収

ここからは本題の平均年収を確認していきます。男女別で高卒全体、年代別の平均年収を紹介していきます。

男女別全体平均

まずは男女別の高卒全体平均です。特徴としては男女差に80万円近くの開きがあること、前年と比較しても大きな変化が無いことがあげられます。

性別 平均年収 前年対比(%)
男性 292.9万円 +0.4%
女性 214.6万円 +0.8%

参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」

年代別

次に年代別に見ていきましょう。ここでの特徴は年を追うごとに男女で開きが生まれていること、50代で年収のピークを迎えていることが分かります。

※太字の数値が最も高い値

年齢 男性 女性
20~24歳 203.4万円 186.4万円
25~29歳 233.4万円 198.3万円
30~34歳 258.8万円 204.5万円
35~39歳 284.9万円 211.2万円
40~44歳 309.5万円 221.0万円
45~49歳 333.8万円 230.1万円
50~54歳 348.1万円 231.3万円
55~59歳 349.1万円 228.4万円
60~64歳 259.7万円 200.4万円

参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」

いかがでしょうか。就業中の方は現在の自身の年収と比較して、これから働くという方は同じ学歴を持つ人が社会でどれくらいの年収なのかイメージ出来れば幸いです。

勤務地や業種などデータの取り方でより詳細な自分の位置を把握出来ると思いますので気になる方は調べてみましょう。

高卒と大卒の平均年収比較

次に学歴による平均年収の差を見ていきます。求人票を見たことがある方は分かると思いますが一般的に大卒と高卒では初任給に違いあります。

つまり入社した時点で年収に差があるということです。この差は入社してからも埋めることは難しく、むしろ年齢を重ねる毎に広がっています。

年収比較

総合の年収では高卒男性:292.9万円、大卒男性:400.5万円、高卒女性:214.6万円、大卒女性:296.4万円となっております。

下図で各年代の推移も合わせてご確認下さい。

男性/年齢 高卒 大卒
20~24歳 203.0万円 229.2万円
30~34歳 258.8万円 321.8万円
40~44歳 309.5万円 429.5万円
50~54歳 348.1万円 535.2万円

女性/年齢 高卒 大卒
20~24歳 186.4万円 224.8万円
30~34歳 204.5万円 280.4万円
40~44歳 221.0万円 339.6万円
50~54歳 231.3万円 399.2万円

参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」

年代が上がるにつれて年収の差が開いているのは、役職などの立場に理由があると考えられます。多くの場合20代で現場で働いてきた人は30代から40代にかけて管理職へと移行していきます。

しかしながら管理職に就ける人数は限られており、大卒の中でも偏差値の高い大学出身者が多くなっています。

特に社員数が1000人を超えるような大企業ではその傾向が強く、平均年収に差をつける要因になっているのではないでしょうか。

大卒より平均年収が低い理由3選

大卒の平均年収と比較をしてみると、新入社員という立場は同じなのになぜ入社前で差があるのか、という疑問を持つ方も多いと思います。

大卒と高卒で給与に差をつけなければならないという制度や法律があるわけではありませんが、なぜ多くの企業で定着しているのでしょうか。その理由について3つの観点で説明していきます。

学歴社会が影響?

1点目は学歴社会の影響です。日本の企業では古くから学歴社会や年功序列という考えが浸透しておりました。

その為、学歴においても長い期間学んでいる方が優遇されるようなルールが多くなっており、その1つに年収の差があると言えます。

大企業の多くは入社前の時点で学歴による給与の差がありますが入社後も年功序列の為、着実に給与を上げることが出来ますがその差を埋めることは難しいと思っておいてよいでしょう。

因みに学歴による年収の格差は海外でも多く、多くの国で大卒と高卒には平均年収に大きな乖離があります。また先進国に比べ発展途上国の方がその差は顕著になっています。

企業からの期待度の差

2点目は企業からの期待度の差です。大学では自立してアルバイトをしている人や、グループや団体に所属して、社会経験を積んでいる人が多いため大学を卒業しているということ自体に価値が生まれます。

また大学では卒業研究や卒業論文を作成するのが一般的なので、時間をかけ一つの成果を上げるという経験も積んできております。

その為、採用する側としても、高卒に比べ大卒の方が社会経験豊富であると認識するのは当然のことでその分期待が寄せられ、年収が高くなります。

平均年収を引き上げる大企業に入りにくい為

3点目について、平均年収を引き上げている要因として大きいのですが、社会的に見ても平均年収の高い大企業の多くが大卒以上を採用条件としていることが、理由として挙げられます。

