高卒が就きやすいデスクワークの仕事3選!内定率UPのコツ4選とは?
「デスクワークの仕事がしたいけど、高卒でも就職できるのかなぁ・・・」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
事務職をはじめとしてデスクワーク系の仕事は人気が高いからこそ、学歴に強みのある大卒以上にしか枠がないのではないかとあきらめている高卒者の方は多いです。
しかし、実際にはあるコツを踏まえれば、高卒者の方でもデスクワークの仕事に就くことが可能です。
そこで本記事では、高卒が就きやすいデスクワークの仕事3選と、デスクワークに就きやすくなるコツをご紹介いたします。少しでもお役に立てれば幸いです。
高卒はデスクワークに就けるのか?
「そもそも高卒がデスクワークに就けるって本当なの?」と疑問の方も多いかと思いますが、結論から言えば可能です。
確かにデスクワークの仕事は大卒以上を条件にしている求人が多いですが、高卒以上を対象にしている求人も存在します。
ただし、同じ高卒でも下記に該当する方はデスクワークの仕事に就くことが難しくなりがちです。
(1)高校新卒である
(2)出身校が商業系以外の高校である
(3)出身校が通信制である
さらに、高卒以上を対象にしている求人には経験者層のみを募集していたり、事務関連の資格を保有していることを前提にしているものが多く、高卒からデスクワークの仕事に就くことは決して簡単なものではありません。
しかし、高卒の方でもコツを踏まえることでデスクワークの仕事に就ける可能性が一気に高まります。
高卒がデスクワークに就きやすくなるコツ4選
高卒の方がデスクワークに就きやすくなるには下記が有効です。
(1)高卒が就きやすいデスクワークの職種を狙う
(2)簿記など経理・事務に関連の資格を取得する
(3)派遣・パートなどで事務の経験を積む
(4)書類・面接対策を万全にする
まずは、この後ご紹介する高卒が就きやすいデスクワークの職種を知り、そこに的を絞って応募しましょう。
そして可能であれば簿記などの経理・事務にまつわる資格を取得しておくと、最低限の知識やスキルをアピールできるため、そういった資格を持っていない応募者と差をつけることができます。
また、高卒を歓迎しているデスクワーク求人の多くが中途採用で経験者層を求めている傾向がありますので、未経験者は応募すらできないケースが多いです。
そこで派遣やパートなどの入社までのハードルが低いところから経験を積むことで、キャリアアップにつなげることができます。自分の頑張りと職場の制度によっては正社員化が期待できるかもしれません。
そして最後に、書類・面接対策を万全にしておくことが重要です。中でも事務系の仕事は電話対応や来客対応、部署間の取次などコミュニケーションを取ることが非常に多いです。
そのため特に面接での受け答えの仕方に覇気がなかったり、自分の伝えたいことを落ち着いて伝えることができていないと最低限の適性がないとみなされ簡単に落とされてしまいます。
面接で志望動機や自己PRがうまく言えたからといって内定がもらえるものでもないため、事前に細かい対策を行うのがベストです。
とはいえ、特に就・転職に不慣れな方はどんな風に書類・面接対策を進めれば良いのかわからないかもしれません。
先ほどお伝えしたような資格の取得や派遣・パートから経験を積むという方法も、今すぐ就・転職したいと考えている方には合わない方法かもしれません。
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高卒が就きやすいデスクワークの仕事3選
では、ここからは高卒の方が就きやすいデスクワークの仕事3選をご紹介いたしましょう。
事務職
デスクワークといえば真っ先に思い浮かぶのが事務職ではないでしょうか?
