高卒ニートのリスクとは?|就職を成功させる方法とおすすめ職種6選
高卒ニートでいることに不安を感じたことはありませんか?現状は、問題なく生活できていても、将来も同様に生活できるかはわかりません。
「職に就きたいけれど就けない」というジレンマを感じている人もいるのではないでしょうか。「高卒」「ニート」という2つのリスク両方に当てはまってしまうのが高卒ニートです。
本記事では高卒ニートを取り巻くリスクと、就職を成功させ高卒ニートから脱却するためのコツをご紹介します。
ニートは20代前半までなら脱却しやすい?
まず最初に、今ニートから脱却したいと考えている方は、20代前半までなら脱却しやすいということを念頭に入れておいていただきたいと思います。
財団法人 社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書」によれば、ニート全体のうち高卒ニートの割合は約3割となっており、ニートのうち高卒が占める割合は比較的大きめです。
※ニートを100%とした時の、高校を卒業したニート(77.0%)-高校卒業後専門学校や大学を卒業した者(47.9%)=高卒ニート(29.1%)
そして同資料によれば、ニートの継続期間は年齢によって差が見られました。
【ニートの継続期間】
20歳~24歳
└1年以下:71.1%
└5年以上:2.2%
35歳以上
└1年以下:44.4%
└5年以上:38.9%
この数値からは20代前半のニートの方は7割以上の方がニートを脱却することに成功しており、一方で35歳を過ぎると4割もの方が長期的にニート生活を続けていることがわかります。
つまり、できるだけ20代の若いうちにニートを脱却するアクションを起こさなければ、どんどん就・転職のチャンスが減っていきニートを続けざるを得なくなってしまうということです。
本気で自分や現状を変えたいと考えている方はできるだけ早急に行動に移すことをおすすめします。
ニートになるきっかけ
ニートの人に、「なぜニートになったのか」といったきっかけを尋ねると、さまざまな理由が出てきますが、その多くは周囲との関係や置かれている環境によるものです。
ここでは、ニートになってしまったきっかけとして代表的なものを4つ紹介します。
人間関係の悪化
ニートには、「周りの人と付き合うのが苦手」という人が少なくありません。例えば、過去の人間関係で起きたトラブルがトラウマになっているケースも多い傾向です。
例えば、陰湿ないじめに遭ってつらい思いをしていたとき、誰も味方になってくれなかった経験をした場合は、人とかかわりたくないと思ってしまっても無理はありません。
いじめられたことだけでなく、仲がいいと思っていた友人や、自分を守ってくれると信じていた家族が助けてくれなかったショックが、ニートのきっかけとなる可能性もあります。
このように、人間関係がきっかけでニートになった人は、自分を過小評価し周囲を批判的な目で見てしまいがちです。
過去の経験が、社会に出て新たな人間関係を築くことためらわせていると言えるでしょう。
就職の失敗
ニートの方の多くは、本心では職に就きたい気持ちはあるものの、なかなか思ったような職に就けていない人たちです。
そのような人たちは、決して怠けていて働きたくないわけではありません。自分に合う仕事があれば、働きたいと感じている傾向です。
しかし、それができないのは、過去に就職を失敗した苦い経験があるからでしょう。
就職活動の中で言われたくない言葉を投げかけられ、そのことがトラウマになり就職活動自体が怖くなっているケースもあります。
また、面接時に緊張で言葉が出なくなってしまったり、会社名や人名など大事なワードを言い間違えてしまったりした経験も、ニートのきっかけになりやすいでしょう。
真面目に取り組んでいる重要なタイミングで、周りから笑われたりさげすまれたりしたことにより、人前で話すのが怖くなっている状態です。
たくさんの企業を受け、すべて不採用になったことがニートのきっかけになることもあります。
自分自身を全否定された気分に陥り、自信を失ったことをきっかけに自分を過小評価するようになった状態です。
やりたいことが見つからない
ニートになってしまった人の中でも、正社員や派遣社員、アルバイトなどで何らかの仕事をした経験がある人もいます。
就職活動をするにあたって自分と向き合い、「本当に自分がやりたいことは何なのだろう」と考えてみたこともあるでしょう。
やりたいことを探してみたけれど見つからず、「そのまま時間が経過した結果がニートのきっかけになった」という人もいるはずです。
