資格取得で学歴ハンデを覆す。高卒者の転職活動の進め方
求人サイトのなかには、大学卒業を条件にしているところも少なくありません。高卒の就職活動の現状として、学校の縁故によるものが多く、先輩たちの実績が求人につながっている面があります。そんな先輩たちのつながりによる就職から経験を得て、新たな仕事や職種にチャレンジしようとする時、どのような資格や経験も活かし方が求められるのでしょうか。特に資格は転職活動で武器になるとともにスキルの証となります。企業が求めている経験とは何か、どのような資格に注目が集まっているのか、そこに照準を合わせることで高卒者であっても学歴の差を埋め、転職活動を有利に進めることができます。
成果を出せる人をアピールするために実践したいキャリアの棚卸し
学歴よりも経験をみて欲しいというのは高卒者の本音です。実際に大卒を条件にしている企業や職種もあり、専門性が求められる分野は必須となっていることがあります。しかし、大卒者を必須とする専門性の高い職種は別として、求人の全体数からみると多くは高卒を対象にしています。多くの企業で求めているのは成果を出せる人、仕事のできる人です。成果を出せる人であるかどうかを判断するために企業の採用担当者が見るのは今までの経験や職種です。営業職では今までこれだけの成果を挙げてきたのか、技術職ならプロジェクトを担ってきたことが経験のアピールになり、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。転職活動は書類選考から始まります。履歴書と職種経歴書の2つの書類提出が求められますが、なかでも職種経歴書の中身が重要です。今まで培ってきた経験や成果をいかにわかりやすいアピール材料にできるかは、キャリアの棚卸し次第と言ってもいいでしょう。
活かせる資格と企業が求める資格の2つに着目する
先のキャリアの棚卸しと職務経歴書の作成で私たちが着目するのは資格の活かし方と、今後取得しておきたい資格の2つです。普通自動車免許や簿記などのほか、宅地建物取引主任者や建築士、建築施工管理技士、ボイラー技士などを取得している方も多いことでしょう。多くの資格は1級・2級によって実務経験の有無などがあり段階を踏んで取得していくケースが多いのですが、高卒から取得できる資格も多く国家資格も少なくありません。普通自動車免許は営業職で必須の資格ですし、簿記免許も1級・2級を持ち経理で活かしてきた経歴があれば、転職活動で良いアピール材料になります。職務経歴書などで資格をどのように活かしてきたか、数値などを用いて具体的に明記すると良いでしょう。
また、取得しておきたい資格ではTOEICがあります。英語能力を見るうえで客観的な材料になり、大手企業の求人情報でもTOEICの点数を具体的に挙げて募集しています。また、総合的な英語能力をアピールするうえでは、実用英語技能検定も転職活動で有利になる資格です。英検は読む・書く・聴く・話すという総合的な英語能力を計る資格なので、こちらを重視する企業もあります。英検準1級は大学中級程度、1級では大学上級程度のレベルとされています。海外進出する企業が増え、英語ができる人材は引く手あまたですので、転職活動でアピールできる資格です。ただし、英語関連の資格については取得までに時間がかかりやすいので、転職活動の時点ではなく、将来の転職・キャリアアップを見据えたなかで十分な時間をもって計画することが大事です。
要資格が条件ともなる介護・医療分野への転職と講座・スクールの選び方
介護・福祉分野も資格を要する職種が数多くあります。資格講座のなかでも、医療事務や調剤薬局事務・登録販売者が人気資格の上位に名を連ね、保育士なども人気の職種です。異業種からの転職がしやすく求人数も多いのですが、資格取得が必須となります。資格講座やスクールを選ぶ際は就職のサポート体制があるのかもみておくと良いでしょう。介護・医療分野は求人のニーズも高いのですが、資格ごとに職種が細分化されています。どのような職種を目指すのか、具体的な職種・仕事像をつかんで行動に移すことをおすすめします。
転職サイト・コンサルタントの活用で新たなアピールポイントが見つかることもある
持っている資格を活かすには、同じ業種や関連した職種への転職が中心になります。とはいえ、異業種への転職を目指す方も少なくありません。求人情報では未経験歓迎という言葉を見ることができますし、経験がないという点では大卒・高卒といった学歴の差はありません。ただし、やる気や熱意だけでなく、これまでの社会人経験がどのような形でつながるかもアピールする必要があります。また、全く経験のない異業種でも過去の経験が活かせることもあるため、こちらもキャリアの棚卸しでアピール材料や関連性を見つけ出していきましょう。キャリアの棚卸しでは転職サイト・コンサルタントの活用もおすすめです。より客観的にキャリアの整理や自分では見出しにくいアピールのポイントも提示してくれるからです。高卒・大卒に関係なく、経歴や経験値で企業とのマッチングを行いますので、同業種だけでなく、異業種への転職でも活用できます。
経験を資格取得に結びつけ、転職活動を有利に進める
資格は高卒や大卒といった学歴の差に関係なく、要件に当てはまれば誰でも取得できるものが多くあります。今まで取得した資格をどのように活かしていくか、また転職活動にどんな資格をプラスしていくか、目指す仕事・職種に合わせて取得していくことが大切です。また、目指す仕事・職種に関しても、同業種か異業種かの違いでも、資格の活かし方も異なってきます。転職活動は自分を売り込むアピールの場です。アピールのためには経歴の振り返りとしてキャリアの棚卸しも必要になりますし、そのなかで改めて資格を活かす方向性も見えてきます。資格は自分の経験を映す鏡のような存在であり、武器ともなります。資格を持っていない場合でも、取得することで新たな仕事や職種を得ることも可能です。そのためには今までの経験を資格取得に結びつけ、転職活動のアピール材料にすることが大事です。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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