事務職は、書類作成・処理・ファイリング業務や電話対応、データ入力や伝票処理、来客対応などの一般的なオフィスワークを行います。
職場にもよりますが、一般的に事務職は残業が少なく、ワークライフバランスを重視したい生活を送りたい方に向いています。未経験からでも参入しやすく、求人数も多いため高卒の方におすすめの職種となっています。
一般的に事務職としてイメージされるのは一般事務(OA事務とも呼ばれます)ですが、他にも経理事務や営業事務など多くの職種が存在しています。
ここではそれら一般事務以外の事務職について、代表的なものを4つご紹介いたします。
経理事務
経理事務は、組織の入出金の流れを記録したり、管理を行います。毎日の現金や預金の流れや残高の確認などを行う仕事です。経費精算ももちろん経理事務の仕事に含まれます。
そして、経理事務では伝票の起票も行います。ある程度伝票が溜まってきたら、経理のシステムへのデータ入力作業も行います。
また、月ごとの業務としては売掛金の回収や買掛金の支払い、月次決算や給与計算業務などを行います。
※売掛金・・・商材を売った時点ではなく、後日受け取るための権利
※買掛金・・・相手の商材を購入した際に、後日支払う義務
まだ納めていない代金があったり、まだ納められていない代金があった場合には、その管理を行うのも経理事務の仕事です。
そして年次では決算業務や年末調整、納税申告などを行います。決算書類の提出は決算月の2ヶ月後の末日のため、決算月の翌月と翌々月近辺は多忙になる傾向にあります。
営業事務
営業事務とは、営業担当者の営業活動に伴う事務的な業務を代行したりサポートしたりする仕事です。
見積書や受発注書、納品書などの資料の作成やデータ入力、電話・メール対応や経費精算などが主な業務内容です。中には社内会議の資料や社外向けのプレゼン資料の作成を手伝うことも。
細かい業務内容は業界や職場によって変わりますが、場合によってはテレアポ業務など、営業担当者の手が回らない業務全般を引き受けることもあります。
総務事務
総務事務とは、その名の通り総務部で働く事務職を指します。
総務部の業務は企業によって異なるため、業務内容を一概にこれと定義することは難しいですが、いわゆる総務事務の仕事と言えるものはいくつか挙げられます。
たとえば、コピー用紙やトナー、ボールペンやクリップ、名刺などの企業で使用する消耗品は、基本的に総務で手配しています。
残量を定期的にチェックしたり、各社員からの発注のお願いを受けるなどして、不足する前に発注を行います。
他にもデスクや椅子、プリンターやPC、電話などの備品や什器、オフィスそのものやビル自体のメンテナンス、管理も職場によっては業務に含まれます。
清掃業者を手配したり、空調や照明設備、防災設備の管理も行います。もし自社がオフィスビルのテナントとして入っている場合には、ビル全体のメンテナンスや防災活動にも参加する必要があります。
防災訓練やエレベーターの停止、停電や水道管工事など、従業員の勤務時間中に業務へ支障をきたすようなことが予定されている場合には、事前に社内全体へ向けたメールなどで知らせておきます。
ちなみに、総務部は株主総会の企画・運営も行います。
株主への招集通知の作成や発送、会場の予約に、当日用のプレゼン資料や配布資料の作成の手伝いなどが主な業務として含まれます。場合によっては当日の会場案内役を務めることもあります。
他にも、入社式や社内イベントの企画・運営も総務部が行っています。総務部が、目立たぬところで従業員が気持ちよく働けるような環境づくりに携わっている部署だということがわかりますね。
人の役に立ちたい、サポート業務に回りたいという方に向いている仕事です。
医療事務
医療事務とは、各医療機関(病院やクリニック)において受診しに来た患者の応対を行ったり、医療費の計算や保険者へ診療報酬を請求する業務を行う仕事です。
患者へ柔らかな雰囲気で応対、必要事項をわかりやすく説明するコミュニケーションスキルや応対スキル、医療費計算などを正確かつ迅速に処理する能力が必要となります。
医療業界の仕事であるため基礎的な専門知識が必要ですが、未経験からでも十分チャレンジすることが可能です。医療機関で働くことから、安定性に定評があります。
コールセンター
まず始めにおすすめするのがコールセンターの仕事です。
コールセンターの仕事は事務職の仕事内容に近いですが、顧客に電話をかけトラブルがあった際に上司へ報告するのが仕事なので、職場の人間関係を気にせずに働けるというメリットがあります。
学歴に関係なく応募できるので、高卒でデスクワークの仕事がしたい人には良いでしょう。
ただ、コールセンターの仕事は電話をかけてその電話の内容をPCで入力するという仕事が多いです。そのため、基本的なPCの操作スキルが求められることを理解しておく必要があります。
また、コールセンターの仕事の大半が派遣・パート扱いで働くこととなります。