「自分に合っている仕事を探さなければならない」と根詰めて探せば探すほど、本当にこれで合っているのかと迷いはじめ、結局わからなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。
やりたいことが見つかっても、「結果を残せないまま挫折した」「周りの人にバカにされてやらずにあきらめた」といったことをきっかけに、ニートとなってしまった人もいるでしょう。
「自分のやりたいことはこれではなかった」と思い込もうとして、別のやりたいことを探しはじめ、結果が出ず路頭に迷い続けてしまうことも少なくありません。
前職が合わなかったことによる退職
過去に就職した会社や、やってみた仕事が自分には合わなかった場合でも、「次に選ぶ仕事や職場はきっと自分に合うはず」と考えて仕事に向き合うことができれば、ニートにならずに済むでしょう。
しかし、ニートになりやすい人は、繊細な性格なことが多いため、「絶対に合うと思って就職したのに、仕事や職場が合わなかった」ということが非常にショックに感じてしまう傾向です。
そのため、「もう自分に合う職場や仕事など見つかるはずがない」と自己防衛本能が働き、新しい仕事を探すのは無駄な作業と感じてしまいやすくなります。
仕事をしないことに不安を感じながらも、新たな仕事を探す気にはなれない理屈によりニートになっている状態です。
仕事内容が合わない場合だけでなく、職場の環境やルールになじめなかったことがニートのきっかけになることもあります。
仕事はこなせる自信があっても、周りとの距離感をうまく保つことができず、働く自信を失ってしまう人も少なくありません。
高卒ニートを続けるリスク
高卒ニートを続けることに不安を感じるのは、自分自身でも何となくリスクがあることに気付いているからでしょう。
リスクを回避するためには、どのようなリスクがあるのかを正しく知ることが大事です。ここでは、高卒ニートを続けることのリスクについて解説します。
いずれ経済面で困窮する
ニートの状態が続けば、当然収入は得られません。しかし、ニートであっても生活をしている以上生活するためのお金が必要です。
仮に、前職で貯金したお金があったとしても、支出するお金のみのため、いずれは生活費が底をついてしまうでしょう。
現状、親や兄弟姉妹などに生活費を出してもらっている場合も同様です。親が生活費を負担してくれている間は、ニートでいることもできますが、永遠ではありません。
自分で稼がなくても生活できる時間は、そう長く続くものではないのです。
親や兄弟姉妹などの支援者もだんだん年を取っていき、いずれは働けなくなる可能性もあります。
兄弟姉妹であれば、結婚して新たな家族ができ、現状と同様に生活費を負担することができなくなる可能性も十分に想定できるでしょう。
そのため、いずれは生活費を自分で捻出しなくてはいけない時期がくるのです。
現実逃避を繰り返して、他人に依存しすぎた生活を送りすぎていると、いざというときに経済的に困窮した状況に陥ってしまうでしょう。
就・転職が難しくなる
ニートか否かにかかわらず、就職や転職は年齢が上がるほど採用条件が厳しくなります。
例えば、20代前半なら簡単な条件だけで採用してもらえる職種でも、30代になると採用してもらえなくなるといった具合です。
企業としても、時間やお金をかけて必要なスキルを1から学ばせるべきかどうか考えます。
若いうちの採用なら時間をかけて育てても、その後戦力として働いてくれる時間が十分にある可能性が高いため、先行投資となるでしょう。
しかし、30代は部下を持ち始める年代となるため、1から育てるのでは間に合いません。
即戦力が求められる年代になってくると、ニートを続けてきた人はより一層採用されにくくなっていきます。
ニートの期間が長くなればなるほど、就・転職では不利になるでしょう。
例えば、他の条件がまったく同じニートとフリーターがいた場合、どちらかを採用するのであれば多くの企業は社会性を重視してフリーターを選ぶ可能性が高いでしょう。
社会との接点を持たずに長く過ごすことは、就・転職においてマイナスにしか働きません。
友人・知人から孤立する
ニートを続けることで、友人や知人を自ら遠ざけることになる可能性があります。
同年代の友人や知人とは、生活の中身が異なるため、活動する時間帯がまず合わなくなっていくでしょう。
相手に電話で連絡したくても、日中は仕事、休日は家族と過ごすなど、タイミングが難しくなるでしょう。
また、親などに養ってもらっているニートの状況では、仕事している友人や知人に対して引け目を感じてしまい、対等に付き合うのが難しくなる可能性もあります。
会って話をする場合も、ニートと仕事をしている人では徐々に話題がかみ合わなくなっていき、一緒に過ごすことが苦痛になってしまう可能性も否めません。
