ブライダル業界に就職!高卒におすすめの職種3選と業界事情
華やかな世界というイメージのあるブライダル業界は、多くの人から人気を集めています。結婚に関わる仕事に転職したいと考えている人の中には、高卒だから採用されないのではないかと自信をなくしている人も少なくありません。
しかし、学歴に関わらずブライダル業界に就職して働くことは可能です。本記事ではブライダル業界の代表的な3職種をご紹介すると共に、ブライダル業界の平均年収や実際の労働環境についてご紹介いたします。
少しでも今後の就職活動のお役に立てれば幸いです。
ブライダル業界の現状
近年、結婚式は従来通りのホテルで行う以外にも、様々な形式が取られています。
写真だけ撮るという人もいれば、親族のみで行いたいと希望する人まで、結婚式に求める理想の形は多様化してきているのです。
ホテル以外の、レストランなどで式を挙げたいという人が年々増加してきているのも最近の傾向です。
そのようなニーズに応えるため、ブライダル業界もサービスの規模を広げ、活躍する場所を拡大してきています。
オンライン結婚式準備サービスという、式に使うアイテムをネット上で計画、準備することができるサービスも登場しました。
サービスの拡大に伴い、ブライダル業界が求める人材の幅もさらに広がることになったということが言えます。
ブライダル業界の就職状況とは
年々業界規模を広げているブライダル業界ですが、同時に志望する人もとても多いのが特徴です。
特に女性からは人気の職種となっており、中には500倍もの採用倍率になる会社まであります。
とりわけウェディングプランナーは競争率が高く、新卒採用でも少ない募集人数に大量の応募者が殺到するパターンが多くなっています。
アテンダーやサービススタッフの場合、ホテルの中のブライダル部門がその役割を担当することがほとんどですが、ホテルに就職できても全く違う部門に配置されてしまうこともあるのが注意点です。
確実にブライダル部門で働くためには、事前に自分が希望する部門に入れるのかどうか確かめておくことが大切です。
高卒でもブライダル業界に就職できる
ウェディングプランナーとして働く場合、一定の学歴や資格が必須になるということはありません。
学歴よりも人を幸せにしたいという熱意があるか、コミュニケーション能力が高いかなどの点が重視されます。
つまり、知識や経験よりも人物感ややる気などが重要なポイントになってくるということです。
ブライダル業界は人気の高い職種ですが、同時に離職率が高いという特徴もあります。
華やかなイメージに憧れて就職したはいいものの、仕事内容のハードさや理想とのギャップに疲れて仕事を辞めてしまう人が多いからです。
その点を踏まえて、自分はそれでもこの仕事をしたいという強い意志を見せることができれば採用の可能性はより高くなると言えます。
基本的に高卒でも中卒でも就職できる会社がほとんどですが、採用条件として大卒以上を希望している会社がないわけではありません。
特に大手のブライダル企業や人気の高い会社になると、応募者の数をふるいにかけるためにそのような条件を課しているところが多いようです。
またすぐに現場で働ける人材を求めている会社では、ブライダル関連の専門学校を卒業した人を積極的に採用している場合もあります。
そのような会社の場合、専門学校卒の人のほか、実際に結婚式場でアルバイトをしていたことがある人などは採用されやすくなります。
ブライダル業界を志す方のなかで、業界に携わったことのある方はあまり多くはありません。
ほとんどの人が未経験の状態で応募してくるので、何かしらの経験があったり資格を持っていたりする場合は採用に有利に働く場合があります。
資格を持っていなくても採用に非常に不利になるということはありませんが、高卒の人の場合、武器を一つ増やすという意味でもブライダル関連の資格を取得しておくと心強いかもしれません。
ブライダル業界・高卒におすすめの職種3選
ウェディングプランナー
一言でブライダル業界と言っても、含まれる仕事の内容は多岐に渡りますが、知名度も人気もいちばん高いブライダル業界の仕事といえばウェディングプランナーです。
これはカップルから結婚式の相談を受けて、最初の計画を立てるところから式を挙げる最後のところまでプロデュースする仕事になります。
クライアントの要望を丁寧に聞き取るスキルが必要とされるので、聞き上手な人や人とコミュニケーションを取るのが得意な人が向いている仕事です。
アテンダー
次に有名なのは、アテンダーと呼ばれる仕事です新郎新婦のサポート役として、主に結婚式の当日の進行がスムーズにいくように手助けします。
黒子役とも表現されるように目立たないように裏方に徹する仕事ですが、式が滞りなく行われるかどうかはアテンダーの腕にかかっているといっても過言ではないほど重要な役割です。
サービススタッフ
同じように式当日に活躍する仕事としては、サービススタッフが挙げられます。主に披露宴などで料理や飲み物を配るのが仕事です。
またそのほかの式に関わるサービス全般のお手伝いをすることもあり、ちょっとした余興の演出や、クロークで荷物を預かることなどもする場合があります。
このようにブライダル関連の仕事には様々なものがありますが、どの仕事もやりがいのあるものだと言えます。
