高卒未経験でエンジニアになれる?|エンジニアに必要なスキルとは?
「エンジニアになってみたいけど高卒でもできるの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
高度な数学の知識や最新のIT技術が必要だと思われがちなエンジニアという職種ですが、実は高卒でも就職可能な仕事です。
本記事では、高卒でエンジニアになるために必要なスキルや準備しておきたいことについてご紹介いたします。
エンジニアの仕事内容
エンジニアとは、簡単にいうと「プログラミング言語を使用して、プログラムを組む人」です。
エンジニアにもたくさんの種類がありますが、大きく分けると「プログラマー」「システムエンジニア」「ネットワークエンジニア」「セキュリティエンジニア」の4種類があります。
このなかで、多くの人がイメージしているエンジニアという仕事は「プログラマー」の仕事です。
プログラマーはパソコンのソフトウェアやゲームのプログラムをC言語やJavascriptを利用して作る仕事になります。
ネットが普及した現代社会では、多くの物がプログラムによって動いています。それらの仕組みを作るのが主な仕事で、作るソフトウェアやサービスは多種多様です。
プログラマーの他にもシステムの設計・制作などを行うシステムエンジニア(SE)や、日本中のネットワークの保守や点検などを専門に行うネットワークエンジニアなど仕事の幅は多岐に渡ります。
「エンジニアになりたい」といっても、職種ごとに異なる専門性があるので「具体的にどのようなエンジニアになりたいのか」を明確にしておく必要があります。
特にIT業界は技術の進歩が速く、一度習得した技術やスキルも数年後には使い物になっていないような業界です。したがって、自分が目指すエンジニア像をイメージして必要なスキルや知識をその都度蓄えていく必要があるでしょう。
エンジニア職は未経験でも募集している
「エンジニア」と聞くと「勉強が大変そう」「難しい数学が必要になるんじゃないの?」と思っている人がたくさんいますが、実際にはそれほどでもありません。
もちろん、一流のエンジニアとして活躍するためにはそれ相応の数学に対する理解や勉強が必要不可欠です。
しかし、多くの現場で必要なエンジニアはそれほど高度な知識がいるものばかりではありません。
基本的なパソコンに対する理解とプログラミング言語が理解できる素養があれば、あとは現場で学びながらでも仕事が可能です。
そのため、募集要項でも「未経験可」となっている企業も多数あります。ただし、未経験可とはいえ必要最低限の基礎知識とある程度のスキルや技術が必要になります。
情報系の学校であれば基礎的な知識は習得している場合があるので、積極的にアピールしていきましょう。
また「基礎情報処理試験」などの資格を取ることができれば客観的な指標になるので、応募前に取得可能なら受験しておくのがおすすめです。
エンジニアは仕事と勉強を両立していかなければ職場で役に立ちません。自分のわからないことは自分で勉強して習得するというスタンスが重要になります。
未経験で応募する場合であれば、採用担当者は「仕事と勉強についてこられるか」を見ています。
したがって、「わからないことは自分で解消できる」という能動的に学ぶ姿勢があることをしっかりとアピールしましょう。
SIerについて
ただし、未経験からエンジニアになれる企業の多くはSIerと呼ばれる企業です。
SIerとはシステムインテグレーターの略称であり、所属しているエンジニアを企業に派遣する会社のことを言います。
SIerで働く場合、取引先に派遣される「特定派遣」という雇用形態で採用され、任されている仕事が終われば次の現場に働く場所が変わるため、正社員と言うよりは派遣社員に近い働き方となることを理解しなければいけません。
ですがもちろんSIerで働くメリットもあります。SIerでは色々な現場を経験することが可能です。
1つの企業でエンジニアとして働いていると、Javaを使って開発をする企業であればJavaに関する知識しか身につきませんが、色々な現場を経験することでJavaだけでなくPHPやRubyなど色々な言語に関する知識が身につきます。
それに、開発には大きく分けると保険会社などの業務で使う「業務アプリケーション開発」と、Webサービスで使う「Webアプリケーション開発」の2種類がありますが、SIerでは両方の開発を経験することが出来ます。
業務アプリケーション開発では古くから使われているシステムをより便利にする仕事、Webアプリケーション開発は0から新しいサービスを開発する仕事であり、色々な開発現場を経験することでエンジニアとしてキャリアアップをするために必要なスキルが身につきます。
エンジニアに必要なスキル
エンジニアに必要なスキルは「専門知識」「現場で使える技術」と「向上心」です。まず、自分が希望する分野のプログラミングをする専門知識は身につけておかなければ仕事になりません。
IT関連の会社は人材の入れ替わりが激しいため、人材不足が恒常化しています。したがって、会社としても中途採用の人材には「即戦力」を期待しています。
もしこれまでの職務で携わってきたプロジェクトや習得した言語がある場合は、具体的に「どの程度の実力があるのか」を伝えましょう。
会社が想定している人材像にマッチするのであれば、採用してもらえるでしょう。
また、プログラムに関する経験がある場合でも「現場で使える技術」でなければ意味がありません。もし、実務経験がない場合は「未経験」で応募しておくのが無難です。
自分ができることを過大評価して採用された場合、現場に出たあとに「仕事内容に付いていけない」ということにもなりかねません。こうしたミスマッチを防ぐためにも自分の実力は正確に伝えましょう。
最後に必要なのは「向上心」です。IT業界は日進月歩で技術革新が進んでいる業界です。
常に最新技術に目を光らせて「自分の将来に必要なスキルは何か」を把握しておきながら、仕事と勉強を両立させなければなりません。
こうした日々の仕事を精神的に支えてくれる明確な目標と向上心が必要不可欠なスキルになるでしょう。
事前の準備でやる気をアピールしよう!
【未経験可!高卒でも現場で学べる!】などの募集要項を鵜呑みにして「知識はないですが、やる気はあるので採用してください!」と応募する方もいらっしゃいます。
しかし、こういった志望動機では採用されない可能性が高いでしょう。なぜなら「やる気はすぐに無くなる」場合があり、しかも実務ではそのようなケースが少なくないからです。
職務の忙しさと自己学習が必須なIT業界では、採用した人も多くの人が数カ月、数年以内に辞めてしまうといわれている業界です。
そんななかでも「長期的に働いてくれる人材」を企業は求めています。したがって、エンジニアとして採用されるには、やる気を客観的にアピールできる材料が必要です。
プログラム技術に関する各種資格や希望する会社で使用する言語での制作物・プロジェクト実績などを用意しておきましょう。
こうした客観的な材料をそろえたうえで「足りない部分は働きながら補います」というやる気を見せれば採用される可能性は上がるでしょう。
ただ、未経験職種や業界に応募する際には、選考対策や企業選びのポイントなど、わからないことが多いのではないでしょうか?そんな時には就・転職エージェントの利用がおすすめです。
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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