相手とのずれを感じるのは、ニートの人だけではありません。相手も、おそらく同じように付き合う距離感に難しさを感じるようになっていきます。
ニートでいる期間が長くなればなるほど、相手との溝を感じやすくなるため、周囲から孤立していくことになるでしょう。
高卒ニートの就職が難しいと言われる理由
「高卒ニートは就職が難しい」と感じている人もいるのではないでしょうか。また、高卒ニートの中には、直接高卒ニートについてとがめられて憤りを感じたことがある人もいるかもしれません。
では、なぜ高卒ニートは就職が難しいのでしょうか。ここでは、一般的に高卒ニートの就職が難しいと言われる理由について解説します。
求人の選択肢が限られるから
高卒ニートは就・転職活動において、ニートということだけでなく「高卒」という学歴によって選択肢が狭められてしまうことがあります。
なぜなら、高卒の場合はニートでなくても大卒以上を条件にしている求人には応募できないからです。高卒が応募できるのは、学歴不問や高卒以上が条件となっている求人となります。
過去に就職した経験がない場合は、未経験可の求人しか選べなくなるので、さらに選択肢が少なくなる傾向です。
そのうえ、ニートという条件がつくのですから、選択肢はかなり限られてしまうでしょう。
仮に、応募できる求人が見つかったとしても、条件に当てはまっていれば必ず採用してもらえるわけではありません。
「条件が緩い」ということは、多くの人が当てはまるため、他にも応募者がいれば、その人と比較されることになります。
そのため、高卒ニートのまま応募したのでは、採用されるのは難しいでしょう。
特別なスキルや能力をアピールしづらいから
就・転職では、他の人にはない自分の優れている部分をアピールし、採用担当者の印象に残るようにすることが非常に重要です。
しかし高卒ニートの立場では、特別なスキルや能力を身につけていることが少ない傾向のため、採用担当者にアピールできることがあまりありません。
人によっては、高校時代の部活動や習い事、前職、アルバイトなどで培ったスキルをアピールできる場合もありますが、かなり珍しいケースです。
特に高校卒業後すぐにニートになった場合は、アピールできるものを見つけること自体が難しいでしょう。
「特別なスキルや能力がアピールしづらい」ということは、周りがスキルや能力をアピールするほど差が目立ちやすくなります。就・転職における不利な点と言わざるを得ません。
即戦力になりづらいと考えられるから
前職やアルバイトを辞めてからの期間が長ければ長いほど、即戦力にはなりづらいと判断されやすくなります。
なぜなら、ニートになると社会的な接点を持たずに過ごす時間が長くなるからです。
新卒の募集では、一から教育する覚悟で採用活動をする企業も、転職者の募集では即戦力を求める傾向が強くなります。
専門的なスキルだけでなく、人とのかかわり方や言葉遣い、ビジネスマナーなどもあわせてチェックされることになるでしょう。
前職やアルバイト時代からのブランクが長ければ、仕事をするうえで必要なカンのようなものは鈍っているとみなされても仕方がありません。
また、ニートの場合は社会との接点が少ないことが不安視され、即戦力になりづらいと判断されることが多いでしょう。
高卒ニートが就・転職する方法
一般的に、高卒ニートは就職が難しい傾向です。それでは、高卒ニートの人が就・転職するためにはどうしたらよいのでしょうか。
ここからは、高卒ニートが就・転職する方法について解説します。
高卒ニートの課題を明確にする
高卒ニートはまず、自分の置かれた立場を正しく理解し、課題を明確にするところから始めましょう。
高卒ニートの場合、就職や転職にどのような影響を与えているのか、自分自身がしっかりと知っておくことが必要です。
例えば、ニート全体のうち高卒ニートは約3割で、大卒ニートの割合とあまり変わりません。
また、20代前半のニートは、ニートになってから1年以内に7割が脱却に成功しているのに対して、35歳以上のニートは4割が5年以上ニートを続けている状態です。
このように、20代前半であればニートは脱却しやすく、30代半ばを過ぎると脱却が難しくなることがわかります。
高卒ニートが就・転職活動をするなら、少しでも早いタイミングで始めることが重要です。
自己分析を行って適職を探す
高卒ニートの場合に限らず、就・転職活動では自己分析が欠かせません。自分がこれまでに経験したことや、身につけたスキルなどを順に洗い出していきましょう。
自分の得意な分野と不得意な分野、仕事をするうえでの強みや弱みなどを明らかにしていくことが大事です。