そのため、自分の好きな時に働けてシフトの融通が利きやすい点は魅力的ですが、正社員になるのは難しいことを理解したうえで働く必要があるでしょう。
プログラマー
高卒向けのデスクワークとしてもう一つおすすめしたいのがプログラマーです。
専門的なイメージが強く高卒には無縁なのではと考えていた方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では学歴・経験不問の求人が多く高卒の方におすすめのデスクワーク職です。
私たちが生活の中で利用するものやシステム、サービスの多くには、利便性が高まるようなプログラムが組み込まれていますが、それらのプログラムを専門的に組み上げるのがプログラマーの主な仕事です。
プログラマーが関わる分野は多岐にわたります。最も連想されやすいのはWebに関するプログラムでしょう。
例えば、ショッピングサイトで商品を検索し、選び、購入手続きへ進む…このような流れは、プログラマーが作ったプログラムが作動することによって可能となっているのです。
Webサイトに関するプログラムを主に行うプログラマーは「Webプログラマー」とも呼ばれます。ゲームのプログラムを組むのもプログラマーの仕事です。
キャラを戦わせたり、何かを育てたり、冒険したり、現在は多様な遊び方のできるゲームが数多くありますが、ゲームの動作にもプログラミングが大きく関わります。
ゲームのプログラムを専門的に行う場合、「ゲームプログラマー」とも呼ばれます。
また、私たちが日々さまざまな場面で利用するアプリを作るプログラマーは「アプリケーションプログラマー」に分類されます。
また「組み込み系システムプログラマー」は、家電や電子機器などを利用するためのプログラムを組むのが主な業務です。
家電や電子装置がさまざまな場面で便利に作動するのは、そのようなプログラムが組まれているため、身近なところにもプログラムは多く活用されています。
他には、「汎用系システムプログラマー」も存在します。膨大なデータを管理するためのメインフレームをプログラムで作成するのが主な仕事です。
このように、プログラムを行ってどのようなものを作るのかによって、プログラマーの中でもさまざまな分類がなされているのです。
プログラマーはIT事業を行う企業などに雇用され、開発を担当する部署で働くパターンが一般的です。なお、プログラマーの具体的な業務は、プログラミングに特化しています。
類似する職種としてWebエンジニアがありますが、Webエンジニアはシステムの設計からプログラム、保守・管理まで全般的な仕事を担当する職種です。
どちらも同じITエンジニアにカテゴライズされる仕事であり、リンクする部分もありますが、業務の幅はそれぞれ異なります。
【参考】エンジニア
ちなみにプログラマーよりハードルは高まりますが、未経験からエンジニアを目指すことも不可能ではありません。
エンジニアはもともと大学の理系学部や情報系の専門学校を卒業していないとなるのが難しい職業でしたが、社会のIT化が進むにつれて人手が足りなくなり文系学部やITとは無縁の専門学校、フリーターなど様々な若い世代の人をエンジニアに育成しようとする動きが強くなってきています。
そのため、20代であれば高卒者でもエンジニアになれる可能性はあります。
エンジニアはやればやるだけ給与に反映される実力主義の仕事です。高卒であることが原因でなかなか給料が上がらなくて悩んでいる人は多いでしょう。
エンジニアであれば、頑張り次第で同世代よりも高い金額を稼ぐことも不可能ではありません。
ただし、未経験OKのエンジニアの求人へ応募する際には注意しなければいけない点もあります。
未経験OKの企業の大半はSIerと呼ばれる、エンジニアの派遣会社となっています。そのため、固定の職場で働きたい人にとってはデメリットになり得ます。
また、派遣会社から派遣されて働くため、雇用形態も正社員ではなく特定派遣という扱いで働くことになります。
したがって、保険証なども派遣社員のものとなってしまうため、人の目が気になるかもしれません。
それに加え派遣社員なので、派遣先と契約した金額から自分が所属する企業が一部の金額を派遣料として取っています。
そのため、経験を積んでスキルを身に着けることによって派遣先と高い金額で契約を結んでいるのに、固定給であるためにかなりの金額を会社にピンハネされてしまうこともSIerだとよくあります。
しかしSIerで経験を積めば、他の会社へ転職することが可能です。
転職に対してあまり良いイメージを持っていない人も多いでしょうが、IT業界では転職をしないとなかなか給料が上がらないことから、かなりの人が転職を経験しています。
それに、エンジニアとしての経験を積んでいれば、SIer以外の企業に正社員として雇ってもらうことも可能です。それ以外にもフリーランスなど様々な働き方を選ぶことができます。
いかがでしたか?気になる仕事はあったでしょうか?