もちろん高卒での採用も行っていますが、技術系の業務に関わる仕事を限られた人数で採用している場合が多く、大卒に比べ給与の差も大きくなっております。

しかしながら昨今の流れとしては終身雇用や、学歴社会の風潮は収まっており、各企業が本人の能力に合わせて積極的に採用を行っている為、努力次第では大企業に勤めて高収入を得ることも十分に可能だと言えます。

高卒で高収入を得る4つの方法

上記の理由から高卒は大卒に比べて平均年収は低くなっていますが高収入を得る方法はあります。

ここでは大きく4つの方法を紹介しますのでここまでの内容を読んで更に収入を上げたいと思った方はぜひ参考にしてみてください。

同じ業界でスキルを磨く

簡単にいうと「今の仕事を極める」ということです。これはただ単純に働き続けるということでは無く、努力を長い期間積み上げることで他に替えが利かない存在を目指す必要があります。

磨くのは部下を指導するスキルでも、その人にしかない技術やテクニックでも構いません。それだけ希少価値の高い人物になれば会社としても必要不可欠な存在になるので年収は上がっていくでしょう。

同じポジションであれば、入社後身につけることになる内容は学歴に関わらず同様のため、いかに仕事に向き合う時間確保し、成長し続けられるかがポイントとなります。

専門性の高いスキルを身に付ける

2つ目は「専門性が高いスキル」を身に付けることです。

一般的に「高い給料をもらえる=価値のある仕事をしている」ということになります。業界によってはポジションに関わらずその業界の経験があること自体に希少性があり、価値が生まれる場合があります。

現在ではITのエンジニアやwebマーケターなどが該当するのではないでしょうか。希少性の高い職種は時代とともに変化もしていくので、常に情報をアップデートしスキルを身に付けていけば、高収入に繋がるでしょう。

起業、副業をする

3つ目は起業や副業など新しい収入源を作ることです。上手くいけば、20代での年収1000万円もありえますが、その分リスクが大きいことを知っておきましょう。

起業の場合は全て自己責任としてメリットとデメリットを踏まえた上で覚悟を持って決断する必要があります。また、昨今大手企業も解禁し話題になっている副業は本業との間で注意が必要です。

社内規則を確認し、副業可能かを確認したうえで行わなければ、一定以上の成果を上げた段階で本業の会社に知られるリスクがあります。

収入を増やすという意味で副業は有効ですが起業と合わせて様々なルールを確認してリスクを最大限排除して行いましょう。

転職をする

最後に挙げられるのは転職して収入をあげるという方法です。この方法は多くの人が実践しており、一社で少しづつ年収を上げる方法に比べ、一気に年収を上げられることがポイントです。

一見、難易度が高いように感じるかもしれませんが業界を変えるだけで年収が上がったり、同じ営業職でも扱う商材や関わるお客様が変わるだけで年収が変わるのは事実です。

リスクは現環境が年収のみで人間関係や福利厚生など働く環境として満足している場合に転職を通じて、収入の問題が解決する代わりに他の問題が起きることです。

よくある問題としては「収入は上がったが仕事内容が面白くない」「労働環境が過酷になり体力的に厳しい」「社内の競争意識が高く精神的にキツイ」というのがあります。転職をする前の段階で自己分析を必ず行い、納得のいく転職にしましょう。


履歴書・職務経歴書で悩んだら_10000社

まとめ

本記事では高卒の気になる年収や、大卒との比較、高年収を目指す方法を紹介してきました。ただ就職や転職を志す際に皆さんへ念頭に置いて頂きたいのは「自分は何の為に働いているか」ということです。

何かを得るということは何かを手放すことと表裏一体です。例えば、高収入を得る代わりに健康を失うかもしれません。ひょっとすると大切な仲間を失うかもしれません。

とはいえ、安定的な生活を送り、欲しいモノを手に入れるにはお金は必要です。

冒頭でもお伝えしたように「年収が高い=幸せ」ということではありません。自分にとって何が重要で、何をどれだけ必要なのかを考え行動することが大切です。

現時点での年収や、キャリアに悩む人は転職エージェントを利用してみることをオススメします。

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高卒や第二新卒者などの若年層に特化したエージェントであることからも、専門的なアドバイスをもらえるので気軽に相談してみることをオススメします。


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