自己分析をしっかりと行うことによって、「自分にどのような職種が向いているか」について把握することが期待できます。
憧れの仕事が適職とは限りません。まずは、「自分の強みを活かせる仕事は何なのか」を知ることが、就・転職を成功させるカギとなります。
自己分析を行っていくと、自分の強みとして企業にアピールできるのはどのような点かというヒントが見えてくるでしょう。
企業が求める人材と比べて、自分が不足している点も見えてくるはずです。就・転職において、企業に自分をアピールできるチャンスは、履歴書と面接くらいしかありません。
貴重なチャンスをしっかりと活かせるように、「自分がどのようなことに興味があり得意なのか」について説明できるようにしておきましょう。
就・転職対策を行う
高卒ニートの場合、一般の人以上に書類対策や面接対策をして臨む必要があります。
しかし、新卒の学生とは違い、身近にサポートしてくれる人がいないため、自己流の対策になりがちです。それでは、効果的な対策をすることができません。
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高卒ニートにおすすめの職種6選
高卒ニートを脱却しようとしている方には、どのような職種が向いているのでしょうか?
この段落では、高卒ニートに向いている職種を6つ紹介しつつ、ニートにおすすめの理由ややりがい、向いている人の特徴などについても解説します。
プログラマー
プログラマーは、コンピュータのシステムやソフト、アプリ開発などで、どのように動くかといった指示をプログラミング言語で作成する仕事です。
コンピュータには、人間の言葉が通じないため、プログラミング言語を用いてさまざまな指示を作成します。プログラマーの魅力は、学歴に捉われずに仕事ができる点です。
実力主義の仕事なので、高卒でニートの経験があっても、大卒レベルやそれ以上の収入を得ている人もいます。
「高卒未経験可」という求人が多いこともプログラマーの特徴ですが、やる気があるというだけで成功するほど甘い仕事ではありません。
数カ月程度でプログラミングの基礎を身につけられるスクールもあるため、ある程度知識を身につけてからチャレンジするのがおすすめです。
指示を出す相手が人ではなく機械となるため、人とのコミュニケーションが苦手な人でもあまり苦にならない仕事の一つでしょう。
プログラミングの知識がすでにある人であれば、自分が習得しているプログラミング言語を仕事に活かすこともできます。自分の実力で勝負したい人に向いている仕事です。
機械系エンジニア
機械系エンジニアは、機械の設計に携わる仕事です。専門知識が必要な職種なため、誰でもできる仕事ではありません。
しかし、未経験可の求人が多く人手が不足している業界のため、機械が苦手でなければ仕事に就ける可能性があります。
部屋に引きこもって、機械いじりをずっとしていた人は、持ち前の知識を活かせる可能性があるでしょう。
「きちんとスキルが身につく仕事がしたい」「物づくりに携わりたい」といった人におすすめの仕事です。
CADを扱えれば、採用される可能性が広がります。スクールなどで基礎的な知識を身につけておくと、採用されやすくなるでしょう。
警備員
警備員は、物や人を危険から守る仕事です。仕事内容は、何を警備するかによって1号警備~4号警備まで分かれています。
警備員が高卒ニートの就職先としておすすめする理由は、未経験可の求人が多く、学歴や職歴が比較的問われない仕事だからです。
「前職が何であったか」ということが重視されない傾向のため、やる気と体力さえあれば働くことが期待できます。
実際、フリーターやニートから警備員になっている人も多いため、ハードルは高くありません。勤務時間が比較的自由に設定できる点が魅力です。
ニートの人には、自分のペースで働きたい人も多いのではないでしょうか。警備員は、そのような人にとって働きやすい職種と言えるでしょう。
工場作業員
工場作業員は、読んで字のごとく工場の中で作業するのが仕事です。工場内で手動作業を任されます。
簡単な単純作業に見える仕事もあるかもしれませんが、ずっと立ちっぱなしで作業するケースも少なくありません。そのため、見た目以上に体力勝負という一面があります。
学歴も経験も不問で求人されることが多い傾向です。単純作業から始めることが多いため、黙々と作業できる人に向いています。
大企業では、研修制度が整っていることから、コツコツと経験を積んでいけば、現場の管理を任されるようになる可能性もあるでしょう。
タクシードライバー
タクシードライバーは、いったんニートになった人が、社会復帰の手段として選ぶことが多い職種です。