「高卒からデスクワークに就きたいけど資格も経験もない」
「より多くの求人から自分に合った仕事を見つけたい」
こういった方は先ほどもお伝えした就・転職エージェントに相談して、自分の希望や性格にマッチしたデスクワークを紹介してもらう方法が非常に便利です。ぜひ一度チェックしてみてください。
事務系デスクワーク向け・資格3選
本記事の前半でお伝えした通り、高卒を歓迎しているデスクワークの求人には経理・事務関連の資格の保有を前提としているものが多いです。
時間と経済面で多少の余裕がある場合には、資格の取得を検討するのもひとつです。そこでここからは、デスクワークの中でも特に事務系の仕事に活かせる資格についてご紹介いたします。
簿記2級
事務系の職種へ転職をするにあたって、まず取得すべきと言えるのが簿記2級です。
簿記検定は事務職の仕事をするうえで欠かせない資格と言えます。簿記検定は3級から1級まであり、一切経理に関する知識を持っていないのであれば3級から始めてみるのも良いです。
ただ、基本的に転職活動に役立つのは2級以上であるため、2級合格を目指して勉強を進めましょう。
またかなり難易度は高いですが、大手企業への転職を目指したいと思っているなら1級をとるのもおすすめです。
税理士試験を受けるには、法学部・経済学部を卒業していることが前提となっていますが、高卒でも簿記検定1級を持っていれば税理士試験の受験資格が得られます。
税理士の資格を持っていれば転職できる企業の選択肢も増えることから、税理士資格に挑戦してみるのも良いでしょう。
MOS
もう一つ、事務職へ転職するのに取得しておくと有利な資格には、Microsoft Office Specialist(MOS)が挙げられます。
事務の仕事をするうえでWord、ExcelをはじめとするMicrosoft Officeのソフトを使いこなす必要があるため、これらのソフトを使いこなせるようになるために、MOSの勉強をすれば実務に役立たせることができます。
特に事務の仕事をするうえで、MOSのExcelを取得しておくのがおすすめです。
事務の仕事をするうえで、ExcelのマクロやVBAが使えるとかなり仕事を早く終えることができます。
秘書検定
また、事務職はデスクワークと言っても1日中ずっと机に座って仕事をするわけではありません。
取引先からかかってきた電話を取り次ぐなど、社会人としてのマナーが身に着いていないとできない仕事です。
そのため、社会人としてのマナーを身に着けるために、秘書検定を取得してみるのも良いでしょう。
秘書検定は3級から1級まで用意されており、こちらも転職活動に役立てるには2級からとなっています。
秘書検定の勉強をすることで、社会人としてのマナーだけでなく大人の女性としての作法も身に着くでしょう。
派遣・パートで経験を積む(未経験者向け)のも効果的
事務職の中途採用枠の求人は事務職を経験していることが条件となっていることが多いです。
派遣・パートなどで事務職として働いた経験があれば、このような求人の応募をすることができます。
派遣・パートであれば学歴に関係なく、簿記など仕事をするうえで必要な資格・知識を持っていれば採用してもらえる可能性が高いです。
そのため、まず派遣・パートで事務職の経験を積み、正社員を目指すのも一つの手段と言えるでしょう。
書類・面接対策を万全に
本記事では高卒者がデスクワークの仕事に就くためのコツをご紹介しましたが、これだけではまだ足りません。
前半でもお伝えした通り、履歴書や職務経歴書、面接の対策をいかに万全に行っておくかで内定率は大きく変わります。
採用担当者に好印象を与えられる書類の書き方、面接の受け答えの仕方、最低限のマナーなど、細やかな部分まで対策をしておくようにしましょう。
ただ、特に就・転職不慣れな方などは、一体何から始めればいいのか、何をどれくらい準備しておけばいいのかよくわからず不安に感じることもあるでしょう。
そこで繰り返しになりますが、就・転職エージェントの利用が非常に有効です。
【就・転職エージェントとは?】
専属のキャリアアドバイザーが就・転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。
カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。
就・転職エージェントに相談すれば高卒を歓迎しているデスクワーク求人を紹介してもらえる他、気になる求人があれば書類・面接対策、企業とのやり取りをサポートしてもらえます。
たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは高卒の方をはじめとした若年層に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。
ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。
「無資格未経験の高卒でもOKの求人を知りたい」「短期間で就・転職したい」という方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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