特にウェディングプランナーは結婚式全体をトータルでコーディネートすることができるので、責任も大きい反面、成功したときの充実感は計り知れないものがあります。
アテンダーやサービススタッフも、式当日のトラブルなどに臨機応変に対応する柔軟さが問われる、一筋縄ではいかない仕事です。
しかし結婚式を成功させるためには欠かせない役割を担っていることから、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。
ちなみに「ブライダル業界に就職したい」「そもそも自分がブライダル業界に合っているのか知りたい」という方には、就職エージェントで就職のプロに相談する方法がおすすめです。
ブライダル業界の平均年収
ブライダル業界には様々な業種が存在していますが、その平均年収は約489万円といわれています。
しかし、近年はブライダル業界において働く場所も様々であるため、どこで働くかによっても年収は多少変わってきます。
例えば想像しやすいホテル勤務におけるブライダルスタッフの場合、各ホテルの給与の水準に従って給与が設定されるため、平均年収の幅としては300万円~400万円ほどであると予想されます。これはブライダル企業の社員として働く場合も同様です。
ただし大手企業や大手のホテルでマネージャーなどの役職についている場合にはもっと収入がUPすることが考えられるため、平気年収は450万円以上となることもあるでしょう。
平気年収だけに注目した場合には決して高収入の仕事であるとはいえないため、仕事内容というより収入面でのメリットをより求めている方は他の業界を検討してもよいかもしれません。
ブライダル業界の労働時間
では、ブライダル業界は一般的にどれくらいの時間働くことになるのでしょうか?
基本的に長時間労働
基本的にブライダル業界に勤める場合、長時間労働は避けては通れません。
特にウエディングプランナーの方の場合はお客様の都合が最優先ですので、お客様の退社後に打ち合わせなどのスケジュールは日常茶飯。
残業のない一般企業のような生活はまずできないため、アフターファイブの確保を理想に掲げている場合にはまず合わない業界であると考えられます。
ピーク時には朝7時~夜11時まで働くことも少なくありません。「終電には帰れるけど・・・」といった感じです。
残業代が満額出るといった企業は基本的にすごくめずらしいため、労働時間のすべてを金銭に変えることはできなさそうです。
休日出勤もある
お客様の都合が最優先ということもあり、自分の休日に打ち合わせを入れなければならないこともしばしばあります。
休日の途中2時間程度勤務、といったことも珍しくありません。この場合には自宅と勤務先が離れている場合には不便であるため、場合によっては引越しを検討する必要もありそうです。
土日祝日は基本出勤
中でもウエディングプランナーは土日祝日は出勤するシフト制が採用されていることが多いようです。
中には定休日を設けている企業もありますが、事前に調べておく必要があるでしょう。
なお、年末年始は休みであることが多いですが、電話番として交代での出勤はある可能性があります。
夏休みは連休をとりやすい
ただ、8月はブライダル業界の閑散期ということもあり夏休みの連休の取得が難しくありません。夏休みをしっかりとりたい方には好都合だといえるでしょう。
面接対策が採用の鍵
高卒でブライダル業界に就職することを考えている場合、まずは面接対策をしっかり行うことが何よりも重要なポイントになります。
なぜなら、学歴以外の自分の魅力や強みをどれだけアピールすることができるかで採用してもらえるかどうかが決まるからです。
中でも特に面接官が見ているのは下記の2点になります。
(1)応募者の人物感
(2)どんな強み・スキルがあるか
コミュニケーション能力の有無や接客の技術などは、応募書類から判断することはできません。そのため、面接で効果的なアピールをすることがとても大切になります。
まずは自分の得意なことや強みが何かを整理して、面接官に伝えたいことを絞っていくことが必要です。また、志望動機がしっかりとしていると働きたいという意思に説得力が増します。
自分が希望する会社がどのような人材を求めているのかに合わせて、自分のスキルや能力を売り込むのも大切なポイントです。
ブライダル業界に挑戦したいならエージェントが強い!
ブライダル業界はとてもやりがいのある仕事であると同時に、責任が重く、時に困難な局面に立たされることも多い仕事です。
志望動機が曖昧だったり、面接でマニュアル通りの受け答えしかできない場合には、早期退職の恐れがあるとして容赦無く落とされてしまう可能性があります。
まずはブライダル業界には大変な面もあるということをしっかりと知り、その上で自分にどんなことができるのかをアピールしていくことが大切です。
しかし、あまりブライダル業界に詳しくなく、書類対策や面接対策に不安を抱えているという方は少なくないのではないでしょうか?
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
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