さまざまな客層を相手に運転をしなければいけないため、意外に感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、タクシードライバーは、人手不足が続いていることもあり老若男女を問わず採用が活発に行われている傾向です。
会社によっては、ニートの人を積極的に採用している場合もあるため、上手に利用すると良いでしょう。
それなりの規模のタクシー会社に所属する場合、接客の基礎から研修で教えてもらえるため、何も知らないままいきなり現場に放り出されることはありません。
ニートの就労支援に積極的な企業が多い業界なので、ニートになったことを批判されたくない人の就職先としても向いています。
トラックドライバー
トラックドライバーは、トラックで荷物を目的の場所まで運ぶ仕事です。トラックのサイズによって、必要な免許が異なります。
トラックは、マニュアル車が多いため、特にマニュアルの運転免許証を持っている人にはおすすめです。未経験可での募集が多く、ニートだったかどうかという点もほぼ問われません。
最初は、ドライバーの補助をしながらルートなどを覚えていきます。
長距離トラックだけでなく、毎回同じルートを回る短距離のトラックなどもあるため、体力面なども考慮して選ぶと良いでしょう。
ニート脱却のコツ
「できればニートから脱却したいが、なかなか脱却できない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
ニートを脱却するためには、意気込みだけでなくコツが必要です。ここでは、ニートを脱却するための3つのコツを紹介します。
生活リズムを整える
ニート生活に入って、昼夜が逆転しているような人は、まず生活リズムを整えるところから始めてみましょう。
もちろん、夜勤専従で仕事を探すのであればそのままでかまいませんが、仕事の選択肢が狭まってしまいます。
就職活動やスクール通いをするなら、生活のリズムを本来の形に戻しておいたほうが選択肢としては増えるでしょう。
生活のリズムを整えるためのポイントとして、毎朝太陽の光を浴びることが挙げられます。
太陽の光が目から入ることで、体内時計がリセットされるため、生活リズムを整えるためには欠かせない作業です。長いこと日の光を浴びていない人は、ぜひ試してみましょう。
アルバイトで仕事や人間関係に慣れる
「ニート生活からいきなり正社員での就職」というのは、ハードルが高すぎます。絶対に無理とは言わないまでも、難しいことはたしかです。
採用する側からすれば、社会的なかかわりを欠く生活を送ってきたニートの人を、いきなり戦力として扱うのはためらってしまう可能性が高いでしょう。
企業としては、自社内だけでなく他社とのかかわりもあることから、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション力が身についている人を求めるものです。
完全なニートの状態ではなく、短時間でもアルバイトを経験して、周囲の人とのかかわり方に慣れてから応募したほうが採用される確率が高まるでしょう。
「失敗は成功のもと」と意識する
一度ニート生活を経験したからこそ、わかる大切なこともあります。自分の力で働いて稼ぐことの重要性に気付いたのであれば、それも大切なことの一つかもしれません。
失敗をせずに人生を歩むことができれば、安心ですが、逆に失敗しないことが自分にとってマイナスになることもあります。
なぜなら、失敗したら学べたことを知らずに進んでしまうからです。単に、失敗をしただけでは意味がありません。
失敗によって学んだことや得たことを次に活かすことで、はじめて成長することが期待できます。
例えば、満を持して就職活動に臨んだにもかかわらず、失敗してしまうともあるでしょう。
しかし、そこですぐまたニート生活に戻ってしまうようでは、せっかく踏み出した一歩を無駄にしてしまいかねません。
失敗から自分に不足する能力も見極めたり何かを学んだりするなど、次の一歩になるようにつなげていきましょう。
高卒ニートから就・転職するならエージェントに相談
高卒ニートの人は、年齢が若いうちに就・転職することをおすすめします。
なぜなら、年齢が若くニートの期間が短ければ、既卒の未経験者として就・転職が期待できるからです。
私たち「第二新卒エージェントneo」には、20代向けの求人がたくさん集まっているため、ぜひ活用してください
高卒ニートということに引け目を感じる人でも、実績のあるカウンセラーがさまざまな面から就・転職をサポートします。まずは、会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!